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Yamareco

記録ID: 5677140
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

平ヶ岳/百名山屈指の長大なるピストン!

2023年07月02日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 福島県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
--:--
距離
24.0km
登り
1,819m
下り
1,818m

コースタイム

日帰り
山行
12:14
休憩
1:26
合計
13:40
1:28
161
4:09
4:14
54
5:08
5:15
11
5:26
41
6:07
6:11
84
7:35
7:38
37
8:15
8:19
6
8:25
8:39
5
8:44
9:00
41
平ヶ岳三角点
9:41
9:47
31
10:18
10:30
60
11:30
11:35
26
12:01
12:06
12
12:18
50
13:08
13:13
115
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平ヶ岳・鷹ノ巣登山口付近の駐車スペースを利用しました。
トイレ隣接の舗装駐車場を含め、付近の路肩に数ヶ所駐車可能です。
前日21時過ぎ到着時点で舗装駐車場は満車。他は全て空いていました。

コース状況/
危険箇所等
全区間通じてしっかり整備された登山道です。
序盤の下台倉山までは痩せ尾根、急坂。疲れている下りは特に要注意。
濡れた木道は非常に滑りやすい。泥濘は随所にあります。
その他周辺情報 銀山平温泉・白銀の湯にて汗を流しました。
温泉受付にて平ヶ岳の山バッジを購入しました。
玉子石までデザインされていて凝っています。
1:28 平ヶ岳・鷹ノ巣登山口(830m)出発

長い一日が始まった。

最初は林道。前日の雨で湿気たっぷり。風も通らないので蒸し暑かった…。

1:47 尾根に取り付く(900m)

「平ヶ岳」と書かれた指導標が立っています。
地形図では林道は更に南側へ続いていますが、現状は既に藪に覆われている模様。

登山道はよく踏まれて至極明瞭。
あっけなく樹林帯を抜けると痩せ尾根が長く続く。
下りの景色を楽しみにしながら、ただひたすら淡々と登っていきます。
明るくなってくる頃には雲が抜けつつあるようで、予報どおり天候は回復傾向だと安堵しました。
1:28 平ヶ岳・鷹ノ巣登山口(830m)出発

長い一日が始まった。

最初は林道。前日の雨で湿気たっぷり。風も通らないので蒸し暑かった…。

1:47 尾根に取り付く(900m)

「平ヶ岳」と書かれた指導標が立っています。
地形図では林道は更に南側へ続いていますが、現状は既に藪に覆われている模様。

登山道はよく踏まれて至極明瞭。
あっけなく樹林帯を抜けると痩せ尾根が長く続く。
下りの景色を楽しみにしながら、ただひたすら淡々と登っていきます。
明るくなってくる頃には雲が抜けつつあるようで、予報どおり天候は回復傾向だと安堵しました。
4:04 下台倉山付近(1590m)

山頂より長く伸びる大きな尾根に乗りました!
今日の長い行程において、ここまでの激登りはまだまだ序盤。
あとに余力を残すつもりで、ゆっくりめのペース配分で登ってきましたが、
標準CT:2時間20分に加えて15分と実際は微増で留まっていました。

倒れかかってる指導標には下台倉山と書かれていますが、ピークは少しだけ先のようです。
4:04 下台倉山付近(1590m)

山頂より長く伸びる大きな尾根に乗りました!
今日の長い行程において、ここまでの激登りはまだまだ序盤。
あとに余力を残すつもりで、ゆっくりめのペース配分で登ってきましたが、
標準CT:2時間20分に加えて15分と実際は微増で留まっていました。

倒れかかってる指導標には下台倉山と書かれていますが、ピークは少しだけ先のようです。
流れゆく雲を眺めながら5分程度小休止。
昨夕から夜にかけて運転中は殆ど雨降りでした。このまま順調に好天に向かうよう祈りつつ先へ進みます。
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流れゆく雲を眺めながら5分程度小休止。
昨夕から夜にかけて運転中は殆ど雨降りでした。このまま順調に好天に向かうよう祈りつつ先へ進みます。
4:14 下台倉山(1604m)

