宝剣岳・木曽駒ヶ岳

- GPS
- 03:52
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 417m
- 下り
- 411m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 3:58
| 天候 | 曇り、霧 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
しらび平下車 ロープウェイで千畳敷駅まで ●菅の台バスセンターの様子 バスに乗車したあと、バス車内から見えた様子では、凄まじく並んでいた。 しかし、菅の台バスセンターからのバスの方が臨時便が多く出ており、余裕のある乗車ができたのでは?と思っている。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
かなり整えられている 登り下りしやすい |
写真
装備
| 個人装備 |
防寒着
雨具
帽子
笛
ヘッドランプ
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
|
|---|
感想
●登山前日
家を出るのが遅くなり、最寄り駅ダッシュから開幕。
なんとか間に合い、予定していたあずさに乗れ、友達と合流。
前日まで燕岳に行っていたので、昨日とは逆方向のあずさにまた乗車。
ぶり返した筋肉損傷は、友達から見ても腫れてるのがわかるほどだったみたい。
両足の太さが違う変な人。
ここ数日振り続く雨で、ロープウェイまでの道路が通行止めらしい。
明日、雨は止む予報だけど、朝になってからじゃないと通行止めが解除になるかわからないらしい。
とりあえず明日行けるかわからないけど、ホテルの朝食をあさイチで食べる時間に起きることに。
この日の夜は、めっちゃ疲れてて、電気を消した瞬間に記憶がなくなった。
●登山日
ネットを見ると、始発バスは運転見合わせらしい。
雨は止んでいるし、そのうち動くだろうととりあえず朝ごはん。
バイキングに並んでいる時、動き始めてないかチェックしよーと思ってネット見たら、終日運休になってた。
あら、絶望。
朝ごはん中にダメ元でもう一回チェックしたら、7時の駅発バスから動くとこのとこ。
この間、わずか10分足らずで大どんでん返し。
情報変わりすぎ!と思いつつ、朝ごはんを無駄に多く食べてしまったので、無事カロリー消費ができる目処がたって安堵する。
準備してホテル前のバス停に向かう。
駅からのバスじゃないので、乗れないかもという一抹の不安。
30分に1本しか来ない。
並び始めて最初のバスが遠くから見えるが、車内は立ち乗り客もいてぱんぱん。
バスは徐行しながら「いっぱいでーす」とアナウンスをして走り去る。
あら、絶望。
いくつかタクシーにも電話したけど、丁重にお断りされる。
とりあえず次のバスが来るのを期待しないで待っていると、時間通りにバスの姿が見える。
おうおう、どうせいっぱいだろーよ、またオレっちたちを置いていくんだろーよ。
と思っていたら、すちゃーっとバスの扉が開く。
バス停に並んでる人、みんなの歓声が湧き上がった。
そして、どうにかこうにか並んでた人たち全員をぱんぱんに詰め込んで走り出す。
やったー!と思ったのも束の間、ここから地獄の1時間が開始。
あまりにぱんぱんに乗ったものだから、真っ直ぐ立つことさえ出来てない。
山道に入ると、体の片側に重心が全てかかり、負傷している左足に全てを託すことに。
傾斜が急になってくると、足だけで支えられず、ポールを掴んでいる右手ににかなりの負荷がかかってくる。
わし、筋肉量少ないもんで、こういう筋肉勝負はダメなんす。。
自分の体重と、他の人の体重と、Gが否応なしにかかってきて昇天しそうだった。
足は痛いだけだから我慢すればなんとかなるけど、手が限界に近づいてきて、震え出す。
手を離すと死ぬぞー。
車内は人の熱気でめちゃくちゃ熱く、汗だく。
登山よりも汗をかいた。
あぁ、もう限界…
と思ったところで、ロープウェイ付近に来て少しなだらかに。
やっと手を離しても立っていられる体勢になった。
