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Yamareco

記録ID: 437466
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

西穂高岳・独標●はじめての雪の北アルプスで「ラーク!」と叫ぶ

2014年04月26日(土) 〜 2014年04月27日(日)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
takecho その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:11
距離
6.0km
登り
588m
下り
665m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

◯4/26(土)
12:30新穂高ロープウェイ〜14:30西穂山荘
◯4/27(日)
05:00西穂山荘〜05:30丸山〜06:50独標〜08:40西穂山荘
09:30西穂山荘を出発〜10:45新穂高ロープウェイ
天候 ◯4/26・4/27
ともに晴れ、高曇り 早朝はマイナス5度、日中はプラス5度
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・都内〜中央道〜長野道〜松本IC〜安房峠道路〜新穂高温泉
・登山者用駐車場に駐車(深山荘前・無料)
・新穂高ロープウェイ 往復利用(2900円→JAF割引で2600円)+荷物券(300*2=600円
コース状況/
危険箇所等
◯コース状況
・西穂山荘までの登りはアイゼン無しでも大丈夫ですが、下る時は雪が融けて滑りやすくなっていました、っていうかコケて滑落しました
・西穂山荘から独標の往復では、早朝の冷え込みで雪面が凍っていますのでアイゼンを付けました
・独標は岩稜なので、アイゼンを付けた状態での歩行には注意が必要です(初心者なので怖かった…)
・浮いている岩も有り注意が必要です(別な登山者が人の頭大の岩を落としたため、あわや事故になるところでした)

◯山小屋
・1泊2食ですが、朝食はお弁当に変更することも出来ました
・宿泊棟の1階には自販機も有り、夜でもお水を買うことができました(300円/500ml)
・売店はレストラン棟にあり、靴を履くことなく行き来することができます
・お湯は宿泊棟の1階食堂で購入できるようです(時間の都合で買えませんでした)
・レストラン棟でのラーメン等の販売は午前9時からでした

