【弥助沢】黒部の山賊が遺した幻のイワナを求めて



- GPS
- 28:42
- 距離
- 50.6km
- 登り
- 2,971m
- 下り
- 2,975m
コースタイム
- 山行
- 12:35
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 13:35
- 山行
- 10:17
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 11:50
天候 | 1日目:晴れ 2日目:雨 3日目:曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
核心は湯俣川本流の硫黄沢出合〜モミ沢出合間。本格的な沢登りになります |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
初めて伊藤新道に行ったのは開通1年前の2022年。
それから伊藤新道の歴史を知ろうと黒部の山賊を読んでいると、気になる一文が。
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山賊たちの話では樅沢のイワナは昔、富士弥の父、品衛門が黒部で釣ったものを、樅沢へ放流したのが繁殖したのだという。
(中略)
そのおかげで今では、湯俣から硫黄沢までは温泉が湧出しているので魚はいないのに、それより上流の樅沢にはいるのである。
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これが今回の山行のきっかけである。
前回の伊藤新道の興奮をもう一度楽しみつつ(実際は人が多くいて冒険感がほとんどなかったけど)、その先の幻のイワナに会いに行きました。
<コース概要>
●高瀬ダム〜伊藤新道(赤沢出合まで):伊藤新道はもはや一般道
●赤沢出合〜硫黄沢出合:ここまで賑やかだった道(沢)も一気に人がいなくなる。トレースもなくなり歩きづらくなり、ようやくここからバリエーションルートの気分
●硫黄沢出合〜モミ沢出合:硫黄沢へは行かず湯俣川本流を進む。今回はここが一番の核心。渓相が変わり緑豊かな沢に。足元は苔むして滑りやすく、水量多く、巨岩が並ぶ沢を進んでいく。一部高巻きもあり。どこを進むか考えながら進む、THE 沢登り
●モミ沢出合〜弥助沢(幕営地):水量や流れも穏やかになり流される心配はなくなる。歩いていると至るところに魚影が。山賊のイワナはやはり実在していました。
●弥助沢:遡上していく。特に危険な箇所は無し。伊藤新道の終点に合流
●三俣山荘〜高瀬ダム:裏銀座経由で。
昔この沢を歩きイワナを釣って生活をしていた人がいたんだという歴史を感じながら、思い出に残る旅となりました。
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