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Yamareco

記録ID: 8639168
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳

2025年08月30日(土) 〜 2025年09月02日(火)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
57.4km
登り
4,608m
下り
4,219m

コースタイム

1日目
山行
6:25
休憩
1:00
合計
7:25
10:40
20
木沢バス停
11:00
11:15
15
梨元貯木場跡
11:30
95
13:05
13:45
20
16:10
20
北又渡
16:30
16:35
60
17:35
25
18:00
5
18:05
聖光小屋
2日目
山行
4:55
休憩
0:45
合計
5:40
7:05
40
聖光小屋
7:45
8:15
85
9:40
9:50
60
10:50
85
12:15
12:20
20
12:40
5
12:45
聖平小屋
3日目
山行
8:05
休憩
2:50
合計
10:55
5:25
5
聖平小屋
5:30
15
5:45
40
6:25
6:35
55
7:30
7:45
15
8:00
8:15
15
8:30
8:40
45
9:25
9:30
35
10:05
10:10
15
10:25
5
10:30
11:40
5
聖平小屋
11:45
60
聖平小屋分岐
12:45
12:55
35
岩頭
13:30
13:35
40
14:15
14:20
10
14:30
14:35
10
14:45
15:00
70
上河内岳の肩
16:10
10
茶臼小屋分岐
16:20
4日目
山行
6:40
休憩
1:05
合計
7:45
7:10
30
7:40
7:50
60
樺段
8:50
8:55
80
10:15
10:30
70
11:40
11:45
20
12:05
10
12:15
45
13:00
13:05
25
13:30
13:55
20
14:15
40
14:55
白樺荘
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
この夏の遠征登山、後半戦は、憧れの南アルプス・聖岳へ!! 去年から計画はしていたものの、実行は今年になりました。今回のルートは、南アルプスを横断するところがポイントです。そのため、飯田で前泊し、飯田駅から信南交通バスで山を越えて1時間ほどかけて、スタート地点となる遠山郷の木沢バス停へやって来ました。この路線、午前中の便は土日のみ運行で、ハードル高いっ! しかも、ほとんどの区間で乗客は僕一人だけだったので、この先も存続するのかが気がかりです…。
この夏の遠征登山、後半戦は、憧れの南アルプス・聖岳へ!! 去年から計画はしていたものの、実行は今年になりました。今回のルートは、南アルプスを横断するところがポイントです。そのため、飯田で前泊し、飯田駅から信南交通バスで山を越えて1時間ほどかけて、スタート地点となる遠山郷の木沢バス停へやって来ました。この路線、午前中の便は土日のみ運行で、ハードル高いっ! しかも、ほとんどの区間で乗客は僕一人だけだったので、この先も存続するのかが気がかりです…。
ここは現在は飯田市ですが、合併前は南信濃村、さらにその前は木沢村でした。ちょうどこの辺りが村の中心だったのでしょう。現在はこちらの旧木沢小学校が有名スポットですが、今回は先を急ぐので中には入りませんでした…。後から調べて気付いたのですが、ここは偶然にも、今回の実質的なゴール地点とも言える畑薙大吊橋とほぼ同緯度に位置しています! まさに南アルプス横断ルート!
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ここは現在は飯田市ですが、合併前は南信濃村、さらにその前は木沢村でした。ちょうどこの辺りが村の中心だったのでしょう。現在はこちらの旧木沢小学校が有名スポットですが、今回は先を急ぐので中には入りませんでした…。後から調べて気付いたのですが、ここは偶然にも、今回の実質的なゴール地点とも言える畑薙大吊橋とほぼ同緯度に位置しています! まさに南アルプス横断ルート!
しばらく国道を歩くと、梨元貯木場跡があります。ここはかつて、南アルプスへの玄関口として登山者たちが集ったところでした。遠山森林鉄道の軌道がここから東へ遠山川に沿って敷かれており、その線路沿いを登山者はひたすら歩いて聖岳などの山々を目指したそうです。敷地内には、森林鉄道のレールや車両が保存されていました。
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しばらく国道を歩くと、梨元貯木場跡があります。ここはかつて、南アルプスへの玄関口として登山者たちが集ったところでした。遠山森林鉄道の軌道がここから東へ遠山川に沿って敷かれており、その線路沿いを登山者はひたすら歩いて聖岳などの山々を目指したそうです。敷地内には、森林鉄道のレールや車両が保存されていました。
古い写真を見てみると、この川に掛かる橋は、かつては森林鉄道の橋だったようです。本当は、ここから森林鉄道の軌道跡を歩いて行きたかったのですが、一部崩落するなど安全に通行できない状態らしいので、今回は諦めました…。いつか歩いてみたいな〜。
古い写真を見てみると、この川に掛かる橋は、かつては森林鉄道の橋だったようです。本当は、ここから森林鉄道の軌道跡を歩いて行きたかったのですが、一部崩落するなど安全に通行できない状態らしいので、今回は諦めました…。いつか歩いてみたいな〜。
