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Yamareco

記録ID: 476125
全員に公開
ハイキング
甲信越

御嶽山<おんがくの時間>

2014年07月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:50
距離
7.3km
登り
907m
下り
997m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:30 田ノ原駐車場
6:46 大江権現
6:50 あかっぱげ
7:06 八合目避難小屋
7:21 富士見石
7:32 中央不動尊
8:01 八丁ダルミ
8:22 御嶽山8:37
8:39 御嶽頂上山荘
9:01 王滝頂上山荘周辺(王滝奥の院周辺)9:54
11:12 田ノ原駐車場
〜車で移動〜
12:14 清滝
天候 晴れ、山頂付近は突風
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松本インターより田ノ原天然公園駐車場まで約2時間20分、駐車場無料、男女別トイレ有チップ制
コース状況/
危険箇所等
登山ポストも用紙もトイレの前にありました。
ルート全体綺麗に整備されており危険はほぼないが、すぐ森林限界を越え日差しを遮るものがないので熱中症対策を。
台風直後だが道の荒れや崩落もなく、ガレ場の浮石に注意する。
お鉢めぐりは強風のため危険と判断し諦めた。

下山後は王滝の湯、直前の道がダートなので注意。営業は基本的には土日のみですが7月後半から8月は夏休みの書き入れ時で営業日が増えるようですので要確認を。
https://www.ontake.jp/special/onsen
すごい晴れた。単純にテンションが上がってしまう
2014年07月12日 06:26撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 6:26
すごい晴れた。単純にテンションが上がってしまう
鳥居越しに撮ってみた。大していい構図ではないが出発
2014年07月12日 06:33撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 6:33
鳥居越しに撮ってみた。大していい構図ではないが出発
序盤はまっすぐ伸びる道。果てしなく遠く感じる山頂
2014年07月12日 06:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 6:47
序盤はまっすぐ伸びる道。果てしなく遠く感じる山頂
私になじみがあるのはあかっぱじの方です。
2014年07月12日 07:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 7:00
私になじみがあるのはあかっぱじの方です。
ずいぶん登った感じですがまだまだ登ります。
2014年07月12日 07:11撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 7:11
ずいぶん登った感じですがまだまだ登ります。
観察していると雪渓からガスが湧いては消えてゆきます
2014年07月12日 08:12撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 8:12
観察していると雪渓からガスが湧いては消えてゆきます
登山道に現れたつがいのライチョウ。
2014年07月12日 07:41撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 7:41
登山道に現れたつがいのライチョウ。
登山道のど真ん中でガッツリ砂浴びしだしたライチョウの皆さん。もう一羽、メスが出てきたんですが撮り忘れてしまいました…
2014年07月12日 07:42撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 7:42
登山道のど真ん中でガッツリ砂浴びしだしたライチョウの皆さん。もう一羽、メスが出てきたんですが撮り忘れてしまいました…
王手!と言いたい感じの9合目。でもまだ登るです
2014年07月12日 07:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 7:47
王手!と言いたい感じの9合目。でもまだ登るです
王手!と思ったのは王滝頂上でした。
2014年07月12日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:02
王手!と思ったのは王滝頂上でした。
剣ヶ峰へ向かいます。
ああ、レコでよく見るにょろにょろだ。
2014年07月12日 08:04撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:04
剣ヶ峰へ向かいます。
ああ、レコでよく見るにょろにょろだ。
チョロギ?
2014年07月12日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:06
チョロギ?
山頂から雲がわいてるような物凄い絵に見えます
2014年07月12日 08:08撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:08
山頂から雲がわいてるような物凄い絵に見えます
お鉢めぐりの道を忘れておりこの階段を無駄に往復した…
2014年07月12日 21:53撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 21:53
お鉢めぐりの道を忘れておりこの階段を無駄に往復した…
山頂には立派な社務所と銅像と。
2014年07月12日 08:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:21
山頂には立派な社務所と銅像と。
素敵な眺望。
二ノ池と乗鞍岳と北アルプス。
でも暴風です。
2014年07月12日 08:22撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:22
素敵な眺望。
二ノ池と乗鞍岳と北アルプス。
でも暴風です。
望遠で富士山。
2014年07月12日 08:23撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:23
望遠で富士山。
望遠で乗鞍・北ア。
2014年07月12日 08:24撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:24
望遠で乗鞍・北ア。
しつこいけど望遠で二ノ池
2014年07月12日 08:28撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:28
しつこいけど望遠で二ノ池
王滝奥の院方面
2014年07月12日 08:54撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 8:54
王滝奥の院方面
おお、吸い込まれそう、暴風プラスでホントに吸い込まれてしまうかと冷や冷やもんでした
2014年07月12日 09:14撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
3
7/12 9:14
おお、吸い込まれそう、暴風プラスでホントに吸い込まれてしまうかと冷や冷やもんでした
横から見る奥の院はよくわからない
b氏が冒険に行くあいだ、私は湯を沸かして待つ:p
2014年07月12日 21:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
7/12 21:54
横から見る奥の院はよくわからない
b氏が冒険に行くあいだ、私は湯を沸かして待つ:p
おー爆裂火口だ
2014年07月12日 10:05撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 10:05
おー爆裂火口だ
お〜噴煙だ
2014年07月12日 10:09撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 10:09
お〜噴煙だ
お〜行ってる行ってる
2014年07月12日 21:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 21:54
お〜行ってる行ってる
奥の院途中で穴くぐり。
でも暴風で怖いのでくぐってから戻りました。

