藪時々絶景の袈裟丸山（前・後・中・奥）
栃木県
群馬県
kuge
体力度について
- GPS
- 07:28
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,266m
- 下り
- 1,264m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:26
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場のキャパは小さく（5台程度）午前5時半で満車 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登山口⇒前袈裟丸山】※南西尾根 ・バリエーションルートだが薄い踏み跡程度はある。 ・わかりやすい尾根地形に沿って歩くだけなので、時々GPSで現在地を確認していれば特に道迷いの不安を感じることはなかった。 ・岩場などの危険個所は特に存在しない。 【前袈裟丸山⇒後袈裟丸山】 ・20年以上前から通行止め扱いの区間だがしっかりとした登山道になっている ・前袈裟と後袈裟の鞍部に難所の「八反張」があり足場の悪いガレ場を通過する。ただし、足場の悪い区間の距離は短いので核心部はあっという間に通過してしまう。 ・八反張通過後、後袈裟丸山への登りはかなりの急登。ただし、この急登もそれほど長いものではない。 【後袈裟丸山⇔奥袈裟丸山】 ・真の核心部はこの区間。 ・この区間は通常の登山道ということなっているが、厳しいアップダウンが連続する上に藪や倒木が多く、南西尾根や八反張と比べても遥かに体力を消耗した。 ・倒木を避けるタイミングなどで踏み跡が分岐して正規ルートが分かりにくい場所もある。 ・笹藪と灌木の藪が混在する場所では、笹藪の中に隠れている低い枝を見つけることができず膝や脛を何度も打撲した。 【後袈裟丸山⇒登山口】※郡界尾根 ・非常に歩きやすくて快適な登山道。後〜奥袈裟の荒れた登山道と比べると林道と高速道路くらいの差がある。 |
写真
拍手キャパは小さく午前5時半でほとんど満車でした
南西尾根はバリエーションルートで入口に標識はありません
尾根の取り付きはGPSで地形図と照らし合わせすぐに判別できました
踏み跡は薄くついていたり途切れたりの繰り返ししかし分かりやすい尾根地形なのでバリエーション初心者の自分でもそれほど不安になることはありません
しかし分かりやすい尾根地形なのでバリエーション初心者の自分でもそれほど不安になることはありません
深い樹林が途切れて西側の見通しが良くなりました
その右側には四阿山や草津白根山
ツツジ目当てで5月の袈裟丸山を狙ってみたけれど残念ながら今年は裏年のようです( ;∀;)
今から歩く前〜後袈裟丸山への縦走路の入口には一応こんな標識があるので念のため…はるか昔に合併で消滅した「東村」とあるのでこの標識は20年以上前に設置されたものでしょうか
はるか昔に合併で消滅した「東村」とあるのでこの標識は20年以上前に設置されたものでしょうか
無事に核心部を通過(;´∀｀)崩壊の進んだナイフリッジと言えば大無間山や船窪山の登山道を連想するけどアレよりは遥かに難易度低かったです
崩壊の進んだナイフリッジと言えば大無間山や船窪山の登山道を連想するけどアレよりは遥かに難易度低かったです
後袈裟丸山を出発するとさっそく藪と倒木の洗礼が待っていました😇
と言いたいところだけどここはまだ本当の最高地点ではありません…😇
おいらはここで引き返します😇
蕾も残っているのでもう少し見頃は続くのかな
後袈裟丸山に向かって続くシャクナゲの藪非常に足元が見えにくいので何度も木の根や枝に脛をぶつけ、その度に痣が量産されていきます( ;∀;)
非常に足元が見えにくいので何度も木の根や枝に脛をぶつけ、その度に痣が量産されていきます( ;∀;)
郡界尾根の登山道は整備が行き届いていて藪も倒木もゼロの快適な道😙
その左側のピークが後袈裟丸山
真ん中の鞍部が八反張
感想
5月最後の週末はツツジと新緑の景色を目当てに三百名山の袈裟丸山に行ってきました。
袈裟丸山へ行くのは初めてで一体どのあたり歩けばツツジが一番綺麗なのか、そして展望が良いポイントがどこにあるのか良く分からないことが多く、とりあえず前・後・中・奥…と「袈裟丸」の名前がついているピークを全部巡れば間違いないんじゃね？ということでルートを下調べ🧐
すると、ヤマレコの記録を検索してみると南西尾根と郡界尾根の周回に後〜奥袈裟のピストンを加えて歩いている人が多いことが分かったので自分も真似をさせてもらいました（笑）
今回歩いたルートのうち、事前の下調べで自分が特に不安に感じていたのは南西尾根（バリエーション）と八反張の2ヶ所でしたが、南西尾根はバリーションと言いつつも踏み跡くらいはあるので難なく歩けてしまったし、八反張も危険な場所はほんの一瞬で通過してしまいあっけなくクリア。
あれ？袈裟丸山、大したことない？
かなりキツい山だという感想も多いけどもしかしてただの大袈裟丸？🤣
などと油断していたら、本当にキツいのは一般登山道扱いとなっているはずの後袈裟丸山〜奥袈裟丸山の区間でした。
大きなアップダウンの繰り返し、そして登山道は倒木と藪祭り。藪は足元の見えにくい笹と灌木がミックス状態のため、笹藪に隠れた木の根や枝に何度も足首や脛を打撲して両足痣だらけに…。
しかも、一番キツい後袈裟〜奥袈裟には別ルートが無いので片道1時間半の悪路を往復するしかなくて帰り道は正直完全にウンザリモード。
さっきは大袈裟丸とか言ってすみませんでした(´;ω;`)
そんな袈裟丸山の周回＋縦走ルートですが、藪道中心でも展望ゼロとかいうことは決してなく、時々絶景ポイントが現れるのでそれが精神的にかなり救いに。見える景色はそのポイントの開ける方向によって赤城山、日光連山、足尾山地、関東平野など様々です。
前・後・中・奥袈裟どれもピークからの景色はちょっと地味だけど、ピークとは少し別の場所に絶景ポイントがあったり、八反張や南西尾根、郡界尾根の中腹にも展望の良い場所があったりするので、その度に足を止めて険しい道のりとの闘いを"休戦"させていました😊
ちなみに、今日の山行で一番の目当てだったツツジの花ですが歩けど歩けどどこにも全然咲いてませんでした！！😇😇😇
袈裟丸シリーズをコンプリートで歩いたのにどこにもツツジは見当たらずどうしてこうなった？！という感じですが、いろいろと調べるうちにどうやら今年は関東一帯のヤマツツジやヤシオ系全般が裏年だった模様…。
シャクナゲはたくさん咲いていたけどツツジは本当にダメダメでした😇
そう言えば、袈裟丸山のお隣でツツジの名所で知られる赤城山を歩いていても当たり年とハズレ年の差がハッキリと出るんですよね。
（赤城山ここ10年くらいツツジの辺り年は西暦が奇数年の年ばかり。そう考えると今年は偶数年なので確かにそうか…という感じはします）
そんなわけで、袈裟丸山のツツジはまたいつか当たり年を狙ってリベンジですね。でも、後袈裟丸山より北の藪道往復はもう懲り懲りなので、今度来るときは前袈裟と後袈裟の周回だけにしようかな（笑）
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