編笠山~権現岳~三ツ頭周回+キレット越え赤岳ピストン
山梨県
長野県
パイク王
体力度について
- GPS
- 11:21
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,444m
- 下り
- 2,442m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:21
| 天候 | 快晴(北中南アルプスと八ヶ岳上空は夕方までほとんど雲もかからず最高の登山日和) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
編笠山：ごく普通の危険個所も無い登山道。青年小屋への下りにゴーロ地帯が有。 青年小屋～権現岳：なかなかの急登で一部鎖付きの岩稜帯もある岩稜帯初心者コース。権現岳山頂標識から岩の上まで登ると、鉄剣と山名看板が置いてあります。 キレット：権現岳からの下りは長梯子からスタート。高度感はあるが、梯子の傾斜は実は見た目より緩く50°くらいなので、取りついてみるとそれほど怖くない。 問題は下って登り返すだけではなく、不帰キレットばりに登下降を繰り返すのでかなり足に応えることと、ザレ、ガレも多く歩きにくいこと。特に赤岳への登り返しはキレット小屋から一気に400m直登＆急傾斜の登り返しのうえに、足場がガレガレで掴む岩場も脆く、スリップ、落石に要注意でとても気を使って歩きにくい。疲れも相まってとても時間がかかった。 ワンミスで死ぬ箇所は多くないが、歩きにくさの難易度では大キレットより厳しいと感じた。 権現岳～三ツ頭～下山：権現岳からの下りでは少し岩場があるものの、ごく普通の登山路。ザレ場が一部あるので小石で何回か滑った。 三ツ頭より下は傾斜が緩くダラダラと下るのでなかなか標高が下がらず、樹林帯を延々と歩くので暑かった。 |
写真
拍手こことは別のスペースはまだガラガラ
裾野の辺りに広がっている雲はそのうち富士山を隠しそう
でも開けた良い山頂。
左には乗鞍
朝のうちは空気も結構乾いていて遠くも良く見えた
ずっと営業してないようだが完全にやる気なし
せめてトイレだけでも整備してほしい
ガイド付きとはいえ、たいした体力とチャレンジ精神だ
源氏梯子からキレット全景
ガスが上がってきたと思ったが最後までガスらなかった。
長いが実は傾斜は50°くらいで緩いので取りついてしまえばそんなに怖くない
要るか？ってとこについてたり、ここに欲しいなってとこは無かったり。
落石注意。足元も掴んだ岩もすぐ崩れる。
ガレが多すぎて踏み跡が分かりにくい。
頂上山荘はヘリが荷揚げ真っ最中。
営業は7/5からとのこと。
去年も荷揚げでやっておらず縁が無い
これをまた戻るのかと思うとゲンナリ
好き好んで来たくせに…
今日は北中南アルプス全部最高の登山日和
蓼科山と硫黄岳時間と余力があれば横岳までツクモグサを見に行きたいがこれからキレットを戻ることを考えるととてもそんな余裕はない…
ツクモグサは去年見たからヨシとする
時間と余力があれば横岳までツクモグサを見に行きたいがこれからキレットを戻ることを考えるととてもそんな余裕はない…
ツクモグサは去年見たからヨシとする
人工的に作ったロックフィルダムみたい
全然逃げない
富士山は雲隠れしたまま。朝のうちに眺めておいてよかった
なんだこれ？
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ダウンジャケット薄手
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
防寒帽子
靴
チェーンスパイク
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水
笛
ファーストエイドキット
エマージェンシーシート
コンパス
ナイフ
保険証
携帯
モバイルバッテリー
タオル
カメラ
ヘッドライト
予備電池
|
|---|
感想
梅雨のはずが高気圧に覆われて日本中晴れ予報。
夏至の日が長いこの時期はロングコースに挑戦する絶好のタイミングなので、このチャンスを逃すわけにはいかない。
三重の大杉谷～大台ケ原を狙っていたが、この猛暑ではいくら渓谷とはいえメチャクチャ暑そうなので、南八ヶ岳に向かうことにする
中央道を山梨を通過するときにとても目立つ編笠山。
周りを赤岳、権現岳、阿弥陀岳のギザギザに囲まれながら、なめらかプリンのようなきれいな三角錐はずっと気になっていた。さながら鬼のような兄貴達に囲まれた末っ子の女の子のよう。
そのうちにぜひ登ってみたいと思っていたが、登るならついでに未踏の権現岳も行ってみたい。権現岳まで行くなら、この時期は日が長いので時間はかかるが、ついでに3大キレット＋1として名高い八ヶ岳キレットも体験してみよう。
前日の仕事の後で中央道を走り、諏訪湖SAで2時間仮眠しただけではさすがに辛いが、最高の天気予報がやる気スイッチをショートさせテンション上げまくり。
観音平駐車場に着いた時点ですでに雲一つない絶景に囲まれ最高の一日になることは約束されていた。
サクッと登った編笠山は想像通りの開けて最高の360°絶景。今日長野、山梨、岐阜の山に登った人たちは全員大勝利だろう。
続けて、今季初ヘルメットを被って権現岳に登頂するとお楽しみのキレットへ。
3大キレットに入れてもらえないので大したことは無いだろうとタカをくくっていたが、とんでもない。
即死の危険個所が少ないだけで、総合難易度、疲労度は全然引けを取らないばかりか、部分的には3大キレットより上かもしれないほどきつかった。
しかし、稜線を吹き渡る風は丁度良い涼しさで下界の灼熱地獄が噓のような快適さ。やっぱり夏は標高の高いところが気持ちいい。
三ツ頭以後の下山ルートは樹林帯で蒸し暑く疲れ切った体に応えたが。久々の12時間近くの山行は最高の体験となった。
今年の夏山シーズンも登りたい山が有り余っており、どれだけ行けるか分からないなりに計画だけは目白押しだが、最高の夏山始めが出来た。
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