下台倉山は地形図にも山名記載はあるけど、どこをピークとして取り扱うかいまいち分かり辛い。
ここでは1604m標高点を下台倉山としておきます。

ここで初めて行く手の視界が開けてきました!
ちょうど雲が切れて目指す池ノ岳、平ヶ岳が見えました!まだまだ遠い圧倒的な距離感。
こんな遠くの山を目指す行程はなかなかないでしょう。
でも山頂までの標高差はあと500m。(数多の登下降はありますが)
序盤の急登で過半数の標高差を稼いでしまう行程なのでした。
4:14 下台倉山(1604m)

下台倉山は地形図にも山名記載はあるけど、どこをピークとして取り扱うかいまいち分かり辛い。
ここでは1604m標高点を下台倉山としておきます。

ここで初めて行く手の視界が開けてきました!
ちょうど雲が切れて目指す池ノ岳、平ヶ岳が見えました!まだまだ遠い圧倒的な距離感。
こんな遠くの山を目指す行程はなかなかないでしょう。
でも山頂までの標高差はあと500m。(数多の登下降はありますが)
序盤の急登で過半数の標高差を稼いでしまう行程なのでした。
長く続く地味な登下降を繰り返す区間へ入ります。
下台倉山から台倉山までは基本的に細い尾根。随所で展望を得られるので気分は良いです。
長く続く地味な登下降を繰り返す区間へ入ります。
下台倉山から台倉山までは基本的に細い尾根。随所で展望を得られるので気分は良いです。
ゆっくりながらも近づいてくる池ノ岳、平ヶ岳をみやりつつ南下。
山頂付近は雲が切れたり掛かったりを繰り返していました。青空と雲とのせめぎあいでした。
ゆっくりながらも近づいてくる池ノ岳、平ヶ岳をみやりつつ南下。
山頂付近は雲が切れたり掛かったりを繰り返していました。青空と雲とのせめぎあいでした。
5:08 台倉山(1695.3m)

ほぼCTどおり1時間弱で台倉山に到着。
眺望の良いピークのはずですが、この時展望のある東側は雲優勢でガスガス。


5:15 出発

展望の尾根歩きはここまでで、この先は長い樹林帯へ突入。
5:08 台倉山(1695.3m)

ほぼCTどおり1時間弱で台倉山に到着。
眺望の良いピークのはずですが、この時展望のある東側は雲優勢でガスガス。


5:15 出発

展望の尾根歩きはここまでで、この先は長い樹林帯へ突入。
5:26 台倉清水(1630m)

少し下って台倉清水に到着。ここで距離的には半分過ぎるようです。
水場が近いからかこの周辺は特に泥濘がひどく、やや履き古してきた登山靴ですが雨天時のようにじんわり浸水しました。
5:26 台倉清水(1630m)

少し下って台倉清水に到着。ここで距離的には半分過ぎるようです。
水場が近いからかこの周辺は特に泥濘がひどく、やや履き古してきた登山靴ですが雨天時のようにじんわり浸水しました。
樹林帯も地味なアップダウンが続きます。
濡れた木道は本当に滑りやすくて、まるでスケートリンクのよう。
特に横木のないものは要注意。冬場の凍結路を歩く要領で。

前日の雨で木々や草も濡れているので、全身びしゃびしゃになって進みます。
樹林帯も地味なアップダウンが続きます。
濡れた木道は本当に滑りやすくて、まるでスケートリンクのよう。
特に横木のないものは要注意。冬場の凍結路を歩く要領で。

前日の雨で木々や草も濡れているので、全身びしゃびしゃになって進みます。
6:07 白沢清水(1720m)

台倉清水から1751m標高点ピークを越え、40分ほどで次の水場である白沢清水に到着。
見る限り汚い水溜まりしかないけど、本来の水場は藪に隠れているのでしょうか。


6:12 出発
6:07 白沢清水(1720m)

台倉清水から1751m標高点ピークを越え、40分ほどで次の水場である白沢清水に到着。
見る限り汚い水溜まりしかないけど、本来の水場は藪に隠れているのでしょうか。


6:12 出発
6:37 樹林帯を抜ける(1800m)

ようやく深い森を抜けたけど、なかなか雲が切れなかった。でも好天を信じて先へ進みます。
この頃より後続の方々が続々と登ってこられました。皆さん自分より遥かにペースの速い方々ばかりでした。
6:37 樹林帯を抜ける(1800m)

