御嶽山<おんがくの時間>


- GPS
- 04:50
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 907m
- 下り
- 997m
コースタイム
6:46 大江権現
6:50 あかっぱげ
7:06 八合目避難小屋
7:21 富士見石
7:32 中央不動尊
8:01 八丁ダルミ
8:22 御嶽山8:37
8:39 御嶽頂上山荘
9:01 王滝頂上山荘周辺(王滝奥の院周辺)9:54
11:12 田ノ原駐車場
〜車で移動〜
12:14 清滝
天候 | 晴れ、山頂付近は突風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストも用紙もトイレの前にありました。 ルート全体綺麗に整備されており危険はほぼないが、すぐ森林限界を越え日差しを遮るものがないので熱中症対策を。 台風直後だが道の荒れや崩落もなく、ガレ場の浮石に注意する。 お鉢めぐりは強風のため危険と判断し諦めた。 下山後は王滝の湯、直前の道がダートなので注意。営業は基本的には土日のみですが7月後半から8月は夏休みの書き入れ時で営業日が増えるようですので要確認を。 https://www.ontake.jp/special/onsen |
写真
感想
連休がなかなか取れない私が満を持しての連休。
そしてここぞとばかりの台風直撃。
世間の台風の目となることなどちっともない私ですが、今回だけは台風の目の中でやり過ごしたい2日間。
そんな願いが叶わず過ぎ去ったものの1日目は登山に適さぬ天候だったので観光して終了。
そして2日目。台風一過ですっきり雲が取れた御嶽山に登ってまいりました。
初めて目の当たりにする御嶽山という山。今回登る田ノ原から見る御嶽山は山頂まで見て取れる。そして山体がどっしりと大きく頼もしい。
そして私は恥ずかしながら山登りを始めて3年以上経ってからようやく場所がどこにあるかを知った。そんな馬鹿な!と思う方もいらっしゃるだろうがそんな馬鹿が私なのだ。
そんな馬鹿な私は前日購入した青柳常夫氏の「岳人の歌」がプリントされた手拭いを頭に巻き明後日の方向にやる気がみなぎる。
http://www.youtube.com/watch?v=eqMY9hpSDsk&feature=kp
一方今回2度目となる御嶽山登山に挑むのは相方のpeach face。前回とは違うルートということで彼女もやる気満々だ。
すっかり晴れた青空の中、最初はまっすぐ山に向かって進み、しばしの樹林帯での登りの後、早々に森林限界に達する。
ここから上は遮るものがない、太陽と山のタッグと立ち向かわねばならない。やや気負いがちに比較的ゆっくり進んだつもりだった。
8合目を過ぎたあたりでライチョウとご対面する。前を歩いていた男性がしきりにカメラを向けていたので労せず見つけることができありがたい限り。
ところがこやつら、オスメスメスの3羽で登山道のど真ん中で砂浴びなどを始めてしまう。
とってもかわいいのだがいつ終わるともわからない彼らのアーバンリラックスタイムを待ちくたびれて先に進む。ドンくさい逃げ足で隅っこへ駆け込む姿はそれもそれで愛くるしい。
石室避難小屋に着くとそこが王滝山頂。ここから剣ヶ峰までもう一頑張りが必要となる。
石室から先に進んだとたんに強風が吹きすさぶ。耐え切れずにょろにょろの像、私はチョロギと言って引かないその物陰にて上着を着込みガレた急登を強風に飛ばされぬよう気を付けながら無事に山頂へ。
ところがどっこい、山頂では更に上を行く暴風が吹き抜け、歩くとバランスを崩して転げ落ちてもおかしくないような状態であった。
山頂からの眺望は素晴らしくでも長居できない暴風を恨めしく思いながらごはんを食べるスペースを探す。
しかしどこもかしこも隙間さえあれば吹き抜ける暴風に手を焼き、仕方なく王滝山頂まで下山。
王滝山頂周辺でも暴風が止む気配はなく、いらだち交じりで王滝奥の院へ歩き出す。
するとどうだろう、斜面が風を遮り落ち着いて休めそうな雰囲気になっている。
これを逃す手はなくここでとても早い昼食タイム。のんびりカップラーメンやカップスープなどで暴風で冷え切った体を温めなおすことに成功した。眼前に広がる山々の景色を見ながらつい「岳人の歌」を口ずさんでしまう私。
下山は続々登ってくるハイカーを見ながら、普段土日登山をしない私としてはわずらわしさを覚えながらも落石などを起こさぬよう慎重に下山。風のないふもとは気温そのままに暑く、いっそ「岳人の歌」の歌詞のように花をくわえてグリセードで下山したらどんんだけ目立って早いんだろうね、なんて馬鹿な話をしながらも午前中に駐車場にたどり着く。
下山途中で新滝・清滝に立ち寄りクールダウンにも成功。温めたり冷やしたり体温調節に忙しい一日だ。
土日しか営業していないという王滝の湯で汗を流すがここでも育った樹木で遮られる寸前の御嶽山を望むことができ、御嶽気分は継続する。
更に下山し、道の駅木曽福島で食事をしたがここでも御嶽山の展望。白樺もなければ黒百合を胸に抱くと臭いよ、と突っ込みを入れるpeachfaceとともにやはり岳人の歌を頭の中で再生してしまう自分がいた。
御嶽にon岳し、「岳人の歌」という音楽に乗って過ごした時間。前日に立山黒部アルペンルート観光やら、山岳博物館やらカモシカスポーツショッピンングやらで ONLY「岳」 の時間を過ごせた。
よくよく歌詞を見てみれば「アルプスの恋歌」と。
ああ、御嶽山関係ないじゃん・・・。
まさかの台風直撃。
ニュースでは「過去最強」などと騒いでいるし、前日には南木曽で災害。
せっかく連休を合わせたがどう動くべきか?よもや中止?
