荒川三山・赤石岳〜椹島閉じ込めからの脱出
長野県
静岡県
komaki
体力度について
- GPS
- 53:32
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 3,179m
- 下り
- 3,173m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:43
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:06
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:33
| 天候 | 7/23−快晴のち雷雨のち雹(ひょう) 7/24−快晴のち猛烈な雷雨 7/25−山の中は快晴／この日林道で土砂崩れが発生 7/26−快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
特殊東海フォレストの送迎バス https://www.t-forest.com/alpsinfo/reservation/ 静岡市道路情報 https://www.city.shizuoka.lg.jp/s5732/s001323.html 報道によりますと29日の開通を目指しているそうですが はたして？ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◎椹島→千枚小屋 見晴台までの上りはかなりの急登です。 清水平以降いくぶん傾斜が緩みますが 千枚小屋まで、景色の変化に乏しい 単調な上りが、だらだらと続きます。 ◎千枚小屋 →乾燥室あり(ストーブ） シュラフと毛布2枚。翌日用の弁当は前日受け渡し。 ◎千枚岳〜荒川三山〜荒川小屋 「天空の3000m稜線歩き、その1」 悪沢岳から中岳の区間の岩場は 一部崩れて、ルートが不明瞭です。 この区間以外は快適な天空の稜線歩きです。 前岳は崩落のため、本来の山頂へは登頂禁止。 山頂標識が移動されています。 荒川小屋手前のお花畑は、ルート中最大規模。 ◎荒川小屋 →乾燥室なし、ハンガーの貸し出しにて寝床に吊るす。 ☆夕食のカレーとおかずは美味。翌日の弁当類は 前日受け渡し。 ▽トイレ、水場が遠い ◎荒川小屋〜赤石岳山頂 「天空の稜線歩きその2」 大聖寺平はまでは、とても開放的な景色が 続きます。 その後、赤石岳山頂への分岐に ザックをデポして山頂アタック。 赤石岳避難小屋で物販あり。相場600円 ◎赤石岳〜椹島 「足場の悪い激下り」 北沢の源頭は、昨年2度死亡事故が 発生しているそうです。 赤石小屋以降、いくぶん傾斜が緩みますが ここを登るのは大変そう。 ◎椹島ロッジ →TV+空調付個室。ただしBSの 韓流ドラマチャンネルしか映りません。 |
| その他周辺情報 | (温泉） 南アルプス井川オートキャンプ場温泉 椹島から最も近い温泉。なんと３００円。 (最奥ガソリンスタンド) ENEOS井川給油所 https://eneos-ss.com/search/ss/pc/detail.php?SCODE=702964 (最終コンビニ) 川根本町のミニストップ。２４時まで。 ２４時間営業は、さらに手前のファミリーマート。 |
写真
静岡市によりますと、25日午前11時半ごろ林道東俣線で土砂が崩れているのが確認されました。林道を北に進んだ椹島ロッヂで一般登山者やリニア新幹線の工事関係者260人が、孤立状態となりました。市は川の水かさが低い部分などを渡るう回ルートを設け、26日170人、27日90人を下山させました。
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林道を北に進んだ椹島ロッヂで一般登山者やリニア新幹線の工事関係者260人が、孤立状態となりました。市は川の水かさが低い部分などを渡るう回ルートを設け、26日170人、27日90人を下山させました。
今回の最高峰、3141m.