ようやく深い森を抜けたけど、なかなか雲が切れなかった。でも好天を信じて先へ進みます。
この頃より後続の方々が続々と登ってこられました。皆さん自分より遥かにペースの速い方々ばかりでした。
俄かに雲が霧散して朝日が射し始めました!
やっぱり天気が良くなるとテンションが上がります!
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俄かに雲が霧散して朝日が射し始めました!
やっぱり天気が良くなるとテンションが上がります!
雲が消えて一面青空となりました!
行く手のかなり上方に見えるのが池ノ岳でしょうか。
雲が消えて一面青空となりました!
行く手のかなり上方に見えるのが池ノ岳でしょうか。
次第にきつくなる傾斜。そして朝日が当たったことでもう暑い…。
大汗をかきながら登っていきます。先行の方々はどんどん上へ。
次第にきつくなる傾斜。そして朝日が当たったことでもう暑い…。
大汗をかきながら登っていきます。先行の方々はどんどん上へ。
南側には燧ヶ岳と至仏山。さすがに尾瀬は見えないけど、この二座の間に広がっているはず。
至仏山の右側には半月前に登った武尊山。
自分は尾瀬はまだ未踏だけど、外堀を埋めるように周囲の山々は続々登ってきています。
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南側には燧ヶ岳と至仏山。さすがに尾瀬は見えないけど、この二座の間に広がっているはず。
至仏山の右側には半月前に登った武尊山。
自分は尾瀬はまだ未踏だけど、外堀を埋めるように周囲の山々は続々登ってきています。
最初は遥か彼方に見えていた平ヶ岳がだいぶ近くなりました!
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最初は遥か彼方に見えていた平ヶ岳がだいぶ近くなりました!
登るにつれて次第に傾斜が急に。
出発から既に6時間経過しており、ここは本当に頑張りどころでした。
登るにつれて次第に傾斜が急に。
出発から既に6時間経過しており、ここは本当に頑張りどころでした。
7:31 急登を登り切る(2070m)

ここはしんどかった…。
それでも下台倉山付近から歩いてきた長い行程を振り返る絶景に感動でした。

この先はもう登りもなくなり、どうやら池ノ岳に着いたようです。
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7:31 急登を登り切る(2070m)

ここはしんどかった…。
それでも下台倉山付近から歩いてきた長い行程を振り返る絶景に感動でした。

この先はもう登りもなくなり、どうやら池ノ岳に着いたようです。
7:35 池ノ岳山頂(2080m)到着!

着きました!
山名どおりの光景が眼前に広がり、思わず感嘆の声を上げました。
地形図には「姫ノ池」、池塘と湿地帯の表記がありますが、
実際に見る景色の美しさは想像を越えていました!
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7:35 池ノ岳山頂(2080m)到着!

着きました!
山名どおりの光景が眼前に広がり、思わず感嘆の声を上げました。
地形図には「姫ノ池」、池塘と湿地帯の表記がありますが、
実際に見る景色の美しさは想像を越えていました!
池ノ岳の池塘越しに平ヶ岳

苗場山の無数の池塘よりもここのほうが大きいかもしれません。
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池ノ岳の池塘越しに平ヶ岳

苗場山の無数の池塘よりもここのほうが大きいかもしれません。
7:44 池ノ岳山頂出発

池ノ岳も所変われば最終目的地になりうるくらい素晴らしい山ですが、とりあえず平ヶ岳を目指して出発です。
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7:44 池ノ岳山頂出発

池ノ岳も所変われば最終目的地になりうるくらい素晴らしい山ですが、とりあえず平ヶ岳を目指して出発です。
玉子石へ向かう登山道を見送って直進。玉子石は後ほど立ち寄ります。
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玉子石へ向かう登山道を見送って直進。玉子石は後ほど立ち寄ります。
池塘群が素晴らし過ぎてなかなか先へ進みません。
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池塘群が素晴らし過ぎてなかなか先へ進みません。
池ノ岳から僅かに下って草原の広がるコルに出ました。
ここから平ヶ岳まで標高差100m余の最後の登りとなります。
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池ノ岳から僅かに下って草原の広がるコルに出ました。
ここから平ヶ岳まで標高差100m余の最後の登りとなります。
傾斜はきつくないので最後の登りはそんなにしんどくなかったです。
灌木帯を抜けると、別天地というべき大草原の一角に出ました!
花々がけっこう咲いていて素晴らしい光景です。
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傾斜はきつくないので最後の登りはそんなにしんどくなかったです。
灌木帯を抜けると、別天地というべき大草原の一角に出ました!
花々がけっこう咲いていて素晴らしい光景です。
たくさん咲いているチングルマに見送られつつ平ヶ岳山頂へ。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
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たくさん咲いているチングルマに見送られつつ平ヶ岳山頂へ。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
8:15 三角点「平岳」(2139.59m)到着!!

