ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 234354
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

満天の星空2 南八ヶ岳(県界尾根→赤岳→キレット→権現岳→天女山)

2012年10月13日(土) 〜 2012年10月14日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
Jinbei その他1人
GPS
29:26
距離
21.5km
登り
2,093m
下り
2,078m

コースタイム

10/13
5:10たかね荘-7:05小天狗-8:20大天狗-10:10赤岳頂上山荘10:40−10:45赤岳頂上10:50-12:45キレット小屋12:50-14:50権現小屋

10/14
5:45権現小屋-5:50権現岳頂上6:05-6:40三ッ頭6:50-7:05前三ッ頭7:05-8:30天女山8:35-10:30たかね荘
天候 10月13日晴れ時々曇り
10月14日曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美しの森駐車場23:00頃到着(余裕の駐車台数)
たかね荘駐車場(朝5時まで車なし。戻ってきた時も車数台。)

トイレ:美しの森駐車場にあり(たかね荘駐車場にはなし)
(真教寺尾根・県界尾根を登ると一番近いのは赤岳頂上山荘)
コース状況/
危険箇所等
登山道の状況:
県界尾根・キレットのクサリ場は高度感があり(慎重に行けば問題なし)

登山ポスト:
県界尾根登山口にはなし

下山後の温泉:
道の駅小淵沢内スパティオ小淵沢の「延命の湯」県外者¥600

下山後の甘味:
清里スキー場のチョコレートファウンテン
美しの森駐車場から見る権現岳といるか座
4
美しの森駐車場から見る権現岳といるか座
沈んでいく白鳥座
5
沈んでいく白鳥座
気温は1.2℃。歩きはじめてすぐに空が明るくなってきました
気温は1.2℃。歩きはじめてすぐに空が明るくなってきました
真っ赤な赤岳
朝日がのぼってきたよ
朝日がのぼってきたよ
赤岳と裾野
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
ハナイカリ
横向き三本の爪跡。熊?
横向き三本の爪跡。熊?
富士山見えてきました!
2
富士山見えてきました!
青空とナナカマド
青空とナナカマド
今シーズンやっと見れた霜柱
今シーズンやっと見れた霜柱
富士山と青空
青空とナナカマド
青空とナナカマド
金峰山の五丈石
ヤマハハコ
富士山と牛首山と青空と
富士山と牛首山と青空と
ミヤマニガイチゴ
ミヤマニガイチゴ
ゴゼンタチバナ
シラタマノキ
赤岳と紅葉
県界尾根の核心部スタート
県界尾根の核心部スタート
鎖場の連続です
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
県界尾根の鎖場は高度感があります
県界尾根の鎖場は高度感があります
青空への鎖
コケモモ
天狗岳・硫黄岳・横岳・天望荘
1
天狗岳・硫黄岳・横岳・天望荘
頂上山荘に到着!
頂上山荘に到着!
阿弥陀岳から横岳
1
阿弥陀岳から横岳
赤岳頂上に到着!
1
赤岳頂上に到着!
清里スキー場
チョウノスケソウ(葉っぱがすごい存在感)
1
チョウノスケソウ(葉っぱがすごい存在感)
権現岳から阿弥陀岳
1
権現岳から阿弥陀岳
キレットへの鎖場
キレットへの鎖場
阿弥陀岳と草もみじ(クロマメノキ)
1
阿弥陀岳と草もみじ(クロマメノキ)
草もみじ(クロマメノキ)
草もみじ(クロマメノキ)
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
草もみじ
赤岳と中岳と青空
2
赤岳と中岳と青空
ハナニガナ
キレット小屋と天狗尾根
キレット小屋と天狗尾根
阿弥陀と赤岳
赤岳と中岳
ガンコウラン
イワヒバリ
イワヒバリ
権現岳への道
青空と紅葉
3度目のゲンジー梯子
1
3度目のゲンジー梯子
ゲンジー梯子の上の鎖場
ゲンジー梯子の上の鎖場
ど根性イワウメ
権現小屋到着。今夜のお部屋
権現小屋到着。今夜のお部屋
権現小屋の鐘
権現小屋の夕食。カレーとスープ。おかわり自由
1
権現小屋の夕食。カレーとスープ。おかわり自由
権現小屋からの夕日
1
権現小屋からの夕日
小屋のランプ(明かりは1Fのみ)
小屋のランプ(明かりは1Fのみ)
小屋からの小淵沢の夜景
1
小屋からの小淵沢の夜景
夜の北岳・甲斐駒・仙丈ケ岳
3
夜の北岳・甲斐駒・仙丈ケ岳
小屋からの木星とすばる
2
小屋からの木星とすばる
夜の権現小屋の鐘
1
夜の権現小屋の鐘
カシオペア座
小屋からの木星
のぼるオリオン座
4
のぼるオリオン座
権現標識とこと座のベガ
1
権現標識とこと座のベガ
夜の権現岳
権現標識と星空
権現標識と白鳥座
1
権現標識と白鳥座
夜の赤岳と横岳
夜の権現岳
権現小屋の朝食。ご飯とお汁はおかわり自由
権現小屋の朝食。ご飯とお汁はおかわり自由
権現岳頂上からの日の出
1
権現岳頂上からの日の出
権現岳頂上からの日の出
1
権現岳頂上からの日の出
権現岳頂上からの日の出
権現岳頂上からの日の出
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
奥秩父から富士山
1
奥秩父から富士山
ヤマハハコ
雲海と朝日
大きな霜柱
赤岳と青空
雲海と朝日
三ツ頭の影
大キレットから槍ケ岳
大キレットから槍ケ岳
権権から赤岳
くさもみじ
タカネマツムシソウ
タカネマツムシソウ
ヤマホタルブクロ
ヤマホタルブクロ
真っ赤な紅葉
真っ赤な紅葉
フジアザミ
タカネマツムシソウ
タカネマツムシソウ
シラヤマギク
天女山頂上到着!
天女山頂上到着!
ホソバトリカブト
ホソバトリカブト
牛さんいっぱい
牛さんたちと赤岳
1
牛さんたちと赤岳
ノコンギク
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
ノコンギク
ホソバノリンドウ
ホソバノリンドウ
タカネマツムシソウ
タカネマツムシソウ
権現岳。3時間前まであの上で立ってたなんて不思議な感じ
権現岳。3時間前まであの上で立ってたなんて不思議な感じ
牧場から見る権現から赤岳
牧場から見る権現から赤岳
真っ赤な紅葉
羽衣池到着!
清里スキー場到着!
清里スキー場到着!
チョコレートファウンテン。マシュマロにたっぷりチョコかけて食べます
チョコレートファウンテン。マシュマロにたっぷりチョコかけて食べます
清里スキー場からの赤岳
清里スキー場からの赤岳
清里スキー場からの赤岳
清里スキー場からの赤岳
新しい登山靴と赤岳
1
新しい登山靴と赤岳

