幌尻岳、戸蔦別岳 〜 チロロ林道ルートで 〜


- GPS
- 12:55
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,416m
- 下り
- 2,413m
コースタイム
- 山行
- 12:15
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 12:51
天候 | 快晴後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆チロロ林道(未舗装区間)は10kmほど。穴ぼこや水たまりがあるので、オフロード車でない場合時速10km〜20kmでの低速運転を強いられます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ゲート⇔尾根への取り付き部分】 ※沢沿いのルート ★渡渉が8回あります。飛び石で渡れますが、滑る岩があるので要注意。トレッキングポールで足場を確かめてから、足を置くのがベター。ざらざらした感じの石はあまり滑りません。 ★雪渓の登りが20m〜50mほどあり。傾斜はそこそこあるので、慎重に。帰りはクラックが入っていたので、このルートを登れない期間が数日はあるものと思われます。 【尾根への取り付き】 ドロドロの急登。雨天時、雨上がりの時などかなりスリップするので要注意です。 【ヌカビラ岳肩⇔北戸蔦別岳】 歩き易い稜線の道です。 【北戸蔦別岳⇔戸蔦別岳】 ★ハイマツが煩い所がありますが、ハイマツの背丈は短いので、足に引っかかる程度です。 ★1881m付近は岩稜帯です。それほど難しい岩場ではありませんが、稜線では最も注意が必要なエリアです。 【戸蔦別岳⇔幌尻岳】 ★ハイマツが煩わしい所があります。特に幌尻岳の肩への登り返しすぐの所のハイマツがかなりうっとうしいです。若干ハイマツ漕ぎになります。 ★幌尻岳への急登の途中に少しザレているところがありました。 ★幌尻岳の肩から山頂までは楽しい稜線歩きとなります。 ※地元の方によると幌尻岳のハイマツは日高山脈の中では大してうっとうしくないのだそうですが、ハイマツ漕ぎに慣れてない人にはかなり煩わしいです。マツヤニで服が汚れるので要注意です。 |
その他周辺情報 | 沙流川温泉で入浴。 500円。あまり印象に残らないお湯でしたが、汗を流すには丁度良かったです。 |
写真
木の枝を渡してくれてあったので、そこを通ったらずり落ちかけました。帰りは思い切ってジャンプして通過。
真ん中下の水中の岩に苔or藻がついているのが見て取れるかと思いますが、この様な岩は滑るので、要注意。
感想
北海道遠征第4弾は幌尻岳に挑戦しました。
「挑戦」というと大げさかもしれませんが、歩行距離もあり、累積標高差もあり、渡渉あり、熊が出没する恐れありと、山行前は果たして幌尻岳まで辿り着けるのか不安で、まさに「チャレンジ」という心持でした。
結果、渡渉でドボンすることなく、雪渓で滑り落ちることなく、熊に出会うことなく無事に歩き通せました。
今回歩いたルートは、アップダウンを繰り返すので、体力が必要なルートでしたが、やはり標高が低いので、見た目より楽に歩けます。このルートの体力的な負担度は甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根ピストンと同じくらいに感じました。
そして、何より晴天にも恵まれ、最高の景色を堪能できました。
脈々と続く緑の峻嶺たち。今まで見た山域の印象とは異なる日高の山々の姿がそこにはありました。
想像以上の絶景に稜線に上がってからは感動しっぱなし。
13時間を持ち時間とし、駐車場まで戻ってくる計画だったのですが、持ち時間を存分に使ってしまいました。
できることなら、いつまでもこの景色を眺めていたい、そんな気持ちでした。
渡渉失敗で水没することを恐れて、コンパクトデジカメしかもっていかなかったことを少し後悔。レコに乗せてある写真は、自分が得た感動を十分に伝えきれていません。
レコの写真から何か感じるものがあれば、ご自身の目で直接確かめてみることをお勧めします。
写真から得られる感動の何倍、いや何十倍もの感動がきっと待っているはずです!
稜線に出てからのお花畑も圧巻でした。
これと同等のお花畑は白馬でしか見たことがありません。
同じところに色々な花が咲いているという白馬のような派手さはないのですが、花の数も種類も見ごたえあるものでした。
また所々で山好きの方とお話ができ、楽しかったです。面白い話が伺えるので、ついつい長々聞き込んでしまいました。
この幌尻岳の山行が北海道遠征のベスト山行となりました。
楽しかった!!
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