記録ID: 299753
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
飯豊連峰の白き峰々 石転び沢〜北股岳〜西俣尾根
2013年05月18日(土) 〜
2013年05月19日(日)


体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 14:35
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 3,253m
- 下り
- 3,262m
コースタイム
5/18(sat)
07:30 梅花皮荘駐車場
08:35 飯豊山荘
09:00 温身平(ぬるみだいら)
11:05 滝沢出合い
11:40 石転び出合い
14:40 梅花皮小屋
15:15 北股岳(きたまただけ)
16:15 門内小屋(もんないごや)〈泊〉
5/19(sun)
06:05 門内小屋
06:30 胎内山
06:35 扇の地紙(おうぎのじがみ)〈梶川尾根分岐〉
07:00 地神山(じがみやま)
07:15 地神北峰(じがみほっぽう)〈丸森尾根分岐〉
07:40 頼母木山(たもぎやま)
07:55 頼母木小屋へ寄り道
08:10 西俣尾根分岐へ戻る
休憩
08:25 出発
08:30 頼母木平
10:00 P1089
10:15 西俣ノ峰
10:30 P727
11:15 西俣ノ峰登山口
11:30 梅花皮荘駐車場
*石転び沢でGPSログに乱れあり。
07:30 梅花皮荘駐車場
08:35 飯豊山荘
09:00 温身平(ぬるみだいら)
11:05 滝沢出合い
11:40 石転び出合い
14:40 梅花皮小屋
15:15 北股岳(きたまただけ)
16:15 門内小屋(もんないごや)〈泊〉
5/19(sun)
06:05 門内小屋
06:30 胎内山
06:35 扇の地紙(おうぎのじがみ)〈梶川尾根分岐〉
07:00 地神山(じがみやま)
07:15 地神北峰(じがみほっぽう)〈丸森尾根分岐〉
07:40 頼母木山(たもぎやま)
07:55 頼母木小屋へ寄り道
08:10 西俣尾根分岐へ戻る
休憩
08:25 出発
08:30 頼母木平
10:00 P1089
10:15 西俣ノ峰
10:30 P727
11:15 西俣ノ峰登山口
11:30 梅花皮荘駐車場
*石転び沢でGPSログに乱れあり。
天候 | 5/18(sat)晴れ![]() 5/19(sun)曇り ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
✿昨年も同じ時期に飯豊を歩いているが、今年は雪がやや少なく感じた。気温が高く感じたので、もしかしたら早く溶けてしまったのかもしれない。 ✿梅花皮荘手前の分岐地点で林道は通行止め。地元の方々は自転車や原付で温身平まで入っていた。石転び沢方面に自転車×7台、ダイグラ尾根方面に原付×2台が有った。 ✿温身平は芽吹いたばかりのブナが美しい森。玉川、梅花皮沢の流れが心地よい。 ✿梅花皮沢の左岸沿いに夏道があるようだったが、所々雪で覆われている。右手に梶川尾根の斜面を意識しながらトラバースぎみに行く。 ✿ブヨがすごい。梅花皮荘の駐車場〜滝沢出合いまで終始虫の大群を引き連れて歩く。噛み付いてくるヤツもいるので注意。 ✿石転び沢に入ると、大きな雪塊が観察できる。カラカラ音がすると思うと両側の斜面が小さく雪崩れる。大きな雪塊が前方からゴロゴロと転がってくる場面もあった。まさにその名の通りの沢である。 ✿石転び沢の斜度ははじめは思った程ではなかった。ストック+アイゼンで登りきれるかと思った。しかし最後の200~300m程がきつい斜面で、やはり滑落したときのためにピッケル必須。雪はズブズブで腐りぎみ。 ✿今回の山行でお会いした人たち:石転び沢の登りでは、スキーの5人パーティーと単独のスキーヤーと会う。いずれも日帰りとのことだった。梅花皮小屋には男女ペア。