記録ID: 7557068
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
飛騨頂上・濁河温泉ルート(日帰り)
2024年12月02日(月) [日帰り]
長野県
岐阜県
greenpower
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 09:16
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,403m
- 下り
- 1,403m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:07
距離 13.0km
登り 1,403m
下り 1,403m
15:23
ゴール地点
| 天候 | 12/02(月)→はれ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■交通→中央道・伊那IC〜約170分 ■駐車台数→40台(無雪期) ■トイレ→あり。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→あり(用紙・ペンあり) ■24時間利用→可能。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■濁河温泉駐車場(1,793m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 駐車台数は登り→3台・下り→0台です。 仙人滝遊歩道側に外トイレと登山ポストがあります。 濁河温泉駐車場は上段(10〜15台)と下段(20〜25台)に駐車できますが、下段は除雪されなければ利用できません。濁河温泉駐車場が満車の場合は、6合目〜濁河温泉駐車場の間に3つの市営駐車場がありますが徒歩20分離れています(駐車台数→60台) 雪山で駐車場を確保する為に、スコップ・軍手・長靴を携帯して除雪すれば車1台分の確保ができます。 ■御嶽登山道入口(1,807m) 濁河温泉駐車場から約1分で御嶽登山道入口に到着です。 登山道と原生林遊歩道が7合目の下部まで交錯していて、分岐点が4つありますが通行止めです。 御嶽登山道入口〜7合目まで木道・木製階段・木の根が多く、標高が稼げない樹林帯のトラバースです。 飛騨頂上に繋がる濁河温泉ルートの登山口の呼称は複数あり、混乱するので注意が必要です。 ※別称→�‐�坂口登山口・��御嶽小坂登山口・�Ｈ�騨小坂登山口・�ぢ�河温泉登山口と呼ばれます。 ■7合目(2,002m) 御嶽登山道入口から約60分で7合目に到着です。 7合目の下部から五ノ池小屋まで標高差801mの急登になり、山ノ神(祠)が鎮座しています。 ■ジョーズ岩(2,015m) 7合目から約5分でジョーズ岩に到着です。 7合目の山ノ神の裏側にある岩壁の上部がジョーズ岩ですが、今後は積雪量が増えるとジョーズ岩の道標が雪で埋まり気付かずに通過する場合があります。 ■湯ノ花峠(2,112m) ジョーズ岩から約20分で湯ノ花峠に到着です。 少し開けた場所になり、正面には摩利支天山の北斜面が見えます。 ■かえる岩(2,217m) 湯ノ花峠から約20分でかえる岩に到着です。 以前までかえる岩の頭の部分に緑色の子ガエルか2体ありましたが、12/01(日)に回収されたようです。 ■のぞき岩避難小屋(2,481m) かえる岩から約15分でのぞき岩避難小屋に到着です。 少し開けた場所になり、正面には摩利支天山の北斜面が見えます(樹林帯は湯ノ花峠とのぞき岩のみ展望あり) 4畳のコンテナが避難小屋になり、床は人工芝で暖かく開閉できる窓があります。 標高2,570mの森林限界から風が強くなるので、のぞき岩避難小屋〜8合目までに防寒・防風対策、アイゼン等の換装が必要です。 ※のぞき岩と同じとします。 ■8合目(2,481m) のぞき岩避難小屋から約35分で8合目に到着です。 濁河温泉ルートの唯一の水場ですが山と高原地図では「水なし」と明記されているので、水場として当てにする事はできません。 ※別称→お助け水と呼ばれます。 ■慰霊碑(2,707m) 8合目から約60分で慰霊碑に到着です。 