記録ID: 7298292
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
安達太良山 沼尻登山口から反時計回り周回
2024年09月29日(日) [日帰り]



体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 09:20
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 877m
- 下り
- 877m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 3:03
- 合計
- 9:17
距離 13.4km
登り 877m
下り 877m
10:10
10:33
65分
1575m地点
11:38
11:56
13分
1648m地点
17:34
ゴール地点
天候 | 曇り時々晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険と思われる箇所はありません。ただ数か所滑落に注意が必要な場所があります。 全体的にこのコースは刈払いの手が足りていない印象を受けました。あまり利用者がいない為でしょうか。 |
写真
沼尻の源泉を見下ろす。源泉保守の為の作業小屋が見える。写真中央やや上には神社も写っている。硫黄鉱山操業時からあり続けるものなのだろうか。残念ながら、現在は立入禁止らしい。温泉に入浴中に硫化水素ガスによる死亡事故が起きた為なのかな。無風時、谷の中の低い場所は危険である…という常識を知らなかった人なのだろうか。
ベニナギナタタケ。この色、そしてこの形を見ると悪名高きカエンタケ(猛毒)をまず思い出してしまうのだが、こいつは食べられる茸という。まぁ、形がアレなので食いたいとは思わないのだが。カエンタケは楢枯れした木の根元に生える事が多いそうだが、この茸の周辺に枯れた木は無かった。
沼ノ平火口。以前はこの火口を横切る形で登山道が付けられていた。沼尻側から登る場合は鉱山跡を通過し、沼ノ平を通って鉄山方面に登る方が傾斜も楽で登り易そうだ。しかし、残念ながら1997年の硫化水素による事故以来、このルートは閉鎖されてしまった。当時の沼ノ平の様子の写真と比べると、泥水の噴出などは収まっているように見える。
アカモノ(赤物)。ん?この花って10月近いこの時期にまだ咲いているんだっけ?初夏の花のイメージがあったのだが。咲いてい株のあった場所に雪渓が遅くまで残っている…という感じでもなかったのでこれはちょっと不思議。
シラタマノキ(白玉の木)の実とガンコウラン(岩高蘭)の葉。ガンコウラン、名前は知っていたが見たのは初めて。いや、今迄も見ていた筈なのだが認識していなかった。(葉の形からガンコウランとしたが、アオノツガザクラとかミネズオウなんて事はないよね?)
沼ノ平火口内の一段高い場所にある硫黄鉱山の施設跡。岩が並べられているようにも見えるが、近づいての確認は(公式には)出来ない。無風時に立ち入るような事をしなければガス事故は怒らないんだけどね…。実際に昔はここで仕事をしている人達がいた訳だし。
名も無き池。いや、沼と言った方が良いのだろうか。これ程はっきりと存在しているのに、地形図にはその存在が書かれていない。火口壁脇に行けが出来るなんてちょっと変わった場所だな。(カルデラ壁って言いたいところだが、沼ノ平は直径1.2km。ちょっと規模が小さいのだろう)
避難小屋の中にはノートがあるが、何故か2016年の記入を最後にそれ以降は余白、それ以降の書き込みは無い。何故なのだろう。筆記用具の類が見当たらなかったのでその為かな。かくいう私も筆記用具の持ち合わせは無かったので記入する事が出来なかった。
避難小屋内部。写真中央やや右に写っているのは誰かの忘れ物のビニール袋。中身はお菓子でまだ食べられていない物でした。うーん、どうしよう。ゴミとして持ち帰るのは吝かでは無いのですが、まだ食べられるものだしな。持って帰って捨てるのも気が引けたのでそのままにしておきました。
石楠花の塔。この塔の由来を説明するものはこの地には何もない。この塔は1958年(昭和33年)に自衛隊の練習機がこの付近に墜落し、二名が殉職されたとの事。ツノに見えるのは墜落機のプロペラという。説明が書かれた看板でもあればいいのにな。
溶岩流の縁。高度感が結構ある。この先は浸食により失われており、崖になっている。あまり新しいようには見えない。『約7万年前の噴火では、舟明神山〜沼尻高原にかけての山体、鉄山の最上部及びその北西の斜面が形成された』との記載を見つけたので胎内岩を含む一体の緩やかな傾斜を持つ溶岩流はこの頃に形成されたものなのだろう。
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)???本来ウラジロヨウラクの花は6月頃の筈。何故この時期に…。所謂”狂い咲き”なのかな。それとも別の花?花の形も私の知るウラジロヨウラクとは少し違うような気もするのだが…。もっとも、斜めに写真を撮ったからかな?とも思う。もう一つ咲いている花があったからそちらの写真も撮っておけばよかった。
1997年の火山ガスによる遭難を理由に立入禁止を伝える看板。悪い条件が重ならないと事故は起こらないんだけどね。今迄事故が頻発していた訳もないのだし。自己責任で入ったって良いのでは?と思う。当たり前だけど、事故が起こるのは立入禁止区域以外の場所なんだよね。この事故も当時は立入禁止じゃなかった筈だしね。逆に言うと、”立入禁止”さえ守っていれば硫化水素ガス事故に遭わない…と考えるのは危険という事なんだよね。
撮影機器:
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
ハイドレーション
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
時計
タオル
ストック
カメラ
|
感想
今迄何回かくろがね小屋に泊まったり温泉入浴に行ったりしたことはあったのですが、実は安達太良山に登山した事はありませんでした。そこで今回安達太良山登山を計画。
自宅からのアクセスを考えると沼尻登山口から入山するのが一番近くなります。そこで沼尻登山口から反時計回りで安達太良山周回をする事にしました。
百名山なので登山口はさぞ混むだろう…と覚悟していたのですが、それ程ではありませんでした。いや、どちらかと言うと閑散としていると言っても過言ではない程。首都圏からのアクセスが悪い事、距離が長い事等な理由なのでしょうか。
安達太良山山頂付近以外は人の少ない静かな山行となりました。
途中には避難小屋もあり、お勧め出来るルートですね。
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