紅葉期待の入山もヤマビルに遭遇


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 764m
- 下り
- 745m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 6:30
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
釈迦ヶ岳は滋賀県人の私からすると、近くて遠い山です。そして、麓からその
姿を見ることはできない(と思っているのですが)
八風谷橋からの歩き出しの気温は冷やこい。この感覚は今季初。閉場していて
カランとした八風キャンプ場を通過するが、まだ雲は取れていないけど天候の
回復を信じて取付林道を進む。
八風峠へ向かう標識に従い王子製紙のポロ小屋を通過して、一旦八風谷方向へ
歩を進めるていくと、道端に見事なスギヒラタケがバター炒めにどう?と出来
ているのを発見。
2つ3つと採取に勤しんでいたら 取ったスギヒラタケに居てはいけない生命
体の姿、ムムッ、植林帯とはいえこんな地面が花崗岩の砂利なのに、ありえな
いという気持ちで靴を見ると、2ヒルが上昇活動中、ペンペンとつまはじきに
してバター炒めの夢は現実には勝てず速攻で先を進むことになった。
「八風谷直進 仙香谷・赤坂谷右折」標識地点で八風街道から外れて八風谷を
石飛して植林の中をスマイバ谷方面へ進むが、はっきりいって廃道にてテープ
類は見あたらず、地形図では読めないレベルの枝沢が多くて目的のスマイバ谷
がどいつか分からない始末。右手から滝を伴って合流する沢に行く手を阻まれ
る形となって、仕方なく右上に見えていた取付林道にはい上がる。
このまま、取付林道を終点まで行ってしまうとカシラコ谷への乗越が分からな
い事態が懸念されたので、何としてもスマイバ谷の遡行を完遂しないとならな
いという思いで、林道を少しずつ登りつつどいつがスマイバ谷かを吟味しなが
ら進むと、黄色の保安林の看板に赤テープが巻かれている注目の谷分岐を確認
し、沢沿いに細い作業道が続いていてこれがスマイバ谷と確信して林道から作
業道に降りて進む。これまた、右上方に林道の気配を感じつつの、味気ない作
業道であったが、最後はその林道が、スマイバ谷を横切るように法面で覆う形
となって、林道に這い上がることとなる。結局、林道をそのまま上がるのと同
じであるが、何が違うかって、スマイバ谷の乗越がどこであるかが特定できる
特典はあったか。取付林道は尾根を越えているが、スマイバ谷の乗越にはちゃ
んとした階段状の作業道が伸びていて、乗り越すと予想外にすぐに砂利の林道
に出合う。左右どちらに進むのか不明であったがここは左してすぐに杉の木に
赤テープが巻いてある作業道にてカシラコ谷へ向かう。カシラコ谷へはわずか
1,2分であって、横断してすぐに左右に作業道は分岐するが、右へはいかに
もカシラコ谷沿いの下降路っぽいのでこれは左へ入って、植林下の薄暗い作業
道を何度か小沢を横切ったりして明確な道ではあるがクネクネとしながら一歩
きして赤坂谷に出合う。一転して雑木に変わって明るい雰囲気の赤坂谷を上流
に向かうとすぐにぶっ壊れた作業小屋が左岸にある。踏み込まれた道も沢を渡
って左岸の作業小屋へ続いているようなので、渡って作業小屋の周辺をウロウ
ロと見学しつつ、続く道を探すが特に見あたらないので、沢の右岸に戻って作
業道風の踏み跡を進んでいくがそのうち道も消え、仕方なく沢の遡行を続ける
こととなった。テープなど全く無いのでたぶん赤坂谷の本筋じゃないだろうと
観念しながら登り上げて、詰めの部分は広い湿地帯みたいになっていて靴がド
ロまみれで困りましたが、県境の水場が横切る少し北にあたる鞍部、南峠に詰
め上げた結果となりました。
目的の釈迦ヶ岳は結構遠くに見えておりましたが、頂上へいくのはお決まりの
こと。山頂に居られた3人組の方と言葉を交わして、とんぼ返りで元来た方向
へ戻って、段木への分岐を過ぎた風裏地点で昼食とした。今回も代わり映えの
しないラーメンビールであったが、凍らせて持ってきたビールが解凍できてお
らずコンロであぶって解凍することとなったのも季節を感じることとなった。
帰路の予定は三池岳の御池を見てから八風街道を降りるつもりだったのですが
、行きのヤマビル遭遇のこともあったのでこれはもちろんアウトで、中峠から
下りることに変更したのは事の成り行きとしては自然か。
御池の代わりに仙香の池?を見学し、中峠へ。
中峠ではおっさんが二人、滋賀県側と三重県側とに分かれて小便タイム。特に
、滋賀県側のオヤジ、今からわしはそこを通るんよ堪忍してくれと思いながら
、オヤジの後ろ姿を眺める。
中峠から道無きカシラコ谷を下っていくと、こんなマイナーな所で午後の時間
帯だから人はおらんと思っていましたが、予想外に登りの単独の人と遭遇する
。世の中、いろんな方が居るものです。
結構下って砂利が堆積した河原風の箇所で、左岸の植林に入って安定した道と
なって、また河原へ出て標識に従い沢を河原歩きしていると、見覚えのある踏
み跡が河原を横切っている、行きに通過した仙香谷道出合だった。気が付かず
にどんどん下るヘマをしていたらそのまま神崎川まで気が付かないか?
後は、往路をテクテクと八風谷橋まで戻った
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