感想

♪満天の星空2 南八ヶ岳♪

 今回は、八ヶ岳で最後まで残っていた未走破ルート県界尾根を歩くこと。そして昨年夏バテてしまった八ヶ岳の牧場歩きに再挑戦すること。以上2点を目的に計画してみた。

 幸い、この週末は絶好の登山日和になりそうな天気予報。紅葉も稜線から次第に麓へ下りて来ているようで、こちらも期待できる。

 ただひとつ、計画当初から悩んでいたのが駐車場とトイレ。初日の行動時間が長いので、なるべく県界登山口近くに車を停めたいが路駐は避けたい。そして登山前にトイレが使えるのは美しの森駐車場だけ。夏ならば汗をたくさんかくことでかなり解決される問題だが、この時期は冷えるし難しいだろう。特に女性にとって、登山口にトイレがあることは非常に助かる。

 検討した結果、美しの森で仮眠、早朝トイレに寄ってたかね荘に車を移動、とすることにした。

 あまりに星がきれいだったので寝る前に権現岳をバックに星空を撮影。

★たかね荘〜県界尾根登山口
 舗装された道路歩き。朝のアップには丁度いい。この区間20〜25分くらい。

★県界尾根登山口〜小天狗
 舗装された道がしばらく続くが、道幅は狭くなってくる。笹が生い茂っているので、早朝はスパッツがあった方がよさそう。標高1900mあたりから小天狗までは急登。

★小天狗〜大天狗
 小天狗を過ぎてしばらく行った所にビューポイントあり。富士山など南側が開けていて美しい。この後はほとんど樹林帯歩きになるが、そんなに飽きることもなく歩ける。

★大天狗〜赤岳
 この区間が県界尾根の難所。大天狗を出てしばらくはそれほどの急登もなく樹林帯の中を行く。そのうち視界が開けてきてダケカンバ林が終わりに近づくと、クサリ・ハシゴのオンパレード。部分的にはクサリやハシゴを使わなくても登れる箇所もあるが、赤岳頂上山荘直下まで延々と続く。個人的には、最初に現れるクサリ・クサリ・ハシゴが一番足場が悪いように感じた。山頂近くはかなりの急登。なかなか体力を使う。頂上山荘がだんだんと近づいてくるので、ゆっくりと登るうちに、硫黄岳、天狗岳など八ヶ岳の峰々がはっきりと見えてくるのはたまらない。

