甲斐駒ヶ岳


- GPS
- 29:34
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,795m
- 下り
- 2,781m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:18
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:01
4:09行動開始-7:49五号目-8:35七丈小屋-8:47テント場
<テント設営と休憩>
9:35テント場-10:47甲斐駒ヶ岳山頂-12:30同発-13:28テント場
6月18日(日)
3:43テント場-4:09八号目-4:47同発-5:07テント場
<テント撤収と朝食>
6:14テント場-6:53五号目-9:31行動終了
天候 | 6月17日(土):晴れ、無風・微風 6月18日(日):晴れ、無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・山頂まで特に危険なところはなかった。残雪なし。 ・花は五合目から七丈小屋にかけてイワカガミが咲いていた。また八合目より上でキバナシャクナゲ、山頂ではミヤマキンバイが多く咲いていた。 ・虫が多いので、気になる人は要対策。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
6月17日(土)
関東甲信も既に梅雨入りしたが週末は好天予報。テント泊装備一式をザックに詰めて甲斐駒ヶ岳を目指す。早朝3:46時に駐車場に着くも既にすごい数のクルマ。これまで何度も訪問していてアスファルト駐車場しか利用の経験がなかったが、今回は空きがなく砂利の駐車場を利用。空きがあっただけ良かったと言うべきか。梅雨の最中、好天予報の週末の恐ろしさを垣間見た気がしたが、これはまだ序の口だった。朝食と準備を済ませて4:09に行動開始。駐車場からトイレが遠かったが、用を足してから歩き出す。ヘッドライトは要らない程度に明るかった。歩き始めると周囲に人の姿。あまり多くの人を見掛けない黒戸尾根だが、今日は違うようだ。時折先行者を抜きつつもテント泊装備なので重く、軽装の登山者やトレイルランナーにバンバン追い抜かれる。普段ペースが速めなので追い抜かれる経験はあまりないが、今日は例外。背負ってる重さがが違うので、自分のペースを乱さないように注意する。歩き出しからあまり涼しくなくて、急登にさしかかると汗が出てくる。無風で蒸し暑い。七丈小屋まで難儀しそう。とにかくペースを守って進むしかない。水分休憩を適宜取りつつ五合目には7:49に到着。ここで大休止。自分に意外にも多くの人が休んでいた。ここからは甲斐駒ヶ岳の山頂方向も見えるし、休憩適地だと思う。帰りは黒戸山への登り返しがきついところだ。休憩中、ストックをザックに付ける。この先ハシゴが連続するので両手を開けるためだ。何度も来ていると先が分かるので助かる。五合目から一回下ったらその後は階段、ハシゴ、急登を交えて標高を上げる。いつきてもきついところだ。テント泊装備で大きなザックを背負っていると尚更。階段の一部では登りと下りの登山者が交錯して渋滞ができていた。黒戸尾根で渋滞に遭遇したのは初めてだった。色々と初めてを経験している。階段待ちの間、周囲に咲いていたイワカガミを撮影。この花は五合目から七丈小屋にかけてあちこちで咲いていた。
8:35に黒戸尾根のオアシスである七丈小屋に到着。テントの受付と当面利用する水をもらってテント場へ。まだ9時前だというのに既に数張り設営中だった。自分も早めだが、もっと早い人もいたようだ。今日はテント場も混雑が予想されるとのことだったので、なるべく端に設営。日差しが強く暑い。日焼け対策必須。テントの中に入りザックから色々ものを出す。持参したサブザックに山頂往復に必要な物を詰めて9:35にテント場を出発。この先も急登が続くが、ザックは軽くなったので足取りも軽い。八合目を過ぎ岩場を通過する。何度来ても楽じゃないところ。岩場をこなすと山頂まではもうすぐ。このあたりではキバナシャクナゲが咲いていた。甲斐駒ヶ岳で見たのは初めてかもしれない。山頂に近付くに連れて人の数も増える。北沢峠からのハイカーも合流するので当然と言えば当然だ。山頂には10:47に到着。登山者多数だが、広い山頂なのであまりごみごみした印象はない。周囲を撮影しつつ適当なところに腰掛けて休憩する。雲が湧いて上がってきて、時折周囲の展望がなくなるも、涼しくなるので雲も有り難かった。テント場まで1時間程度で下れるので、このままさっさと下山を始めるとお昼過ぎには着いてしまう。テント場では特にすることもないので、山頂でしばらく展望を楽しむことに。雲は湧いたり消えたりしていたが、そのうちすっきり晴れるようになってきた。岩陰に腰掛けて休み、直射日光から体を守る。下界に定時連絡も入れる。山頂付近にはミヤマキンバイがあちこちで黄色い花を咲かせていた。