ギザギザした山頂部が
個性的です。
朝日に染まる国内最高峰。
美しい形。日本の宝。
送迎バスがもう少し早いと
助かるのですが。
「なだらかな道」と
されていますが、
とんでもないです。
時間は16；00。
気持ちだけは急ぎたいのですが
既にバテバテ。
一度は体験してみたい
南アルプスの展望台。
鮮やかなご来光。
この日は、荒川小屋までの
ゆるゆる移動。
デカイです。
→これは赤石でした。
odaxさん、ご指摘を
ありがとうございます。
開放的な天空の
3000m稜線歩きです。
歩き易くて快適♪
南アの名峰たちを一望
塩見岳・間ノ岳・
仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳。
登山者皆様、
とても楽しそうでした。
odaxさん、ご指摘ありがとう
ございます。
南アには、面白い形の山が多いです。
南アから望む恵那山は
とても大きく見えます。
遠くに赤石岳。
アルプスらしい、
ダイナミックな地形。
3060mピーク。
ギャグのセンスが
冴えています。
かなり下るのですね。
翌日、赤石岳へは
かなり登り上げるのですね。
小赤石の肩。小赤石岳、
そして赤石岳。
歩いてきた悪沢岳方面を
振り返ります。
達成感半端なし！
バツグンのロケーションです。
なっちゃんオレンジ600円。
生き返りました〜
「泣きたい時は山へ来い」
by赤石岳人生避難小屋。
言葉が刺さります。
お花畑があります。
離合困難地点なので
じっくり鑑賞できないのが難点。
お願いだからこっちに来ないで。
わずかに傾斜が緩み
足元が比較的安定して
少しだけ道幅が広がります。
道標代わりにもなります。
携帯電話は圏外。
119番通報のみ可。
受付時、衝撃的な事実を知る。
「林道が崩落しバスの運行が
できません」
まずは「ナナカマドサワ-」で
一息つきます。
昨日と変化なし。
どうなるのだろうと
不安が募る。
登山道としても
十分機能している
道でした。
水量が少ないからこそできた
裏技的エスケープ対応かと。
渡渉後、「崖をよじ登り。テープに従い進んでください」
と指示されます。
右折、下流方向が正解ですが
自分は左折、上流方向に進んで
しまいました。
テープありますし。
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テープに従い進んでください」
と指示されます。
右折、下流方向が正解ですが
自分は左折、上流方向に進んで
しまいました。
テープありますし。
やがて、腰下の渡渉が登場。大勢が、同時に移動しているはずなのに
周囲に誰もいませんし
これはおかしいと気づきます。
明瞭な踏み跡と、真新しいテープは
さらに上方に続いていました。
こここは、沢歩きバリルートなのか
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大勢が、同時に移動しているはずなのに
周囲に誰もいませんし
これはおかしいと気づきます。
明瞭な踏み跡と、真新しいテープは
さらに上方に続いていました。
こここは、沢歩きバリルートなのか
道標発見。山と高原地図で
「中の宿吊橋」を確認。
引き返します。
正規ルートに復帰した際
自分が「遭難者扱い」
されていたことを知ります。
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山と高原地図で
「中の宿吊橋」を確認。
引き返します。
正規ルートに復帰した際
自分が「遭難者扱い」
されていたことを知ります。
井川キャンプ場併設の温泉
300円で個室。泉質良好。
ご主人の「大変でしたね」の
労いのお言葉に
気持ちが温かくなりました。
「やまじゅう商店」さん
奥様の軽妙なトークが
楽しいです。
蕎麦。天ぷら。どちら
めちゃくちゃ美味しいです。
ほぼ並行して、大井川鉄道が走っています。
鉄道があるのは、安心感があります。
感想
7月23日から26日まで、3泊4日の日程で
南アルプス南部の、悪沢岳と赤石岳に登ってまいりました。
山深い登山口の立地に加え
山小屋とバスの予約システムの煩わしさなどから
敬遠していたエリアでしたが、浜松在住という
時間と距離のアドバンテージがある今こそと思い
今回挑戦してきました。
2座の登山は、初日こそ雨に降られたものの
二日目以降は夕立を避けることができ
スケールの大きな地形の美しさ、
開放感いっぱいの稜線歩き、種類豊富なお花畑
山中での様々な出会いなど、素晴らしい山旅でした。
しかし、下山後に、まさかの山中孤立の事態に巻き込まれ
二度と体験したくはないですが
貴重な体験をした登山となりました。
以下、時系列にて。
7/25
14；10 椹島ロッジで宿泊受付時に、孤立状態で
あることを告げられる。
AM10；30分椹島発、畑薙行きのバスが
引き返してきたとのこと。
14：30ころ、東海フォレストのスタッフの方に質問
自分「最悪歩いて崩落個所は通行できますか？」
スタッフ「大変危険です。おやめください」
15：00ころ
入浴可能のアナウンスのみ
16；00ころ、
「今日の工事作業は危険が大きいので中止になりました」
というアナウンスとともに、現場の写真が掲示。
写真のインパクトは大きく、登山者たちの質問攻めは
一区切り。
17；00 夕食。アナウンスなし。
18：00ころ 突然携帯電話が通じなくなる。
主にドコモ。アンテナ線が断線した模様。
一旦落ち着いていた館内に再びどよめき。
18；30ころ、館内のWI−FIが無料開放される。
ただ接続は不安定。
19；00ころ、何もアナウンスがないようなので就寝
7/26
5；00 朝食、アナウンスなし
6；00 8時に今後の対応に関し、説明をするとの掲示
8：00 公式発表
1，椹島。畑薙双方向から、崩落地点まで
折り返しのバスで輸送する
2，崩落地点は、う回路を通る．う回路には
ひざ下までの渡渉を含む。
3，乗車順番は、10時にアナウンスする。
4.ただし、「静岡市長」の許可が下りていない
手段は確保されても許可がないと行動できない。
10：10 名簿の発表。1便目の2両目の乗車できることに。
10：30，崩落個所到着。崩れっぷりに驚く。
誘導され、樹林帯−渡渉−河川歩き―山道と進む
案外距離が長いので、隊列が分散する
11；00ころ、「崖を登り、テープに従い進んでください」
とのことにて、山に入る。偶然先行者も後続者もいない状態。
登り上げたところで、左折してしまう．右折が正解だが
左折側にも明瞭な踏み跡とテープ類がある。
11：30、 腰下の渡渉が登場し道間違いに気づき
引き返す。
12；00 消防の方が待機している、ルート中の
右折地点に到着。「滑りやすいので足元に注意して坂を下りましょう。」
吊橋を渡り、崩落地点の畑薙側に到着。
消防隊職員さん
「komakiさんですか？到着が遅いので、念のため、井川署に通報しました」
「緊急連絡先の奥様に連絡しました」
「体調はいかがですか？水はお持ちですか？」
東海フォレスト職員さん
「15分後の3便目の座席を確保しています」
う回路の右折ポイントが分かりづらかったことを
申告しようかと思っていましたが、申し訳なくて
言えませんでした。今思うと、う回路の構成からして
左折はありえないと猛省。
ご心配をお掛けして、大変申し訳ございませんでした。
13：00ころ、畑薙第一ダムの駐車場帰着
報道関係者からインタビューを受ける
「大変な状況の中、関係者の方のご尽力は素晴らしかったです」
今回の、悪沢岳・赤石岳、山自体も素晴らしかったですが
山の中に孤立したという状況の中、不思議な連帯感のような
感情、う回路からの到着が遅れたことの申し訳なさなど
大変貴重な体験ができました。
早く林道が再開することと、工事の方のご安全を
願うものです。
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あの椹島の土砂崩れ孤立、26日のは170名が渡渉しながら迂回路で下山
その中にkomakiさんも含まれてたんですね(驚)
消防と関係者のご尽力で無事に下山されて良かったです!!
今回の悪沢岳・赤石岳は南アを代表する山々でステキ山歩き
眺めも晴れていた時はバッチリでしたし、朝早くの富嶽は見事!!
標高差のある厳しい登りでも眺めを見れたら疲れも吹っ飛んだことでしょうね
それが...最終日に大惨事
多分、komakiさんにとって�癸韻離弌璽好如嫉街圓砲覆襪任靴腓Δ�!!
椹島に下り状況を聞き、驚きました。
自分は当初からこの日は、椹島に宿泊予定
でしたが、当日下山予定の方々のご心労は
いくばくかと思いました。
また、翌日になっても、なかなか対応策が
発表されず、ヒヤヒヤしました。
たった一晩で川にロープを張り
マーキングを整備し直された
関係者の方に敬意を表したく思いました。
最後にバタバタしてしまいましたが
山中の景色は絶景の連続でしたし
仰るように急坂ののちに開ける展望は
素晴らしく、苦い体験も含め、思い出深い
バースデイ登山になりました。
聖岳に登られてみえたのですね。
２５日、赤石岳から見た聖岳は
雲一つない快晴でした。レコを
心待ちにしております。
聖沢を経由される方は、林道の通過が
必須なので、聖岳方面でも影響が
あったのでしょうね。
この林道は昨年も崩れていますし
yamaonseさんが登られた
易老渡方面も数年前に閉じ込めが
発生していますよね。もしもの事態は
起きてほしくないですが、万一に備えて
予備日などの日程に余裕を持たせた計画が
今後は必要かもしれないですね。
