白馬鑓ヶ岳BC−パウダーの清水谷&ホワイトアウトの鑓沢滑走−
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,407m
- 下り
- 2,396m
コースタイム
天候 | 晴れ後ホワイトアウト&吹雪後曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
清水谷は一部沢が割れ始めていて、高巻きが必要な箇所あり。 白馬鑓ヶ岳の西面は思っていたより雪があり、かなり上までシール登行ができた。 中央ルンゼ&鑓沢下降点付近は雪が吹き飛ばされていて堅い斜面の箇所が多く、滑落しないよう注意が必要。 小日向のコルから下は長走沢に入らず(下部が割れているという情報があった)、登山道近辺の雪のついている斜面を猿倉林道すぐ近くまで下りられた。 |
その他周辺情報 | 八方第2郷の湯 JAF割 ¥500 |
写真
感想
Wさんとのコラボ。猿倉3:00発と予定していたが、Wさんの到着が早かったので、このロングコース少しでも早く出ようと2:22発。真っ暗闇の中ヘッ電で行く。長走沢はWさんが少し上流部に飛び石伝いで渡れる箇所を見つけたので、全く靴を濡らさず通過できた。大雪渓はシール&3Dアセントで登り、小雪渓下でアイゼンを装着しクリアーした。大岩下で再びシール&3Dアセントに替え、村営頂上宿舎へ。
村営頂上宿舎のすぐ上でシールオフし清水谷にイン。スタートはガリガリだったが、すぐにうっすらパウダーの最高の雪質となり板がよく走った。いきなり雪壁に行く手を塞がれ下に大きなホールが口を開けていて参ったが、上を通過することにし、あまり下を見ないようにしてどうにか通過。どうにか雪のある斜面をつないで清水谷屈曲点2300m地点に達した。
再びシールオンして白馬鑓までの標高差600mの登りにかかる。白馬鑓の山頂付近が怪しい雲行きとなり不安を覚える。ここもパウダーだった。少しラッセルはあったものの標高を上げていく。雪面が堅くなってきたのですかさず3Dアセントを装着。尾根に出ると小石混じりとなりだんだん石が大きくなってきたのでアイゼンに替える。Wさんはシール&クトーのままどんどん先行した。この辺りからホワイトアウトになり、山頂直下でわずか北に進んでしまっていてGPSで修正する。やっと山頂直下の分岐の標識を見つけられ、少しだけ風の弱い所でシールオフ。山頂の標識でどうにか1枚だけ写真を撮り、鑓沢下降点に向かう。スキーを履き、スタート!と行きたいところだったが、Wさんが降りて来ない。岩陰で待つこと数十分、ホイッスルを鳴らしたが来ない。痺れを切らしゆっくり降りることにする。しかし、完全なホワイトアウトになり斜度もよくわからず緩斜面で転倒し慌ててウィペットで停止する始末。仕方なくGPSで確認して登山道沿いを降りることにする。降りていくと下からWさんの声がした!良かった!合流できた。一度はぐれたとき精神状態が悪くなっている自分に気づいた。再度Wさんのスキーをつけようと挑戦したが、ダメだったので諦め、Wさんはアイゼン&Wアックスのバックステップで大出原まで下っていくことに決断。自分はWさんを目標物として数ターンして停止、の繰り返し。どうにか視界が確保できてきた時は鑓温泉の一歩手前だった。鑓温泉でスキーのbinding部分を湯船にドボン、スキーが付けられた!思わず拍手!!!結局凍り付いてしまっていてトウの穴の幅より広がっている状態で外れてしまっていたのであった。最高級&最軽量のTLT Superlight2であるが凍り付くというトラブルもあるんだと今回は嫌というほど思い知らされた。
ザラメ化した湯ノ入沢を快適に下り、シールオンして小日向のコルに達し、登山道沿いを猿倉林道のすぐ脇まで下りかろうじて日没に間に合い、今回の山スキー山行が無事終了した。
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