記録ID: 8637187
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無雪期ピークハント／縦走
甲斐駒・北岳
北岳: サンプクリンドウ・ヒメセンブリ・アカイシリンドウに会いたくて「北岳に来ただけ」
2025年08月31日(日) 〜
2025年09月02日(火)
山梨県
teledaisuki
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 19:40
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,973m
- 下り
- 1,965m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:44
距離 2.6km
登り 725m
下り 0m
11:39
2日目
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 10:04
距離 5.0km
登り 1,198m
下り 421m
3日目
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:50
距離 5.6km
登り 51m
下り 1,544m
11:28
ゴール地点
| 天候 | 3日とも晴れ(ほぼ快晴)で林間は無風、 山頂は微風、3日目のスタート時は弱風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
乗合バス(9人)：芦安駐車券～広河原(片道1700円) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
良く整備されている感 ハシゴ(壊れているものと少しあり)・鎖場・岩場・ザレ場・浮石などなど要注意 |
| その他周辺情報 | ・白根御池小屋:WEB予約が基本 1泊2食10500円、弁当1200円 飲料用は無料 ・北岳肩の小屋:2022年秋に大幅改装工事終了 電話予約のみ 1泊2食13000円、 飲料水は1リットル 200円 大人気エリアのため、どちらの山小屋も繁忙期の土日、祝日の予約は取りにくい ・南アルプス温泉ロッジ・白峰会館♨️:750円 |
写真
今回の目的のお花たち、サンプクリンドウ(右下)・ヒメセンブリ(左)・アカイシリンドウ(右上)
予定より早く芦安第3駐車(余裕あり)に到着、7:50のバスに乗車予定であったが7:00(6:50に出発)の乗合バスに乗車でき、45分位(バスより20分位早い)で広河原インフォメーションセンターに到着した。クサボタンは咲いていた
3
8/31 7:51
予定より早く芦安第3駐車(余裕あり)に到着、7:50のバスに乗車予定であったが7:00(6:50に出発)の乗合バスに乗車でき、45分位(バスより20分位早い)で広河原インフォメーションセンターに到着した。
クサボタンは咲いていた
クサボタンは咲いていた
いつもの吊り橋を渡ってスタート、北岳山頂は少し雲がかかっていた
セリバシオガマが出てきて白根御池小屋の手前あたりまで沢山咲いていた
11:35頃、所要時間3:40ほどで白根御池小屋にトウチャコ、まずチェックイン
今日の行動はこれで終わり
生ビールは売り切れで、サッポロ黒ラベルでカンパーイ‼️
生ビールは売り切れで、サッポロ黒ラベルでカンパーイ‼️
部屋はこんな感じ
水は無料で使い放題、濡れタオルで身体を拭いサッパリして着替え
水は無料で使い放題、濡れタオルで身体を拭いサッパリして着替え
時間はたっぷり、本や雑誌は揃っている綺麗な食堂でこれをパラパラめくりながら購入したそら豆のスナック菓子をつまみに氷結で、すっかりほろ酔い加減
その後少し昼寝
8/31 13:22
時間はたっぷり、本や雑誌は揃っている
綺麗な食堂でこれをパラパラめくりながら購入したそら豆のスナック菓子をつまみに氷結で、すっかりほろ酔い加減
その後少し昼寝
綺麗な食堂でこれをパラパラめくりながら購入したそら豆のスナック菓子をつまみに氷結で、すっかりほろ酔い加減
その後少し昼寝
月が輝く白根御池のキャンプ場🏕️
けっこうの重荷のため、少し腰にきた！
明日はいよいよ北岳登頂、大丈夫かなぁ？
けっこうの重荷のため、少し腰にきた！
明日はいよいよ北岳登頂、大丈夫かなぁ？
まあまあ安眠できたようで体調は良い。4:30からの朝食を終え5:10スタート
雲一つない北岳ブルー、少し風もあり、ゆっくりペースのため、灼熱地獄ではない