食事の準備をしている間にこんなことしてたのか、ずるい:p
2014年07月12日 09:14撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 9:14
奥の院途中で穴くぐり。
でも暴風で怖いのでくぐってから戻りました。

食事の準備をしている間にこんなことしてたのか、ずるい:p
ミネズオウだと思っていたが帰って調べたらイワウメみたい。
知ったかぶりって恥ずかしいね。
2014年07月12日 09:16撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 9:16
ミネズオウだと思っていたが帰って調べたらイワウメみたい。
知ったかぶりって恥ずかしいね。
ミネズオウはこちら+イワカガミ
でいまだに、コイワカガミとの違いはわかりません:p
2014年07月12日 10:08撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 10:08
ミネズオウはこちら+イワカガミ
でいまだに、コイワカガミとの違いはわかりません:p
遠くに白山です
2014年07月12日 09:54撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 9:54
遠くに白山です
8合目あたりだったかな?まつられていたイノシシ様

イケメン!素敵!:p
2014年07月12日 10:44撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 10:44
8合目あたりだったかな?まつられていたイノシシ様

イケメン!素敵!:p
途中で遊歩道経由します。
正直言って見どころが薄いというのが私の感想
2014年07月12日 11:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/12 11:09
途中で遊歩道経由します。
正直言って見どころが薄いというのが私の感想
下山後車で移動途中に寄った新滝。
ブレすぎて目が回ります。
2014年07月12日 12:07撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 12:07
下山後車で移動途中に寄った新滝。
ブレすぎて目が回ります。
そして清滝に。
peachが果敢にも滝の直下に行って滝行(風)、
他企業にはナイショでお願いします。
2014年07月12日 12:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/12 12:17
そして清滝に。
peachが果敢にも滝の直下に行って滝行(風)、
他企業にはナイショでお願いします。
ぶわっ!という感じで降ってくる水
ナンチャッテのつもりがしっかりびちゃびちゃに
2014年07月12日 21:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 21:54
ぶわっ!という感じで降ってくる水
ナンチャッテのつもりがしっかりびちゃびちゃに
帰りのビューポイントから
左のピークが登山口で本日歩いたコースがよくわかる
2014年07月12日 17:02撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/12 17:02
帰りのビューポイントから
左のピークが登山口で本日歩いたコースがよくわかる
前日:立山黒部アルペンルート
この先に下の廊下があるんですね。行ってみたいなぁ
2014年07月11日 08:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/11 8:39
前日:立山黒部アルペンルート
この先に下の廊下があるんですね。行ってみたいなぁ
前日:立山黒部アルペンルート
上は雨がしきりに降っておりそんな状況で黒部ダムを見下ろす
2014年07月11日 08:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/11 8:35
前日:立山黒部アルペンルート
上は雨がしきりに降っておりそんな状況で黒部ダムを見下ろす
前日:立山黒部アルペンルート
ダムでUターンのつもりでしたがテンションが上がった二人はその先へ。
2014年07月11日 09:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/11 9:09
前日:立山黒部アルペンルート
ダムでUターンのつもりでしたがテンションが上がった二人はその先へ。
前日:立山黒部アルペンルート
しかし余計に大雨。ここで引き返すことにしました
2014年07月11日 09:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/11 9:21
前日:立山黒部アルペンルート