北股岳へ向かう途中で別の男女ペアが空身で下りてきた。翌日、西俣尾根で梅花皮荘から頼母木平をピストンするという女性1人と会った。 ✿梅花皮小屋は詳しくは見ていないが、トイレは使えそうだった。宿泊した門内小屋はトイレはまだ使えない。寄り道した頼母小屋もトイレは使えないようだった。 ✿帰りに使った西俣尾根は昭文社の山と高原地図では実線が無く、「残雪期に歩かれる(整備よくない)」とだけ記載のある尾根である。実際、足下の見えない笹薮や大きな段差のクレバス地帯を幾度となく通過する。要所にピンクリボンがあるが、広尾根で方向を誤り、違う尾根を下りそうになった。全体を通して易しいルートではないと思う。 国民宿舎 飯豊梅花皮荘 http://www.siroimori.co.jp/kairagisou/index.html 飯豊朝日連峰の登山者情報 http://www.ic-net.or.jp/home/iide/ |
写真
感想
門内小屋でその夜、雪崩に巻き込まれる夢を見た。石転び沢を歩いていた僕は支沢から滑り台を滑るように雪崩れてきた重い雪の塊群に巻き込まれたのだ。とてもリアルな夢。夢の中の僕は強い力にくしゃくしゃにされて、おそらく死んだと思う。そこで目が覚めた。窓を覗くとノコギリの刃のような薄暗いダイグラ尾根が見える。どうしてあのときのダイグラの夢でなかったのか。
憧れの石転び沢は果てしなく広かった。青い空と白い飯豊の稜線。その境界を僕は常に捉えている。でもなかなか届かない。もしかしたら"石転び沢"という名のランニングマシーンの上でひたすら足踏みしているだけなのではないか?そういう錯覚すら覚えた。
僕みたいにいつか石転び沢を歩いてみたいと思っている方は是非歩いてほしい。期待は決して裏切らないと思う。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3955人
近いところに居ましたね!
18日の午前中に、大日岳におりました。
tooleさんが呼びかけてくれてた頃は、剣ヶ峰を下っていた頃かな?
岩下りに集中していたので、気が付きませんでしたが、そういえば剣ヶ峰を下っている最中、何度か雪崩が起きていたなぁ。
あれは、tooleさんの呼び声が起こしたものだったのか?!
それにしても、残念なのは19日。
私、この日は雨になると思っていたので大日岳ピストンにして18日に下山したんですよね…
意外と天気が良かったようで、これだったら飯豊山荘までの縦走できたなぁ〜><
そっちまで行けばtooleさんに再会出来たかもしれませんし、残念!
何はともあれ、お疲れ様でした。
石転び沢、まだ今年は歩いてませんが、雪の状態が落ち着いてきたようですね。
私もそろそろ、そちらを歩いてみたいと考えております
6月に飯豊を縦走予定です。
弥平-御西小屋-梶川峰-天狗平で計画中です。
皆様のレコを熟読研究中です。
宜しくお願いします。
ところでブヨ対策は何か特別なことをされてますか?
石転び沢という名のランニングマシーンで足踏み・・ナネホド
秋田にはない巨大な山塊・・今の時期はまだエキスパートの世界でしょう・・を二日で登り・下りきる・・あっさりとレコ書いていますが、飯豊に詳しい方でもビックリするような山行ではないでしょうか。
いいね、北股岳石転び周回、最高です
tooleさん、杁差までいけたと思うよ、お蕎麦なんか食ってる場合じゃなかったんじゃない
二回も二王子縦走路でてきたけど、来年の課題かな。ソロで歩いたら凄すぎだけど
やっぱり
週末のお天気が良かったので、きっと飯豊のどこかにいらっしゃるんだろうと思っておりました
>雪崩、あれは、tooleさんの呼び声が起こしたものだったのか?!
(゚Д゚)ノすごい能力でしょ!
でもまさかLuskeさんが17日(金)〜18日(土)でお帰りだったとは、予想外でした
19日(日)は僕も小雨くらいになるかな、と覚悟を決めていましたが、それなりのお天気で持ちこたえてくれましたね
意外と晴れ男?