本当の山頂に向かう前にまずは三角点に立ち寄りました。
山名標もあるので実質的にここが山頂扱いとなっています。
広い台地状の山頂にありながら三角点の周囲は狭く、10人も居ればいっぱいになりそう。

とりあえず、鷹ノ巣から登り6時間45分で到達。
前日夕方出発にて車中泊でお膳立てした上での、長い行程を経てやってきたのですから達成感抜群でした。
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8:15 三角点「平岳」(2139.59m)到着!!

本当の山頂に向かう前にまずは三角点に立ち寄りました。
山名標もあるので実質的にここが山頂扱いとなっています。
広い台地状の山頂にありながら三角点の周囲は狭く、10人も居ればいっぱいになりそう。

とりあえず、鷹ノ巣から登り6時間45分で到達。
前日夕方出発にて車中泊でお膳立てした上での、長い行程を経てやってきたのですから達成感抜群でした。
平ヶ岳三角点でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
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平ヶ岳三角点でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
二等三角点
点名:「平岳」
標高:2139.59m


8:20 出発

本当の山頂である最高点2141mはもう少しだけ南西側。木道を進んだ先にあります。
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二等三角点
点名:「平岳」
標高:2139.59m


8:20 出発

本当の山頂である最高点2141mはもう少しだけ南西側。木道を進んだ先にあります。
山頂はこの先のはず。今度こそあと少し、あと少し。
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山頂はこの先のはず。今度こそあと少し、あと少し。
8:25 平ヶ岳山頂(2141m)到着!!

着きました!!
2141m最高点と合せたかのように、唐突に木道が終点となっています。
なんという開放感に満ちた素晴らしい山頂でしょうか!
6〜7時間掛けて登る苦労に見合う素晴らしさがあるでしょう。
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8:25 平ヶ岳山頂(2141m)到着!!

着きました!!
2141m最高点と合せたかのように、唐突に木道が終点となっています。
なんという開放感に満ちた素晴らしい山頂でしょうか!
6〜7時間掛けて登る苦労に見合う素晴らしさがあるでしょう。
平ヶ岳山頂でのあおいとひなた

3
平ヶ岳山頂でのあおいとひなた

「この先通行止」の標識の向こうの光景。
時間の許す限りただただ眺めていたい光景でした。
通行止箇所から道なりに伸びる登山道らしい痕跡が見受けられますが、かつてはここから先へ進めたのでしょうか。
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「この先通行止」の標識の向こうの光景。
時間の許す限りただただ眺めていたい光景でした。
通行止箇所から道なりに伸びる登山道らしい痕跡が見受けられますが、かつてはここから先へ進めたのでしょうか。
8:39 平ヶ岳山頂出発

青く光る池塘群越しに越後三山。しっかりと目に焼き付けておきました。
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8:39 平ヶ岳山頂出発

青く光る池塘群越しに越後三山。しっかりと目に焼き付けておきました。
三角点付近にはテラスが設置されており、山頂付近では唯一落ち着ける場所となっています。
出発までのひと時を過ごしました。
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三角点付近にはテラスが設置されており、山頂付近では唯一落ち着ける場所となっています。
出発までのひと時を過ごしました。
9:00 三角点「平岳」付近の広場出発

長い行程でなければもっとゆっくりしたい山頂でした。
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9:00 三角点「平岳」付近の広場出発

長い行程でなければもっとゆっくりしたい山頂でした。
立ち去り難い平ヶ岳を出発。まずは来た道を池ノ岳方面へ。
この頃数えきれないほどの方々が登ってこられていました。
自分は初めて来ましたが平ヶ岳の人気ぶりは本当にすごいものがあります!
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立ち去り難い平ヶ岳を出発。まずは来た道を池ノ岳方面へ。
この頃数えきれないほどの方々が登ってこられていました。
自分は初めて来ましたが平ヶ岳の人気ぶりは本当にすごいものがあります!
チングルマ

平ヶ岳山頂付近でたくさん咲いています!

ちょうど1年前の今日は苗場山でチングルマを見ました。
本来なら梅雨真っ最中のはずが、2年続けて7月初めに好天の日があるということになりました。
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チングルマ

平ヶ岳山頂付近でたくさん咲いています!

ちょうど1年前の今日は苗場山でチングルマを見ました。
本来なら梅雨真っ最中のはずが、2年続けて7月初めに好天の日があるということになりました。
玉子石の指導標

平ヶ岳から玉子石へ向かいます。
前述した草原のコルにある分岐より北西へ。小さな沢を渡るときれいな水場を経て池ノ岳の西側の尾根に出ます。
玉子石の指導標

平ヶ岳から玉子石へ向かいます。
前述した草原のコルにある分岐より北西へ。小さな沢を渡るときれいな水場を経て池ノ岳の西側の尾根に出ます。
玉子石はいくつかの微細な登下降の先にあり、立ち寄るのも楽ではありません。
越後三山を見やりながら絶景が続く木道を進みます。
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玉子石はいくつかの微細な登下降の先にあり、立ち寄るのも楽ではありません。
越後三山を見やりながら絶景が続く木道を進みます。
9:41 玉子石(2040m)到着!

存在感抜群の玉子石!なるほど確かに玉子でした。
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9:41 玉子石(2040m)到着!

存在感抜群の玉子石!なるほど確かに玉子でした。
地形図にも玉子石と表記されるほどのモニュメント。
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地形図にも玉子石と表記されるほどのモニュメント。
手前の岩場から少し引いて見るとまた違うかも。
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手前の岩場から少し引いて見るとまた違うかも。
この美しい光景の中でぽつんと目立つ玉子石でした。


9:47 玉子石出発

玉子石も目に焼き付けたので出発。ここから鷹ノ巣まで長い下りの始まりとなります。
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この美しい光景の中でぽつんと目立つ玉子石でした。


9:47 玉子石出発

玉子石も目に焼き付けたので出発。ここから鷹ノ巣まで長い下りの始まりとなります。
玉子石から池ノ岳までの尾根上にも池塘が点在。
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玉子石から池ノ岳までの尾根上にも池塘が点在。
沢を挟んで間近の平ヶ岳が圧巻です!巻機山に雰囲気が似ていると感じました。
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沢を挟んで間近の平ヶ岳が圧巻です!巻機山に雰囲気が似ていると感じました。
今回の行程で唯一踏んだ残雪。トラバースした先には池ノ岳が近付いてきました。
平ヶ岳への完全なピストンではなく、玉子石に立ち寄ることで行程に変化を付けられるのが良いです。
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今回の行程で唯一踏んだ残雪。トラバースした先には池ノ岳が近付いてきました。
平ヶ岳への完全なピストンではなく、玉子石に立ち寄ることで行程に変化を付けられるのが良いです。
10:18 池ノ岳山頂(2080m)到着

玉子石から30分ほどで池ノ岳に登り返してきました。
日が高くなり朝より一層池塘が輝いています!
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10:18 池ノ岳山頂(2080m)到着

玉子石から30分ほどで池ノ岳に登り返してきました。
日が高くなり朝より一層池塘が輝いています!
10:30 出発。下山開始。

池ノ岳の池塘を目に焼き付けてから出発。
いよいよ長大な下りに取り掛かります。下りも体力、脚力勝負です!
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10:30 出発。下山開始。

池ノ岳の池塘を目に焼き付けてから出発。
いよいよ長大な下りに取り掛かります。下りも体力、脚力勝負です!
見えている範囲は下台倉山まで。鷹ノ巣登山口は遥か先。絶景ではあるけど先の長さに思いやられます。
まずは池ノ岳からの急坂を慎重に下りていきます。
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見えている範囲は下台倉山まで。鷹ノ巣登山口は遥か先。絶景ではあるけど先の長さに思いやられます。
まずは池ノ岳からの急坂を慎重に下りていきます。
眺望のあるところはまだ良いけど中盤の樹林帯が長い。
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眺望のあるところはまだ良いけど中盤の樹林帯が長い。
北隣は草原の尾根。遥か向こうには奥只見湖。
魚沼からここまで車で来るにも、距離の割に時間の掛かる山です。
北隣は草原の尾根。遥か向こうには奥只見湖。
魚沼からここまで車で来るにも、距離の割に時間の掛かる山です。
平ヶ岳を振り返る、あおいとひなた