12:30頃に団体さんが上がってきたのでそれと入れ替わりに下山開始。相変わらず天気は良く青空。山頂付近は適度な風もあって暑さを感じる時間帯はそれほどなかったが、黒戸尾根側に下り始めると無風になり暑く感じるように。これは結局テント場まで続いた。というか、テント場は午後のこの時間灼熱地獄になっていた。下っても下っても、登りの登山者とすれ違う。今日は一体この尾根をどれくらいの人が歩いたのだろう。13:28にテント着。出掛ける時は数張りだったが、この時間で既に8割程度の場所が埋まっていた。一日行動したのでテントでゆっくり休みたかったが、暑くて入れない。テントの中が蒸し風呂だった。最低限の着替えだけ済ませたが、テントの中にいると汗だくになってしまう。今日一番暑いのがテントの中だったし、汗をもっともかいたのもテントの中だった。天気が良すぎるのも考え物である。それでも15時を回ると太陽が山陰に隠れようやくテントの中にもいられるようになってきた。水くみを済ませ、テントの内外でストレッチ。17時前に夕食の準備を始め、17:30過ぎに定時連絡。このテント場は携帯がテントの中でも使えてとても便利。夕食を終えるとすることもないので18時前に就寝。この時間はまだ地面の熱があったせいか薄着で寝られたが、時間の経過と共に寒さを感じるようになり、結局ダウンジャケットやレインまで着込んで寝ることに。今回は夏用の薄いシュラフだったので、3シーズン用だったら寒さを感じることはなかっただろう。
6月18日(日)
2:50起床。3時に目覚ましをセットしていたが、周囲が2時からワイワイやり始めたので寝ていられなかった。出発の支度による音は仕方ないとしても、話し声は勘弁して欲しい。起きてすぐは胃が食べ物を受け付けないので、持参した甘酒やパンを少し食べただけで3:43に行動開始。一旦小屋まで下ってトイレも済ませた。昨日寝る前は体の状態が良ければ山頂まで行く気でいたが、起きるとあちこち痛いのでこの案は却下。八合目で日の出を見ることに。テントでは寒くて何度も起きたが長い時間休むことができたので、足は回復していた。あちこち痛いけど体は軽い。ライトを点灯させつつ歩き4:09に八合目到着。ちょうど明るくなりかけていて、東の空が赤くなっていた。適当な岩に腰掛けて日の出を待つ。4:30にご来光。その後甲斐駒ヶ岳の岩壁が赤く染まるのを期待したが、今朝はだめだった。残念。薄着で40分くらい日の出を見ていたのでさすがに寒くなってきた。4:47に下山開始。昨日と同じく登りのハイカーと何度もすれ違う。テントには5:07到着。無事往復できたので本格的な朝食の予定だったが、お腹が空かないので昨日の残り物だけ食べて撤収の準備に取り掛かる。昨夜は満杯だったテント場は、この時間半分くらいに減っていた。残りの半分も多くは撤収中。皆昨日のうちに山頂往復を済ませていたようだ。テントの乾燥などを済ませて6:14テント場発。少し下って小屋でトイレを済ませてから本格的に行動開始。登りと同じくストックは五合目まではザックに付けた。朝早い時間だが樹林帯は昨日の熱気が残っているようで、朝にも関わらず蒸し暑かった。歩くと汗が出る。そして登りの人とあちこちですれ違う。今日は昨日より雲が多いものの登山日和であることに変わりはなかった。6:53に五合目に至り水飲み休憩。ストックはここから使う。黒戸山への登り返しをこなせば後は下り基調。それでもとても長いので気を抜かずに進む。ずっと樹林帯で展望がないので淡々と進む。昨日と同じく無風なので暑い。適度に水分を取らないと足が攣りそうなので休憩は適宜取った。9:31駐車場到着。昨日早朝に出た時よりも更に多くのクルマが駐まっていた。これがこの駐車場の本来の姿なのだろうか。下界は山中と比べものにならないくらいに暑くて、後片付けをしていても汗が止まらなかった。梅雨明けはしていないが、昨日と今日に限っては梅雨明けした後のように暑かった。
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