◯下山後の温泉
・新穂高温泉「ひがくの湯」にて入浴(700円)
・男湯のみ開放的な露天風呂「登山の湯」があります
・湯上がりには「うまい棒」や、シップなどの無料サービス有り
・鉄道模型の運転(有料)や、素泊まり入浴放題付き3000円というサービスもありました
・レストランもあり、牛乳はそちらで販売してました(200円)
http://shinhotaka.com/higaku.html
ロープウェイに到着!
ちょっと下にある登山者用駐車場に車を停めて、歩いている途中で見た景色。
2014年04月26日 10:55撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 10:55
ロープウェイに到着!
ちょっと下にある登山者用駐車場に車を停めて、歩いている途中で見た景色。
ロープウェイを降りて、さぁスタート!
2014年04月26日 12:46撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 12:46
ロープウェイを降りて、さぁスタート!
「槍、あっち」
と、播隆上人が教えてくれました。
2014年04月26日 12:51撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 12:51
「槍、あっち」
と、播隆上人が教えてくれました。
ここから先は登山道。
2014年04月26日 12:53撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 12:53
ここから先は登山道。
少し歩くと、
2014年04月26日 13:12撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 13:12
少し歩くと、
さっそく西穂高岳が見えてきました。
2014年04月26日 13:12撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 13:12
さっそく西穂高岳が見えてきました。
双六岳とか、そっち方面。
2014年04月26日 13:17撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 13:17
双六岳とか、そっち方面。
樹林帯の最後はやや急登。抜けたところで。
2014年04月26日 14:26撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 14:26
樹林帯の最後はやや急登。抜けたところで。
すぐに西穂山荘に到着。
2014年04月26日 14:26撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 14:26
すぐに西穂山荘に到着。
小屋の前のテント場
2014年04月26日 14:28撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 14:28
小屋の前のテント場
小屋に到着。正面の2階建てに入ったら、売店と食堂でした。手前の雪にそって奥に入ると宿泊の受付でした。
2014年04月26日 14:28撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 14:28
小屋に到着。正面の2階建てに入ったら、売店と食堂でした。手前の雪にそって奥に入ると宿泊の受付でした。
小屋に荷物を降ろし、さっそく酒盛り開始!
2014年04月26日 14:59撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 14:59
小屋に荷物を降ろし、さっそく酒盛り開始!
コーヒーも入れてくれました。しかも挽きたて!
2014年04月26日 15:08撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 15:08
コーヒーも入れてくれました。しかも挽きたて!
ビールは雪の中に埋めて、クルクル回します。こうすると早く冷える&泡立たない。かつて伊東家の食卓でやっていました。
2014年04月26日 15:01撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 15:01
ビールは雪の中に埋めて、クルクル回します。こうすると早く冷える&泡立たない。かつて伊東家の食卓でやっていました。
林の向こうに霞沢岳。眺めながら乾杯!
2014年04月26日 16:54撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 16:54
林の向こうに霞沢岳。眺めながら乾杯!
部屋に戻ると食事の準備が整いつつありました。
2014年04月26日 17:26撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 17:26
部屋に戻ると食事の準備が整いつつありました。
本日のメニューは鶏の山賊焼き!
2014年04月26日 17:28撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 17:28
本日のメニューは鶏の山賊焼き!
食後は部屋から日没を眺め、そのまま就寝。
布団を掛けて寝ていましたが、暑くて夜中に目が覚めてしまいました。
2014年04月26日 18:04撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 18:04
食後は部屋から日没を眺め、そのまま就寝。
布団を掛けて寝ていましたが、暑くて夜中に目が覚めてしまいました。
朝です。
2014年04月26日 18:12撮影 by  DSC-T77, SONY
4/26 18:12
朝です。
日の出までまだ少しあります。
2014年04月26日 18:22撮影 by  DSC-T77, SONY
4/26 18:22
日の出までまだ少しあります。
テント場の夜明け。
2014年04月26日 18:22撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/26 18:22
テント場の夜明け。
2014年04月26日 18:27撮影 by  DSC-T77, SONY
4/26 18:27
準備中。
2014年04月27日 05:01撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:01
準備中。
次々とスタート。
2014年04月27日 05:01撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:01
次々とスタート。
ちょっと登ったところで振り返ると、小屋の向こうには焼岳と乗鞍岳。
2014年04月27日 05:05撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:05
ちょっと登ったところで振り返ると、小屋の向こうには焼岳と乗鞍岳。
空が白み始めました。
2014年04月27日 05:09撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:09
空が白み始めました。
2014年04月27日 05:11撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:11
2014年04月27日 05:25撮影 by  DSC-T77, SONY
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丸山に到着。
2014年04月27日 05:30撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:30
丸山に到着。
日の出を待つクライマーたち。
が、待ちきれずにリスタート。
2014年04月27日 05:31撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:31
日の出を待つクライマーたち。
が、待ちきれずにリスタート。
反対側の笠ヶ岳にはすでに日がさしています。
2014年04月27日 05:37撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:37
反対側の笠ヶ岳にはすでに日がさしています。
2014年04月27日 05:38撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 5:38
稜線の向こうに昇り始めた。
2014年04月27日 05:40撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:40
稜線の向こうに昇り始めた。
振り返ると、小屋の方も明るくなっていました。
2014年04月27日 05:44撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:44
振り返ると、小屋の方も明るくなっていました。
広くい斜面をゆっくりと登っていきます。
2014年04月27日 05:44撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:44
広くい斜面をゆっくりと登っていきます。
2014年04月27日 05:47撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:47
2014年04月27日 05:51撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 5:51
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4/27 5:58
2014年04月27日 05:59撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 5:59
ヤッホー!
2014年04月27日 06:06撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:06
ヤッホー!
独標見えた!
2014年04月27日 06:17撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 6:17