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平ヶ岳を振り返る、あおいとひなた

傾斜は次第に緩くなり、眼前には樹林帯が接近。

昼近くなると日差しがきつくて相当暑かった…。
この先で樹林帯に入るとやはり木陰が有難い。暑がりの自分には真夏の平ヶ岳はきついかもしれない。


11:30 白沢清水(1720m)

樹林帯は淡々と歩を進ませました。朝よりだいぶ地面が乾いて歩きやすくなっていました。
でも乾いていない木道はやはり滑りやすい。

12:01 台倉清水(1630m)

ここから少しだけ登り返し。相変わらず泥濘がひどい。
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傾斜は次第に緩くなり、眼前には樹林帯が接近。

昼近くなると日差しがきつくて相当暑かった…。
この先で樹林帯に入るとやはり木陰が有難い。暑がりの自分には真夏の平ヶ岳はきついかもしれない。


11:30 白沢清水(1720m)

樹林帯は淡々と歩を進ませました。朝よりだいぶ地面が乾いて歩きやすくなっていました。
でも乾いていない木道はやはり滑りやすい。

12:01 台倉清水(1630m)

ここから少しだけ登り返し。相変わらず泥濘がひどい。
12:20 台倉山(1695.3m)

登り返しの先に見えてきたのが台倉山。
一休みするつもりでいたけど、喫煙中の方が居られたので通過。
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12:20 台倉山(1695.3m)

登り返しの先に見えてきたのが台倉山。
一休みするつもりでいたけど、喫煙中の方が居られたので通過。
平ヶ岳、池ノ岳が遠くなりました。よく歩いたなあと達成感を得られる光景です。
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平ヶ岳、池ノ岳が遠くなりました。よく歩いたなあと達成感を得られる光景です。
下台倉山まで地味なアップダウンの連続。
景色を見やりつつ木陰で休みつつ進みます。下る尾根はまだ先。
だいぶ脚が疲れてきていました。
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下台倉山まで地味なアップダウンの連続。
景色を見やりつつ木陰で休みつつ進みます。下る尾根はまだ先。
だいぶ脚が疲れてきていました。
朝は雲が多くて見えなかったけど、燧ヶ岳の眺望が見事です!
燧ヶ岳と至仏山を周囲の山々から眺めたので、近い将来に遂に尾瀬を計画してみようと思います。


13:08 下台倉山付近(1590m)

ここでようやく長く続いた登下降は終わり。木陰で一息入れました。
ここからは終盤となる激下り。集中力を切らさないよう気合を入れました。


13:13 出発
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朝は雲が多くて見えなかったけど、燧ヶ岳の眺望が見事です!
燧ヶ岳と至仏山を周囲の山々から眺めたので、近い将来に遂に尾瀬を計画してみようと思います。


13:08 下台倉山付近(1590m)

ここでようやく長く続いた登下降は終わり。木陰で一息入れました。
ここからは終盤となる激下り。集中力を切らさないよう気合を入れました。


13:13 出発
下台倉山付近で主尾根を外した直後が最も激下り。
三点支持が必要な箇所も頻繁にあり。行く手には下っていく尾根がよく見えています。
下台倉山付近で主尾根を外した直後が最も激下り。
三点支持が必要な箇所も頻繁にあり。行く手には下っていく尾根がよく見えています。
帰りの光景が楽しみだった急坂の尾根。
ピストンで歩いた台倉の尾根を振り返りつつ下ります。
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帰りの光景が楽しみだった急坂の尾根。
ピストンで歩いた台倉の尾根を振り返りつつ下ります。
前方には最後の登り返しを伴う1420mピーク。
このあと20m下って20mの激登り。たった20mではあるけど疲れた脚には堪える登り返し…。
前方には最後の登り返しを伴う1420mピーク。
このあと20m下って20mの激登り。たった20mではあるけど疲れた脚には堪える登り返し…。
たまに樹林帯に入るけど、基本的に開放的な尾根が続きます。
下るにつれて暑くなると思ってたけど、心地良い風が吹き抜けて予想外に快適でした。
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たまに樹林帯に入るけど、基本的に開放的な尾根が続きます。
下るにつれて暑くなると思ってたけど、心地良い風が吹き抜けて予想外に快適でした。
開放的な尾根の光景が素晴らしいけど、地面は花崗岩か砂地で滑りやすくて気を抜けません。
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開放的な尾根の光景が素晴らしいけど、地面は花崗岩か砂地で滑りやすくて気を抜けません。
夜明け前の登りの時、いつまでも痩せ尾根が続くので驚きました。
麓近くなってきてもこれだけ眺望の良い尾根はなかなかないでしょう。
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夜明け前の登りの時、いつまでも痩せ尾根が続くので驚きました。
麓近くなってきてもこれだけ眺望の良い尾根はなかなかないでしょう。
かなり下ったところまで展望良好な尾根が続きます。
夜明け前の記憶を辿ると、樹林帯に入ればもう尾根末端は近いはず。
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かなり下ったところまで展望良好な尾根が続きます。
夜明け前の記憶を辿ると、樹林帯に入ればもう尾根末端は近いはず。
14:49 尾根取付(900m)