両俣分岐(2017年8/12〜8/15に北岳ー間ノ岳ー仙丈ヶ岳縦走の際に両俣小屋に宿泊)
2015年6月のキタダケソウ山行で登頂して以来の10年ぶりの登頂です。記念撮影して頂いた
こっちの株のほうが形が良い山頂で休憩している時にキベリタテハが悠然と通過して行った、こんな3190mの山頂まで来るんだと、ひとしきり感心した。
1
9/1 10:52
こっちの株のほうが形が良い
山頂で休憩している時にキベリタテハが悠然と通過して行った、こんな3190mの山頂まで来るんだと、ひとしきり感心した。
山頂で休憩している時にキベリタテハが悠然と通過して行った、こんな3190mの山頂まで来るんだと、ひとしきり感心した。
ふと脇にサンプクリンドウ(リンドウ科サンプクリンドウ属、三伏峠で発見された。南アルプスと八ヶ岳の高山帯分布)が、やったー🙌‼️初対面です
5
9/1 11:14
ふと脇にサンプクリンドウ(リンドウ科サンプクリンドウ属、三伏峠で発見された。南アルプスと八ヶ岳の高山帯分布)が、やったー🙌‼️
初対面です
初対面です
そして、ついにヒメセンブリ(リンドウ科ヒメセンブリ属、南アルプスと八ヶ岳の高山帯に分布)さんです
気品溢れる素晴らしいセンブリ‼️❣️
頑張ってきて良かった。嬉しい‼️
頑張ってきて良かった。嬉しい‼️
またまたセンブクリンドウ、沢山咲いているのですね小さなお花達のため、殆どハイカーは興味なく、北岳山荘目指して追い抜いていく。
数人にこの子達の存在を教えてあげると嬉しがって写真撮影されていた。
1
9/1 11:34
またまたセンブクリンドウ、沢山咲いているのですね
小さなお花達のため、殆どハイカーは興味なく、北岳山荘目指して追い抜いていく。
数人にこの子達の存在を教えてあげると嬉しがって写真撮影されていた。
小さなお花達のため、殆どハイカーは興味なく、北岳山荘目指して追い抜いていく。
数人にこの子達の存在を教えてあげると嬉しがって写真撮影されていた。
安全地点まで降りて北岳山頂を振り返る。
北岳登頂は3〜4回あるが、ここまで下るのは初めて
北岳登頂は3〜4回あるが、ここまで下るのは初めて
間ノ岳山頂が何とか見えた。
ここから八本歯コルに向かうトラバース道を進む
ここから八本歯コルに向かうトラバース道を進む
おっ、これがアカイシリンドウ(リンドウ科シロウマリンドウ属でシロウマリンドウの変種で赤石岳で発見された。南アルプスと白山の高山帯に分布)のようだ
9/1 12:45
おっ、これがアカイシリンドウ(リンドウ科シロウマリンドウ属でシロウマリンドウの変種で赤石岳で発見された。南アルプスと白山の高山帯に分布)のようだ
これは2023年8/18に白馬岳でみたシロウマリンドウ(リンドウ科シロウマリンドウ属、別名タカネリンドウ)、アカイシリンドウと似ている
8/18 9:55
これは2023年8/18に白馬岳でみたシロウマリンドウ(リンドウ科シロウマリンドウ属、別名タカネリンドウ)、アカイシリンドウと似ている
トラバース道を振り返る。
こんな急斜面に登山道を設置したもんだ‼️
こんな急斜面に登山道を設置したもんだ‼️
吊り尾根に向け登ります。
シロバナタカネビランシが2輪咲き残っていた
シロバナタカネビランシが2輪咲き残っていた
後は気をつけて下山、肩に小屋まであと僅か、
ビールだ🍺ビールだ！
最後まで気を抜くな‼︎
ビールだ🍺ビールだ！
最後まで気を抜くな‼︎
チェックインを済ませ、生ビール🍺でソロカンパーイ❣️
ミッション達成、「北岳に来ただけ」では終わらせたくなかった
ミッション達成、「北岳に来ただけ」では終わらせたくなかった
夕食までまだ時間がある。マレーシアから来た29才の若者と談笑しながら、2本目のレモンサワーを頂きすっかり良い気分になった。
富士山も見えてきて、明日の下山は気を引き締めることを誓った。
1
9/1 16:35
夕食までまだ時間がある。
マレーシアから来た29才の若者と談笑しながら、2本目のレモンサワーを頂きすっかり良い気分になった。
富士山も見えてきて、明日の下山は気を引き締めることを誓った。
マレーシアから来た29才の若者と談笑しながら、2本目のレモンサワーを頂きすっかり良い気分になった。
富士山も見えてきて、明日の下山は気を引き締めることを誓った。
両隣りの方々はイビキを奏でており、夜中に何回もトイレに行ったが満天の星は圧巻であった。
朝のマジックアワーが始まった
朝のマジックアワーが始まった
朝食、ご飯・味噌汁はおかわりしてしっかり食べて、お茶も3〜4杯
さぁ、気合い入れて下山開始
「北岳に来ただけ」の看板と自撮り記念撮影
「北岳に来ただけ」の看板と自撮り記念撮影
