越百小屋-越百山-南駒ヶ岳-北沢尾根

- GPS
- 13:19
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 2,080m
- 下り
- 2,083m
コースタイム
登山口 0840-0901
福栃橋 0945-58
水場 1027
下のコル 1040-53
標高1850付近 1130-43
1900m標識 1150
御岳見晴台 1203
水場 1231-49
標高2300付近 1321-29
「福栃山横巻」標識1335
越百小屋 1351
7/20
越百小屋 0536
越百山 0626-42
仙涯嶺 0741-53
南駒ヶ岳 0904-35
2591 1024-35
北沢尾根三角点 1052
6合目2100m標識1117
標高2020m付近 1124-38
5合目標識 1153
関西電力施設 1224
4合目今朝沢登山口標識1245
間違えてダムへ 1251
福栃橋 1316-28
登山口 1405
| 天候 | 7/19 晴れのち霧 7/20 晴れのち時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
須原から越坂に出る車道は工事通行止の為、岩出観音を経由する道を通りました。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
越百小屋まで:全般に標識が薄れているが支障無し。水場分岐に標識なし。 主稜線〜北沢尾根三角点:全般にペンキ印が薄れている。北沢尾根は慎重さが必要。 北沢尾根三角点以下:2004年版の山と高原地図では「通行困難」などとあったが明瞭で全く問題なし。 |
写真
感想
以前から計画していた有給休暇に南・中央アルプス方面の絶好の天候が重なる予想の、
幸運に恵まれた週末。できれば、復旧なった伝付峠への道から白峰南嶺方面へ
行きたかったが、半日程度の山を含めても一月ほど山行間隔が開き、
一日歩くのは5月以来となるのに、数年ぶりのテント山行は無謀だろうということで、
こちらへ。
7/19
権兵衛トンネル経由で木曽谷に入る。須原から山中をしばらく走って、ダムのすぐ上、
登山口に着く手前の路上に落石。
かろうじて一人で動かせる大きさで、汗をかいて除けた。
登山口には10台以上が駐車。夫婦連れと相前後して林道を歩く。
ホタルブクロ、ヨツバヒヨドリ、ヤマブキショウマ、ミヤマキンポウゲ、
キバナノヤマオダマキ、クガイソウ等の花が多く、飽きない。
福栃橋から先行して一人になる。比較的涼しいし、急ぐ必要もないのだが、
登りになるとやはり体が重い。呼吸の苦しさよりも筋力が低下している感じ。
木の国木曽だけあって、ヒノキなどの巨木が多い。また、ギンリョウソウが
大変多い。
御岳見晴台あたりからガスに覆われてきた。予想ではこの日このあたりは
北から楔状に乾燥した空気が流れ込んでいるはずで、
もしかすると終日ガスすら湧かないかもと思ったが、そこまでは行かなかった。
水場分岐には標識がない。水音も聞こえるし、たいていは判るだろうが、
中には通り過ぎる人もいるのではないだろうか。
(なお、この登山道は全体的に標識が薄れて判読しにくい)
水場にはモミジカラマツが群生。翌日に備え多めに水を汲んだ。
このあたりから上はオサバグサが目立ち、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウも多かった。
ミツバオウレンやイワカガミが出てくると間もなく越百小屋。この日の宿泊者は6名。
夕方まで越百山がたまに見える位で概ねガスの中だったが、夜は満天の星空だった。
7/20
好天の中出発。登るに従って展望が開け、足下にはツマトリソウや
ハクサンシャクナゲが咲く。小一時間で山頂。展望はもちろん素晴らしい。
そこから先、稜線の花は、キバナシャクナゲ、ミヤマダイコンソウに始まり、
ハクサンイチゲやイワウメ、イワヒゲ、イワツメクサ、アオノツガザクラなど
一通り揃っている。
中央アルプスは今まで8月下旬とか、9月が多かったので、トウヤクリンドウと
イワツメクサの2つの印象しかなかった。
ところで、この辺のキバナシャクナゲはハクサンシャクナゲと雑種に思えるが、
いかがなものだろうか?
なお、稜線はペンキ印がやや薄いので注意がいるしハイマツのかぶりもやや多い。
仙涯嶺は鋭い岩峰で、越えると(あとで知ったが)特産のヒメウスユキソウが咲いていた。
南駒への登りの途中で一箇所、伊那側の巻きになるところがあるが、ここが
湿性お花畑でコバイケイソウをはじめとして、なかなか素晴らしかった。
この時期としては珍しいものとしてヒメイチゲもあった。
さらに進むと、チングルマやミヤマツメクサも。これらに気を取られて南駒直下を
巻く踏跡に入ってしまい、北側から山頂に出た。
9年前は小雨の中で展望皆無だったので、大展望がとてもうれしい。
30分ほど居て、北沢尾根へ入る。2591標高点までは主稜線上と同じく花崗岩で
花が多いが、ハイマツのかぶりも多く、スネをぶつけることが多かった。
また、このあたりもペンキ印が薄い。
北沢尾根三角点(2411)から樹林帯に入る。やはりオサバグサとギンリョウソウが多い。
最初はしばらく風が通ったが、下るに従い下生えがササになり、暑くてまいった。
水を多めに持っていたので助かったが、この下りは実に長く感じた。
林道に下りたすぐの所に分岐があり、間違えてダムのほうに入って行き止まり、
余計な時間を喰った。あとは1時間強、ひたすら林道歩き。
Kamuishiri de Hetare













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