しかし余計に大雨。ここで引き返すことにしました
前日:立山黒部アルペンルート
いまだに笹が飾られていたので願い事を、って意味が分かんないなこの願い。
2014年07月11日 09:34撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/11 9:34
前日:立山黒部アルペンルート
いまだに笹が飾られていたので願い事を、って意味が分かんないなこの願い。
前日:立山黒部アルペンルート
黒部平の駅ナカグルメ。
2014年07月11日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/11 9:36
前日:立山黒部アルペンルート
黒部平の駅ナカグルメ。
前日:大町山岳博物館
peachfaceがオオムラサキをみつけたのだがこれじゃあよくわかんない。素人写真のこれが限界。
2014年07月11日 11:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/11 11:39
前日:大町山岳博物館
peachfaceがオオムラサキをみつけたのだがこれじゃあよくわかんない。素人写真のこれが限界。
前日:大町山岳博物館
山小屋の中で蝋人形の小屋番と語らう
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前日:大町山岳博物館
山小屋の中で蝋人形の小屋番と語らう
前日:大町山岳博物館
重さ体験ザックを背負って猿のはく製に岳人ぶりを見せつける
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前日:大町山岳博物館
重さ体験ザックを背負って猿のはく製に岳人ぶりを見せつける
前日:大町山岳博物館
終始警戒されていた、ホンドダヌキのリョウマ
2014年07月11日 13:04撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/11 13:04
前日:大町山岳博物館
終始警戒されていた、ホンドダヌキのリョウマ
前日:大町山岳博物館
裏手にある付属動物園にて。
何頭かいるカモシカの中で撫でられ好きなサツキと触れ合う
2014年07月11日 13:12撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/11 13:12
前日:大町山岳博物館
裏手にある付属動物園にて。
何頭かいるカモシカの中で撫でられ好きなサツキと触れ合う
前日:鷹狩山
山頂付近まで車で登れる鷹狩山。この石段がげんなりだ。
2014年07月11日 13:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/11 13:35
前日:鷹狩山
山頂付近まで車で登れる鷹狩山。この石段がげんなりだ。
前日:鷹狩山
2014年07月11日 13:40撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
7/11 13:40
前日:鷹狩山
前日:鷹狩山
展望台の屋上から。後立山連峰を携えたすごい街だね大町。
2014年07月11日 13:42撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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7/11 13:42
前日:鷹狩山
展望台の屋上から。後立山連峰を携えたすごい街だね大町。
前日:山遊食堂 岳
黒部ダムカレーに振られ続け、たどり着いたのは七倉ダムカレー。ビジュアル・味ともにグッド!
2014年07月11日 15:18撮影 by  SO-03D, Sony Ericsson
6
7/11 15:18
前日:山遊食堂 岳
黒部ダムカレーに振られ続け、たどり着いたのは七倉ダムカレー。ビジュアル・味ともにグッド!

感想

連休がなかなか取れない私が満を持しての連休。
そしてここぞとばかりの台風直撃。
世間の台風の目となることなどちっともない私ですが、今回だけは台風の目の中でやり過ごしたい2日間。
そんな願いが叶わず過ぎ去ったものの1日目は登山に適さぬ天候だったので観光して終了。

そして2日目。台風一過ですっきり雲が取れた御嶽山に登ってまいりました。
初めて目の当たりにする御嶽山という山。今回登る田ノ原から見る御嶽山は山頂まで見て取れる。そして山体がどっしりと大きく頼もしい。

そして私は恥ずかしながら山登りを始めて3年以上経ってからようやく場所がどこにあるかを知った。そんな馬鹿な!と思う方もいらっしゃるだろうがそんな馬鹿が私なのだ。
そんな馬鹿な私は前日購入した青柳常夫氏の「岳人の歌」がプリントされた手拭いを頭に巻き明後日の方向にやる気がみなぎる。
http://www.youtube.com/watch?v=eqMY9hpSDsk&feature=kp