標高2,570mの森林限界から五ノ池小屋へ向けて右上のトラバースが続きます。 森林限界を迎えた正面には積雪期の継子岳の直登ルートがありますが、降雪直後のハイマツ帯で利用できません。 当日は夏道を利用できましたが、今後は五ノ池小屋までのトラバースは滑落・雪崩に注意が必要です。 更に積雪量が増えると慰霊碑が雪で埋まり気付かずに通過する場合があります。 ■雷鳥岩(2,731m) 慰霊碑から約5分で雷鳥岩に到着です。 雪と氷に覆われていて、雷鳥岩の由来は不明です。 雷鳥岩の前は短い距離ですが、細いナイフリッジなので注意が必要です。 森林限界〜雷鳥岩のハイマツ帯は、雷鳥の目撃情報が多くあります。 ■五ノ池小屋(2,803m) 雷鳥岩から約20分で五ノ池小屋に到着です。 五ノ池小屋の外トイレは使えませんが、シェルターと外トイレの周辺は壁に囲まれていて幕営適地です。 飛騨頂上の山頂柱は五ノ池小屋の裏にある飛騨頂上神社にありますが、正確な場所が不明で登りでは見つからず摩利支天山へ向かいます。 五ノ池小屋から上部にある道標・分岐点・石碑・石像は雪と氷に覆われて方角が分からないので、道迷いに注意が必要です。 ■摩利支天乗越(2,942m) 五ノ池小屋から約40分で摩利支天乗越に到着です。 森林限界からずっと見える摩利支天山の北斜面は、1日陽が当たらず硬い雪面は足跡を見失いやすく道迷い・滑落・雪崩に注意が必要です。 濁河温泉ルートからは摩利支天乗越展望台が摩利支天山と勘違いしますが、岩・氷・雪の岩稜帯の1番奥のピークが摩利支天山です。 雪山に慣れていない場合は、岩稜帯の摩利支天山より継子岳を選択すると安心・安全です。 ■摩利支天乗越展望台(2,949m) 摩利支天乗越から約0分で摩利支天乗越展望台に到着です。 摩利支天乗越の道標の背後にある小高い丘が展望台ですが、展望は変わらないので登らずに摩利支天山へ向かいます。 展望台の基部に摩利支天山へ続くトラバース路の道標がありますが、今後は雪で埋まり見落とす場合があります。 摩利支天乗越から摩利支天山まで前半は剣ヶ峰側をトラバースして、石碑を越えた後半は継子岳側をトラバースして山頂へ向かいます。 滑落する場合は剣ヶ峰側は賽の河原まで岩場を125m落ちて死ぬ確率が高く、継子岳側はハイマツ帯で死ぬ確率が低いです。 ■摩利支天山(2,959m) 摩利支天乗越展望台から約30分で摩利支天山に到着です。 摩利支天乗越から摩利支天山まで30分〜40分の岩・氷・雪の岩稜帯を通過しますが、2ヶ所厳しい岩場を乗越す場面があります。当日に登頂した登山者も迷った足跡が残っていて、山頂から摩利支天乗越へ戻る岩稜帯で神経をすり減らします。 岩稜帯の継子岳側が陽が当たらず凍結・積雪量が多く、剣ヶ峰側は岩・氷・シャバ雪なので滑落に注意が必要です。 摩利支天山〜2745ピーク〜仙人滝〜濁河温泉駐車場へ下降するバリエーションルートは、吊り橋があり渡渉はありません。 ■摩利支天乗越展望台(2,949m) 摩利支天山から約30分で摩利支天乗越展望台に到着です。 安全圏の五ノ池小屋まで岩稜帯を滑落に注意して戻ります。 途中で踏み跡が無くなり剣ヶ峰側へトラバースする場所を通過して行き詰まり戻りましたが、道迷いには注意が必要です。 ■摩利支天乗越(2,942m) 摩利支天乗越展望台から約3分で摩利支天乗越に到着です。 左折→五ノ池小屋へ、右折→剣ヶ峰へ向かいます。 ■飛騨頂上(2,811) 摩利支天乗越から約30分で飛騨頂上に到着です。 陽が当たらず凍結した北斜面を下り飛騨頂上神社を目指しますが、この時点で飛騨頂上の山頂柱は不明です。 飛騨頂上神社の祠の下部に山頂柱がありますが、積雪量が増えると道標・石像が雪で埋まり気づかない場合があります。 ■雷鳥岩(2,731m) 飛騨頂上から約15分で雷鳥岩に到着です。 当日は降雪直後の新雪で問題なく通過できましたが、積雪量が増えて凍結した場合は雪崩・滑落の危険があるので注意が必要です。 ■慰霊碑(2,707m) 雷鳥岩から約5分で慰霊碑に到着です。 12月中旬〜05月頃まで雪に埋まり目印にはなりません。 ■8合目(2,481m) 慰霊碑から約25分で8合目に到着です。 樹林帯に突入すると天候が良く気温が上がり、落雪・落氷・落枝・落水があり衣類が濡れるので注意が必要です。 