後立山八峰キレット縦走【忘備録】

- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,961m
- 下り
- 2,897m
コースタイム
扇沢 5:00
種池山荘 7:15-7:20
爺ヶ岳南峰 7:50-8:10
鹿島槍南峰 11:20-12:00
キレット小屋 13:30
■二日目
キレット小屋 5:55
五竜山頂 9:00
五竜山荘 9:35-9:50
唐松山荘 11:50
八方池 13:40
| 天候 | 1日目晴れ後曇り後雨 2日目晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
帰りは白馬から電車で大町 大町から扇沢までバス。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島槍の吊尾根から五竜までは慎重に。 |
写真
両サイドが絶壁のわずかなコルに建つ山小屋だ。
両サイド切り立っておりよくもまあ、こんな所に建てたものだ。
白馬館グループなので食事も充実で場所が場所だけに混んでいないので、居心地は抜群。
真昼間から早着きの人達とビール片手に談笑。
お気に入りの小屋になった。
これはメンバーの能力以上のペースで先行するリーダーの素養に大いに問題がある。
いつか死亡事故を起こすぞ!!怒!!!
Gはドイツ語のグラート(Grat)の略らしい。Gratとは痩せ尾根の意味。たぶん4つくらいのとんがりが順番にG4,G5,G6,G7らしいが、G1,G2,G3はあるのかないのかわからない。
感想
キレット小屋に泊まりたくて、一泊二日の縦走計画を立てた。
扇沢に車を停め、暗いうちにヘッデン点けて柏原新道を登る。
爺ヶ岳、鹿島槍南峰まではハイキング気分。
鹿島槍南峰を過ぎると天候もコースも一変。
ガレ場に雨が降ってくる。
滑りそうなザレた斜面を下り、八峰キレットへ。
鎖や梯子はあるが、危険は感じない。立山側から大町側へ割れ目を抜けて少しトラバースすると、突然ガスの中眼下にキレット小屋が現れる。
両サイド切り立った凄い場所に建てられた小屋だ。
キレット小屋は事前予約をしておいたので、就寝スペースを優遇してくれた。
予約なしの人達には叱責が飛ぶ。
油断が事故に直結する場所なので、仕方がない。
まだ真昼間ながら、早々にビールで同宿のおじさん達と祝杯を上げる。
冬季にキレットから飛び降りた話など、武勇伝が出てくる出てくる。
猛者が結構集まってきていて、聴いていて飽きない。
翌朝はいよいよ五竜へG5、G4越え。
最初から緊張する岩場が続く。
途中二段の鎖だろうか、下段の鎖に取りついている最中に3名のパーティーがこちらが降りるのを待たずに鎖に取りついてきた。
そのうちの一名が拳大の落石をこちらに落としてきて、一つは右側1mくらいを、もう一つはなんと股の間を抜けていった。
当たっていれば谷底だ。
勿論落とした本人は恐縮しきりだったが、問題はリーダーにあると思う。
リーダーは追い抜く際も無言。
メンバーの能力を超えたスピードが原因で落石に繋がっていると考えられる。
呼びとめて一言抗議しようと思ったが、折角の楽しい山行が不愉快になるので我慢した。
G5、G4の岩場はなかなか手応えがあって面白い。
慎重に進み、五竜へ近づいていった。
今回は素晴らしい晴天に恵まれ、剣をはじめとする山々の眺望が素晴らしい。
絶景の中、五竜山頂。
武田菱が格好いい五竜山荘から先は再びハイキングコース。
緩やかな縦走路には親子連れの姿も見える。
唐松山荘の手前牛首でまた鎖場。
前から来た年配の女性が滑落しかけてたいへん焦った。
唐松山荘前は凄い人だかり。
超絶に混んでいそうだったので、唐松山頂まで往復して直ぐに八方へ下ることにした。
最後はゴンドラで白馬に下り、バス、電車を乗り継いで大町に出て、再びバスで扇沢まで戻り車をピックアップして帰路に付いた。

















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