★赤岳〜キレット小屋
 この区間、絶好のビューポイント。八ヶ岳の峰々、北アルプス、御岳山、中央アルプス、南アルプス、富士山、秩父山系・・・、今日のような秋晴れの日には絶景が広がる。
 しかし、ハシゴ、クサリ、ガレガレの激下りなど難所も満載なので慎重に。特にキレットの激下りは落石の危険が高いので要注意。
 キレット小屋の標識が見えると、ようやくホッとできる。小屋前のベンチでしばし休憩。昨年の夏休みにこちらでお世話になったことが懐かしい。おいしいカレーと出発前の記念撮影など、小さいけれど落ち着ける好きな山小屋のひとつだ。

★キレット小屋〜権現小屋
 樹林帯から再び景色のよい稜線へ。特にツルネ付近は開けていて気持ちの良い場所だ。この区間、激下りの後の旭岳へ向けての登り返しはキツイが、一歩づつ確実に歩みを進める。
 しかし、旭岳付近からだろうか、生アクビが出だして少々不調。クサリ・ハシゴで精神的にも、肉体的にも緊張が続いていたので疲労がたまってきたのだろう。目指す権現小屋まではあと少し。最後のトドメに61段ゲンジー梯子。ファイト〜!一発!といきたいところだが、今日は超スローペースで休み休み登る。約10時間の難所歩き、今日はさすがに疲れた・・・。

★権現小屋(ランプの宿です)
宿泊料金:¥7,800(2食付)
夕食:17:00〜(カレー、汁物、漬物、サラダ)
・ごはん、ルー、汁物のおかわりO.K.
朝食:5:00〜(ごはん、味噌汁、焼シャケ、卵料理、漬物、海藻サラダ、のり)
・ごはん、味噌汁ののおかわりO.K.

・1Fが受付と食堂兼談話室。吹き抜けになっている2Fが大部屋のみの寝室。トイレは外のみ。
・小屋の中は非常に寒いので要注意。暖をとろうにも1Fのコタツも小さいので、団体さんがいる時には難しいかも。

 夜には満天の星空と小淵沢の夜景、夜の峰々を同時に見ることができて感動!

★権現小屋〜権現岳〜三ツ頭〜前三ツ頭
 翌朝、権現岳山頂では朝日の絶景!久しぶりに見る美しい日の出だった。山頂はしばらく貸切状態。今日は槍方面から昨日はガスで見えなかった後立山方面までずっと見渡せる。
 この区間は8月にも歩いたルート。昨日も感じたのだが、夏に歩いた時と今日とでは同じルートなのになんとなく印象が違う。こんなことも季節を変えて同じルートを歩いてみる醍醐味なんだろうな〜。道中のお花も残りわずか。ドライフラワー状態のヤマハハコや咲き残りのマツムシソウ・・・。来夏もまた元気に咲いてほしい。

★前三ツ頭〜天女山
 樹林帯の中をひたすら下る。登りに使うと案外キツそうだが、下りは非常に歩き易い。かなりの速さで天女山に到着。まだまだここから牧場越えが続く。

★天女山〜八ヶ岳横断自然歩道経由〜たかね荘
 前回バテバテになった牧場横断に再挑戦。おっ!今日は赤岳をバックに牛さん多数。興味深そうに近づいてくる牛もいる。
 牧場を抜けそのまま森の中を進んでいくと川を渡るポイントがあり、更に進んでいくとようやくたかね荘の標識が現れる。
 ここからは羽衣池まで笹薮の中を最後の登り。うん、今日は大丈夫足どりも軽い。
 たかね荘付近で、大人数のトレッキング団体さんに道を譲り言葉を交わすが、県界尾根からの今回のルートをお話すると拍手が起こりちょっとびっくり!「県界尾根」ってマイナーなのか?意外と知らない方が多く、今回初めて分かり合える同志に出会えた気分。長い行程歩いてきた疲れもちょっぴり吹き飛ぶ。

 今回は2日間とも静かな山歩きを楽しめた。秋になってだいぶ登山者も減ってきたのかな?

★余談
 下山後はお腹もすいていたので、サンメドウス清里のランチバイキングへ。地元の新鮮な野菜を使った料理はおいしく大満足!

 今回、新しい登山靴スカルパ君のデビューとなったが、非常に快適。特につま先のクライミングゾーンが岩場で本領発揮。頼れる相棒になりそうだ。

 そして・・・牧場辺りから感じていたノドの違和感が帰宅後本格的に。昨日の気温差にやられたのだろう、パブロンを飲むが、「だめだったね、遅めのパブロン」になってしまった・・・。来週までに治さないと。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1699人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら