仙丈ヶ岳


- GPS
- 09:19
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,182m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 9:17
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
仙流荘から北沢峠。 4:00前に到着した方が◎ バス乗車口とバスチケット2つ同時に並ぶ必要があります。 バス乗車口にはザックおいて陣取り。 自身はバスチケットに並ぶのが良し。 8月のバスは12台ほどが5:30始発で動くので400名超は始発でいけます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
急登な所は殆どありません。初心者コースと言って良いでしょう。 |
その他周辺情報 | ふれあい文化センター「大芝の湯」 \500 (JAFカードで\450) |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ザック
登山ブーツ
レインウェア上
レインウェア下
トレッキングパンツ
アンダーウェア
ファーストエイド
昼食
行動食
スマホ(GPS)
アクションカメラ
ポール
日焼け止め
帽子
サコッシュ
モバイルバッテリー
電子タバコ
水
ハイドレーション
グローブ
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感想
金曜の夜11時半。
翌日は土曜、世間の人は布団で「明日なにしよっかな〜」なんて考えてる時間。
だが我々は違う。真夜中の街を走り抜け、仙丈ヶ岳へ向かっていた。
なぜって?サイコーの景色を見に行くためだ。
ただしこの山、マイカー規制があるため、登山口まで行くには仙流荘からバスに乗らないといけない。
そしてそのバスは早朝から混むという噂。ならば夜中出発しかない。
途中のサービスエリアではトイレだけサッと済ませ、高速を降りてコンビニへ。
店内でカップラーメンの棚を見て「山頂で食うと2倍うまいからな…」とニヤリ。
・・・が、思い出す。今日はバーナーを持ってきていない。
最近の暑さで全く使ってなかったので「まあお湯なんていらんやろ」と置いてきたのだ。
つまり、作れない。
その場で「無理じゃん!」とセルフツッコミを入れ、泣く泣くおにぎりとパンに変更。
この瞬間、ちょっとだけ人生に負けた気がした。
朝4時、戸台パーク駐車場(仙流荘)に到着。
そこに広がっていたのは山ではなく、人の山。
車と人でごった返す駐車場は、まるで野外フェスの入場ゲート。
しかも順番待ちの仕方がカオス。ザックで場所取りする人、ペットボトルを置く人、そして究極は歯ブラシで順番確保する人。
その歯ブラシ、誰と戦う気なんだ。
我々もザックをバス乗車の列に並べてバスチケットの列に並んだ。支払い方法は現金もクレカも電子マネーもOK。
「PayPayで登山口に行く時代か…」としみじみ思う。
1時間待って5時半発のバスに乗車。50分揺られて北沢峠に着き、6時半に登山開始!
道は緩やかで歩きやすく、天気は曇りで涼しい。半袖でちょうどいい。
前回虫にやられた教訓から虫除けスプレーを持参したが、虫ゼロ。
無駄装備になった。
順調だったのはここまで。
メンバーの一人が突然嘔吐。どうやら高山病らしい。
前回も同様のことが起きたので、寝不足や食いすぎかと思っていたが、
ほぼ高山病で間違いないと思う。
ペースは急降下し、超鈍行モードに突入。
休憩のたびに「景色いいね〜」なんて言うけど、見えているのは木とガスだけ。
ようやく小仙丈ヶ岳に着いた頃には、周囲は完全にガス。
仙丈ヶ岳山頂も同じくホワイトアウト。
絶景を見に来たのに、空気の粒子を鑑賞して帰るという悲劇。
ところどころ休憩時にお食事。
「カップラーメン食べたいな…」と思うが、今日はバーナーがない。
冷え切ったおにぎりとパンをモグモグしながら、「あのカップラーメン…」と心で泣く。
下山序盤は順調。
しかし恒例イベント「膝痛クエスト」が発動。
痛くなったら秘密兵器コールドスプレーで冷却!
膝のオーバーヒート冷却作戦!
…3分後、痛み復活。全然もたない。
サポーターもポールも無力。膝痛は不死身のゾンビだった。
そこに追い打ちで腹痛。
冷や汗をかきながら馬ノ背ヒュッテのトイレへ直行。
命と尊厳を守ってくれたこの山のトイレ事情に、本気で感謝。
ちなみに、トレイは\200が必要。
しかし休んでいる暇はない。
最終バスは16時。地図で計算すると、必要時間45分、残り時間は40分。
これ逃すと山小屋泊コース。
そこから半ばトレラン状態で爆走。膝痛の私 vs タイムリミットの死闘。
最後の分岐で時間短縮に成功した…と思ったら、まさかの登り返し。
膝の痛みが消える登りで鬼ダッシュ。後ろを振り返ると仲間はゾンビ状態。
それでも10分前に北沢峠に到着できた。バスに間に合って本気で喜んだ。
本日で一番の喜び。何しに登山に来たんだっけ??
下山後はバスで仙流荘に戻り、車で40分走って「大芝の湯」へ。
お風呂は21:30まで、ご飯は19:30まで。
どちらも楽しみたいため、19時までに音速で全湯制覇+サウナ2回。
そして食事処へ。狙っていたルーロー麺はまさかの売り切れ。
代わりにソースカツ丼にした。衣カリカリ、甘ソースじゅわ〜、カラシでキリッ。
うまっ…しか言葉が出ない。語彙力は山に置いてきた。もともと語彙力ないけどね。
帰りはSAで休憩しつつ4時間かけて帰宅。
膝はボロボロ。でも心に刻んだ。
次こそ絶景を見る。バーナーも持って。
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