登山口まで雪が繋がっているので10本爪アイゼンで下山しますが、木道・木製階段・木の根で滑るのでつぼ足の下山は危険です。 ■のぞき岩避難小屋(2,481m) 8合目から約20分でのぞき岩避難小屋に到着です。 ■かえる岩(2,217m) のぞき岩避難小屋から約15分でかえる岩に到着です。 ■湯ノ花峠(2,112m) かえる岩から約10分で湯ノ花峠に到着です。 ■ジョーズ岩(2,015m) 湯ノ花峠から約15分でジョーズ岩に到着です。 ■7合目(2,002m) ジョーズ岩から約2分で7合目に到着です。 ■御嶽登山道入口(1,807m) 7合目から約40分で御嶽登山道入口に到着です。 ■濁河温泉駐車場(1,793m) 御嶽登山道入口から約3分で濁河温泉駐車場に到着です。 これで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ■その他の注意点 飛騨頂上・濁河温泉ルートは標高差→1,166m、距離→11.8km、コースタイム→08時間20分になりますが日帰りが可能です(積雪期・山滑走を除く) 日帰りで登頂するには天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ■飛騨頂上について 登山口から3時間(無雪期)で登頂できますが、周囲には継子岳や摩利支天山があり山頂というより小高い丘の印象があります。飛騨頂上・五ノ池小屋・飛騨頂上神社は同じ場所と考えてよく、YAMAPでは三ノ池側の巨大な石碑が飛騨頂上と明記されているので注意が必要です。 御嶽山には飛騨頂上・王滝頂上・開田頂上があり、登山口や分岐点が多いので道迷いに注意が必要です。 冬でも難易度が低く雪山デビューにはとても良い山で、北アルプス唐松岳より人が少なくロープウェイの終電を気にせず登れるのでオススメです。 ■濁河温泉ルートについて 飛騨頂上へ最短ルートで登れて避難小屋もあり、飛騨頂上で下山したり継子岳周回や剣ヶ峰縦走ができます。 濁河温泉ルートに限らず御嶽山は登山道がよく整備され過ぎていて、木製は滑りやすく木製階段は段差がありてとても疲れます。 雪山の飛騨頂上の核心部はほとんどなく、1番の問題は濁河温泉駐車場までの道のりです。今回は長野県伊那側から国道361号線〜チャオ御嶽スノーリゾートの最短距離で到着できましたが、冬期ゲートが12月〜04月→17:30〜08:30まで閉鎖します。 冬期ゲートはスキー場内の6.6km区間ですが凍結路で道路が細く、17時前に冬期ゲートを通過しないと閉じ込められる可能性があります。 また最寄りのガゾリンスタンド(長野・岐阜側)まで50km〜60km離れているので給油して濁河温泉駐車場へ向かいましょう。下山時に長野側へ戻るガゾリンがなく岐阜県下呂市まで雪道を2時間下り給油できましたが、ガゾリンスタンドは17時〜18時に閉店することが多いので注意が必要です。 結果、4時間かけて長野県に戻り翌日の登山が中止になりました。 ■登山ポストについて 飛騨頂上・濁河温泉ルートには登山ポストが1つあります。 �‖�河温泉駐車場(用紙・ペンあり) 登山計画書は事前にオンライン提出が可能です。 ■水場について 飛騨頂上・濁河温泉ルートには水場が1つあります。 ��8合目・お助け水 �，某紊呂△蠅泙擦鵝Ｃ録泙砲呂△蠅泙擦鵑�濁河温泉駐車場に水場あり(実際飲んでも問題なし、写真添付) 今回は1.0Lを担ぎ上げて、0.6L残りました。 ■駐車場について 飛騨頂上・濁河温泉ルートには4つの駐車場があります。 �‖�河温泉駐車場 �↓��せ埀鎮鷦崗� �，和�河温泉街の最奥地なあり、濁河温泉駐車場の下部に3つの市営駐車場があります(駐車台数→60台) ■山小屋の営業について 飛騨頂上・濁河温泉ルートには山小屋が2つあります。 �，里召�岩避難小屋 ��五ノ池小屋 �，詫�用可能(積雪期は除雪が必要) �△�10/14(月)に小屋締めです。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ■マーキングについて 飛騨頂上・濁河温泉ルートには道標・ピンクテープ(樹林帯)が多くあり、とても良く整備されています。 しかし、森林限界より上部の山頂柱・道標・石碑・石像は雪に覆われていて道迷いに注意が必要です。 ■天候や服装について 飛騨頂上・濁河温泉ルートは樹林帯が長く、ザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 当日は気温3℃から-5℃あり、平均気温は-2℃です。 悪天候では装備や服装に気を配り、体調管理が必要です。 ■幕営適地について 飛騨頂上・濁河温泉ルートには、8個の幕営適地があります(写真添付) 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ■熊の出没について 飛騨頂上・濁河温泉ルートは熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 「熊はいない」という思い込みは非常に危険です。 濁河温泉駐車場〜8合目の区間は樹林帯になり、熊に十分に注意が必要です。 ■山バッジについて 飛騨頂上・濁河温泉ルートには営業している山小屋がなく山バッジはありません。 また飛騨頂上の山バッジも探しましたが見当たりません。 ■山行で装備を携帯する必要がなくデポする場合は、登山道から外れた場所や必ず施錠しましょう(ワイヤー・南京錠) 高額な登山装備の盗難に最大の注意が必要です(特に雪山装備) ■濁河温泉駐車場まで国道361号線(長野)〜県道463号線(岐阜)〜県道435号線(岐阜)の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ■飛騨頂上・濁河温泉ルートでは登山者のすれ違いは登り→1名・下り→0名です。 日照時間が短くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキュー・ルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ■ヘルメット・冬靴は全行程で使用しました。 10本爪アイゼンはのぞき岩避難小屋〜摩利支天山の登り、摩利支天山〜濁河温泉駐車場の下りで使用しました。 チェーンスパイク・ピッケル2本は携帯しましたが未使用です。 ■緊急時の連絡先 �＿赦し抻―�(長野)→0576-52-0110(代表） ■今回の山行の危険箇所 �．船礇�冬期ゲート→12月〜04月→17:30〜08:30閉鎖 �∨猴�支天山の北斜面→道迷い・滑落・雪崩・落石。 �Ｋ猴�支天山の岩稜帯→滑落・落石。 ■濁河温泉駐車場→06時10分に気温-1℃、摩利支天山→11時48分に気温-5℃、飛騨頂上→12時55分に気温0℃、濁河温泉駐車場→15時23分に気温1℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→06時33分、日の入り→16時47分と活動時間は短くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です。 ■飛騨頂上・濁河温泉ルートの森林限界〜雷鳥岩、五ノ池小屋〜摩利支天山では落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 雪崩・落石を発見した場合は、周囲の登山者に恥ずかしがらず大声で「アバラーンチ」「ラーク」と知らせてあげましょう。 ■飛騨頂上・濁河温泉ルートにはトイレが2つあります。 �‖�河温泉駐車場 ��五ノ池小屋 �，詫�用可能、�△詫�用不可です。 原則トイレがないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ■飛騨頂上・濁河温泉ルートでは、スマートフォンの電波が10割入りました(時期・天候・機種による) 