独標見えた!
2014年04月27日 06:23撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:23
2014年04月27日 06:29撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:29
2014年04月27日 06:30撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:30
2014年04月27日 06:31撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:31
独標が近づいてきた!
2014年04月27日 06:35撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 6:35
独標が近づいてきた!
すでに人だかり。
2014年04月27日 06:35撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:35
すでに人だかり。
2014年04月27日 06:35撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 6:35
2014年04月27日 06:40撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:40
独標に取り付く。
2014年04月27日 06:41撮影 by  DSC-T77, SONY
1
4/27 6:41
独標に取り付く。
2014年04月27日 06:49撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 6:49
もうちょい!
2014年04月27日 06:49撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:49
もうちょい!
とうちゃーく!
2014年04月27日 06:51撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:51
とうちゃーく!
西穂独標に、無事に着きました。
2014年04月27日 06:51撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:51
西穂独標に、無事に着きました。
独標のその先
2014年04月27日 07:05撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 7:05
独標のその先
ピラミッドピークへの道
2014年04月27日 06:56撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 6:56
ピラミッドピークへの道
西穂から奥穂
2014年04月27日 06:56撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 6:56
西穂から奥穂
さらにその先
2014年04月27日 07:05撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 7:05
さらにその先
この先は私の力ではとても無理なので、ここで引き返します。
2014年04月27日 07:07撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 7:07
この先は私の力ではとても無理なので、ここで引き返します。
2014年04月27日 07:06撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 7:06
2014年04月27日 07:06撮影 by  DSC-T77, SONY
1
4/27 7:06
2014年04月27日 07:06撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 7:06
2014年04月27日 07:21撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 7:21
2014年04月27日 07:26撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 7:26
独標(右)とピラミッドピーク(左)の間に西穂高岳。山頂には人影が見えます。
2014年04月27日 07:33撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 7:33
独標(右)とピラミッドピーク(左)の間に西穂高岳。山頂には人影が見えます。
2014年04月27日 07:55撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 7:55
上高地を見下ろしながら
2014年04月27日 07:59撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 7:59
上高地を見下ろしながら
滑落停止訓練を開始。
2014年04月27日 07:59撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 7:59
滑落停止訓練を開始。
シリセード、
2014年04月27日 08:01撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 8:01
シリセード、
からの〜
2014年04月27日 08:01撮影 by  DSC-T77, SONY
3
4/27 8:01
からの〜
滑落停止!
2014年04月27日 08:01撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 8:01
滑落停止!
いいスピードで淡々と滑るお友だち
2014年04月27日 08:04撮影 by  DSC-T77, SONY
4
4/27 8:04
いいスピードで淡々と滑るお友だち
2014年04月27日 08:15撮影 by  DSC-T77, SONY
1
4/27 8:15
2014年04月27日 08:32撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 8:32
2014年04月27日 08:32撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 8:32
2014年04月27日 08:33撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 8:33
あっちゅうまに小屋。
2014年04月27日 08:38撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 8:38
あっちゅうまに小屋。
最後にもう一度w
2014年04月27日 08:41撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 8:41
最後にもう一度w
これが西穂ラーメン。醤油味! ホントは卵はつきません。
2014年04月27日 09:05撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 9:05
これが西穂ラーメン。醤油味! ホントは卵はつきません。
こちらは味噌ラーメン。
2014年04月27日 09:05撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 9:05
こちらは味噌ラーメン。
小屋の外で紫煙をくゆらす同行者たち。
2014年04月27日 09:23撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 9:23
小屋の外で紫煙をくゆらす同行者たち。
ロープウェイに向かって下山。さらば!
2014年04月27日 10:27撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 10:27
ロープウェイに向かって下山。さらば!
雲が増えてきたなー
2014年04月27日 11:08撮影 by  DSC-T77, SONY
4/27 11:08
雲が増えてきたなー
ロープウェイを降りたところで、飛騨牛串焼きを購入。肉杯!
2014年04月27日 11:49撮影 by  DSC-T77, SONY
1
4/27 11:49
ロープウェイを降りたところで、飛騨牛串焼きを購入。肉杯!
下山後の温泉。奥に看板があります。
2014年04月27日 12:37撮影 by  DSC-T77, SONY
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4/27 12:37
下山後の温泉。奥に看板があります。
登山の湯? 行かねば!
2014年04月27日 13:16撮影 by  CAL21, CASIO
4/27 13:16
登山の湯? 行かねば!
サンダルを履いて出た先は駐車場。
2014年04月27日 13:16撮影 by  CAL21, CASIO
4/27 13:16
サンダルを履いて出た先は駐車場。
駐車場の先に階段。
2014年04月27日 13:16撮影 by  CAL21, CASIO
4/27 13:16
駐車場の先に階段。
その先に露天風呂。積んである石がちょうど腰の高さ。表を通る車からは大事な所は隠れる寸法。
2014年04月27日 12:48撮影 by  CAL21, CASIO
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4/27 12:48
その先に露天風呂。積んである石がちょうど腰の高さ。表を通る車からは大事な所は隠れる寸法。
風呂あがりの牛乳はジョッキ生!
2014年04月27日 13:31撮影 by  CAL21, CASIO
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4/27 13:31
風呂あがりの牛乳はジョッキ生!
撮影機器:

