御正体山 (“アサギマダラ”撮影:皇太子殿下御登頂コース:池の平ピストン )


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 892m
- 下り
- 0m
コースタイム
天候 | 晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【 コメント 】
・ 百日草が見頃となった山中湖そばの“花の都公園”での、“富士山&百日草”の写真を撮ることと、“アサギマダラ”の乱舞が見られそうな“御正体山”へ出かけました。
・ 台湾等南西諸島や中国河南方面から、遥々二千キロの距離を、海を越えてやってくる、“アサギマダラ”。 清々しいあさぎ色(浅葱:うすい青色)をした羽で、南方からやってくる逞しさなどみじんも感じさせない優雅な「アサギマダラ」の写真を撮るため、出かけました。
・ 今回は、昨年の“ 白井平”からの最短コースより約1時間ほど長目ですが、皇太子殿下が御登頂されたコースである“池の平”コースで行くことにしました。
・ 途中、富士山の展望台があり、途中までに多くの石の仏様と出合えたり、涼しそうな沢と多少展望が利きそうな尾根のあるコースを初めて利用することにしました。
・ 昨年は、9月上旬でアサギマダラのシーズン終了間際で何とか写真が取れれば良いとの気持ちでの訪問でしたが、予想外の乱舞と遭遇、感激しました。
・ 今回は、マルバダケブキが咲き揃って直ぐで、猛暑続きでしたので、乱舞が見られるのではないかと期待して出かけました。
・ 早朝は快晴でしたが、河口湖ICに到着した6時過ぎには急速に富士山周辺に雲が湧き上がり、クリアーな“富士山と花”の写真撮影は撮れませんでした。
・ “花の都公園”で写真撮影 → 地方の空と花 公園巡り した後、鹿留林道で登山口である“池の平”へ出発、途中24曲がり峠で、かろうじて見えた富士山を撮影。
・ 忍野方面から登山口まで、ほぼ舗装された鹿留林道を走り、立派な“虹の橋”を渡った右奥にある3台ほどの駐車スペースのある池の平に到着。
・ 登山口と山頂には、平成16年10月15日に今の皇太子殿下が御登頂された記念の掲示板がありました。
・ このコースは交通の便が悪く、踏み跡が薄く、登山道も荒れ気味であまり利用されていないようでした。
・ 地図での池の平コースタイムは、登り2時間30分、下り1時間55分。
・ 登山口近くから、上人堂跡手前までの間に石の仏様が18番から33番まで鎮座されていました。 鹿留の御正体神社前から始まりで1番 、池の平には十七番、竜ノ口には三十一番、上人堂跡には三十三番の石仏様が鎮座。(22番と28番は見つけられず)
・ 人気のない、展望もない静かな沢沿いのやや広い登山道を、涼し気なせせらぎの音を聞きながら登って行くと次第に荒れた道となり、標識とテープを頼りに進んでいく。
・ やがて、“竜の口”という、冷たい水場に到着、小休憩後尾根へ出ると間伐された樹林帯の隙間から展望が得られ、富士山展望地がありましたが残念ながら雲に隠れて見えません。
・ やがて、上人堂跡近くからは鹿留山の展望が得られ、更に登りつめて、三輪神社からの登山道と合流。
・ すぐに峰神社と書かれた石柱のある個所を通過、レンゲショウマが咲いてるハズですが、気がつかづ、一旦岩場を通り、少し下った後、登り返し、緩やかな紅葉樹林帯を進んでいくと、アゲハチョウとトンボが現れ、周囲に白色のバイケイソウと黄色のマルバダケブキが咲いた領域が現れました。
・ すぐ先が開け、御正体山山頂に到着。 周囲を見渡すと、黄色の花を咲かせたマルバダケブキに、キアゲハが一羽だけ蜜を吸っている姿を見出しましたが、目的の“アサギマダラ”は全くいませんでした。
・ 昨年の乱舞の光景が、夢のようで、周囲を懸命に探し、しばらくしてようやく“アサギマダラ”を発見、夢中で写真撮影しました。
・ 時間がたっぷりあるので、ベンチに座って、食事しながらジックリ待つことにしました。
・ 日差しがなく、さほど暑くないためか、思っていた程、アブ・蜂・コバエ・小さいハムシ類やトンボ、その他の蝶類なども多くはいませんでした。
・ 曇りがちの空模様で、時々ガスに覆われ、日差しがほとんどない為、チョウの乱舞が見られないのか、個体発生数が少ないのか分かりません。
・ 時期的にはシーズンなのに、昨年の数パーセントの極少ない密度という感じでした。
・ 辺りを散策しながら、約2時間粘り強く観察したおかげで、延べ10羽位出合え、満足できる写真を撮ることが出来ました。
・ アサギマダラは、マルバダケブキよりバイケイソウの方を、圧倒的に好んでいました。
・ バイケイソウの花期はほぼ終わった状況で、マルバダケブキがようやく見頃になってきた感じで、まだ小さな蕾をいっぱいつけていましたので、9月中旬くらいまで咲き続けそうな感じでした。
・ 9月上旬の方が、乱舞の見られる確率が高いのかもしれないと感じました。
・ 遅くなったので、下山はトレラン気味で下山。
・ 途中、富士山展望地で、中腹から上の部分を現した富士山が見れ、写真に収めることが出来ました。
・ 登山中は僅か一人に出合っただけの静かな山行でした。
※ * バイケイソウ
→ 近年の自然志向により,森林からのおくりものである山菜は,春の味覚として,多くの県民に利用されるようになってきました。それに伴い,ポピュラーな山菜のオオバギボウシ(うるい)と間違えて,毒草のバイケイソウを食べ,中毒を起こす事例が増えてきました。
バイケイソウは,死に至る危険性もある恐ろしい毒草です。この機会に,見分け方を完全にマスターしましょう。
自然毒のリスクプロファイル:高等植物:バイケイソウ|厚生労働省 〜 茨城県林業技術センター HPより
* 沢沿いの登山道部分が不明瞭、標識、テープで確認を。 危険箇所は特になし。
* 真夏は、あぶ、蜂、コバエ、小さいハムシ類などが多いので、虫よけ対策を万全に。 このエリアにはヒルはいないようです。
* 平成16年10月15日、今の皇太子殿下が御登頂されました。
→ コースは御正体山の山頂を経て連なる山を縦走する約十キロ。 皇太子様はチェック柄のシャツに紺のズボン姿。 県林業振興課の安富芳森課長補佐の案内で秋晴れの中、紫色に咲いたリンドウの花を写真に収めるなどして、約六時間半をかけて歩いた。「晴れて良かった。眺望がとても素晴らしかった」などと感想を述べられたという。〜 山梨日日新聞より)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する