飯豊連峰への第一歩〜梶川尾根〜北股岳〜丸森尾根


- GPS
- 31:50
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,990m
- 下り
- 1,982m
コースタイム
天候 | 8/31 曇りときどき日が射す程度、ガスで眺望は殆どなし 夕方、雷鳴があったが降雨も稲光もなし 日没時ガスが晴れて北股岳・烏帽子岳が見える時もあり 9/1 晴れときどき曇り 雲海の夜明け、飯豊の主稜線がよく見渡せた 山形側は雲海の下、新潟側は薄く雲がかかっているものの展望佳し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飯豊山荘に車を置かせていただきました。 梶川尾根を登り門内岳〜北股岳〜地神山経由丸森尾根を下るルート。 門内小屋に宿泊(8/31) |
コース状況/ 危険箇所等 |
梶川尾根・丸森尾根共に急登の連続 木の根・枝、石、岩、ザレ場、ガレ場…すべての危険な要素がある。 ゆっくり行けば大丈夫。 とんでもない登りととんでもない下りがあると覚悟して行かれた方がいいです。 山頂部は草原が広がり、稜線伝いの展望ルート。 しかし砂礫ガレ場があるので注意。 |
その他周辺情報 | 飯豊山荘 ※http://www.siroimori.co.jp/iidesansou/ 門内小屋 ※8/31まで管理人が常駐、以後平日は無人ですが週末は管理人がいます。 登山バッジ¥500、ビール、水などの飲み物があります。 山小屋使用料¥1500 |
写真
感想
初めての飯豊連峰はとても厳しい歩きだった。
覚悟して行ったものの想像以上の大変な登りと下り。
7月末に平ヶ岳を歩いたので過酷さを想像できていたが
同行者はまだ山歩きを始めて経験浅くとても大変だったようだ。
こんなハードな山に連れてきてしまって自分自身の浅はかさに反省と後悔(/_;)
しかし
雲上の楽園とお花畑と草原は素晴らしかった。
どこまでも続く稜線
厳しい環境に咲く花々が今を一生懸命生きている姿に感動してしまう。
初日に見えなかった飯豊の主稜線、切れ落ちるような谷と沢筋
光があたって山肌が襞状に輝く尾根、切り立つ鋭鋒、
尾根筋に湧き上がっていくダイナミックな雲
壮大な眺めに離れがたく、ここは別世界で非日常な世界だ。
信仰の山として古くから修験道の場とされてきた所以、
しっかりと気持ちを正して縦走してみたい山だった。
今回は
飯豊を歩くほんの一歩に過ぎないけれど飯豊の魅力はまだまだこれ以上だと思う。
大変な登りと大変な下りの急峻な尾根…病み付きになりそうな感じさえもしてくる。
あの厳しい道を歩いてこそ、壮大で素晴らしい景色に出会える。
雨にも降られず、陽射しを遮ってくれた雲にも有難味を感じる。
北股岳〜門内小屋に戻る途中、雷鳴がしたものの稲光もせず雨にも降られなかった。
夕方からガスが晴れてきて飯豊の峰々と稜線を見渡すことができた。
新潟や山形の街明かりや遠く日本海や佐渡も見渡すことができた。
とにかく
無事に下山できたことが何よりも感謝感謝すべきことだ。
山の神様ありがとう。
また飯豊にお邪魔させていただこうと思います。
前日はボランティアの方々が梶川尾根の湯沢峰〜梶川峰の登山道を歩きやすく整備作業されたようです。
何から何まで本当に感謝感謝です。
コメント
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写真と行程を思い出しながら読みました。花も素敵。
ひと月前の8月1日から4日 祓川避難小屋に一泊して始まり。ものすごい暑さで飯豊山頂小屋まで死ぬ思いで歩きました。なんと11時間半。飯豊山頂小屋ではすでに登山客でいっぱい。神社に泊めていただきました。この日は10時間。3日目かいらぎ避難小屋に泊り飯豊山 大日岳に登り梶川尾根で下山。飯豊山荘の熱いお風呂で癒され帰路。厳しくも花がいっぱいの素晴らしい縦走ではありました。
