荒沢岳〜兎岳〜中ノ岳〜越後駒ケ岳(周回)
新潟県
kujiranotare
体力度について
- GPS
- 27:52
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 3,220m
- 下り
- 3,217m
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- 山行
- 8:35
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:57
- 山行
- 15:45
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 17:31
| 天候 | 下界は晴れ、稜線沿いは晴れだが2日間共に晴れ後曇り一時雨。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
このコースはアップダウンが多く体力を奪います。人通りも少ない区間があり、危険個所もあるため、耐力・体力・対処力が必要です。 生息生物：アオダイショウ・ヤマカガシ・カナヘビなどを多数目撃。クワガタ類・カミキリ類の昆虫、シカやオコジョにも遭遇しました。 |
| その他周辺情報 | 主な水場は二カ所。「陽の水」と「駒の小屋」で、夏季も問題なく手間なく給水可能。疲労感を軽減する意味でも口に含ませる水分摂取は重要。余分飲料水を確保して移動する事を推奨。 |
写真
垂直移動部は多々あり。クサリやロープの支点(ハーケン)は丈夫な金属製で埋め込みも万全。経験値の異なる複数人パーティーの場合は、支持具の持参を推奨。
〈岩稜トラバースコースの注意〉一部に鎖が無い場所が何カ所か存在します。このような積み重なる岩場なら三点支持も取りやすいのですが、表面凹凸が少ない1枚岩場などに鎖が無い所があります。(工具施工による金属支点：ハーケンは打ち込み済)登りは良いが、ピストンコース取りの場合の帰路、雨天時の足場には注意。
登りは良いが、ピストンコース取りの場合の帰路、雨天時の足場には注意。
今回の山行はこれがマスト。
途中、好奇心旺盛なオコジョが姿を見せました。
荒沢岳の急登に体力を奪われ、登山やる気スイッチOFF＋冷たい水の豊富さに中ノ岳避難小屋を目指そうとしていた心が折れ、予定よりだいぶ手前を宿営地としてしまう。(水場側にある小スペースにツエルトを張る)
1
(水場側にある小スペースにツエルトを張る)
高度を上げるにつれて、西側から強烈な風が吹きつけてくる。
駒の小屋まで下る。小屋脇まで導水していおり水量潤沢。水不足を懸念して自制してきた分、ここで体内補給した。近くには沢水を汲める場所もある(下り3分)。
装備
| 個人装備 |
主要装備一覧
・ツエルト(避難小屋か的地テン泊の選択用)
・飲料水(600mペットボトル×３本：常に給水)
※節約志向で飲用したので区間飲用量は1本＋α
・調理用水(1.6ℓ：宿営地まで運搬、以降は空で移動)
・お助け具(スリング・カラビナなど：今回未使用)
|
|---|---|
| 備考 | 自身の経験値から、必要量＋αの余剰飲料水の携行を推奨。 |
感想
・このコースを端的に表現すると「アップダウンが多く体力の消耗が激しい」。
・引き返しも苦労する場合があるので、体調や天候により柔軟な対応が必要。
・天候変化が激しいので、雨対策は必要。
・夏季は余剰飲用水の携行を推奨します。
・病み上がりで挑む行程ではなかったと少し反省。※体力的にきつい思いをしました。
以下、区間特徴を記載します。
〇前くら下〜前くら
鎖やハシゴが架かる場所。一番問題なのは、岩稜トラバース＆高度を上げる部分は、一枚岩の表面を移動する箇所に、部分的に鎖やロープが敷設されていない所がある。登りは良いが下りで利用する場所は細心の注意が必要。
〇前くら〜荒沢岳
急登が続き、体力が奪われる。一気にペースダウン。
〇荒沢岳〜灰吹山
この区間のみ、登山道の一部に笹が茂る。足元の踏み跡は明瞭。定期的に黄色の案内看板があるのでコースロストは無い。
〇灰吹山〜源蔵山
アップダウンはあるが気持ちの良い稜線歩きが楽しめる区間。
〇源蔵山〜陽の水
一気に下る。「陽の水」は、テントサイトやトイレスペースが整備された絶好の宿営地。ちょっと休憩したらもう14時。気力も失せたので本日の幕営地とする。
〇陽の水〜巻倉山〜兔岳
アップダウンはあるが気持ちの良い稜線歩きが楽しめる区間。ただ今回は行程が長いので超早朝に出立。ほぼナイトハイク状態で眺望なし。兎岳直下で登山道をロストして少し迷走しました。
〇兔岳〜小兔岳〜中ノ岳〜中ノ岳避難小屋
兔岳〜小兔岳(標識なし)は近い。小兔岳〜中ノ岳はアップダウン激しめで距離を感じた。山頂はガス濃いめで強風でした。
〇中ノ岳避難小屋〜檜廊下〜天狗平〜越後駒ケ岳
5km程度のロング行程。特に檜廊下付近は、痩せ尾根のアップダウンと全身を使って岩や巨木の根を乗り越える場面あり。天狗平〜越後駒ケ岳は前半から急登、後半一部は比較的なだらか。
※早朝から行動開始しいているので非常に疲れました。
〇越後駒ケ岳〜駒の小屋〜前駒
岩稜帯と急斜面を一気に高度を下げる。駒ケ岳のメインルートなので行程は明瞭。雨天時の歩行は足元注意。
〇前駒〜小倉山
緩やかな下り基調の歩きやすいルート。
〇小倉山〜道行山
道行山に向かう登りの分岐は直角に曲がるので、誤認識しないよう注意。
〇道行山〜石抱山〜登山道入口
尾根道をひたすら下る。何とか明るいうちに登山道からは脱出。林道まで下れましたのでひと安心。
〇登山口入口〜石抱橋〜荒沢岳登山口駐車場
舗装路に出るまでは砂利の轢かれた林道を林道ゲートまで黙々と歩く。林道ゲート〜荒沢岳駐車場までは舗装路。
登山道入口からは意外と歩かされる印象。ある意味疲れが出た区間。
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