ギリギリまで悩み結局1日目は台風通過待ちで大町観光、2日目は道路状況を確認していけそうなら御嶽山、というふわふわプランが出来上がった。
一番心配していた木曽の道路状況だが、どうやら問題なさそうなので1日目の終わりに登山口駐車場まで上がることにする。
実際危険はなかったが、車道には強風で折れた木の枝と葉が散乱する道となっており、おそるおそる走り進んでグイグイ標高を上げ、駐車場につくがここがまた寒いこと。
寒さに加え車の出入りと人の気配で、翌朝は寝不足気味だった。
だが晴天の眼前にそびえ立つは雄大なる御嶽山。
不安も寝不足もふっとぶ!
岐阜県側のルートしか歩いたことがないので、いつかこちらからも行ってみたいという念願叶い、ウキウキで鳥居をくぐった。
bo-tyu-zaiさんが富士山の登山道みたいだと帰りに言っていたが、本当に多くの人に歩かれている、歩けるようになっている道だった。
信仰の山で道中の祠や像なども興味深い、かといって易しい道でもないし苦手な階段が多めだ。
しっかり汗をかきながら、酸素の薄さも感じつつ楽しく歩いた。
途中雪渓の向こう側に雛連れの雷鳥がいたようで、よくみつけたなぁと思いながらもカメラを取り出してみるみるたまってゆく登山者をみてここはさっと通り過ぎる。
それが幸いしたか、その先で雷鳥の砂浴びを至近距離で観察できる機会を得る。
非常〜に愛くるしいのだが、登山道の真ん中という近すぎる環境で…申し訳ないが砂浴びはそこそこにしてもらって近づく。
もうわーとかきゃーみたいな顔して小走りで避ける姿に笑ってしまったが、ごめんごめんと空中をチョップしながら先を行かせてもらった。
その先も順調に進み、ぐるぐるのオブジェを目にしてこれか〜!なんて楽しんでいたが、もうこのころは強風の中。
かぶっていた帽子もさすがにはずすがそうすると日射が辛い。
足元をよくみつつとにかく剣ヶ峰へ。
約1年ぶりの景色は最高!だが、風がびゅんびゅん強すぎる。
お鉢めぐりへの道を覗こうと社殿の裏に体を出したときは体が持って行かれる衝撃の強風。
お鉢めぐりをしている人の姿は見えたが、私としては信じられない…なしなし!と素直に下山することにした。
問題は、おなかがしっかり減っているのだが、強風でどこへ行っても落ち着ける場所がなさそうなこと。
とりあえず王滝頂上まで下れば弱くなるか?とおもったが甘い。びゅんびゅんはやまず。
ふと横の方へ行くと、何やら岩場が目に入る。そういえばどなたかのレコでみた、あああそこが奥の院か。
好奇心旺盛な我々は何の気なしにすぐみに行ってみる。
おや?不思議なほどにここのポイントだけ風がないといっていいほどに吹かずポカポカと快適だ。
ここしかない!ということで久しぶりに持ってきたガスバーナーを取り出してお湯作成。
その間にbo-tyu-zaiさんは奥の院を一人でせめに行ったが、あとで聞いたら岩くぐりなんて楽しいことをしたそうじゃないか。
ずるい!とかブーブーはかなり過ぎたところで言っておいたが、根に持っている。
ともあれありがたいことにゆっくりとおいしいごはんタイムをとることができて、ご機嫌のまま下山ができた。
その後も滝だ温泉だと御嶽山の恩恵を楽しみつくして早めの解散。
1日目観光で感動したので「黒部の太陽」「劔岳点の記」をレンタルして帰宅。
岳人の歌も覚えかけてしまったし、山ハマりっぷりが半端ない…。
bo-tyu-zaiさん peachさん こんばんは。
権現岳からお二人が御嶽山で雷鳥と戯れているのが見えてました(笑)。でも御嶽山が綺麗に見えていたのでこの日は空気が澄んでいたのでしょう。御嶽山も素晴らしい青空ですね。台風で予定が少し変わった様ですが、もしかして台風が湿気を吹き飛ばしてくれたのかも。そして前日の観光も楽しそう。十分に連休を楽しまれたのでは?
御嶽山はワンゲル時代に元旦登山で登りましたが、高校まで大晦日は家族で紅白歌合戦を聴いて元旦を迎えていた私にとって年越し音楽はムサい男達の山の歌に変ってしまいました。
yuzupapaさん、こんばんは。
八ヶ岳、こちらからもよく見えました。そういえば空の青に溶け込みそうなスカイブルーのウェアを着たyuzupapaさんがチラチラ見えてたような気がします
御嶽山って山体がでかくてカッコ良い山でした。独立峰の3000mオーバーですから神々しさすら感じましたよ。
岳人の歌、この日に知ったばかりの曲ですが晴天の山頂から見晴らす世界につい気分が高揚し音程がデタラメな感じで歌ってしまいました。ムサくサムい感じの私の方が湿気を帯びてるのかもしれません
yuzupapaさんこんばんは。
強風でバサバサ頭のところを見られちゃいましたか
yuzupapaさんはたくさんの花に囲まれて、くわえてグリセードせずとも素敵な岳人だったようで
しかしムサくてもサムくても、山男の唄ってなんだかロマンチックです
ロマンのかけらもない私はうっかり無粋なつっこみをいれないよう気を付けたく思います
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