八ヶ岳山荘~行者小屋~赤岳往復(赤岳展望荘泊)子連れ小4年


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,453m
- 下り
- 1,453m
コースタイム
10:40八ヶ岳山荘ー11:38美濃戸山荘ー14:40行者小屋ー16:35地蔵尾根ー16:45赤岳展望荘
【13日】
6:15赤岳展望荘ー6:49赤岳山頂ー8:03赤岳展望荘8:35ー8:43地蔵尾根ー9:19行者小屋ー11:21美濃戸山荘ー12:10八ヶ岳山荘
天候 | 12日 晴れ 13日 曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸山荘から行者小屋までは長いです。登山道自体広くなっているため、人が多い割に踏み跡が薄い感じがあります。実際、道を間違えてる人を沢山見かけました。ただ、基本川沿いなので迷うことはないと思います。 地蔵尾根は以前階段はありませんでしたが、いくつも設置されていて歩きやすくなってます。ただ、急な階段なので滑ったら大きな事故になりそうです。一応滑り止めの板が取り付けられていますが、経年劣化から無くなっている部分も多いです。金属製階段ゆえの滑りやすさには注意が必要です。中岳から降りた方が安全だと思います。 降りた後の温泉は、土地勘があったため、唐沢鉱泉側にある「縄文の湯」(大人400円子供300円)に行きました。サウナ、露天風呂付きです。簡単な食事も出来ます。 |
写真
感想
八ヶ岳・赤岳登山記(親子登山)
今回、ヤマレコで知った「DIY GPS」というアプリを試してみようと、GPSデータ記録に初挑戦しました。
自宅でカシミール3Dを使って赤岳周辺の地図を作成し、充電池も2個用意して万全の体制。これでフル充電4回分はカバーできると自信満々でした。
ところが出発直後、肝心のiPhone用USBケーブルを車内に忘れるという痛恨のミス。結局、12日の赤岳展望荘までしかデータを残せず…。とはいえ、登山中に現在地を確認できる便利さはしっかり実感できました。今後も継続して使ってみようと思います。
ちなみに、赤岳展望荘には意外と多くの電源コンセントがあり、携帯を充電している方も見かけました。
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アプローチの長い八ヶ岳
出発は仕事の都合で朝8時、名古屋を出発。
「美濃戸山荘に停められたらラッキー」と思っていましたが、すでに満車で、美濃戸口の八ヶ岳山荘付近にしか空きはなし。到着は10時半頃でした。7月の快晴・土曜日ですから仕方ないですね。
子どもには「ちょっと下から歩くだけ」と言いましたが、実際はここから標高差1500m。なかなかの距離です。
美濃戸までは車道を1時間ほど歩くことに。
「バスかタクシーでピストンしてくれたらいいのに…」と思いつつ、汗をぬぐいながら進みました。
美濃戸から行者小屋まではカラマツ林を抜ける長い登りが続きます。
距離はありますが、森の香りと涼しさが心地よく、八ヶ岳らしい癒しの時間です。
行者小屋には多くのテントが並び、活気に満ちていました。
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重装備の代償
子どもは元気そのものでしたが、私はバテ気味。
フルサイズ一眼(Canon 5D Mark II)に赤玉レンズ(28–70mm F2.8)、さらにビデオやバッテリー2個、子どもの荷物や飲料まで背負っていたので、想像以上の重荷でした。
年齢的にも堪えますね。
※どなたか、RAW撮影ができて四つ切プリントに耐えうる、登山向けの高性能コンデジをご存じでしたらぜひ教えてください。
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地蔵尾根と展望荘
地蔵尾根は、以前は鎖のみの急斜面でしたが、今では金属製のハシゴが整備され、ずいぶん登りやすくなっています。
それでも疲労した身体ではバランスを崩しかけてヒヤリとする場面もありました。
無事登り切った後、息子と二人でお地蔵様に100円ずつお賽銭を入れ、安全登山を感謝。
赤岳展望荘に着いたのは16時半頃。
予約済みを伝えると、「子連れで、部屋にも余裕があるので」と個室に変更していただけるという思いがけないご厚意。
