記録ID: 3536988
全員に公開
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良
森から火山へ 一切経山←不動沢橋
2021年09月20日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:13
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 861m
- 下り
- 465m
コースタイム
天候 | 快晴 風ほぼなし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口から慶応小屋さんの上くらいまで,登山道はほぼ全部が泥濘・水たまりです。これが苦手な方は避けたほうが無難かも。 ・道はヤブもなく明瞭です。家形山〜一切経山間は最近の刈り払いのようでした。ありがとうございます。 ・一切経山から家形山方向に向かう下りの最初は不安定な砂礫斜面です。落石を起こさないよう,踏まれたトレースをはずれないように注意しましょう。 ・「賽の河原」から南へ分岐する,「シモフリ新道」が最近整備されてよく歩かれているようです。分岐で配布されている管理者さんお手製の地形図には,「登り使用向き」とありました。 ・慶応小屋さんは今日は「OPEN」となっていました。 ・紅葉がみごろなのは標高1800m以上でした。その下はこれからのようです。 |
写真
不動沢コースは,かつて山スキーが盛んにおこなわれた場所だそうで,当時設置されたスキーツアー向けの案内標識がいくつか残っています。「高湯・家形ヒュッテ間 100枚の内58」と書いてあります。
「賽の河原」分岐です。南に「シモフリ新道」を分けます。このあたりから森に針葉樹が混じってきます。シモフリ新道は真新しい赤テープと白い道標で案内され,この分岐を数m入ったところで地形図の提供ありました。整備本当にありがとうございます。
硯石をすぎて少し登り,木々が低くなると急に開けて「大根森」の裸地に出ました。朝日・月山・鳥海山・葉山・新庄神室・蔵王と,山形県の名山群が一望に。すごい展望で言葉がありません。右側中景の七ツ森(蔵王の瀧山と重なる)が存在感。
「大根森」の地名板はぎりぎりかろうじて読めますが,上部の指示板の文字はもう読めません。(追記)この日の昼すぎに通過された方のレコではなんとこの板が更新されていました。整備ありがとうございます。
五色沼外輪の西端に残っていた「深沢新道」の道標。ここに西から突き上げる大倉深沢にかつて登山道があった名残りのようです。今は完全な廃道で,沢そのものを遡行されて五色沼に達した記録が数年前のヤマレコにありました。
磐梯山の右奥には,燧・会津駒・平ヶ岳に続いて,利根源流の稜線と中ノ岳・越後駒ケ岳(すこし雲のあるあたり),ずっと右に(ここに写っていない)浅草岳,と,名山ずらり。眼福です。一切経山を下ります。
感想
今日は三連休最終日でしかも快晴,とても多くの人が,ここだけでなく全国で山を訪れ,楽しまれたことでしょう。私もその一人になれました。ありがたいことです。
不動沢橋から家形山に至るコースは,かなり前から行きたかった場所です。前半の深い森の中のゆるやかな道沿いでは,樹種が刻々と変わっていきます。後半は荒涼かつ広大な火山性の裸地となります。この重層的な変化が,このコースの味わいだなと感じました(日本の活火山はどこでも似ているでしょうが)。
ここでかなり古い山スキーがらみの案内板を見たことを糸口に,高湯・土湯を中心とした山域が1970年前後に日本の山スキーのいわばメッカであったこと,今日のこのコースが「山スキークラシックコースの前半部分」と重なること,などを知りました。コース上の遭難者慰霊碑を三か所で拝見し合掌いたしました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:234人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する