大雲取越・小雲取越 熊野那智大社から熊野本宮大社へ
和歌山県
hiro-san
体力度について
- GPS
- 11:33
- 距離
- 35.7km
- 登り
- 2,264m
- 下り
- 2,273m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:52
| 天候 | 12日 晴れ時々曇り 13日 曇り一時雪・雨のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
熊野本宮大社前BSからJR新宮駅前BS・JR那智駅BS |
| コース状況／ 危険箇所等 |
さすが世界遺産です。迷うところはありません。 大雲取越は苔むした石畳道が多いので雨の日は注意。 小雲取越はなめてかかると、桜峠までの登りで結構足に来ます。 最後、請川から大社までの国道歩きは楽しくないので、山並み楽しみながら歩きましょう。 |
| その他周辺情報 | 小雲取越の石堂茶屋の少し先、林道と合流したところにあるトイレでテント張りました。バイオトイレで綺麗です。 |
写真
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ずっと、こんな感じの道が続きます
ここで、トイレと行動食のアンパンとおにぎりをチャージ
この後、両足の大腿四頭筋が攣って数分身動きできませんでした
大雲取で疲れた足には堪えます
（横着して張り綱をせず、ペグも打たず（地面が硬かった）石ころで固定・・・
いつもの？カツ丼（ただし今日はアルファ化米）と、インスタントみそ汁と、一番搾り
卵スープの塩味？が程よく、美味しかった
下りなのに、スピードが上がりません
レインジャケットとバックカバー装着
バス停からでも大鳥居が見えます
装備
| 個人装備 |
シュラフ 1
テント 1
マット 1
ガスコンロ 1 230
食器 2
箸 1
アルコール飲料 2 ビール、ウィスキー、焼酎、酒パック
笛（鈴）(1) ２
筆記具(1) １
保険証 1
飲料(1) 1
ティッシュ(1) 1 ＋ウェットティッシュ
バンドエイド(1) 1
タオル(1) 1
携帯電話(1) 1
雨具(1) 1
防寒着(1) 1
水筒(1) 1
時計(1) 1
非常食(1) 1
帽子(1) 1
ファーストエイドキット(1) 1
GPS(1) 1
カメラ(1) 1
ガイド地図(1) 1
車(1) 1
1/25000地図 1
ネックゲイター 1
タイツ 1
|
|---|
感想
今回は熊野古道歩き第1弾、大雲取・小雲取越えです。
1日で歩き切るか、1泊2日にするか迷いましたが、テン泊をしたかったこと、小雲取の途中のトイレ横でテン泊できそうだとヤマレコで確認できたため、1日2泊を選択しました。
代休をもらって金・土の2日で歩くことに。単身赴任先から道の駅那智までは約4時間。2時過ぎに出発したが2時間40分ほどで到着。1時間ほど仮眠して6時53分のバスで那智山に向かう。
大門坂駐車場で、歩く準備をし、いよいよ、大門坂入口。
苔むした石畳と巨木の杉並木。雰囲気抜群！ですが、石畳道は歩きにくい。
ウォーミングアップが終わったころ那智大社に到着。御朱印をいただいて参拝。石段を下りて青岸渡寺へ。参拝し、御朱印をいただく。御朱印をくださった方は奥駈道を春と秋に歩いているとか。また、那智大社を朝6時に出て本宮大社に夕方5時ころに着くように歩くとか、いろんな話をしていただいた。
そしてまた、石段を下りて三重の塔と那智の滝を見に行く。素晴らしい！
景色を堪能して、さて、古道入り口を探してうろうろしていると、どうも、那智大社の横からそのまま青岸渡寺まで来れ、そして、そのまま駐車場から三重の塔と那智の滝が見れたようです。だいぶん時間をロスしたしかし、直ぐに足に来ます。10分も歩かないうちに両足ともパンパンに張ります。
那智高原を横切り、古道を歩きます。