初めまして。
真夏の暑い日は大変だったでしょうね〜
この日は陽射しはありませんでしたが湿度が高くてものすごく汗かきましたよ。
これで晴れていたらきっと上まで辿りつけなかったでしょう。
稜線上の尾根歩きとお花畑…素晴らしいですね。
是非縦走してみたいものです。
lily6さんの飯豊縦走…良かったらレコにアップしてくださいね
meikenさん、すごいですね〜
どんどん強者エリアに入っていく感じ
行った者にしか分からない魅力が、じわじわと押し寄せてくるようです。
イイデリンドウ、ちょっと残念でしたね
でも、私みたいにピントに納得するまで撮ってばかりいたのでは、いつまでも目的地に辿り着けませんものね
そういえば、私が使っているタブレットの山と高原地図のアプリ、行く可能性のあるところをちょこちょこ買っていき、1番から14番の尾瀬エリアまで揃っているのですが、飯豊だけは抜けています
飯豊は大変だ…と聞いて覚悟したものの
やはり行った者にしかわからないハードな歩きと稜線上の景色の素晴らしさ。
テレビで紹介されてさぞかしたくさん人が訪れているだろうなと思ったら
すれ違ったのは行きも帰りも二人組だけ。
門内小屋では管理人さんと修繕の方以外誰もいませんでした。
静かで贅沢な旅でした。
イイデリンドウまた見に行きます。ここはヒメサユリも結構あるんですよ。
来年の楽しみですね〜
飯豊は東北のアルプスですが
麓からがっつり歩いて行かなければいけないので重いカメラは大変でしょうね。
助手かアシスタントを従えて飯豊に行きましょう〜
いいですね〜
梶川と丸森の尾根いかがでした〜?
梶川尾根、私も話には聞いていながらも、初めて行ったときは「登山口から!?!?」という強烈な登りに面食らいました。
平ヶ岳や飯豊などなど、meikenさんの記録には、いつも率直に「すごいな〜」と感心しています。自分も見習いたいなと思っています。
ザック、おニューですか?ライトな感じが素敵です!
keenさんとの飯豊レコ
今まで拝見していてさらっと歩かれているように思えたのですが
私にとってはとんでもない苦行のようなハードな歩きでしたよ。
丸森尾根…名前は柔そうな感じだけど「やんだぁ〜!」と繰り返す急降下ばかりでした。(特に登山口からの標高差500mのあたり)
平ヶ岳レコ見直したらコースタイムがとんでもない事になっていました(訂正しましたよ)
レコ纏める前に写真をチョイスするのに大変で
地図と見比べながら特定するのに時間かかります(ときどき間違っていますが)
ザック…ハイパーライトな優れものに替えました。
高かったけど肩が痛くならないし前のよりかなり軽いです。
登山靴は重い縦走用ですが
紐の結び方やインソールで調整すればだいぶ改善されました。
今年は飯豊に行きたいな〜と思いながら結局今の所行かず仕舞い、先を越されてしまいました
かなり厳しそうなコースを選びましたね、砂礫の急斜面のいやらしさが写真を見てても良く解ります
でも飯豊に足を踏み込んだらどのコースもあまり楽なところはなさそうですね、中々一泊の予定が組めそうもないんですが、日帰りも自信が無いし、でもやっぱり行ってみたい山域です
先を越されたって、飯豊本山にまだ行っていませんよ
飯豊山荘側から北股岳のルートを最初に歩きたいなと思っていたんです。
どのルートも難しい中、梶川・丸森尾根が比較的歩けそうだと思って行きました。
歩きなれた人はこれが普通なのかもしれませんが
私にとってはハードルの高い尾根でしたよ
これを日帰りで周回する人はもはや天狗です
飯豊本山へのルートも大変そうですね。
百聞は一見に如かず…迷うならまずは行って見るべし
うまく時間を采配して飯豊のレコを載せてください
meikenさん、お疲れ様でした!