一方今回2度目となる御嶽山登山に挑むのは相方のpeach face。前回とは違うルートということで彼女もやる気満々だ。

すっかり晴れた青空の中、最初はまっすぐ山に向かって進み、しばしの樹林帯での登りの後、早々に森林限界に達する。

ここから上は遮るものがない、太陽と山のタッグと立ち向かわねばならない。やや気負いがちに比較的ゆっくり進んだつもりだった。
8合目を過ぎたあたりでライチョウとご対面する。前を歩いていた男性がしきりにカメラを向けていたので労せず見つけることができありがたい限り。
ところがこやつら、オスメスメスの3羽で登山道のど真ん中で砂浴びなどを始めてしまう。
とってもかわいいのだがいつ終わるともわからない彼らのアーバンリラックスタイムを待ちくたびれて先に進む。ドンくさい逃げ足で隅っこへ駆け込む姿はそれもそれで愛くるしい。
石室避難小屋に着くとそこが王滝山頂。ここから剣ヶ峰までもう一頑張りが必要となる。

石室から先に進んだとたんに強風が吹きすさぶ。耐え切れずにょろにょろの像、私はチョロギと言って引かないその物陰にて上着を着込みガレた急登を強風に飛ばされぬよう気を付けながら無事に山頂へ。

ところがどっこい、山頂では更に上を行く暴風が吹き抜け、歩くとバランスを崩して転げ落ちてもおかしくないような状態であった。
山頂からの眺望は素晴らしくでも長居できない暴風を恨めしく思いながらごはんを食べるスペースを探す。
しかしどこもかしこも隙間さえあれば吹き抜ける暴風に手を焼き、仕方なく王滝山頂まで下山。
王滝山頂周辺でも暴風が止む気配はなく、いらだち交じりで王滝奥の院へ歩き出す。

するとどうだろう、斜面が風を遮り落ち着いて休めそうな雰囲気になっている。
これを逃す手はなくここでとても早い昼食タイム。のんびりカップラーメンやカップスープなどで暴風で冷え切った体を温めなおすことに成功した。眼前に広がる山々の景色を見ながらつい「岳人の歌」を口ずさんでしまう私。

下山は続々登ってくるハイカーを見ながら、普段土日登山をしない私としてはわずらわしさを覚えながらも落石などを起こさぬよう慎重に下山。風のないふもとは気温そのままに暑く、いっそ「岳人の歌」の歌詞のように花をくわえてグリセードで下山したらどんんだけ目立って早いんだろうね、なんて馬鹿な話をしながらも午前中に駐車場にたどり着く。

下山途中で新滝・清滝に立ち寄りクールダウンにも成功。温めたり冷やしたり体温調節に忙しい一日だ。

土日しか営業していないという王滝の湯で汗を流すがここでも育った樹木で遮られる寸前の御嶽山を望むことができ、御嶽気分は継続する。

更に下山し、道の駅木曽福島で食事をしたがここでも御嶽山の展望。白樺もなければ黒百合を胸に抱くと臭いよ、と突っ込みを入れるpeachfaceとともにやはり岳人の歌を頭の中で再生してしまう自分がいた。

御嶽にon岳し、「岳人の歌」という音楽に乗って過ごした時間。前日に立山黒部アルペンルート観光やら、山岳博物館やらカモシカスポーツショッピンングやらで ONLY「岳」 の時間を過ごせた。

よくよく歌詞を見てみれば「アルプスの恋歌」と。
ああ、御嶽山関係ないじゃん・・・。

まさかの台風直撃。
ニュースでは「過去最強」などと騒いでいるし、前日には南木曽で災害。
せっかく連休を合わせたがどう動くべきか?よもや中止?
ギリギリまで悩み結局1日目は台風通過待ちで大町観光、2日目は道路状況を確認していけそうなら御嶽山、というふわふわプランが出来上がった。
一番心配していた木曽の道路状況だが、どうやら問題なさそうなので1日目の終わりに登山口駐車場まで上がることにする。
実際危険はなかったが、車道には強風で折れた木の枝と葉が散乱する道となっており、おそるおそる走り進んでグイグイ標高を上げ、駐車場につくがここがまた寒いこと。
寒さに加え車の出入りと人の気配で、翌朝は寝不足気味だった。

だが晴天の眼前にそびえ立つは雄大なる御嶽山。
不安も寝不足もふっとぶ!
岐阜県側のルートしか歩いたことがないので、いつかこちらからも行ってみたいという念願叶い、ウキウキで鳥居をくぐった。
bo-tyu-zaiさんが富士山の登山道みたいだと帰りに言っていたが、本当に多くの人に歩かれている、歩けるようになっている道だった。
信仰の山で道中の祠や像なども興味深い、かといって易しい道でもないし苦手な階段が多めだ。
しっかり汗をかきながら、酸素の薄さも感じつつ楽しく歩いた。
途中雪渓の向こう側に雛連れの雷鳥がいたようで、よくみつけたなぁと思いながらもカメラを取り出してみるみるたまってゆく登山者をみてここはさっと通り過ぎる。
それが幸いしたか、その先で雷鳥の砂浴びを至近距離で観察できる機会を得る。
非常〜に愛くるしいのだが、登山道の真ん中という近すぎる環境で…申し訳ないが砂浴びはそこそこにしてもらって近づく。
もうわーとかきゃーみたいな顔して小走りで避ける姿に笑ってしまったが、ごめんごめんと空中をチョップしながら先を行かせてもらった。

