記録ID: 8275664
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
北荒川岳北西尾根~塩見岳~塩見新道
2025年06月07日(土) 〜
2025年06月08日(日)


体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 19:09
- 距離
- 55.3km
- 登り
- 2,567m
- 下り
- 2,578m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 11:34
距離 28.4km
登り 1,985m
下り 250m
18:55
2日目
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:09
距離 26.9km
登り 582m
下り 2,328m
天候 | 初日:晴れのち小雨 2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◾️三峰川林道 三峰川林道は大黒沢登山口方面へはほぼ全面緩さかな登りでアップダウンはほとんどありません。自転車だと往路はやや辛いですが、帰路はかなり楽ができます。 杉島ゲート先は通行止めです。自転車は通しにくいですがゲートの横を通過できます。 三峰川林道は大黒沢登山口の先まで車も通れるようなレベルの林道が続いています。 舗装路1割、特に発電所の先は全面ダートですが、ブルドーザーによりしっかりならされてる感じがあります。 崩壊部分が3箇所あり川沿いの仮設道路に下されますが、こちらもしっかりとした仮設道路となっています。 ◾️北荒川岳北西尾根取り付きまでの荒川遡行 何度か渡渉させられますが、広河原となっており濡れて大丈夫な靴さえあれば通過できます。自分は沢靴で行きましたがオーバースペックでした。 ◾️北荒川岳北西尾根 標高1900m上ではdocomo電波が入りました。 河原から尾根の末端に強引に上がります。 取り付きからしばらくは急峻な岩尾根の様相で一箇所巻かないと通過困難な岩場があります。 序盤は幼木がややうるさい箇所もありますが、標高2000m以降段々と落ち着いてきて樹間の広い樹林帯に。 最後の崩壊地帯は崩壊地の際が一番藪漕ぎなく登れますが、危険が伴う箇所が多いです。崩壊地を避けるとハイマツとシャクナゲのミックス藪。藪を避けてダケカンバの低木帯もそれなりにありますが、一部登れないほどの急斜面で登りやすいところを探すのが難しいです。 とはいえこの区間はかなり短いです。 ◾️北荒川岳~塩見岳 北荒川岳~雪投沢源頭までは夏道。雪投沢の水を取ろうとするとダケカンバ帯の長い雪渓を横切る必要があります。 雪投沢源頭~北俣岳分岐はやけに崩壊が進んで道もよくわからなくて危険で廃道になりそうだなと感じていたら、北俣岳分岐のところまで来て新道ができていることを知りました。上からは廃道として封鎖されていますが、雪投沢源頭側ではそういうのはなかったしどこで分岐したのだろうか。 北俣岳分岐~塩見岳も崩壊が進んで道がつけ変わっているところもありましたが、やや危険に感じました。なお雪渓が残っていてそういう意味でもやや危険が伴います。 ◾️塩見新道 塩見新道は総じて尾根をまっすぐ進むのが嫌いなコースのようです。 分岐点には三峰川林道が通行止めになった後につけられたと思われる(自分は昔この伊那市の看板を見た記憶がない)、塩見新道へ誘導する看板があります。看板には塩見新道の方向しか書かれておらず、いつか復活させる意図でもあったのか。しかし入口はロープで封鎖されています。 2248m三角点より上は、地形図上の破線をトレースします。あまり急な尾根でもないのに直線的ではなくジグザグに道がつけられており、倒木の多さも相まって比較的歩きにくいです。 2248m三角点より下は2014年版山と高原地図では地形図の破線をトレースして主尾根にルートが描かれていましたが、そちらの道はロープが張られて通行止めになっており、先ほどと同じ新しめの看板(ですが多分熊によってズタボロにされている)で新しいルートに誘導されます。最下部の高巻きが崩壊しているんでしょうか。 新しいルートということで2248m下で真西の枝尾根に登山道を変えてからは急峻な尾根となり、目印も見つけにくくルートも非常にわかりにくくなります。新しさの割に道中にある目印や丸太は古いので、恐らくこちらは塩見新道ができる前にあった廃道を復活させたルートのように思えました。 