四阿屋山
- GPS
- 03:31
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 446m
- 下り
- 471m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
今年から体力低下を改善するため山歩きを増やすことにした。立川から拝島で八高線に乗り換えて途中東飯能で西武線に乗り換え西武秩父に向かう。途中横瀬の手前で残雪を見た。
今週は急に春めいてきたのですっかり軽装になった。秩父の山は、まだ肌寒いかも知れないが今日は薄着で頑張る。暑くなるのではと予想。西武秩父駅で栗尾行きバスに乗り秩父市内をしばらく走ってやがて秩父橋をわたり赤坂峠を越えて小鹿野町にむかう。小鹿野町役場で白井差口行きに乗り換え最初にセツブンソウ園に向かう。この辺りはチャリでもよく走ったエリア。セツブンソウ園も何度か来ているがまた来たくなる場所だ。
セツブンソウは残念ながら終盤で終わりかけた花が多い。一部雪が遅くまで残っていた場所がこれから咲きそうだが道がないので近づくことはできない。まだ咲いている株を探して撮影しながら進み、ザゼンソウの前に出る。以前見たときより株数がかなり増えていたので管理者に確認するとやはりザゼンソウは植えたものであった。ここには元々ザゼンソウはなく、低湿地だったのでセツブンソウは育つ場所でないため、低湿地でも育つザゼンソウを植えたのだと言う。ということは元セツブンソウの自生地ではあったがもしかしたらセツブンソウも植栽して増やしたりしたかもしれない。大変なのはシカやイノシン、カモシカらが植物を食べに来ることだろう。南アルプスなどでもシカの食害がひどく対策に追われてきた。
ここでもカタクリなどは根ごと食べられてほとんど消滅したらしい。電気柵などだけでは阻止しきれないかもしれない。カモシカなどは潜って食べに来るそうだ。管理人から色々お話をうかがってから四阿山に向かう。
少し戻ってつつじ新道入口に向かう途中、民家のフクジュソウが咲いている。これはまだ見れる状態だ。しばらく歩くとつつじ新道登山口に出る。ここから四阿山に登る。これまで何度もセツブンソウ園や福寿草園を歩いたが、四阿山は実は登っていなかった。チャリや徒歩で様々な早春の花を求めたりジオパークサイトや史跡などを歩いたが不思議と四阿山には縁がなかった。今日はつつじ新道の岩場を登る最後の機会かも知れないと思う。体力低下で危険が増している。しかしこの鎖場が続く厳しいルートに出るまでが結構長かった。途中若いハイカー数人に抜かれるももう慣れた。焦らずじっくり鎖場下まで進む。ここでストックをしまい、ヘルメットをかぶる。
登ろうとすると上から落石の音か?結構激しい音で誰か転落したのかと、心配して前を見ると一人女性が降りてくる。こちらが身支度をして入ると登ろうとしたが怖くなって引き返すと言う。ご主人は先に山頂に向かい女性は別の安全なコースから登ることにしたようだ。確かに昨年だったか転落事故がありしばらくコースが閉鎖されていた。
さて岩場の前に立ち観察する。確かに足場が小さく筋力がないと落ちてしまいそうだ。意を決して登り始めるが、思った以上に悪い。相当思いきって踏ん張らないと振り落とされそうだ。体力筋力の低下を感じざるを得ない。途中撤退の二文字が浮かぶが意を決して再び細かいスタンスに足先をのせて鎖場を掴んで踏ん張り、最後なんとか上まで上がった。一二ヶ所厳しいポイントがある。筋力踏んばり力の落ちた高齢者にはやはり危険があると痛感した。ここだけが本当に厳しかったが後は鎖がなくとも大丈夫そうな傾斜で問題なく通過できた。ただし痩せ尾根のアップダウンが何度かありなかなか山頂が見えてこない。焦らず辛抱して何度目かの鎖場を通過し山頂直下の痩せ尾根に出る。そのまま山頂に向かい狭い山頂に入れ替りで立つ。両神山が、ついに目の前に見え来て良かったと思う。
多分このコースはこれが最後に成りそうだ。
撮影してメンチカツパンを半分かじり、ポットのコーヒーを少し飲んで次のハイカーに山頂を譲り福寿草園の山居に向かって下山開始する。下山ルートも結構厳しい急降下だが慎重に下れば問題はない。一気に下り両神神社奥社に到着。さらに下って東屋に出る。
両神神社奥社下でヘルメットを脱ぎ、ストックを取り出してからしばらく下ると分岐のような場所にベンチがあり、すでに二人座っていたので、すぐに下る準備。しばらく進むと休憩舎があるが、すでに女性ハイカーで満員、素通りして男坂の急な階段を一気に下ると山居のフクジュソウ園に到着、すでに終わりの気配。一周してまだよさそうな株を撮影し、すぐ下山体制に入る。薬師の湯に直接下るコースに入り、一気に下って13時台の西武秩父行バスに間に合う。バス待ちの間、残ったパンを食べて珈琲を飲み、帰宅の途に就いた。
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