最高の景色を堪能されましたね。楽しく拝見させていただきました
小生も昨年同じコースを歩きましたけど、梶川の殺人的登りもさることながら、丸森のマゾヒスティックな下りには参りました
飯豊山荘が見えているのになかなか近づかないし、脚・趾は痛いし。山荘が真下にあるように見えて、まるで落ちていくかのような急傾斜だったのを思い出しました。
おっしゃるように、登山口から暫くの区間が梶川丸森とも強烈なので、下山時の疲れている時はなおさら油断できませんよね(滑落事故が実際ありましたし)。
それでもクセになるのが飯豊の魅力。
次はいつ行こうか、妄想は益々膨らみます
飯豊を日帰りでいろんなルートから楽しんでいらっしゃいますね。
まさに天狗さんですね〜
日帰りとは勿体ない、やっぱり最低山小屋 一泊はしたいですよ
梶川・丸森の殺人的マゾヒスティックルート…同感です。
でもこれがクセになりそうな感じ…
苦行の後には山頂部のお花畑と草原が待っているとわかっているので頑張れるんですよ。
飯豊の魅力は尽きないですね
またいつ行こう!となりますね
meikenさま
いよいよ、飯豊に達しましたね
東北の山に登るものの頂点ですよ
どこを登っても厳しく長いルートの先に、登ったものにしか得られない天国が待っている、そんな感じですね
これからも楽しみにしています
とうとう飯豊にデビューしました
つらい登り…その先にはやはり神がかり的な素晴らしい景色が待っている。
昔から修験者たちが修行で歩いてきたのが納得できる山です。
飯豊に行ってさらに山歩きはこれからのような気がします。
飯豊は新たなステップへの始まりですね。
いつか端から端まで縦走したい峰々です。
つらいけれど楽しい…もはやこれはM的境地なのでしょうか
yonejiyさんも是非是非飯豊を歩いてくださいませ
meikenさんついに飯豊歩かれましたか
門内小屋から朝焼けの大パノラマを満喫されましたね
あの空気感が伝わってきました。
写真を拝見するとmeikenさんは楽しそうですが、ご友人のその後が気になりますね
もう、懲り懲り
なのか、または飯豊の魔力にどっぷりとハマってしまう方もいらっしゃると思いますね
tooleさんのように雪の飯豊をいつか歩いてみたいですね。
残雪模様の素晴らしい壮大な眺めを味わいたいです
飯豊と言えば飯豊本山をまず目指そうと思いましたが
何年か経つにつれて何故か最初に北股岳を目指したいなと思いました。
北股岳の鳥居からガスの向こうの飯豊本山を拝みましたので
次は飯豊山と大日岳を目指したいです。
お連れのお友達は足が棒のようになってしまって丸森尾根を苦労しながら下山されました。
私が先に下りて荷物を置いて迎えに行こうとしましたが
もはや私も足が上がらなくなってしまって飯豊山荘の方と話しながら救援要請かとも思いました。
彼女は必ず下山してくると信じていたので無事下山されて本当に良かったです
また山に連れてって〜と
meikenさん、こんにちは。
とうとう踏みこんでしまいましたね、飯豊ワールド (ΦωΦ)フフフ…
天気もまずまずで、良かったです ヽ(´▽`)/
稜線までの登りがキツイ分、達成感が半端じゃないですよね
9月1日に、二週間ぶりにお山に行こうと準備してましたが、
天気が悪そうだったので、諦めました
高い所は、良かったんですね。行けば良かった…
数日前、ニュースでカエンタケが今年は多く見られると放送されていました
猛毒で、触っただけでも爛れるそうですね (||゚Д゚)ヒィィィ!
ダンボがまたビールに釘づけになっていましたよ
スクリューキャップの缶ビールは、福島では見た事が無いと
探し方が悪いのでは? (;^_^A アセアセ
お返事遅れてすみません
先週末から北アに遠征していまして今戻ってきました
飯豊の半端ない登りと下り…もう虜になりそうですわ〜
覚悟を決めて行かないと飯豊の神様に刎ねつけられてしまいそうです
でも稜線上の極上な気分は何にも換え難いですね
是非次は飯豊山と大日岳にもお参りしたいです 。
スクリューキャップの缶ビール…福島にはないのでしょうか?
仙台に遠征のときは是非大量買いして下さいませ。
仙台のスーパー、”ヨークベニマル”にありますよ。
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