山頂でお会いできれば、車の鍵を交換するとか、僕がLuskeさんを送って福島経由で帰るのも面白かったかもしれませんね
(かなり遠いですけど‥)
でもまた夏までLuskeさんの飯豊レコが何度も拝見できそうな予感
今年も楽しみにしています
はじめまして。
コメントありがとうございます
>弥平-御西小屋-梶川峰-天狗平で計画中です。
僕も飯豊を歩くのはこれで人生2回目でして、上記コースですと、御西小屋以降の状況しかアドバイスする事ができません。
コースとしては晴れてさえいれば、御西小屋以降は素晴らしい稜線歩きをご堪能出来ることと思います。
梶川尾根は昨年の5月に登りで使いましたが、起伏があっていい尾根でしたよ。
梶川尾根の核心部は梶川峰の東側の斜面がかなり急になっている所です。
例年6月の雪の残り具合などはよくわかりませんが、5月の時点でも稜線上は夏道が出ている区間が多く有りますから、快適に歩けると思います。
ブヨ対策ですが今回も特別対策はしませんでした。
5月であれば、だいたい標高1000m付近を越えるといつのまにか居なくなります。
ただ、気温が上がる6月はどうでしょうね。
気になるようであれば、携帯用蚊取り線香や虫除けスプレー、塗り薬を持参される事を薦めます。
是非好天をつかんで飯豊連峰、お出かけください
石転びランニングマシーン
確実に標高を稼ぐ尾根歩きが好きな僕は沢歩きに慣れてないんでしょうね。
どうもペースをつかみづらかったです
結構歩いてきたけど、まだ1000m越えてないの
両側を尾根に挟まれているので、ずーっと、同じところに居るような錯覚に捕われたのでした。
飯豊連峰、秋田にもひとつ欲しいですね
鳥海山があと7つくらい連なっていれば、八ヶ岳みたいで楽しい事になるかもといつも妄想してしまいます
丁岳や甑あたりの山々が2倍くらいにどーんと
大きくなりませんよね
下りの西俣尾根はこれまたきっとkamadamさん好みのシブいコースでしたよ
ダイグラ尾根ほど刺激はありませんが、ちょっとした藪漕ぎあり、ルートファインディングありで、楽しめました
kiyoshiさんもこのゴールデンコース、いかがでしょう
やはり、縦走路に沢をとり入れると贅沢な山行になりますね。
本格的な夏の沢は難しいので、僕はこういう有名なコースに限りますが
飯豊のちょっと違う表情を堪能してきましたよ
えぶり差の小屋が見えてきた所で行こうかなとも思ったのですが、梅花皮の温泉や美味しい蕎麦の誘惑には勝てませんでした 〜
飯豊はいろんなコース取りが可能ですから、ゆっくり行こうかと思います
二王子縦走路、見てしまうと歩きたくなりますね。
いつか実現できますかね。
まずは、二王子岳に偵察に行かないとですね
相変わらずステキな休日の過ごし方ですねぇ…。
私は花三昧でしたが
しかしですね、西和賀も虫がすごかったです!!
落ち着いて撮影できないほどでした。
ハエの小さいやつかとほっといたら、なんとなく、チクリ。
翌日右手首が肥大化してしまいました
雪が多くて出てくるの我慢していて、一斉に活動し始めたんですかね
写真6以降の景色がとても素晴らしいです。
フィッシュアイの良さが生かされていますよね〜
私もたまには使おうかな
Springさんも虫たちと戦っていたんですね
これからの季節は山には付き物といったところでしょうか。
飯豊のブヨには去年も悩まされたんですよ
こちらの写真→http://goo.gl/1DNwi
この山行以降、夏場はザックに携帯蚊取り線香をぶら下げていましたが、藪漕ぎしていて落としてしまいました
その後、再び蚊取り線香セットを買う事も無く、虫とお友達状態が続いています
休憩時にはおにぎりと虫を一緒に食べてしまいそうになったり
サーモスからお湯をカップに移したら温泉と間違えて?
虫がダイブしてきたりと散々な奴らですけどね
Springさんも噛まれた手首お大事に
フィッシュアイは僕の常用です
Springさんも持っておられたとは
見てみたいですね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する