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です(充電ケーブル含む) ■登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ■積雪期は先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が雪・氷で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ■標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所・積雪量を観測しながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ■登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ■登山では、食事(行動食)・水くみ(水作り)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて滑落・雪崩・落石など危険回避に神経を使いましょう。 ■積雪期は強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグルがあると便利です。 ■今回の山行 9月に王滝頂上に登り、今回は降雪直後に飛騨頂上を目指します。 継子岳と摩利支天山を周回する計画ですが、週末に雪が降り登山口〜山頂まで雪が繋がり本格的に雪山シーズンが到来します。 雪山は天候以外に風と積雪量にも左右されるので、日の出前の05時には出発すると安心できると実感しました。 飛騨頂上から見る展望より摩利支天乗越から見る展望は雲泥の差があり、岩・氷・雪に覆われた摩利支天のゴジラの背を満喫しました。 御嶽山が噴火した10年前に登頂した摩利支天山から眺める賽の河原〜剣ヶ峰〜南アルプス連峰は格別です。 ■濁河温泉駐車場の10km圏内はガソリンスタンド・コンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で飛騨頂上を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■ひめしゃがの湯 ■営業時間→10:300〜21:00(土日祝日のみ) ■休館日→月曜日〜金曜日(週5日) ■料金→大人900円、小人500円、幼児0円。 |
写真
国道361号線〜県道463号線〜県道435号線→濁河温泉(1,300m)
チァオ御岳スノーリゾートの冬季ゲート(入口側・1,821m)※距離6.6km、12月〜04月中旬→17:30〜08:30閉鎖(17時までに通過しないと閉じ込められる場合あり)
2
12/1 13:43
チァオ御岳スノーリゾートの冬季ゲート(入口側・1,821m)
※距離6.6km、12月〜04月中旬→17:30〜08:30閉鎖(17時までに通過しないと閉じ込められる場合あり)
※距離6.6km、12月〜04月中旬→17:30〜08:30閉鎖(17時までに通過しないと閉じ込められる場合あり)
チァオ御岳スノーリゾートの冬季ゲート(出口側・1,682m)
※濁河温泉駐車場まで2.2km(凍結路)
※濁河温泉駐車場まで2.2km(凍結路)
濁河温泉駐車場(1,793m)
※上→登山道、右→トイレ・仙人滝遊歩道。
※上→登山道、右→トイレ・仙人滝遊歩道。
�‖�河温泉駐車場の外トイレ(1,793m)
※女性専用・男女兼用・男性専用の3基。
※女性専用・男女兼用・男性専用の3基。
��濁河温泉駐車場の外トイレ(1,793m)
※大便器3台・小便器1台、電気・紙あり、水なし。
※大便器3台・小便器1台、電気・紙あり、水なし。
冬靴を装着(1,807m)
※濁河温泉駐車場〜のぞき岩避難小屋までツボ足。
※濁河温泉駐車場〜のぞき岩避難小屋までツボ足。
遊歩道の分岐点(1,913m)
※遊歩道の分岐点が4つあり→通行止め。
※遊歩道の分岐点が4つあり→通行止め。
濁河温泉ルート15番(2,096m)
※0番→濁河温泉駐車場、42番→五ノ池小屋。
※0番→濁河温泉駐車場、42番→五ノ池小屋。
�Ｅ鬟硫崙�(2,112m)
※左→摩利支天山、中央→2745ピーク。
※左→摩利支天山、中央→2745ピーク。
森林限界から眺める摩利支天山(2,570m)
※森林限界〜雷鳥岩は雷鳥が多く見える。
※森林限界〜雷鳥岩は雷鳥が多く見える。
継子岳の直登ルート(2,570m)
※積雪量が1m以上も足りないハイマツ帯。
※積雪量が1m以上も足りないハイマツ帯。
摩利支天山の北斜面(2,804m)
※1日陽が当たらず寒く硬い雪面で、足跡を見失いやすい。
※1日陽が当たらず寒く硬い雪面で、足跡を見失いやすい。