スタッフの皆さんに心から感謝です。
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息子の体調異変と温かい対応
到着後、外のベンチで景色を眺めながらビールで一息。
ところが息子が「寒い、頭が痛い」と訴え、布団にもぐり込んでしまいました。
夕食時にスタッフへ相談すると、すぐにポカリスエットを2本提供してくださり、さらに後から携帯用酸素も部屋まで持ってきてくださいました。
パルスオキシメーターで測るとSpO₂は90%。軽度の酸欠程度で高山病ではなさそう。
持参した解熱鎮痛剤を飲ませ、様子を見ることに。
翌朝にはすっかり回復しており、展望荘の方々にお礼を伝えると、なんと夕食代の返金と記念タオル2枚までいただいてしまいました。
山小屋スタッフの温かさに、改めて頭が下がりました。
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山小屋の夜と翌朝
夜は雲が多く、期待していた夕焼けは見られませんでしたが、五右衛門風呂で汗を流し最高の気分に。
熱めのシャワーもあり、「2800mの山小屋でこの快適さ!」と感動。
スタッフの努力に感謝です。
翌朝3時半、息子を寝かせたまま撮影へ。
しかし本人も朝日を見たがっていたので4時過ぎに再び呼びに戻り、二人で朝焼けを撮影。
その後、身軽な装備で赤岳山頂へ。
2899mの山頂からの眺めは言葉にできないほどの美しさでした。
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下山と反省点
携帯の電池が切れ、天気情報を得られないまま雲行きが怪しくなり、早めに下山を決断。
展望荘に戻った頃にはすでに雨がぽつりぽつり。
8時半に出発し、行者小屋を過ぎる頃には本降りになりました。
息子は妙にハイテンションで、『アナと雪の女王』の歌を10回以上歌いながらの下山(笑)。
美濃戸小屋でついに大雨となり、最後だけレインウェアを着用。
無事に下山できて何よりでした。
あとで調べたところ、文三郎尾根から下山しても良かったようです。
これも「充電忘れ」が招いた情報不足ですね…。
コメント
この記録に関連する登山ルート

barolo1029さん、おはようございます(^^)
いつもフォローありがとうございます。nyancoですm(_ _)m
はじめてコメント書かせていただきます。
いつも、息子さんとの山登り、楽しそうで良いなぁと拝見しております
毎回思っていますが、息子さんの健脚ぶりには驚かされますが、今回は、
途中、頭痛が出現したみたいで山荘の方々も心配なさって下さり、山登りする
方々は本当に温かい人が多いと、今回のレコから得られました。
barolo1029さんが、確か、前回のレコで医療者でSPO2を持参されていたのを
思い出し、息子さんはだから、のびのびと安心して、山登りを楽しめれているのだなぁと、思いました。
これからの山登り、子どもの成長は早いので、どんな山にでも行ってしまうのですかねぇ。拝見するのが、楽しみです
nyancoさん
コメント有難うございます。
息子は頭痛持ちでして、忘れたころに学校から連絡が入ることがあります。
どうも基本睡眠不足の時におきる感じです。CTなどの検査では問題ないとのことです・・・。
そのうち富士山にも行きたいというので、パルスオキシメーターを持参する事にしました。高山病は体質ですからね。私が様子を見てる限り、息子は大丈夫なのかなと思ってます。
もともとの登山のきっかけは学校の友人が山バッジを集めてる事を知り刺激されたからです。今では20個近く集まりました。
日本百名山に関しては言えば息子はたしか10座ほど行ったと思います。
赤岳でもそうでしたが、子供を連れていると珍しい?のか多くの方が声をかけて下さいます。そういった声掛け自体が、本人の励みになっているようです。
親としては、大人になった時の趣味の選択肢の1つに登山が入れば良いな、と思ってます。
PS.
nyancoさんは確か名古屋市内で看護師さんでしたよね。
私も職種は違いますが、同業者です。(同じ職場だったりして・・・?)
今月中にまた、百名山に行きますのでレポします。
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