びっくりしました！あの現場にkomakiさんが居られたとは😮
テレビニュースで林道崩落を知り、椹島に登山者・工事関係者が取り残されてますとヘリからの空撮が流れてましたネ。ヘリポートらしき施設があるのでヘリで救出なのか思ってましたが、その後のニュース迂回路を徒歩でと言うことを知りました。大変な思いをされて無事帰還、何よりです。悪沢岳・赤石岳の雄大な山岳景観と咲き乱れるお花畑ととも記憶に残る山となりましましたね。
ご心配ありがとうございます。
昨年９月の崩落時は、静岡市が
ヘリコプターで輸送したそうですが
今回は、川を横切るということに
なりました。川の水量、天候などの
違いでしょうか。ヘリに乗ってみたかったかも
山中での様々な景観と共に
仰るように、とても記憶に残る登山と
なりました。
ニュースで椹島ロッジの件は知っていましたが、まさか知り合いが巻き込まれているとは。
無事に下山できて本当に良かった。
素晴らしい山と大変な経験。
これも山の一面なのでしょうか。
本当にお疲れ様でした。
ご心配ありがとうございます。
椹島ロッジでは、テレビも映らず
自分たちが置かれている状況が
よくわかっていなかったのですが
登山者だけで２６０名も閉じこめられて
いたとは、下山後に報道で確認して
驚きました。南アルプスは各所で
崩落が進んでいますので、万一の
通行止めなどを想定した計画など
登山の難易度が上がる一方だなと
感じた次第です。
こんばんは 昨日２週間の遠征から帰りましたが、その途中TVニュースで
椹島ロッジへの道路崩落を知りました、昨年も崩落がありヘリで登山者を
搬送されていましたが・・またか〜と思ってTVニュースを見ていました😓
7年前に同じコースを辿った際に、年々赤石ダム湖への河川も土石流で川床が
迫上がり、道の至る所で崩落があると聞いていました・・😓
そんな所にkomakiさんがおられたと知り驚きました😣💦
しかし、関係者努力で、一晩で川にロープを張りマーキングなどされての整備で
無事のご帰還・・本当にお疲れさまでした <m(__)m>
今回歩かれた沢岳・赤石岳は南アルプスを代表する山々・・青空で富士山の
素晴らしい絶景もあり、忘れられない山歩きとなりましたね✌️
ご心配頂きましてありがとうございます。
併せまして、長期遠征よりの、ご無事なお帰り
何よりです。レコを心待ちにしております。
今回、バスで走行できた区間も、落石が多く
車中から見た山肌も、膨れて盛り上がって
いたりして、このエリアの隆起と崩落の
両面を垣間見ました。
下山後に、ばたばたしましたが、3000ｍ峰
２座はともに、景観、お花畑、山頂での
達成感など素晴らしく、忘れえない登山を
体験出来ました！
とにかくまずは無事生還おめでとうございます。
そして、稜線では好天に恵まれたようで何よりです。写真拝見して、久しく近くから見てない南ア南部の大きな山姿堪能させてもらいました。主稜線の縦走とはいえ、荒川岳〜荒川小屋〜赤石岳の大きなギャップは登り応えありますよね。いいな〜と思いがらも、この大きなうねりの山波を越えていく体力は今の自分にはもうないだろうなと、ちょっと寂しさを感じます。
そういえば、40年前の小生の初赤石岳は茶臼から三伏峠まで縦走予定で訪れ、台風で南アでは大規模に林道が寸断し登山者が閉じ込められた翌年で、赤石越えの日にやはり台風接近され前年のニュースの再来にならぬよう赤石から下山したのでした。
それにしても、今年のkomakiさんの山行、難路に難渋し山頂まで至れなかった皇海といい、登路を見つけられなかった越後駒といい、何かある年ですね。
PS 写真13、26の山は赤石だと思いますよ
ご心配頂きまして、ありがとうございます。
椹島ロッジに自分がいた時は、テレビニュースに
触れることができず、東海フォレストからの
全容の説明もなく、下山して報道で、大変な
事態だったのだなと知りました。
南ア南部の山は、とても山体が大きく
アップダウンを繰り返す毎に、クラクラ
しておりました。
odaxさんが以前にご計画されていた茶臼岳
方面から三伏峠までの道は、現在、
荒川大崩壊地付近の崩落が進み、
かなり難易度が上がっているそうですね。
そして４０年前にも、同じように東俣の林道は
閉じ込めなどが、起きていたのですね。
最近の登山は、仰るように、山頂に到達したい
気持ちはあるものの、簡単に諦めてしまうことも
増えてきてしまいました。それぞれ
調査不足、体力負けなど、現地では
自分なりに納得したつもりですが
山頂に届いていない山は、やはり
後悔の多い山行で、達成感に乏しいですので
今回、久しぶりにピークハントの感覚を味わい、
嬉しく感じました。
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