針ノ木岳（大雪渓から往復）
富山県
長野県
やす爺
その他2人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,525m
- 下り
- 1,521m
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- 山行
- 1:19
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:19
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 11:10
- 山行
- 1:38
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 2:04
| 天候 | 快晴（1日目夜に、にわか雨） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
大沢小屋への道は2つあります。入山では、�＼崑瑤療肋弔�ある篭川左岸の登山道から離れ、�∀鏡遽Υ澆虜邏汎擦鮃圓�ました。この作業道は最後に右岸から左岸に仮設の橋を渡るので篭川の状況や橋の状態しだいで渡れないこともあるのかもしれません。ただ川の渡渉が超苦手な人には�△虜邏汎擦砲賄肋弔�ありません。下山には�，療仍各擦鯆未蠅泙靴拭� 針ノ木雪渓は日々雪解けが進みますので状態が日々変わっています。R3年7月20日時点では、大まかに雪渓は3つに分かれていて、下部と上部の雪渓には露出している夏道を歩けます。中間の長い雪渓には夏道は雪の下にあり露出していません。ピッケルでの滑落停止に自信のある人なら、ピッケルを持ってキックステップでも登れると思いますが、一部急な処もあってアイゼンは必要だと思います。 なお、重度の知的障害のあるペーターがいるので大沢小屋のテント場にテントを張り2泊しましたが、今年は大沢小屋は休業中（水場もトイレもありません）で利用できないことになっていました。勝手に利用して申し訳ありませんでした。ありがとうございました。 |
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補助ロープで繫ぎ
ピッケルを手に
滑落に備えながら
結束バンドは有効な応急措置ができる
感想
ペーターは重度知的障害のある自閉症者なので、雪山歩行のコツを覚えません。軽アイゼンを装着していても無雪の道のように歩き、爪を雪面に挿すような歩き方ができませんでした。夏山の雪渓とは言え、距離の長い針ノ木雪渓ではアイゼン歩行の技術は必須と考え、ペーターにもX型アイゼン（中学生の私が使った物）を使うことにしました。私が12本爪アイゼンとピッケルを持ち、補助ロープでコンテニュアスビレイを行い、ペーターが滑落しても確実に停止できるように考えました。それでもペーターにとっては冒険のような山登りであったと思います。コンテニュアスビレイは、下降は被確保者が見えているので滑落しても即座に対応できますが、登行では滑落でロープが引っ張られて気が付くので滑落の瞬間から少し遅れた対応になってしまいます。そこで、確保者はロープを輪にして滑落即引っ張られることのないようにロープ長さを調整しながら登行することになります。
40年以上前の12本アイゼンの固定バンド（合成皮革）が切れないか心配でしたが、しっかりしていて、流石日本製だと思いました。ところがX型アイゼンは布製軽登山靴に装着したためか、一本締めバンドであったためか、緩んできて外れてしまいました。応急措置のための結束バンドで固定したら、しっかりと固定されました。昔は針金を忍ばせていましたが、結束バンドは針金より簡単に扱え、靴底剥がれなどにも役立つと思います。
昨年は新コロナ禍で、泊りがけの登山は自粛していましたが、今回北アルプスの良さを再認識しました。稜線や山頂からの眺望は何時間見ても何日観ても、きっと見飽きることはないと思いました。大自然の造形美はいつも心に働きかけ、魅了させられます。これだから、山登りを続けてきたのだと思いました。言葉は発することができないペーターも、今回の山行を心地よさを感じてくれたのではないかと思います。
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