記録ID: 6866260
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無雪期ピークハント/縦走
北陸
荒島岳 福井県唯一の百名山で登りがいのある大野富士
2024年05月31日(金) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:23
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:17
距離 8.9km
登り 1,239m
下り 1,240m
天候 | 初め曇り、途中から小雨、1130から午後は本降りの雨。予報では13時頃から本降りとなると出ていたため早めに出発したが、それが大正解。荒島岳山頂に926に着いた時には展望があったが、950くらいからガスが上がって来て展望が無くなり、ポツポツと小雨も降り出したので下山を開始した。最後の10分間だけ本降りに合う。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中出登山口駐車場の方が40台程度と広い。勝原登山口よりも少し所要時間がかかるが、中出登山口は小荒島岳から山頂方向の眺めが優れているのがポイント。 なお、佐開登山口からの分岐も紹介しましたが、たどり着くまで相当の悪路であるため、一般的には使われていないと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
勝原登山口から標高差1200メートル近く。1204メートルのシャクナゲ平までは普通の登山道ですが、粘土質の滑り易い箇所があるのでご注意を。 その先の佐開コースとの分岐を過ぎた辺りから中荒島岳までは、もちが壁と呼ばれる大変厳しい岩場。過去には滑落死亡事故が起きたと看板で注意喚起しています。 |
その他周辺情報 | 荒島旅舎 大野市内のメインストリートにある宿。古いビルを改装した清潔感のある素泊まりの宿泊施設でシングルの部屋は4000円と破格の安さ。大野の街を活性化させたいなどの趣旨で運営されているようで、チェックインの際の街の案内を大切に行うなどボランティアでされているように感じました。シャワー設備は有りましたが銭湯を紹介されて、歴史ある趣きの大きなお風呂に入りました。管理の方は大変親切な方ですが16時からのチェックイン時間からしばらく居られるのみですので、夜間は宿泊客だけです。朝は、鍵をドロップインして旅立ちます。近くに5台分の駐車場有り。 https://arashima-hostel.com/ 食彩しらとり 会席料理を提供する料亭。日本海の魚、地元の山菜などを使った彩り豊かな盛り付けで供される会席料理がお勧めです。4000~5000円のコースが有り、出来れば前日までに予約されるのが良いと思います。私は当日の12時に電話で予約しましたが、なんとか予約を受けていただきました。 大変美味しく、想い出に残る料理の数々でした。 ホームページの写真を見るだけでも、良さが分かると思います。 https://shiratori-ono.jp/ 九頭竜温泉 平成の湯 勝原スキー場跡駐車場から9キロ。アルカリ性単純泉 大人600円、モンベル割で500円。 あまり知られていないのか、大野市からそれなりに距離があるせいか、はたまたお昼近くだったせいか私1人で広々とした温泉にのんびり入ることが出来ました。サウナもあります。露天風呂から本降りの雨に煙る山々を眺めながら、身体を大きく伸ばしてゆっくりし登山後の至福の時を過ごしました♪ https://heiseinoyu.com/ |
写真
登山前日の夕方に、大野市内の公園から望む荒島岳。当日は天気がイマイチなのと山に近づくので、荒島岳の姿をとらえるために前日中に写真を撮っておくことにしましたが、撮影場所を探すのも苦労しました。
山頂から左側に下った所に見える急斜面のもちが壁は、急角度の岩場で滑落注意箇所です。
山頂から左側に下った所に見える急斜面のもちが壁は、急角度の岩場で滑落注意箇所です。
ライトアップされた大野城。再建されたお城ですが、大野市のシンボルですね。私は行く時間が無くて登っていませんが、余裕を持って大野市に着かれて街中を散策するのも楽しいと思います。
6時20分頃の勝原駐車場の様子。2台ですね。この後、最終的には10台くらいだったと思います。山行中に10人強の方々とすれ違いました。駐車台数の多い中出登山口駐車場からも登れますが、少し距離が長いようです。
荒島岳と小荒島岳の分岐です。左へ行きます。中出登山口から登って来た方と山頂で会いましたが、勝原登山口よりも若干時間がかかるようです。少し時間がかかるとしても、小荒島岳から見る荒島岳が格好良いようなので、中出コースも良さそうです。
撮影機器:
感想
麓の大野市は大野城の城下町で、風情のあるしっとりとした街でした。宿の管理をする方とお話していると、大野の街を愛していることがひしひしと感じられました。碁盤の目に区画された街路は往時を偲ばせるもので、ライトアップされた大野城も見事でした。夕食は、福井名産を中心とする美味しい料理を堪能しました。大野市に前泊されて、街に貢献するのも良いと思います。
荒島岳は、標高1524メートルと高い山ではないですが、標高差1200メートル強と登りがいのある山でした。麓の大野市から見上げると特徴的な形の独立峰で大野富士の別名がありますが、左側の斜面が切れ落ちているのが分かります。もちが壁という急坂の岩場で、過去に滑落死亡事故が発生したこともあるそうですが、慎重に登り降りすれば、問題無く通過出来ると思います。
スキーリフト最終地点から1204メートルのシャクナゲ平までは、ブナの原生林で覆われており、森林浴気分を味わえます。
白山を左側にずっと見ながら登ることが出来るので励みになります。山頂では、アルプス方面は雲がかかって残念でしたが、白山と大野市越しの若狭湾が眺められて良かったです。ただ、10時を過ぎるとガスが上がって来て、何も展望が無かったと思います。
植物も豊かで、途中の登山道には様々な花が咲き乱れており、特に山頂付近は道の脇に愛らしい花がいっぱい咲いていました。
登り始めは、かつての勝原スキー場だった斜面を登りますが、スキーリフト最終地点の廃棄された施設跡を見ると、レジャー施設が各地でこぞって作られた人口減少時代の前の華やかだった頃とのギャップを感じて、しみじみとさせられました。
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