記録ID: 3421420
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無雪期ピークハント／縦走
朝日・出羽三山
天国と地獄のダブルヘッダー！「月山＆東補陀落＆御浜池」
2021年08月07日(土) [日帰り]
山形県
Joker
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 08:05
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,101m
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日帰り
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:59
距離 16.8km
登り 1,101m
下り 1,103m
| 天候 | 晴れ☀ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・駐車スペースは100台程度 ・公衆トイレあり ［参考］ 月山8合目までは、路線バスも運行されている https://www.shonaikotsu.jp/local_bus/t008_haguro.html |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★登山道整備度：4（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度 ※東補陀落ルート「0〜1」 ★体力難易度 ：4（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 ：1（難5・4・3・2・1易）鎖場、ヘツリ等の頻度や時間等 ※東補陀落ルート「4」 ★登山道の眺望：5（良5・4・3・2・1悪） ★山頂の眺望 ：4（良5・4・3・2・1悪） 【すれ違った登山者の数：約30人（東補陀落ルート：0人）】 ◆登山道の状況（弥陀ヶ原〜月山） ・一部に岩場があるが、全体的に登山道が良く整備され、危険性を感じる箇所はない。（残雪区間なし） ・ルートの全体で各種の花々が咲き乱れ、登山道を彩っている。 ・月山の山頂（最高標高点）に行くには、月山神社で参拝料500円が必要。山頂のミニ標識は、三角点にもある。 ◆登山道の状況（弥陀ヶ原〜東補陀落〜御浜池） ・山と高原地図では破線ルートになっている。本日は、夏場ということもあり、草が繁茂し、破線ルートより廃道に近い状態で、この時期はあまりお勧めできない。 ・要所にピンク色の蛍光テープがあるが、藪漕ぎする区間が多く、特に東補陀落周辺はルートを見失う可能性あり。藪に入ると地形も分かり難いため、道迷いの恐れがあるので、安易な入山は避けた方が良いだろう。 ・剣ヶ峰周辺の急登には梯子やロープが設置されている。その他にも、草で足元が見えにくいので、トラバース等、注意が必要な箇所が多い。 ・月山は死を意味する「過去」の世を現す霊山と言われ、今でも有数の信仰の山として知られている。そんな霊山で補陀落は観音菩薩が降臨する霊場として祀られており、今は秘境感もあって、別世界に誘う不思議な雰囲気を醸し出している。 |
写真
新月の直前なので、天の川もハッキリ見えるほど星がスゴかった！！
朝4時、登山中にご来光を眺めようと、日の出の30分前に出発。
早くもこの時間帯で駐車場の7割は埋まっていた。
早くもこの時間帯で駐車場の7割は埋まっていた。
本日はダブルヘッダー。
前半戦は、月山の山頂を往復するため、弥陀ヶ原の周回路から登山道へ。
前半戦は、月山の山頂を往復するため、弥陀ヶ原の周回路から登山道へ。
わお〜、東の空がオレンジ色に染まり始めた。
雲が少なくご来光を見れそうだ。
雲が少なくご来光を見れそうだ。
前半戦、唯一の急登となる行者返しを登る。
岩が多いものの特段の危険性はありません。
岩が多いものの特段の危険性はありません。
山頂三角点から南側の月山神社に移動。
最高標高点は月山神社にあるが、本日はパス。
最高標高点は月山神社にあるが、本日はパス。
月山神社から南西側の方向。
4月は真っ白だった湯殿山と姥ヶ岳がすっかり緑に変わっている。
4月は真っ白だった湯殿山と姥ヶ岳がすっかり緑に変わっている。