その先も順調に進み、ぐるぐるのオブジェを目にしてこれか〜!なんて楽しんでいたが、もうこのころは強風の中。
かぶっていた帽子もさすがにはずすがそうすると日射が辛い。
足元をよくみつつとにかく剣ヶ峰へ。
約1年ぶりの景色は最高!だが、風がびゅんびゅん強すぎる。
お鉢めぐりへの道を覗こうと社殿の裏に体を出したときは体が持って行かれる衝撃の強風。
お鉢めぐりをしている人の姿は見えたが、私としては信じられない…なしなし!と素直に下山することにした。

問題は、おなかがしっかり減っているのだが、強風でどこへ行っても落ち着ける場所がなさそうなこと。
とりあえず王滝頂上まで下れば弱くなるか?とおもったが甘い。びゅんびゅんはやまず。
ふと横の方へ行くと、何やら岩場が目に入る。そういえばどなたかのレコでみた、あああそこが奥の院か。
好奇心旺盛な我々は何の気なしにすぐみに行ってみる。
おや?不思議なほどにここのポイントだけ風がないといっていいほどに吹かずポカポカと快適だ。
ここしかない!ということで久しぶりに持ってきたガスバーナーを取り出してお湯作成。
その間にbo-tyu-zaiさんは奥の院を一人でせめに行ったが、あとで聞いたら岩くぐりなんて楽しいことをしたそうじゃないか。
ずるい!とかブーブーはかなり過ぎたところで言っておいたが、根に持っている。
ともあれありがたいことにゆっくりとおいしいごはんタイムをとることができて、ご機嫌のまま下山ができた。

その後も滝だ温泉だと御嶽山の恩恵を楽しみつくして早めの解散。
1日目観光で感動したので「黒部の太陽」「劔岳点の記」をレンタルして帰宅。
岳人の歌も覚えかけてしまったし、山ハマりっぷりが半端ない…。

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コメント

見えてましたよ
bo-tyu-zaiさん peachさん こんばんは。

権現岳からお二人が御嶽山で雷鳥と戯れているのが見えてました(笑)。でも御嶽山が綺麗に見えていたのでこの日は空気が澄んでいたのでしょう。御嶽山も素晴らしい青空ですね。台風で予定が少し変わった様ですが、もしかして台風が湿気を吹き飛ばしてくれたのかも。そして前日の観光も楽しそう。十分に連休を楽しまれたのでは?

御嶽山はワンゲル時代に元旦登山で登りましたが、高校まで大晦日は家族で紅白歌合戦を聴いて元旦を迎えていた私にとって年越し音楽はムサい男達の山の歌に変ってしまいました。
2014/7/13 19:44
Re: 見え見え
yuzupapaさん、こんばんは。
八ヶ岳、こちらからもよく見えました。そういえば空の青に溶け込みそうなスカイブルーのウェアを着たyuzupapaさんがチラチラ見えてたような気がします


御嶽山って山体がでかくてカッコ良い山でした。独立峰の3000mオーバーですから神々しさすら感じましたよ。

岳人の歌、この日に知ったばかりの曲ですが晴天の山頂から見晴らす世界につい気分が高揚し音程がデタラメな感じで歌ってしまいました。ムサくサムい感じの私の方が湿気を帯びてるのかもしれません
2014/7/13 21:23
Re: 見えてましたよ
yuzupapaさんこんばんは。

強風でバサバサ頭のところを見られちゃいましたか
yuzupapaさんはたくさんの花に囲まれて、くわえてグリセードせずとも素敵な岳人だったようで お互い良い日になりましたね。

しかしムサくてもサムくても、山男の唄ってなんだかロマンチックです 他にはどんなのがあるのだろう?
ロマンのかけらもない私はうっかり無粋なつっこみをいれないよう気を付けたく思います
2014/7/13 23:27
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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