【瑞牆山・カンマンボロン・小川山】〜イワイワの後は湧水のカキ氷で至福のひと時を味わう♪〜


- GPS
- 09:56
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,558m
- 下り
- 1,539m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:46
- 合計
- 9:56
・GPS(ガーミン・etrex 30J )のログデータを添付しています。
(今回もトラブルなく全線ログ採りすることができました)
<補足>
■2時間46分の長い休憩時間については以下が含まれています。
1)カンマンボロンの探索に約45分
2)富士見平小屋で土砂降りの雷雨による停滞で約50分
天候 | 天候:早朝〜10時ごろまで晴れ、11時ごろより曇り時々小雨、 13時半〜14時過ぎまで土砂降りの雷雨、その後再び晴れ 風:終日ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅出発:(9月5日、2:30) 高速:圏央道〜中央道/八王子JCT〜須玉IC 下道:須玉IC〜R141〜県道604〜県道601 〜県道23(増冨ラジウムライン) 〜県道610(原浅尾韮崎線・クリスタルライン) 〜本谷釜瀬林道〜みずがき林道 〜みずがき山自然公園の400mほど手前にある ”大面岩下ボルダー駐車場”着(9月5日、5:05着) (天鳥川を渡ってすぐのところにある道路脇の駐車場) *途中、コンビニ休憩など15分程度含めて自宅から約2時間20分で移動 ■下道の距離と移動時間は以下の通り <中央道/須玉ICから大面岩下ボルダー駐車場まで> ・距離:約26km ・所要時間:渋滞無しの直行で約45分ほどで移動 ■駐車場について ・上記の通り”大面岩下ボルダー駐車場”を利用 ・駐車料金:無料 ・駐車台数:15台ほど ・ゲート無し、夜間入出庫可 ・駐車場内に売店、トイレ、水道無し (ここは駐車スペース以外は何もない駐車場) ■コンビニ ・須玉ICを出て県道604号線沿いに3軒有り。 (暫く進むとなくなるのでご注意を) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【山小屋、トイレ、水場など】 2020/09/05 現在 ・今回のルート上の山小屋は”富士見平小屋”の1ヶ所のみとなります。 ・通常営業中で宿泊及びテン泊可。トイレも利用できます。 ・売店で水や食料の購入、食事も可能でメニューも豊富です。 ・小屋のすぐ近くに”富士見平湧水”もあり、水を汲むこともできます。 ・入館時は基本的なコロナ対策を求められます。 (手指の消毒やマスクの着用など) *富士見平小屋の詳細情報はこちら↓ https://www.fujimidairagoya.jp/ 【要注意】 *今回のルート上には富士見平小屋以外の山小屋はなく、 水場や沢、トイレも山域下部まで下らないとありません。 山上での水や食料の補給は一切できないので十分注意して下さい。 【ルート状況など】 2020/09/05 現在 <全般> ・今回のルートは基本的に岩山の瑞牆山ということで、鎖場やロープ など、手足フル稼働での登降箇所多数。特に山頂直下は一般登山道の 石の段差も大きいので進行には全身運動が必要となり、下りでは 転倒や滑落による怪我のないよう、慎重に進む必要があります。 ・また、今回の行程は一般実線ルート以外にバリエーションルートや 破線ルートを含みます。 <各区間の状況> 1)始点〜カンマンボロン〜瑞牆山山頂直下の一般道との分岐まで ・この区間はスマホのヤマレコマップではルート表記があり、 ヤマプラ上ではルートの表記がない区間(一応バリルートなのか?) ・実際の道は、踏み跡は概ね明瞭なものの、所々紛らわしい踏み跡が あるので道迷いに注意が必要。特にカンマンボロン付近は、 クライマー用と思われる踏み跡が多数出てくるので間違えて 本線から外れないようにGPS等で確認しながら進んだ方が良い。 (ちなみにこの付近に多数あるクライマー用と思われる踏み跡と、 自身の下調べ不足により、カンマンボロンの探索に45分ほど かかってしまった) ・カンマンボロンから先(上部)はキツイ急登となり、岩場では鎖や ロープ設置箇所が出てくる。