左→シェルター、右→飛騨頂上神社(2,804m)
※祠の左下部に飛騨頂上の山頂柱あり、知らずに摩利支天山へ向かう。
※祠の左下部に飛騨頂上の山頂柱あり、知らずに摩利支天山へ向かう。
五ノ池小屋(2,803m)
※裏→飛騨頂上・飛騨頂上神社あり。
※裏→飛騨頂上・飛騨頂上神社あり。
左→アルマヤ天、右→摩利支天乗越、右下→五ノ池(2,807m)
※YAMAPの飛騨頂上は巨大な石碑を示していて間違い。
※YAMAPの飛騨頂上は巨大な石碑を示していて間違い。
�∨猴�支天乗越(2,942m)
※赤→アルマヤ天、黒→白竜避難小屋、桃→賽の河原、青→ニノ池山荘、緑→ニノ池ヒュッテ、黄→剣ヶ峰、紫→継母岳。
※赤→アルマヤ天、黒→白竜避難小屋、桃→賽の河原、青→ニノ池山荘、緑→ニノ池ヒュッテ、黄→剣ヶ峰、紫→継母岳。
摩利支天乗越展望台(2,949m)
※1→摩利支天乗越、2→摩利支天乗越展望台、3→摩利支天山。
※1→摩利支天乗越、2→摩利支天乗越展望台、3→摩利支天山。
紫→森林限界、黄→雷鳥岩、赤→乗鞍岳、黒→継子岳、青→継子�曲�、緑→飛騨頂上(2,945m)
摩利支天山の直下(2,956m)
※滑落した場合は賽の河原まで125m落ちる。
※滑落した場合は賽の河原まで125m落ちる。
摩利支天山へ続く岩・氷・雪のトラバース路(2,959m)
※赤→摩利支天乗越、青→摩利支天山。
※赤→摩利支天乗越、青→摩利支天山。
仙人滝遊歩道へ続く尾根(2,959m)
※2745ピーク経由で濁河温泉駐車場へ下降できる(渡渉なし)
※2745ピーク経由で濁河温泉駐車場へ下降できる(渡渉なし)
陽が当たらない北斜面(2,948m)
※中央→摩利支天乗越、右→アルマヤ天。
※中央→摩利支天乗越、右→アルマヤ天。
摩利支天山の北斜面(2,892m)
※ 硬い雪面で滑落に注意。
※ 硬い雪面で滑落に注意。
樹林帯へ突入(2,498m)
※晴天時→日の出から落雪・落氷・落枝・水滴が落ちて濡れる。
※晴天時→日の出から落雪・落氷・落枝・水滴が落ちて濡れる。
胡桃島キャンプ場分岐点を通過(2,254m)
※左→濁河温泉駐車場、右→胡桃島キャンプ場。
※左→濁河温泉駐車場、右→胡桃島キャンプ場。
装備
| 個人装備 |
ヘルメット
ヘッドランプ
温度計
風速計
モバイルバッテリー10000mAh6個
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山届(控)
腕時計
ザック30L
スマートフォン2台
ゴミ袋
現金
ココヘリ発信機
ザックカバー
手ぬぐい
サングラス
熊鈴
水0.5L
お湯0.5L
冬靴
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
毛帽子
ハードシェル(上下)
ゲイター
バラクラバ
タイツ(冬用)
ミドルシェル(上)
手袋
ベースレイヤー(長袖)
テムレス
ゼリー飲料3個
パン2個
はんぺん4枚
粉末アミノ酸4本
チョコバー2本
チェーンスパイク
ピッケル2本
10本爪アイゼン
ウエストバッグ
帽子
どら焼き
ストック
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|---|---|
| 備考 | �．船礇�冬期ゲート→12月〜4月は17:30〜08:30閉鎖 �▲�ソリン確保→最寄りの給油所まで60kmあり。 �８泪涼咯�屋に幕営→継子岳周回、剣ヶ峰縦走が可能。 �い里召�岩避難小屋〜森林限界まで幕営適地あり。 |
感想
■飛騨頂上・濁河温泉ルート(日帰り)
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■2024年12月01日(日) はれ
実家 09:50 1,000m 8℃
濁河温泉駐車場 14:05 1,793m 16℃
自由時間 14:05～22:00 1,793m 5℃
消灯 22:00 1℃
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■2024年12月02日(月) はれ
飛騨頂上・濁河温泉ルート(日帰り) 登り
起床 05:00 -2℃
着替え・荷作り・朝食 05:00～06:10
