天狗沢からジャンダルム、奥穂高岳


- GPS
- 13:18
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,505m
- 下り
- 2,504m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:35
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 6:47
天候 | 【1日目】10/1(日) 9時過ぎまで雨、その後曇り時々晴れ強めの風 【2日目】10/2(月) 快晴 【3日目】10/3(火) 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
9/30(土) 22:55バスタ新宿発 10/1(日) 03:30平湯温泉着 05:30平湯温泉発 05:55上高地バスターミナル着 10/3(火) 12:00上高地バスターミナル発 12:25平湯温泉着 12:30平湯温泉発(高山行き路線バス) 12:32大滝口キャンプ場入り口 (あんき屋で食事) 16:05平湯温泉発 20:35バスタ新宿着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗沢上部のコル手前30分からが浮石激しくザレザレで特に足場が悪い ロバの耳下りは特に滑落注意 |
その他周辺情報 | ひらゆの森 日帰り温泉700円 あんき屋 食事処 |
写真
感想
※写真のコメントは記載途中です。時間を見て追記します。
8月中旬に予定していたジャンダルム行きが台風直撃で泣く泣く中止、そのリベンジ登山となった。
三連休は予定が入っているため、10/1,2,3の休みを利用して紅葉シーズンの穂高方面に行くことに。当初、涸沢経由で北穂高小屋泊、涸沢へ下りてパノラマルートを下山する1泊2日を計画した。しかしなんか腑に落ちない。ふとジャンダルムが浮かび、これだ!としっくり。
体力的にジャンダルムはなるべく軽量にして行きたかったので、岳沢小屋宿泊で天狗沢経由ジャンダルムを選んだ。しかし、岳沢小屋は予約満杯。テント泊にした。2泊分支払い、2泊目は荷物デポ用として利用させてもらった。
ジャンダルム後は岳沢小屋へ戻ろうとも思ったが、100周年の穂高岳山荘泊とした。9月はテント泊だったため記念バッジをもらえなかった事が心残りだった。登山人生初の山小屋泊が穂高岳山荘だったため思い入れが強く、どうしても非売品の記念バッジが欲しかった。
出来上がった計画が今回のルート。
初日10/1(日)朝の雨は気分ダダ下がりだったが、それ以外は快晴!冬型の気圧配置到来と雲がないため放射冷却もあり気温プラス1桁で寒かったが、終始晴れ。眺望最高、大変心に残る素晴らしい山歩きができた。
天狗沢は天狗のコルまでコースタイム3時間だったが、2時間で到着していた。核心部はコル直下の30分ほどだったため岳沢小屋から1時間半は◯→を見失わなければ難なく行けたことがコースタイム短縮に繋がったと思う。
天狗のコルからは飛騨側を歩く。信州側は太陽日差しがありほぼ無風だったが飛騨側は風が強くしかも冷たくてグローブをしていても指先が冷たい。岩を掴まない時は手をグーにして外気に触れないようにしていたが、冷たい岩を掴むと一気に冷えた。
ジャンダルムの20分くらい手前までは難なく行け、ジャンダルムが見えた途端いよいよか、と緊張が走った。西穂側から見ると左の飛騨側へ進む。岩に書かれた「ジャン←」を見つけたらそのままもう少し進むと◯↑があるのでそこから登る。難なくしかも割とすぐに山頂に着いた。天使が見えた瞬間はホッとしたとともに嬉しさが込み上げてきた。
他に登山者がいなかったので独り占めの贅沢な時間をゆっくり過ごすことができた。
西穂側に2名、奥穂側に2名がジャンダルムを目指しているのが見えた。
ロバの耳は下りが緊張した。高所恐怖症ではないのでだいたいどこでも大丈夫なのだが、飛騨側への切り立った崖の部分での急降下はかなり慎重になった。下りも苦手ではないがサクサクと下りられない。なぜなら足の置き場は見えているが届きにくいし、手で掴む場所が少なめに感じたから。それぞれの足運び手の置き場選びを間違えると大惨事、絶対失敗は許されない15分だった。(実際はもっと長く感じた)
ウマの背は両側切り立った岩の上を歩くが、バランス崩さず強すぎる突風が吹かない限りは落ちることはないなと感じた。「ウマノセ」のペンキが見えた時に、気持ちを入れ替深呼吸。真ん中、左、右、真ん中と進んだ。すんなり進めてホッとした。
今回は体調もルートも天気も全てがコンディションが良く、重大ミスも起こさず無事に通過できた。毎回そのコンディションは変わってくるので安易に考えず臨まなければならない。たまたま"行けた"のではなく、これまでの経験を踏まえて"行ける"と思って行った。
行程を振り返ると終始集中していたためか断片的によく覚えているところと、ほぼ記憶のないところがある。またチャンスがあれば少し一息つきながら歩いてみたい。
穂高岳山荘はテント泊では何度もお世話になっているが、小屋泊は20年ぶり2回目。100周年記念バッジが欲しかったこと、ジャンダルム経由でテントを担げないことが理由で宿泊した。部屋は女性のみで木製のパーティションで仕切られ隣の人を気にせず過ごせた。もちろんお話しはたくさんさせていただいて楽しかった。夜は冬型の気圧配置で零度近くまで下がったが、ストーブで暖を取りダウン上下ダウンソックスで保温しながら寝た。途中暑くて目が覚め全部脱いだが。
ジャンダルム達成と小屋泊に未だ慣れないのでほぼ睡眠は取れなかった。
三日目最終日。日の出直前に出発、吊尾根経由岳沢小屋。8時半に到着しテント撤収し、上高地へ下山。
涸沢の紅葉は上から見下ろした。
岳沢小屋からの黄葉も素晴らしかった。
また再来週この界隈を訪れる予定だが、雪の心配も出てきて季節の変わり目を感じた。
大きな達成感を味わえた。
ジャン突破、おめでとうございます!
私もちょうど一年前のこの時期に天狗沢から奥穂高を歩きました。
私は天狗沢や稜線上で○印の見落し→引き返しを何度か繰り返したうえ、ジャンすら気づいたら通過後という有り様でしたが、チャオさんは楽しみながら余裕をもって通過されたようで流石です👏
ジャンダルムをクリアすると若干燃え尽きてしまうかと思いますが(私だけかな?)、引き続き頑張っていきましょう!
ありがとうございます♪
ようやくジャンダルムを通過することができました!
日記拝見しました。同じルートを歩いてましたね。ただあれですね、上高地から岳沢天狗沢経由ジャンダルム通過涸沢までとは...一日でずいぶん歩きましたね。ポカンと口が開いちゃいましたよ😮 さすが体力ありますね!すごいです👏
私は小刻みにしたので楽々でした。登る前はものすごく緊張しましたが、天狗沢のガレガレザレザレ、ルートファインディングも問題なくこなせたので奥穂高へ到着した時はかなりホッとしました。
幸い燃え尽きなかったので、また来年以降に機会があれば、逆ルートや西穂から奥穂まで繋いだりしてみたいなって思っています☺️
気に入った山を何回も登ることも好きなんです。
またいろんなところにチャレンジしましょうね!
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