初秋の飛騨沢〜西鎌尾根を満喫・・・槍ヶ岳
長野県
岐阜県
yukifuku
- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,527m
- 下り
- 2,529m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大| 天候 | 曇り・晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
9/20 双六小屋5:00-5:40樅沢岳-6:10左俣沢-6:35硫黄乗越-9:30千丈乗越-11:10槍ヶ岳山荘11:45-13:05槍ヶ岳頂上-13：30槍ヶ岳山荘 9/21 槍ヶ岳山荘4:10-5:45飛騨乗越-7:55槍平小屋-9:20滝谷出合-10:50白出沢-12:10穂高平小屋-13:10新穂高温泉駐車場 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
●メジャーコースなので良くコース整備されており、特に危険個所は見当たりませんでした。 ●飛騨沢の下山コースのガレ場、ザレ場は浮石が多くあり、注意をしないと足を取られます。（何度か滑りました・・・）したがって足の置き場所には十分注意が必要です。 |
| その他周辺情報 | 新穂高温泉駅周辺には数多くの駐車場がありますが、無料駐車場は遠くにあったり、近くの有料駐車場はかなり高額な料金設定している駐車場もあります。 そのため、駐車禁止となっている登山道の路肩などに不法駐車する車もありました。 登山する者にとっては、ルールを守ることは基本中の基本ですので、山岳関係車両や緊急車両の通行の支障の出ないような駐車をしてほしいものです。 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
拍手
めったに見れない光景かも知れません。
（後光がさしているいる様でした。）
感想
槍ヶ岳への秋季の山行で景色が良くて様々なバリエーションが楽しめる新穂高温泉-小池新道-双六小屋-西鎌尾根-槍ヶ岳-飛騨沢-白出沢-新穂高温泉ルートの山行を計画。心配した天候も、雨天確率が低く一時曇り、晴れの絶好の条件となった。
しかし、初日は左俣谷から小池新道を経て双六小屋までの長い登りルートに不安を残していたので新穂高温泉有料駐車場（500円/6時間）を午前3時10分に出発、鏡平山荘を目指した。
このコースは特別、難所もなくて順調に足を運ぶことができ、鏡池には9時に到着。期待した鏡池からの槍ヶ岳の絶景はガスが湧いて来たために、ぼんやりしか見えず残念であった。鏡平山荘で45分の長い休憩後、弓折乗越からは長い登り・・・双六小屋には12時40分に到着した。
夕刻までは時間がたっぷりあったが、さすがに、初日の早朝からの長い登りで疲れてしまい、小屋に止まって疲れを取る。
二日目は、周囲の綺麗な景色と西鎌尾根からの槍ヶ岳へのアプローチに期待。しかし、この期間がシルバーウイーク期間に入っているため槍ヶ岳へ登頂の停滞が予想されたので5時に槍ヶ岳に向けて小屋を出発した。
この日も天候は良く、周辺の山々の景色を楽しみながら西鎌尾根を足を運ぶ。槍ヶ岳手前からの急登には苦労をしたが、槍の肩には11時過ぎに到着。ここから100m上の頂上（標高3180m）への登りは、すでに（名物の！？）槍の停滞状態であった。
そのため、まず、槍ヶ岳山荘（標高3080m）にチェックイン。その後、頂上への登りの列に並んだが、（やはり）ほとんど進まない・・・。結局、下り停滞も含め（標準的な？）1時間45分を要した。
この停滞は日が暮れてもなお、続いており、北アルプスのランドマーク、槍ヶ岳へのアルピニストの憧れを知ることができる。
夕刻は槍からの日の入りに期待。360度の景色はどの方向も満足が行く。暫く東方向を見ていると、周辺に霧が立ち込めてきたと思ったら、何と数キロ先？にブロッケンが出現。周辺が大騒ぎになった。自分の姿が天空に写し出される光景は感動を通り越して、只只、自然の偉大さを教えられるのみである。思わないプレゼントに感謝する。
翌朝の下りも飛騨沢ルートの長距離14.4kmであるので、早朝4時10分に山荘を出発。ガレ場の多い長い下りを下りる。谷の紅葉もかなり進んで来ており、間もなく北アルプスが本格的な紅葉に入ることを感じた。
コースの圧巻は滝谷出合。ナメリ滝の奥に憧れのジャンダルムが聳え立っており3日間の疲れも吹っ飛ぶ光景である。
このコースを歩いてみて、蒲田川左俣沢、右俣沢ともに稜線から一気に落ちてくる急峻な沢がいくつもあるため、雨天時には川の雨量が急激に上がり、治水管理には多大な費用と労力を要しているのを知ることができた。本年、平成27年に完成した巨大な白出沢砂防堰堤は周囲の景観も考慮した外壁に半割の丸太を張付けた気配りには敬服する。
最近、良く発生するゲリラ豪雨対策としても、山岳の環境を維持管理し、その地域に住む人達と登山者達の安全を守るために、ご苦労を置けしますが、関係者の方々の益々のご尽力をお願いする次第です。
今回も、様々な自然と、人とのふれあいが得られた3日間に感謝です。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
槍ヶ岳の最新記録
樅沢岳の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する