ストックをしまって進んだ方が効率的。 ・赤テープは最近つけたと思われる新しいものを含めて、それなりに ついていた印象。 2)瑞牆山山頂〜瑞牆山東尾根分岐まで 【瑞牆山東尾根:バリエーションルート】 ・この区間は一般の地図上に記載のないバリエーションルートで、 当然ながら山小屋や水場などもなく、人の往来もほとんどない区間。 (この日は土曜日ながらすれ違いはゼロだった) ・道の状況は、山頂直下からその東側にある鋸岩の北面付近の区間が 岩峰の側面ということで地形的に最も険しくて歩きづらかった。 (東尾根全体の西側:瑞牆山の山頂から1/3程度の区間) ・踏み跡はそれなりについているものの、紛らわしい踏み跡もあり、 幅も狭く踏み面もやや不安定で、岩場の小アップダウンも多数。 特に今回の行程では瑞牆山から下りとなるので滑落にも注意が必要。 ・踏み跡ありのバリエーションルートとはいっても、多少のヤブ漕ぎ、 倒木などは普通に出てくる。 ・鋸岩の北面を抜けて東尾根全体の残り約2/3くらいの区間は、 地形的に険しい区間ではなくなるのでそれなりに安定した道だった。 ・東尾根全体を通して古い赤テープはそれなりについているものの、 一部で無い箇所もあり、所々紛らわしい踏み跡も出てくるので、 地図やGPSなどで現在地の確認をしながら進んだ方が良い。 *それ相応の知識と体力、経験値(山慣れ)が必要な区間だと感じた。 3)瑞牆山東尾根分岐〜シオサブ〜小川山〜八丁平登山道分岐 〜小川山・瑞牆山分岐まで(破線ルート) ・一応、地図上では破線ルートとなっているものの、踏み跡は比較的 明瞭で赤テープもそれなりについている。 ・一部、倒木や藪被り箇所があるものの、所々登山道としての整備跡も 見受けられたので、概ね問題なく進める印象だった。 *但し、この区間も営業小屋などの一般王道ルートのような恵まれた 施設は一切ないのでご注意を。 4)小川山・瑞牆山分岐〜富士見平小屋〜駐車場まで ・この区間は一般実線ルート+林道となり、途中の富士見平小屋も 営業中で特筆すべき問題はない印象だった。 |
その他周辺情報 | ■下山後の温泉はこちらを利用しました↓ *北杜市のラジウム温泉郷にある源泉かけ流しの日帰り入浴施設 ”増富の湯”を利用。 ・料金:大人830円 ・源泉は4種類(25℃・30℃・35℃・37℃)あり。 従って全体的にぬるめの浴槽が多かった(一部高温の浴槽もあり) ・洗い場のキャパは広めでシャワーの出もよく使いやすい。 ・浴場含めて館内の造りは、地元の公衆浴場を大きくしたような印象で 特に浴槽は岩風呂のような凝ったものはなかった。 ・徹底したコロナ対策で、入館時に個人情報の記入を求められる。 また脱衣所のカゴまで使用前と後で区分けされていた。 *現在、コロナ対策で時短営業中の為、利用の際は要確認方。 詳細情報はこちら↓ https://www.masutominoyu.com/ |
写真
ここが”カンマンボロン”という明確な標識は無い。この標識にも薄く、
「このすぐ右上がカンマンボロン」と書いてあるが、実際はもう少し先だった
色濃くついていたので「P1801方面のどこかにあるんだろうな…」と思い込み、
カンマンボロン探索のために本線を外れてP1801方面へ進んでしまった
戻って少し進むと、岩壁側(山側)に「もしや?」と思える薄い踏み跡が出てきた
(赤リボンと岩壁の間の踏み跡がそれ。右下に下りる方が本線)
ほぼ諦めかけていたので超嬉しかった〜(何だかホッとしたよ)
でも、刻まれた梵字よりもあの真上にある巨石が落ちてきそうで怖かった💦
まずはこれから向かう小川山方面。左端の最高峰が小川山かな…
手前のイワイワ(鋸岩)とその先がこれから辿る予定のバリルート”瑞牆山東尾根”
左には小さく山頂標も見える。2018年の11月、雲取山からの奥秩父主脈縦走の最後に
あそこで記念写真を撮ったな…あれは本当に良い山旅だった
山容からしてこれは愛しの北岳で間違いないでしょう
それにしても今季は登れないなんてホント有り得ないし・・・
「コロナのバカヤロー!」って言ってやりたいですよっ!!