幅広の道をゆっくり登っていきます。登立茶屋跡を過ぎて、舟見茶屋跡を目指します。いよいよ登りが急になってきます。計画から10分ほどの遅れで舟見茶屋跡に到着。東屋からは熊野灘・太平洋が見渡せます。登立茶屋跡で会った方もすぐにやってきました。小休止、行動食のおにぎりとようかんをチャージ。あとから来た方にどこまで行くのか尋ねると今日は小口までとのこと。いろいろ話を聞くと、和歌山県出身で高校から県外へ。今は埼玉県に住んでいて、奥駈道も踏破したとのこと。今日は小口までだけど、今回は西国三十三所めぐりで、1番青岸渡寺、2番紀三井寺、3番粉河寺、4番槇尾山施福寺そして5番藤井寺まで歩くそうな。10日間ほどを予定しているという。とんでもない計画です。自宅が施福寺の近くであることなどを話して、いざ出発。
それからも登ったり下ったりしながら亡者の出合を通過。おやじと話したかったけど、出てはきませんでした。
色川辻で林道と合流。何度か？合流してNO13を超えて、また、山道を歩きますが、道幅が今までに比べて狭い？うえに500mごとの道標がない・・・。街道マップを見ると先ほどの林道合流点からは林道歩きで地蔵茶屋を目指すようです。でも、こちらの道のほうが古道歩きを楽しめます。
地蔵茶屋が見えたところで、危なっかしい木橋を渡ります。渡り終えて張り紙を見ると「通行禁止」の文字。反対側にも必要です。
舟見茶屋跡では僕のほうが先に出発したのですが、今日小口までと言われていた方のほうが先に到着。林道を歩いてこられたので早かったのか・・・。
ここでも、行動食のあんぱんをチャージ。体力も消耗しているし、時間も計画より若干遅れていることもあり、すぐに出発。
再び林道から古道である山道に入り石倉峠を目指します。そんなに急ではないのでしょうが、疲れ切った足にはとてもきつく感じられ、立ち止まり小休止することもしばしば。
？下ってる？そうなんです。一生懸命に登ってきたのに、大雲取の最高地点である越前峠を目前にまた下るんです。なので、さらに、きつい思いをしながら、じわじわ登ります。やっと着いた越前峠。ここから先は、ゆったりと下り、杉に真緑の苔が生え疲れを癒してくれます。
暫くすると、下りはじめます。胴切坂の始まりです。皆さん胴が切れるくらいきつい登り、逆向きからはえげつない下りと言われてますが、私の、この太い胴は切れる気配はありません。疲れ切って固くなった足の筋肉が疲労破断しそうです・・・
15分余り下って緩やかになったころ、苔むした石積みが何か所かあります。楠の久保旅篭あとです。かつての街道の賑わいがしのばれます。数百年も前からこんなに立派な街道だったのでしょうか。人がすれ違えるくらいの道幅でも主要な街道と言われていたとのことなので、この道は当時では名古屋の100m道路に匹敵するスーパーロードだったのでは？・・・
などと古に思いをはせながら下っていくと円座石です。この石？岩？も素晴らしいです！しばし見とれたのち、時間も押しているので小口に向け下ります。たくさんの方が書かれているようにいきなり民家です。民家の間を縫って大雲取登山口に下ってきました。
今日は、予定では百�里阿藜蠢阿領啼擦錣�のトイレの横でテン泊予定なので、ここの廃校跡で給水をしなければなりません。足も限界だし、トイレもしたいのでここで小休止。あんぱんにおにぎり。ここではお湯も飲んで、ゆっくり休憩です。
小口自然の家を過ぎ、トンネルを抜け小和瀬の渡跡。小雲取を目の前にしますが、足の疲れからかちょっと弱気に。
登りはじめてすぐ、まだ、民家のわきの石段で両足とも攣ります。動けないこと5分。小口自然の家まで戻る？？
左足が動かせるようになったので、力を入れず右足は突っ張ったままじわじわ歩きはじめます。
10分ぐらい歩くと何となく普通に歩けるようになり、小雲取は石畳も少なく歩きやすいと書いてあったことを思い出し、前向きに？登りだします。でも、桜峠までは基本、登りっぱなし。結構長い、結構きつい！
計画よりも10分あまり遅く（ラップは15分くらい余計に）やっと、桜茶屋跡。でも、まだ、桜峠まで登り・・・
よたよたと桜峠にたどり着き石堂茶屋跡を目指します。ん？ちょっと、ペースが上がったか？石堂茶屋跡には計画に近いタイムで到着。右下に林道が見えれば今日の宿泊予定地は間近。
気持ちよく下っていくと林道に合流。150m先にトイレとの表示。和歌山朝日夕日百選の碑を過ぎると、トイレが見えてきました。計画よりも10分あまり早く到着。