休憩している場所の脇の🪨岩に、な、何とキベリタテハがやってきた。素早く近づきスマホで撮影
羽を開いた時にドンピシャリのシャッターチャンスをゲット、何とラッキーでしょう。神様がご褒美を下さったようだ‼️❣️
これからが大変な下山ルート、慎重に最後まで安全に行こう、と気を引き締めた！
1
9/2 8:55
羽を開いた時にドンピシャリのシャッターチャンスをゲット、何とラッキーでしょう。
神様がご褒美を下さったようだ‼️❣️
これからが大変な下山ルート、慎重に最後まで安全に行こう、と気を引き締めた！
神様がご褒美を下さったようだ‼️❣️
これからが大変な下山ルート、慎重に最後まで安全に行こう、と気を引き締めた！
暫くはトラバース道、僅かの登りもある。この後標高差約700mの急な登山道の下りがある。
休憩を2回とり、ゆっくり焦らず慎重に下る。
1
9/2 9:01
暫くはトラバース道、僅かの登りもある。
この後標高差約700mの急な登山道の下りがある。
休憩を2回とり、ゆっくり焦らず慎重に下る。
この後標高差約700mの急な登山道の下りがある。
休憩を2回とり、ゆっくり焦らず慎重に下る。
感想
・北岳初登頂は百名山を狙っていた1993年８月下旬であり、大樺沢から八本歯ノコル経由でトラバース道を進み、高山植物の名前は殆ど知らなかったが、圧巻のお花畑に圧倒されたのを思い出す。
北岳山荘泊で翌日登頂し、肩の小屋から草すべり経由で大樺沢ルートを下った。現在大樺沢ルートは草ぼうぼうで閉鎖されている。
北岳山行は今回で5回目で登頂は3回目、他の2回は縦走の際に北岳山頂をパスした。
・2016年6月にキタダケソウを目的にした時には肩の小屋泊で1泊2日て実施した。当時67才であったが体力的にはギリギリであった。
・数年前からリンドウ属に興味を抱き、八本尾根のハッボウタカネセンブリ、白馬岳のミヤマアケボノソウ、オノエリンドウなどを楽しんできたが、北岳で８月下旬～９月初旬に見られるサンプクリンドウ・アカイシリンドウ・ヒメセンブリなどをネットなど情報を得ることができ、憧れの的であった。
・76才の後期高齢者になり、毎週のように山スキーやハイキングをこなし、月間50～60kmのジョグでトレーニングを実施している。
・今夏は今回の北岳山行の前に、権現岳(青年小屋泊)のシコタンソウ山行と御嶽山(五の池小屋泊)山行で標高差1000m～1500mの高山山行を実施し、体調管理に留意して、今回の花山行に臨んだ。
2泊３日の余裕ある計画にして、体力・脚力に応じたゆっくりペースの安全登山に徹して、憧れのサンプクリンドウ・ヒメセンブリ・アカイシリンドウに
初対面でき、大満足の３日間でした。
・所要時間・総距離・標高差は今回の山行では3日間で19:40・13.2km・1970mで、下山後の大腿四頭筋の筋肉疲労は少なく、痛みは殆ど起こらず、体力の回復が早く、2日後には朝ラン5kmを実施できた。
1週間前の御嶽山山行では2日間て13:55・14.3km・1380mで、下山後の大腿四頭筋の筋肉疲労は軽度に出現し、軽い痛みも出現した。
これらの3000m級の2山行は1日の平均標高差はどちらも660m程度で変わらないが、平均距離が御嶽の7.15kmに比べ、北岳では4,4kmと少ないことが筋肉疲労に影響したようで、今後の山行計画の参考になると考えている。
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2〜3年越しに温めていた計画で、トレーニングも上手く行き、天気に恵まれ、最高でした。
コメント、ありがとうございます。
８月下旬から９月初旬は、他の3000m級の山々では見ることのできない小さく可愛いリンドウ属が観察でき、お勧めのお花エリアですよ。
人気エリアのため、週末の山小屋予約はけっこう大変で、かなり前からの予約が必須です。
下調べをしっかり行い天候に恵まれると、素晴らしい花山行が実現しますよ！
山頂から巻道でサンプクリンドウとヒメセンブリを
教えていただいた者です。
巻道でもアカイシリンドウ見られてよかったです
花のない時期だと思っていてノーマークでしたが
花探し楽しめました。
ありがとうございました。
コメントありがとうございました。
私もこの三種のリンドウ属にお目にかかるのは初めてでしたが、素晴らしいお花達でしたね。
これからの時期は低山での自生ラン(ミヤマウズやミヤマモジズリなど)やムラサキセンブリ花ハイクを楽しみたいと考えています。
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