踏み面が悪く、道幅も狭くて小アップダウンが連続する非常に歩きづらい悪路
そこを過ぎれば瑞牆山東尾根分岐(合流地点)までの残り2/3ほどの区間は、
バリルートとしては幅も広めで比較的歩きやすい印象の道だった
氷の食感と巨峰の甘みと酸味がちょうど良くてサイコーだった〜(^^♪
さらにカキ氷と一緒に炭酸を飲むと、火照った体が一気にクールダウン〜
まるでバケツをひっくり返したような猛烈な降りっぷりだ〜
もう少し遅かったら完全にズブ濡れだったし💦
いゃ〜マジでよかった。てか、オレ持ってるな〜(*^^)v
ここが小屋のすぐ下にある”富士見平湧水”(水場)
あのカキ氷はこの湧水を凍らせて作ったものだそう
せっかくなので直で飲んでみたが、超冷たくて美味しい水だった(^^)
イワイワやバリルートで結構くたびれたりで今日もいろいろあったけど、
お天気にも恵まれてスコールもうまく凌げて良い山行でした。楽しかった〜♪
感想
今回も未踏の百名山ということで、出来れば以前から気になっていた
越後駒ヶ岳か平ヶ岳へ行きたかったのですが、
前回同様お天気が今ひとつの予報で、さすがに日帰り圏内ギリギリの
遠さでは行く気になれず…
そこで近場の山で予報がそこそこ良さそうな未踏の百名山ということで、
瑞牆山があることに気づき、ささっと調べて行ってみることにしました。
(まぁ、こんな感じでロクに下調べもせずに行くからさ、
いつも現地ですったもんだするんだよね…(^^ゞ
そんなことで急遽決まったイワイワの瑞牆山。
このところ穏やかな山容の山で身も心も癒されっぱなしの山行が続いていましたが
今回は久々となる急峻で険しい山容と、それなりに緊張感のある
バリルートを歩くということで、距離こそ14km程度と短めでしたが、
終わってみると意外なほどの高い疲労感と、これまでの緊張感から解放されて
無事に歩き通せたという大きな達成感を得ることができ、
結果的には満足度の高い山行になりました。
今回の目的のひとつだったカンマンボロンでは、いつもの如く自分の
下調べ不足により、その探索に45分近く費やすという失態があったり、
逆に富士見平小屋では、清らかな湧水を凍らせて作ったカキ氷で
火照った体と萎えた気持ちを一気にリフレッシュでき、
そのついでにバケツをひっくり返したような突然のスコールも小屋内で
うまく凌げたりと、いつものすったもんだと、美味しい思いをしながら
ずぶ濡れを免れることができたツキがあったと思います。
まぁ、そんなこんなで今回も奇岩の瑞牆山同様に変化に富んだ楽しい一日でした。
次回もこんな感じになるのかなぁ…
たおやかな尾根での癒しのハイクも、緊張感のあるキレキレの岩峰稜線歩きも、
楽しむためにはやっぱりお天気が肝心。
今度こそ秋晴れを狙ってエチコマか平ヶ岳に行きたいなぁ…
あ、でも最近目覚めた東北の山も行ってみたいんだよね…(^^)/
お花が一輪。そういうlifterさまが好き(笑)
2度、瑞牆山の富士見平小屋に宿泊しておきながら、一度も山頂に行ってないんですよねー。
シャクナゲの頃に行ってみたい…。
奇石の展望、来年こそは山頂まで行ってみようかな。
富士見平小屋はあのランプの雰囲気がホント良いですね。
ちょうど土砂降りとなり、雨宿りのタイミングで中に入ることができて良かったですよ。
瑞牆山は富士見平小屋からの一般王道ルートであっても、山頂直下になると大岩続きの手足使って進むルートとなり、かなり疲れるので気を付けてください。
でも、山頂からの大展望は格別なので、ぜひガンバって踏んでほしいです。
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