植林の中を歩くことしばらくで、遂に尾根を下り切りました!
あとは登山口まで林道歩きを残すのみ。

下台倉沢を渡る際に、ドロドロの登山靴とスパッツを洗いました。
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14:49 尾根取付(900m)

植林の中を歩くことしばらくで、遂に尾根を下り切りました!
あとは登山口まで林道歩きを残すのみ。

下台倉沢を渡る際に、ドロドロの登山靴とスパッツを洗いました。
15:08 平ヶ岳・鷹ノ巣登山口(830m)到着!!!

玉子石を出発してから5時間20分。平ヶ岳は本当に遠い山でした!
清々しい達成感と疲労感に包まれての下山でした。お疲れさまでした!
1
15:08 平ヶ岳・鷹ノ巣登山口(830m)到着!!!

玉子石を出発してから5時間20分。平ヶ岳は本当に遠い山でした!
清々しい達成感と疲労感に包まれての下山でした。お疲れさまでした!
平ヶ岳・鷹ノ巣登山口

トイレ最寄りの駐車場を含め、周辺に点在する駐車場には多くの車が停まっていました。
登るには覚悟の要る山ですが、百名山の中でも屈指の名山と感じます。
多くの方を惹きつける良さが間違いなくある山でしょう。

銀山平を経て奥只見シルバーラインを抜けるまで気の抜けない帰り道。
家に着くまでが登山なのでまだまだ道半ばと気を引き締めました。

銀山平温泉・白銀の湯にて長丁場の汗を流し、平ヶ岳の余韻に包まれて約3時間の帰途に就きました。
平ヶ岳・鷹ノ巣登山口

トイレ最寄りの駐車場を含め、周辺に点在する駐車場には多くの車が停まっていました。
登るには覚悟の要る山ですが、百名山の中でも屈指の名山と感じます。
多くの方を惹きつける良さが間違いなくある山でしょう。

銀山平を経て奥只見シルバーラインを抜けるまで気の抜けない帰り道。
家に着くまでが登山なのでまだまだ道半ばと気を引き締めました。

銀山平温泉・白銀の湯にて長丁場の汗を流し、平ヶ岳の余韻に包まれて約3時間の帰途に就きました。

装備

個人装備
三脚 ハイドレーションシステム 長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 スパッツ グローブ 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図(地形図・山と高原地図) コンパス ガーミンGPS ラジオ 計画書 ヘッドランプ 予備電池 アマチュア無線機 ファーストエイドキット 補修キット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 登山保険証 健康保険証 スマホ 財布 サングラス タオル 一眼レフカメラ 広角ズームレンズ 望遠ズームレンズ ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

先日、初めて登った武尊山から平ヶ岳の優美な姿を見て急浮上。
百名山完登は目指さない自分でも、ここは登っておきたい山でありました。

登り7時間という長丁場であり、また登山口の鷹ノ巣へのアクセス路も然り。
シルバーラインを運転するのも今回が初めてでした。
久しぶりに登山前日の到着。車中泊してから登ることとしました。
ちなみに前日は運転中ほぼずっと雨。登山開始時には雨は止んでましたが、
登り後半の白沢清水を過ぎてもなかなか雲は取れず、予報が当たるかどうか気を揉みました。
天気の心配は杞憂に終わり、快晴の下での平ヶ岳初登頂!
最初は苗場山と似た感じと思えましたが、平ヶ岳のほうが池塘の一つ一つが大きく、
隣の池ノ岳と併せて、唯一無二の光景と感じました。
余勢をかって玉子石にもしっかり寄り道。平ヶ岳のアクセントとして存在感ありました。