更に南側の月山頂上小屋を眺める。
背後には蔵王連峰等の山並みが見える。
背後には蔵王連峰等の山並みが見える。
お〜、朝日連峰（大朝日岳〜以東岳）が良く見渡せる。
背後には飯豊連峰も確認できた。
背後には飯豊連峰も確認できた。
6月に歩いた朝日連峰の稜線、左から左から大朝日岳、中岳、西朝日岳。
どこからか法螺貝の音色が聞こえてきた思えば、白装束の行者の人達が登ってきた。
一旦、御田原参籠所まで戻り前半戦終了。
コーラを飲んで後半戦に備える。
コーラを飲んで後半戦に備える。
後半戦は、東補陀落＆御浜池に向かう。
まずは、踏み跡を確認しながら弥陀ヶ原の北側を進む。
まずは、踏み跡を確認しながら弥陀ヶ原の北側を進む。
やはり破線ルートということで、最近は登山道整備していないようだ。
御浜池のアップ。
近いように見えるが、ここから標高差400m以上下る必要がある。
近いように見えるが、ここから標高差400m以上下る必要がある。
徐々に近づく、藁田禿山（正面のピーク）とその手前の東補陀落（岩場）。
東補陀落の直下までトラバース区間が多くなる。
笹薮で足元が見え難いため、谷側に落ちないように注意しながら歩く。
笹薮で足元が見え難いため、谷側に落ちないように注意しながら歩く。
ついに全貌が明らかになる東補陀落（巨岩）。
復路に寄ってみよう！
復路に寄ってみよう！
東補陀落の直下は、藪が更に濃くなり踏み跡が分かり難い。
GPSで現在地を確認し藪漕ぎしながら進む。
GPSで現在地を確認し藪漕ぎしながら進む。
御田原参籠所から約80分ほどで御浜池に到着。
いや〜、この暑さと藪漕ぎに、下りなのに汗びっしょり。
いや〜、この暑さと藪漕ぎに、下りなのに汗びっしょり。
岩場をルーファイしながら前写真の巨岩直下を進み最上部（東補陀落）に到着。月山の緩やかな山体から一転、ここにだけ巨岩が聳え立っている。
1
8/7 10:18
岩場をルーファイしながら前写真の巨岩直下を進み最上部（東補陀落）に到着。
月山の緩やかな山体から一転、ここにだけ巨岩が聳え立っている。
月山の緩やかな山体から一転、ここにだけ巨岩が聳え立っている。
本来は直登した岩場をピストンで下るのが正解のようだが、地形図を確認し往路ルートにショートカットしてみる。でも、激薮に難航し、更にバテバテになる。
1
8/7 10:35
本来は直登した岩場をピストンで下るのが正解のようだが、地形図を確認し往路ルートにショートカットしてみる。
でも、激薮に難航し、更にバテバテになる。
でも、激薮に難航し、更にバテバテになる。
再び往路ルートに合流し、弥陀ヶ原に戻るとしよう。あとは、右上の剣ヶ峰まで標高差250mを登り返していくのだが、暑さと藪漕ぎでダウン寸前。
1
8/7 10:50
再び往路ルートに合流し、弥陀ヶ原に戻るとしよう。
あとは、右上の剣ヶ峰まで標高差250mを登り返していくのだが、暑さと藪漕ぎでダウン寸前。
あとは、右上の剣ヶ峰まで標高差250mを登り返していくのだが、暑さと藪漕ぎでダウン寸前。
剣ヶ峰直下の急登は、熱中症にならないように何度も小休止して登り返した。
ようやく、弥陀ヶ原の御田原参籠所が見えてきた。
いや〜、後半戦は疲れたなぁ。
いや〜、後半戦は疲れたなぁ。
月山の山頂方面は、東側から雲が流れ込み始めたようだ。
早朝に登って正解だったようだ。
早朝に登って正解だったようだ。
感想
台風接近により当初予定していた北アルプス周辺はイマイチな空模様。
月山は今年4月に登ったばかりですが、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3046575.html
やっぱり、天気優先だよな〜ということで、再び月山に行ってみました。
弥陀ヶ原ルートは何度も歩いたことがあるので、＋αが欲しくて、東補陀落と御浜池も立ち寄ってみようと事実上、ダブルヘッダーとなりました。
前半戦は、早朝の清々しい風を感じながら、ご来光を眺め、花々と戯れ、まさに天国のような山歩き。
一転、後半戦は、標高が下がり気温も上昇、更に藪漕ぎの連続で、地獄のようなバテバテの山歩きとなりました。
それでも、藪を掻き分けて進んだ先に現れた東補陀落と御浜池は、修験道の聖地に相応しくパワースポット的な雰囲気を感じる素敵なところでした。
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