濁河温泉駐車場 06:10 1,793m -1℃
御嶽登山道入口 06:11 1,807m -1℃
7合目 07:13 2,002m -1℃
ジョーズ岩 07:18 2,015m -1℃
湯ノ花峠 07:38 2,112m -2℃
かえる岩 07:58 2,217m -2℃
のぞき岩避難小屋 08:14～28 2,278m -3℃
8合目 09:05 2,481m -3℃
慰霊碑 10:07 2,707m -1℃
雷鳥岩 10:14 2,731m -2℃
五ノ池小屋 10:33 2,803m -2℃
摩利支天乗越 11:13 2,942m 0℃
摩利支天乗越展望台 11:20 2,949m -2℃
摩利支天山 11:48～11:57 2,959m -5℃
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■2024年12月02日(月) はれ
飛騨頂上・濁河温泉ルート(日帰り) 下り
摩利支天山 11:57 2,959m -5℃
摩利支天乗越展望台 12:24 2,949m -3℃
摩利支天乗越 12:27 2,942m -2℃
飛騨頂上 12:55～12:58 2,811m 0℃
雷鳥岩 13:15 2,731m 2℃
慰霊碑 13:19 2,707m 1℃
8合目 13:45 2,481m 0℃
のぞき岩避難小屋 14:04 2,278m 3℃
かえる岩 14:17 2,217m 3℃
湯ノ花峠 14:27 2,112m 3℃
ジョーズ岩 14:40 2,015m 1℃
7合目 14:42 2,002m 1℃
御嶽登山道入口 15:20 1,807m 3℃
濁河温泉駐車場 15:23 1,793m 1℃
着替え 15:23～15:35
道の駅大芝高原 21:05 800m 3℃
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■御嶽山の岐阜県側の飛騨頂上を目指す。
広い御嶽山は王滝・開田・飛騨頂上があり
摩利支天山と継子岳を周回する予定。
降雪直後の雪面は雪の結晶が残っている。
飛騨頂上と継子岳は登った足跡があるが
岩場の摩利支天山は1人しか登っていない。
新雪・氷・岩のMix帯で神経をすり減らした。
10年ぶり2度目の登頂なので新鮮そのもの。
飛騨頂上が不明で右往左往して迷子になるが
雪に覆われた山頂柱を見つけて一安心。
継子岳はドラゴンアイの時期に登ろう。
下山路でガソリンスタンド難民になり
下呂市から木曽町まで4時間移動で疲弊した。
翌日の登山は中止するも下呂市から近かった。
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■体重→61.0kg
■荷物→6.65kg(水1L含む)
■日の出→06:33 日の入り→16:47
■移動距離(合計)→11.80km
登り→5.80km 下り→6.0km
■移動時間(合計)→09時間01分
登り→05時間38分 下り→03時間23分
■休憩時間(合計)→00時間12分
登り→00時間09分 下り→00時03分
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夏にお会いしてから、greenpowerさんのYAMAPだけ拝見するようになりましたよ。(^^)
御嶽山に行かれたんですね。
月曜日は絶好の天気でしたよね。
もう、こんなに雪が増えたんだ？
いつも残雪期に行くので、初冬の雰囲気を知りました。
摩利支天のゴジラの背は迫力ありますね。
新品のスタッドレスなんで、行きたくなりましたよ。(^^)
冬レコ、楽しみにしてます。
ヤマレコの方もよろしく！
ご無沙汰しています。
御嶽山は先週末にまとまった降雪があり、今日から日曜日まで4日間も雪が降ります。森林限界から上部はエビの尻尾だらけで目印は雪の塊で見えません。
初冬シーズンは雪山装備を使わない場合も多く、水を担ぐので厳冬期より荷物が重くなります。今回は山頂までずっと雪があり、降雪直後の雪を食べながら登頂しました。
引き続きヤマレコの山行記録も消化します。
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