感想

◯感想

今シーズンから雪山を始めた私にとって、今回の西穂独標は目標でした。
北アルプスの入口までこれたのだから、自分にしては出来すぎです。

今回、目の前で落石を見ました。
独標直下のくだり、登ってくる登山者をやり過ごすために待っている時でした。
その登山者が手を掛けた石が動き、次の瞬間には音もなく落ちていきました。
人の頭ほどの大きさの岩が斜面を転がり落ちていく様は恐怖でした。

幸い直下には登山者がおらず、落石も登山道とは違う沢筋へと落ちていったために大事には至りませんでした。
その時は「いやー、良かった〜!」と思っただけでした。

でも、

もしも自分がその登山者の下を歩いていたら。
ヘルメットもかぶらずにその岩の直撃を受けていたら。

無事に下山してからその事に思い至り、実に幸運だったことに気が付きました。
ヘルメットを被ること、先行者とは距離を置くこと。
この2点は肝に銘じなければ。

**********************

今回はツアーで知り合った友だちと3人で(予定は4人でしたが)行ってきました。
車を新穂高ロープウェイの登山者用駐車場に停めて、できたばかりの登山案内所で登山届を提出し、いざ出発。
初日は西穂山荘までなので、ロープウェイを降りたのはお昼すぎ。
山小屋までのんびり雪山ハイキングです。

翌朝、ご来光を拝むために午前4時30分に起床しました。
出発したのが午後5時30分頃、歩き始めるとしばらくして稜線の向こうから日が昇りました。
写真を撮りながら、ゆっくりと登ります。

気温の上昇で前日の夕方にはグズグズになっていた雪も朝の冷え込みで固まり、アイゼンが利きやすい状態です。
すでに大勢の人たちが先行しているため、トレースはくっきりとついていました。
なによりこの天気。
視界がいいので広い尾根でも迷いようがありません。

独標の取り付きまでは問題なく歩いてきました。
ここからの登りがクライマックス。
アイゼンを装着したまま岩と雪のミックスを登るのは初めてなので緊張します。
足の置き場一つにしても慎重になります。
こういう場所に不慣れな私は、ピッケルをザックの肩紐に差して四足歩行で登りました。

おっかなびっくりでしたが、独標の上に到着しました。
奥穂高岳に続く稜線をこれだけの至近距離で見たのは初めてのこと。
でも、ここから先はおっかなくっていけません。
ピラミッドピークまでなら行けるんじゃん?という同行者の声は無視です。

登り以上に緊張するのが下り。
慎重に一歩ずつ足の置き場所を見つけながら歩きます。
ちょうど山小屋で朝食を摂ったあとで出発した登山者たちが登ってくる時間帯になったのでしょうか。
次々と独標の岩稜を登ってきます。
その人たちをやり過ごしている時に起こったのが、冒頭の落石です。

自分も含め、回りで目撃した人が一斉に「ラーーーーーーク!!!」と叫んでいました。

石を落とした女性もすっかり青ざめてパニックに陥っていたようで、違うルートに進みそうになっているのを私の同行者が落ち着かせていました。
落石が他の登山者に当たらなかったのも幸いでしたが、その女性がバランスを崩して落ちなかったのもまた幸いでした。

その後は、写真のような感じで尻滑りしたりしながら下山しましたが、西穂山荘からの下りでツボ足で歩いていたら転倒して10メートル以上滑落しました。
といってもで樹林帯だしそんなに斜度もないのでケガとかはありませんでしたが。
アイゼンもピッケルも装備していないと、滑りだすと止まる術がないですね。
自然と止まったので良かったのですが、谷まで持って行かれたら危なかった。
いろいろと勉強になった山行でした。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
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体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
西穂独標(西穂高口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

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