疲れの出やすい下りまで意識して、登りからペース配分しましたが、
やはり長大なコースだけに下りは脚の疲れが顕著でした。
無数の登り返しは超スローで乗り越え、終盤に来る激下りも集中力を
切らさないよう努めました。
鷹ノ巣登山口へ下り切った時の達成感と安堵感は得難いものでした。
昭和40年代に初めて登山道が通された秘境の山であり、この山を百名山で
採り上げた深田久弥さんの慧眼に改めて感心した1日でした。

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コメント

ルーンさん
 24キロ、1800Mの 登り下り
なんと 長大な山ですね。
百名山の一つでしたか、全く興味なく 
知りませんでした。
我慢 がまんの 登りの後の
池塘の景色が 最高ですねっ!!
しかし、、よく歩かれましたね、、、
すばらしい おみ足です。
孫を スシローに連れ出すので、
のこりは また 帰宅後に!
すみませんです。
2023/7/6 11:26
ただいまー(^^♪

12時間 良く歩かれましたね。
早い出発と思いましたら、
前夜泊されてたのですね。
暗い中 よく 間違わずに歩かれますね。
GPSで 確認でしょうか。
3時間後 明るくなりはじめ 展望も開けると
ほっとされたことでしょう。
山頂部では 美しい 池塘が待っていてくれたのですね。
いまだ 池塘をみたことあるかな、、?
立山で あったかもです。
山頂部は 開けのびやかな 景色ですね。

玉子石には別尾根をくだれたようで、
さすが 好奇心 やる気満々のルーンさんです。
残雪もあり バンザーイですね。

下りでは 慎重にくだられたことでしょう
銀山平温泉 白銀の湯 検索してみます。
3時間のドライブで 帰途につかれて、
お疲れさまでした。

関西人には とおくて めずらしい山を
御紹介くださいまして、ありがとうございました。

(^▽^)/
2023/7/6 15:18
mayasanpoさん、こんばんは。
ご多忙の中さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます。
自分のペースは決して早くなく、登り下りとも抜かれた回数は多いです。
普段の山行に比べて、やはり疲れが取れるのに時間が掛かり、
今日やっと筋トレを再開することができました。

平ヶ岳は長丁場ということで、今回は車中泊でないと厳しいと判断。
前日夕方に長野を出発。出発時は土砂降りの上に大渋滞で初っ端から疲れました。
いつものように夜中に出るほうが車が少なくて運転が楽なんですけどね。

ナイトハイクで最も大事な装備は何といってもヘッドライトです。
なかなか高価でしたが、専用電池で点灯する450ルーメンのペツルのヘッドライトを使っています。
基本的に3段階中の真ん中の照度で歩いていますが、すごく明るくて普通の登山道なら
昼間と同様に歩けますよ。もちろん夜明けが来るとホッとしますけどね。

長い登りの末に辿り着いた別天地の山頂。
苗場山を凝縮したかのように池塘や湿地帯で埋め尽くされた平ヶ岳山頂でした。
つい半世紀ほど前まで登山道が無く、人跡稀な秘境の山であり、
深田久弥さんが初めてこの光景を見た時はさぞ感動されたんだろうなと思いを馳せました。

玉子石への行程は記述も撮影もすっ飛ばしましたが、周辺に多くの登山者が居られたこと、
長い下りが控えているのでいつもより行程を早く進めようという意識もありました。
玉子石へはルートもしっかりしていますので、特に難しいところはありません。
残雪を踏めたのはやはり嬉しかったですね。

予想どおり下りはしっかり疲れが出てきました。
登り返し多数の後に激下りが来るという、自分の足を苛め抜く行程です。
それでも15時とほぼ狙いどおりの頃合いに下山できましたし、
予報どおりに晴れてくれて本当に快心の山行となりました。

銀山平温泉・白銀の湯は横にキャンプ場もあるようです。
ここまでなら魚沼から比較的近くて楽にアクセスできますよ。
ぜひチェックなさってみてくださいね。

自分も北関東や東北は未登の山が圧倒的多数で、毎回事前の下調べに多大な労力を要します。
でも新しい景色をもっと見てみたいという好奇心をモチヴェーションに、次々登っていきたく思います。

今回も本当にありがとうございました!
2023/7/6 22:54
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平ヶ岳鷹ノ巣ルート
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技術レベル
2/5
体力レベル
5/5

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