急峻な尾根を避けるためか、トラバース道が頻繁につけられていますが、滑落リスクがありこれがかえって危険でした。下部にロープがつけられているところもありますが、不要なところにだけついていて肝心の危険箇所にはどこにもついていませんでした。 トレースを見ればわかると思いますが、途中大きくトラバースして尾根を乗り換えるところがあり、この箇所は崩れて道が消失気味のところもあり、道もわかりにくく、一般道というには非常に危険な状態になっていました。 続く尾根に入ってからも同じような微妙な道が続き最後まで気が抜けません。最下部はトラバース気味に河原まで下りますが、この箇所も急斜面に色んなルートが出ていてどれが正しいのかわかりにくいです。 河原に出ると林道に戻るため一回渡渉の必要があります。自分は濡れずに渡れましたが基本的には濡れると思います。 総じて通行止めの方を通行止めにした理由がわからないくらい酷い新ルートでした。下から歩いてみないとわかりませんが、最下部の高巻きが危険なんだったら、荒川出合で渡渉して取り付くルートにしたらよかったんではと強く感じました。 |
写真
深く調べないまま警戒し続けていた三峰川林道。
まさかのスタートは舗装路。
準備している間にたくさんの自転車が奥に進んで行きましたが、みんな釣り師のようでした。い2台関係者の車も進んで行きましたね。
まさかのスタートは舗装路。
準備している間にたくさんの自転車が奥に進んで行きましたが、みんな釣り師のようでした。い2台関係者の車も進んで行きましたね。
大黒沢登山口まで距離20km標高差400mの林道でした。人力の自分はくたびれて休憩。
正直ここまでなら自分の力だと自転車でも歩きでも1時間程度しか変わらないのかもしれない。ただ帰りは全然違うと思う。
正直ここまでなら自分の力だと自転車でも歩きでも1時間程度しか変わらないのかもしれない。ただ帰りは全然違うと思う。
崩壊地の際のまま山頂まで行くこともできると思いますが、やや危険になってきたので斜面の方に逃げました。藪を避けつつ登って行こうとすると、めちゃくちゃ急峻な箇所がちらほら出てきてこれが大変。
権右衛門岳から塩見岳。
塩見新道に入りますが、主尾根の緩いゾーンも真っ直ぐ進んでくれないクネクネした道に倒木もあり歩きにくかったです。
途中からとてつもない寒気がしてきてペースダウン(帰宅したら38度以上の熱がありました。
塩見新道に入りますが、主尾根の緩いゾーンも真っ直ぐ進んでくれないクネクネした道に倒木もあり歩きにくかったです。
途中からとてつもない寒気がしてきてペースダウン(帰宅したら38度以上の熱がありました。
支尾根は廃道に変わる新道なのかと思って期待していましたが、丸太階段などの古さを見るにむしろこちらは更に古いコースをあまり整備もせずにただただ復活させたコースのようで酷かったです。
道やマークもわかりにくくなり、急峻さも相まって中々苦労させられました。
急峻な尾根を避けて巻き込むような道がつけられていたりするのですが、道がしっかりしていないのでこれがかえって滑落のリスクがあり危なかったり。
道やマークもわかりにくくなり、急峻さも相まって中々苦労させられました。
急峻な尾根を避けて巻き込むような道がつけられていたりするのですが、道がしっかりしていないのでこれがかえって滑落のリスクがあり危なかったり。
中間部でグレートトラバースして隣の尾根に移りますが、これが思っていた通りかなり崩壊していて道もわかりにくく危険。
そもそもその移った先の尾根も主尾根から出ているんですが、なぜ尾根の乗り換えが必要だったのか。このコースを作った人はやたらトラバース好きだななどと会話しながら下山してました。
そもそもその移った先の尾根も主尾根から出ているんですが、なぜ尾根の乗り換えが必要だったのか。このコースを作った人はやたらトラバース好きだななどと会話しながら下山してました。
主尾根に至る道は下からも通行止めの標識。理由があるとしたらここから主尾根に至る高巻き道くらいな気がしますが、そんなことしないで素直に荒川出合に道を落とせなかったのか、謎が深いです。
しかしこの標識も比較的新しい気がするけど一体いつつけられたのか。
しかしこの標識も比較的新しい気がするけど一体いつつけられたのか。
感想
久しぶりにやまあすさんと。
ついに三峰川流域を訪れることができました。
新鮮なことが多くてとても楽しめました。
これから何度も足を踏み入れる領域になるのかな?
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