聖岳~小兎岳東尾根~赤石沢~百間尾根~赤石岳


- GPS
- 38:57
- 距離
- 60.5km
- 登り
- 5,131m
- 下り
- 5,122m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 11:24
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 9:41
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:06
天候 | ◎1日目・・・曇りのち晴れ ◎2日目・・・晴れのち曇り ◎3日目・・・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
自転車で聖沢登山口へ(ほぼ舗装されているので走りやすいです) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎小兎岳東尾根 小聖岳から赤石沢に伸びている尾根。 穏やかな山頂からハイマツ帯に入りると次第に深くなり背丈を越えるハイマツ漕ぎになり2600m辺りまで続きます。今回は重荷だったので登りでは厳しいハイマツ漕ぎになるという印象でした。 ハイマツ帯から樹林帯に入ってもブッシュが煩く草地に逃げたら尾根から離れてしまいトラバースしてりました。ここは尾根を外さない方が良かったです。 2350m辺りから歩きやすい急坂になり木を伝いながら下ると赤石沢の二俣が見えてきます。 ここは崖で一見ゴボウでは無理そうでハーネスを着けようと思いましたが奥赤石沢方向(左俣)への急坂をトラバースすれば繋がっているので慎重にクライムダウンしました。 安全を考慮すれば懸垂の方が良いと思います。 ◎百間平東尾根 Evergreen、one-hunterさんの記録を参考にさせてもらいました。 核心は取り付きとの事前情報があったので空荷で登って荷揚げを想定していましたが、尾根右側が弱点になっていました。2段目の岩場も右側のルンゼ状に木の根がいい感じにあるので苦労しませんでした。 その後はこの手の尾根では標準的なブッシュが時折ある程度でハイマツ帯も最初の防波堤だけ胸程度で50mも登ると路岩を繋いで苦労せず一般ルート百間平に出ます。 |
写真
感想
今年はひさしぶりに聖平小屋の荷揚げお手伝いへ。
one-hunter先生がいた頃は長男を連れて一緒に行っていましたが、コロナ禍やヘリ問題などで遠ざかっていましたが今年は声を掛けてもらったのでyamayoさんと参加してきました。
◎1日目
ほぼ毎年小屋に寄っていますが、いつ来てもここは第2の故郷のように落ち着く場所。。。
昔から馴染みの小屋番さん達に暖かく迎えてもらい、ヘリで運ばれた荷物を小屋や物置きへと運びました。
夜はまさかの鰻丼を振る舞っていただき、消灯まで各分野の方々から学びのある宴会最高でした!
◎2日目
今日も晴れたので大量にあるシュラフを物干し竿に干し、その後は特に仕事はないので山に行っておいで!との事で聖岳へ。
山頂で皆さんとお別れして私は未踏尾根の小兎岳東尾根へ。
途中ロシア人登山YouTuber安涼奈(アリョーナ)さん(私は知らなかった)、百間洞の小屋番さんにお会いして楽しく談笑しました。
小兎岳東尾根はone-hunter先生の赤線が残っていますが詳細な記録は無く「人間が歩ける」という以外は不明(笑)
当初は赤石沢で幕営予定でしたが月曜日の予報が悪いので行程を早めて赤石岳まで行く事にしました。
藪は濃く着地点が崖というなかなかのハードっぷりでしたが無事に赤石沢に下降し水浴びして対岸の百間平南尾根へ。
こちらは難なく登れましたが、重荷での聖平-赤石岳は体力的に堪えました。
赤石岳避難小屋では小屋番さんカップル登山者さんとと一緒に食事をして楽しい時間でした。
赤石岳避難小屋の小屋番さん、ありがとうございました!
◎3日目
昼から雨予報なので明るくなり始めた4時スタート。
どんより曇り空で見るべきものも少なく消化試合で足早に下山。
毎回思う事ですが小屋のお手伝いは本当に楽しい!
山小屋での生活をシーズン通してとなると楽しいことばかりでは無いですが、こうして小屋を思う人達との触れ合いは山屋として貴重な時間でした。
登山については、、、体力的にハードでやり切った感はありますが、足早に行程を進めたので山を満喫したか?と言われると物足りない気持ちは残りました。
ソロなので沢での宴会もソロという事で、天気も良く無いしと割り切って赤石沢を素通りしましたが、体力にものを言わせる若い頃とは山に求める趣向が変わり、深く山と関わるような山行へと傾いたと改めて感じました。
それでも体力はあるに越したことはありませんが。
コメント
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久しぶりの聖平小屋活動、楽しかったですねー。
宴会も学びのあるものでしたね☺️
声を掛けて頂き、ありがとうございます。
藪尾根散策は、相変わらず凄いなぁー!と。
沢への下降、自分では足がすくんで動けなくなりますw
ライチョウたくさんも貴重な時間ですねぇ。
見応えたっぷりのレコでしたー!
懐かしい面々を見ると子供を連れてきていた頃を思い出し何とも言えない気持ちになりました。
登山の方は淡々と進めてしまい少しだけ味気ない山行になってしまいましたが、景色を見ながら4度も雷鳥さん達に会えて充実した三日間になりました。
また機会があればお手伝い行きましょう!
また、遅コメですみません。
私が昔滑落し5日間救助を待って滞在した奥赤石沢付近を通っているログをみんなの足跡でみつけ、「ここサーチ」したらこのカイさんだったので驚きました。
62枚目の「登ってきた尾根を振り返る」の写真はまさに私が滑落した斜面の全容がはっきり写っている貴重な写真なので、ダウンロードさせて頂き、私のその記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-267376.html
に載せさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか。
小屋のお手伝い、お疲れ様です。私はテント泊ばかりだったので、このような小屋番さんたちとの交流は全く無く、とても羨ましいです。
また、感想の最後の「体力にものを言わせる若い頃とは山に求める趣向が変わり、深く山と関わるような山行へと傾いたと改めて感じました。」には共感致します。でもまさかカイさんからこの言葉が聞かれるとは思いませんでした😅まだまだ十分体力バリバリじゃないですか😁
私の写真で使えるものがあるようでしたら遠慮なく使ってくださいね。
あの頃は故障や病気など自分には関係のない事だと思っていましたが、やはり年齢を重ねると避けては通れず体力の低下をひしひしと感じます。
それでも登山は好きなので頑張りすぎず楽しんで行こうと思います!
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