トイレはきれいなバイオトイレで臭くもないし、テン泊地として適地。
でも、止まると寒くて、また、久しぶりの（2回目の）テン泊ということもあり横着していい加減にテントを張りました。寒いので早くテント内に入りたい！張り綱もせず、ペグも打たず、近くにあった石ころでチュッとテンションをかけ、設営終了！
晩御飯はいつものカツ丼。でも、今回はアルファ化米なので、直ぐです。ご飯食べ終わってもまだ、6時前。荷物が重くなっては嫌だなと思い（でも、結局使わないものをたくさん持ってきてしまったのですが）文庫本も花の図鑑も何も持ってこなかったので、することは、酒を飲むことだけ？
ビールを飲んで、日本酒のワンパックを飲んで、黒霧（200mlのカップ）を半分くらい飲んで、そして、ウィスキーを2口ほど含んで、6時半を過ぎたところですが、ヘッデンも消して、100均で買ったLEDランタンも消して、取りあえず目をつむります。その後、20時前、22時ころ、0時ころと目が覚め、1回トイレに行きます。しかし、寒いので2時間おきに目が覚めその都度、ウィスキーをストレートで2口ぐらいづつ含み、やっと眠りにつきます。
気が付けば、時計は6時10分。当初の計画ではこの時間に出発ですが、実際は目が覚めたところ。朝ごはんはマルタイ棒ラーメン。カツ丼に使った残りのレタスと魚肉ソーセージ、卵を入れた豪華版？です。昨夜のご飯の残りがあるのでラーメンライスの予定でしたが、コッヘルが小さく？ご飯を入れるとオーバーフローしそうだったので、別に雑炊を作ることにしました。しかし、雑炊のもとも、それどころか塩も持ってきていなかったのでどうしよう？・・・。でも、前日の昼に使う予定だったフリーズドライの卵スープがあったのでこれを入れてかき混ぜると、まぁ、なんということでしょう！ばっちり！素晴らしい塩加減。2食を平らげ思ったよりも短時間で？テント撤収完了。
8時12分に2日目の山歩き開始。古道のコースまで戻らず、トイレと林道を挟んだ向かい側から山道に入ります。急登を少し登って、古道に合流。すっすっと登り大雲取方面を見ますが、木々に遮られなかなか全景が見れないまま大きく右に登るとそこが百�里阿蕕任后Ｄ�は晴れていたのですが、ここは曇り空。晴れていれば抜群の眺望でしょう！でも、山並みに見とれていると、目の前に白いものが・・・、雪です。
ここで、雪ということは請川まで下ると雨？？
足早に下ります。晴れたり雪が降ったり、松畑茶屋跡を過ぎて、日が射したりしますが、だらだらと長く下ります。正面の木々の間から熊野川が見えたころ、強い雨が降り出し、レインウェアを着たり、ザックカバーをかけたり、雨対策をして下ると、すぐに請川の集落です。あっという間に国道に出て、すぐ横をダンプカーやらバイクやら。
下地橋BSから請川BS、請川橋、R310分岐点を過ぎ、備崎橋、一瞬虹がかかり、急いで写真を撮りますが、プレビューで確認するが虹は・・・。
また、青空と冬にしては強い日差し。さっきの雨対策を撤収。で、歩き出すとまた、曇り空に強い風。天気に翻弄されてます。
大日越への分岐を過ぎ、熊野川に下りて大斎原を目指します。旧社地から日本一の大鳥居へ。やっぱ、でっかい！でも、私の出身地の大三島にも大きな鳥居があり、多分、石造りの鳥居としては結構大きなものだったはず。
その後、
熊野本宮大社に参拝。バス時間を間違えかけたりしながら、バス停で待っていた地元？の方に竜神方面が雪だったのでバスが遅れていることなどを聞き、備崎橋付近で果無山脈に積雪があることを確認。
また、請川で昨日話をした藤井寺を目指している方をバスの車窓から見たり・・・。
新宮まで帰って、とりあえず、プレモルを買って、那智に戻るバスで祝杯。那智では丹治の湯？で疲れと汚れを落とし、那智の浜を散策し、せっかくなので熊野三山の速玉大社経由で御朱印をいただき、そのまま海岸線を熊野まで登り、R169・R370・R24京奈和道を経て自宅に帰りました。
今回も無事、山歩きを楽しみました。
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