あと10分長かったら、私より後ろで立っていた人たちを巻き添えにして、天に召されていた可能性も否定できない。
正直、登山よりも何よりもこのバスが1番しんどかった。
足は一時的に負荷がかかっただけで、なんとかなりそう。
とりあえず登ろう。
ロープウェイに乗って、登山道に向かう。
初めは観光客も混じって歩ける遊歩道。
天気のせいか、想像よりかは混んでいない。
遊歩道を抜けると、乗越浄土までの登りに入る。
登山客は多く、たまに行列ができる。
友達は登山慣れしていないが、難なく登れているようだった。
私は宝剣岳に行けるなら行きたいと思っていた。
しかし、友達は岩場に行ったことがない。
無理に行きたいと思っていたわけではなく、行けそうならくらいに考えいた。
時間も十分にあるし、宝剣岳に行く分岐の前に、宝剣岳に行くかどうか尋ねてみた。
ちょっと難易度高いコースよ、岩場よと伝えたが、「あー、行ってみよっかー」とかなりあっさり言われたのでびっくり。
とりあえず、行くだけ行ってみて、実物を見てみてダメそうだったら引きかえそうと言うことに。
道中、絶対無理しないで、登りより下の方が怖いよと伝えたが、ものともせずスルスルと登っていく。
おお、すごい。
そして宝剣岳に登頂。
先着の若い子集団に導かれ、1番高い岩にも登る。
この日は少し風が強く、岩の上で立つのは少し怖かったので、たぶん5秒くらいしか立ってなかった気がする。
宝剣岳を下山。
そのあと、中岳を経由し、木曽駒ケ岳へ。
終日ガスガスで眺望がなかった。
木曽駒ケ岳山頂の風が遮れるところに座ってお昼休憩。
結構ゆっくりしてしまったので、周回は断念し、ピストンで下山。
下山中、雷鳥に出会った!
眺望が見えなかった分、ガスっぽいからこそのお楽しみがあって良かった。
乗越浄土からの下山道は大混雑。
歩みの遅い下山者が道をふさいでおり、渋滞が加速していく…
自分のペースで降りるのは大切だから、せめて譲って欲しいとは誰もが思っていたことであろう。
少し広めの道になった途端、道を塞がれていた登山者たちが堰を切ったように親子を追い抜き始める。
私たちも、このチャンスを逃がすまいと思ってついていく。
やっと渋滞解消、と思いきや、その下にも同じような現象が…
ここは簡単に登れる山。普段登山やらない人は道を譲るという概念がなくても仕方ないのか。
いや、やらなくても後ろを見たら譲ろうって気にはならないのだろうか。
ならば先ほどの先駆者のように抜かさせていただこう。
私の前を進む友達も同じことを考えていたようで、私が抜かそうと声をかける前に、うまいタイミングで抜かしてくれた。
そのあとは軽快に下る。
軽快に下りすぎて、遊歩道を一周する遠回りコースに来てしまった。
まあ、ロープウェイには着くのでそのまま進む。
こちらのコースの途中に水たまりがあり、沼になっていた。
みんな水たまりを避けて端を歩いていて、私もそれに続いた。
が、私が履いていたのは、ベアフットシューズ(デビュー戦)。
一度軽く水たまりに触れただけで、めっちゃ水がはいってきた。
あ、これは意味ないやつだ。
その後はめんどくさいので、山道の真ん中の水たまりの中をじゃぶじゃぶしながら堂々と歩いて行った。
ロープウェイ駅に着いたら整理券をもらってひたすら待つ。
その間に足を洗わせてもらった。
そしてお菓子タイム。
ちょうど良い時間にロープウェイにも乗れて、いい感じに帰路に着く。
家に着く頃には足も乾いていた。
濡れるのは一瞬。乾くのも早い。
ベアフットシューズ、山の感じをダイレクトに感じられて新鮮だったし、良く言われている疲れるとかもなく、私には合っていそう。
ゴアの靴は濡れにくいけど、濡れたら終わる。
燕岳でびちょびちょになったゴアの靴を洗ってほしておいたけど、玄関入るなり生乾きの匂いがした。
いつもはサーキュレーターかけてるけど、不在でかけっぱなしにするのは躊躇ったため起きた惨事。
どっちの靴も一長一短。
用途に合わせてうまく使い分けよう。
やまっそー
C_057











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