上高地→涸沢→奥穂高岳→ジャンダルム→西穂高岳

- GPS
- 33:43
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,055m
- 下り
- 1,417m
コースタイム
20日 穂高岳山荘5.00〜奥穂高岳5.35/6.05〜ジャンダルム7.20〜天狗の頭10.05〜間ノ岳11.05〜<バテる>〜西穂高岳13.40〜独標14.35〜西穂山荘15.50〜西穂高口駅=16.45
途中あるポイントから急にバテたので、結局11時間半もかかって…。
新穂高ロープウェイは最終ギリギリ(汗)
| 天候 | 晴れ→ガス |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高ロープウェイ西穂高口16.445発〜下り最終便で下山。新穂高温泉から平湯までは路線バス。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危なかったとこ 天狗岳〜間ノ岳の下り込み(引き出し岩!の洗礼で、あわや墜ちる所でした) 赤茶色い岩石(とにかくモロい)すぐラクにつながります。 やはりがルートファインディングが重要だそうです。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
20日、穂高岳山荘5時発
夜中かなり強い風の音に心配したものの、雨は降っていませんでした。
体感温度は限りなく0℃でしたが…。
ヘッデン点灯して行動開始。なんか妙に冷たい粒が…。
これ氷か雪でしょ…汗。
一部の岩はテカって凍結してました。
単独行遭難の本を読んで、かさばるので携行に悩んだ「毛足の長いフリース」結局もってきて正解☆
朝飯は穂高岳山荘謹製の「ほうば寿司」 さすが市内の裏山 笑
奥穂ピークの特製テーブル?で優雅に朝飯(結果、後で時間足りなくなる)
槍さまをはじめ、遠く富士山もクッキリ!
奥に、これから向かう稜線、ジャンダルム
心配した天候も大きく回復し、覚悟を決めて俗世との分かれ道である奥穂高からの
「禁断の分岐点」を一路西へ!
先行者も追従者も皆無。この先は自分1人の力で進むしかない…。
ここからまさに、俗塵を隔たった岩稜の縦走路が始まる。
前方には、優雅な笠ヶ岳の稜線を背後にそびえるジャンさま。
奥穂からは、いきなり地図上に○危マーク記載の馬ノ背の下り込みです。
確かに最後の20Mほどで破線登山ルートの洗礼を浴びました。
でもにやけていたはず(笑)
動画でなら、これから進むノコギリ状の稜線の様子わかりますか?
馬の背の下り込み、マジでケツに突き刺さりそうでした…。↓
だけど正直、楽しかったです。
やはり上級者向けルートと言う事で、ルート表示のペンキマークが少なく
恥ずかしながら2回ほどルート逸脱しました。
しかもルートをはずれると、ヒドいガレガレの岩ばかり…。
ジャンダルムは、信州側からカニの横ばい式に巻いて、墜ちたらバイバイ…。
が、巻いたその先のルート表示は無く、強引に憧れの地によじ上りました。
今日は道中、ずっと槍さまが見守ってくれます。
天狗岳あたりからけたたましいヘリの排気音。 うっ、誰か墜ちたのか??
岩稜にギリギリまで寄せて、安定したホバリング!
さすがこの山域のプロです、不謹慎ながら操縦テクに感動。
ちなみにこの日、私の後から追従する人はいませんでした。
西穂からの登山者は18人と離合。
岐阜県警察の資料によるとこの付近では昨年三名亡くなってます…合掌
とにかく岩場続き…
だけどここは、正真正銘市内の裏山 笑
さすが日本一の面積を誇る我が故郷、見渡す限りが高山市。
広いし、高いしもう最高!!
天狗のコルでは岳沢への分岐。一瞬エスケープを考えたが
見事にガレガ〜レでそちらの方がヤバそう(笑)
同地点避難小屋の跡。
どうするとここまでバラバラになるのよ!
デカイ岩の直撃か!?
かくいう私も、間ノ岳(←知ってる人は笑えるかも?)下山中、左手でつかんだ岩が、するっと引き出しを開けるように半分抜けてきて、あわやと言う事がありました。
名付けて「引出し岩」苦笑
天狗岳や間ノ岳の骨格である茶色い岩は、特にもろいという感じを悟りました。
クサリも全く信用出来ません。
三点支持確保で、一手一歩安全確認しながら進みます。
今来た稜線を振返る 。時速300mの世界 汗
そろそろ飽きてきた、岩陵帯に…。
この辺りから妙にザックが重く感じ、だんだん疲労感も増してきましたが
まだまだ油断出来ぬ箇所の連発でへとへとになりつつも、
何とか先月下見に行ったP1にたどり着いたときは脱力感で一杯…。
独標のペンキマーク いくら何でも多過ぎでしょ笑
疲労困憊の身では、西穂高岳から西穂高口駅のルートが今回一番しんどかったかもしれません。
昨日からの歩行時間も18時間を経過し、左足の関節が笑い始め…。
やむなく頭痛薬である鎮痛剤を飲んで耐えました。(今回初携行したんですが役立ちました)
ロープウェイは最終便に滑り込みセーフ!?
朝から、槍と空と岩と足元ばかり見ていたので美人で愛想の良いロープウェイガイドさんが眩しかった笑
今回のルートは無事故で下山できましたが自信過剰にならず、安全登山が大前提ですね…。
どなたにも勧める事は決して出来ませんが、ものすごい達成感でした。
以上、ご参考までに















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