もう少し北へ歩いて行くと、日本のチロル・下栗集落への上り口があります。…が、そこに衝撃の看板が! 「全面通行止」!? 「芝沢ゲートへはここで迂回してください」とか書いてありますが、歩行者は行けますよね…!? スマホで情報をチェックしてみたものの、詳細は不明。とりあえず行ってみましょう! 結論から言うと、それで正解! 実際には特に問題なく通行できました〜。
もう少し北へ歩いて行くと、日本のチロル・下栗集落への上り口があります。…が、そこに衝撃の看板が! 「全面通行止」!? 「芝沢ゲートへはここで迂回してください」とか書いてありますが、歩行者は行けますよね…!? スマホで情報をチェックしてみたものの、詳細は不明。とりあえず行ってみましょう! 結論から言うと、それで正解! 実際には特に問題なく通行できました〜。
下栗の里は、以前も自転車で2回来たことがあります。この前に来たのはもう20年ほど前の春だったのですが、そこから見た白銀の聖岳が神々しくて、いつかは登ってみたい…!とその時に思いました。おそらくその時に見たのと同じ地点と思われるところから、今回も見えました! あー、聖岳、やっぱり神々しいな!
下栗の里は、以前も自転車で2回来たことがあります。この前に来たのはもう20年ほど前の春だったのですが、そこから見た白銀の聖岳が神々しくて、いつかは登ってみたい…!とその時に思いました。おそらくその時に見たのと同じ地点と思われるところから、今回も見えました! あー、聖岳、やっぱり神々しいな!
猛暑の中、ひたすら車道を上り続けて、ようやく下栗の里駐車場に到着しました。すばらしい眺め! 以前はもっと鄙びた感じでしたが、20年経って少し近代化したような…。とは言え、ここは日本の原風景が今も残る、僕の大好きな場所です。うーん、聖岳には少し雲が掛かり始めていますね〜。風に吹かれて、自販機で買った冷たいジュースで喉を潤し、売店で買った芋田楽とおはぎで昼食にしました。
猛暑の中、ひたすら車道を上り続けて、ようやく下栗の里駐車場に到着しました。すばらしい眺め! 以前はもっと鄙びた感じでしたが、20年経って少し近代化したような…。とは言え、ここは日本の原風景が今も残る、僕の大好きな場所です。うーん、聖岳には少し雲が掛かり始めていますね〜。風に吹かれて、自販機で買った冷たいジュースで喉を潤し、売店で買った芋田楽とおはぎで昼食にしました。
さらに芝沢ゲート目指して歩き続けます。いやはや、すごい斜面に集落が…。美しくも厳しい自然環境での暮らしに敬服します。
さらに芝沢ゲート目指して歩き続けます。いやはや、すごい斜面に集落が…。美しくも厳しい自然環境での暮らしに敬服します。
ボッタ沢の橋のたもとに、冷たくて美味しい湧き水がありました。山の神様、水の神様に感謝!
ボッタ沢の橋のたもとに、冷たくて美味しい湧き水がありました。山の神様、水の神様に感謝!
ようやく、北又渡の発電所に着きました。この辺りで遠山森林鉄道の軌道跡と合流します。軌道沿いのルートに比べると、今回のルートはかなりの距離を迂回する感じになっています。しかし、まだ先は長い…。
ようやく、北又渡の発電所に着きました。この辺りで遠山森林鉄道の軌道跡と合流します。軌道沿いのルートに比べると、今回のルートはかなりの距離を迂回する感じになっています。しかし、まだ先は長い…。
川沿いの道をひたすら歩いていると、次第に道路脇に停められた車がちらほら見え始め、まもなく芝沢ゲートに到着しました! ここで登山届を提出します。
川沿いの道をひたすら歩いていると、次第に道路脇に停められた車がちらほら見え始め、まもなく芝沢ゲートに到着しました! ここで登山届を提出します。
向こうから下山してくる方々に挨拶をしながら、さらに歩き続けます。芝沢ゲートから1時間近く、ようやく易老渡に着きました。光岳方面はここから橋を渡ります。「落石注意!」と書いてあるように、ここは断崖絶壁の谷間です。
向こうから下山してくる方々に挨拶をしながら、さらに歩き続けます。芝沢ゲートから1時間近く、ようやく易老渡に着きました。光岳方面はここから橋を渡ります。「落石注意!」と書いてあるように、ここは断崖絶壁の谷間です。
この道も、かつては森林鉄道が走っていたそうです。そのため、傾斜は大したことないので楽なのですが、テント泊の荷物が重い…。しかも、初日から長距離を歩いたせいで疲れが溜まってきました。これが後に響かなければいいのですが…?
この道も、かつては森林鉄道が走っていたそうです。そのため、傾斜は大したことないので楽なのですが、テント泊の荷物が重い…。しかも、初日から長距離を歩いたせいで疲れが溜まってきました。これが後に響かなければいいのですが…?
フラフラになりながら、便ヶ島にある聖光小屋に到着! この坂を上って左手に小屋、右手にテントサイトがあります。今回はテント泊。小屋ではシャワーを使わせていただき、さっぱりと汗を流すことができました。聖光小屋のご主人に、木沢から歩いてきたと言うと、びっくりされていました。そりゃそうですよね〜。いやー、疲れました…! もうすっかり暗くなっていたので、夕食はカロリーメイトなどごく軽く。おやすみなさい!
フラフラになりながら、便ヶ島にある聖光小屋に到着! この坂を上って左手に小屋、右手にテントサイトがあります。今回はテント泊。小屋ではシャワーを使わせていただき、さっぱりと汗を流すことができました。聖光小屋のご主人に、木沢から歩いてきたと言うと、びっくりされていました。そりゃそうですよね〜。いやー、疲れました…! もうすっかり暗くなっていたので、夕食はカロリーメイトなどごく軽く。おやすみなさい!
2日目。良い天気です。熊、出なくて良かった…。朝食を摂っている間にも、朝に芝沢ゲートから歩いてきた登山者の皆さんが、続々とここから登って行かれました。
2日目。良い天気です。熊、出なくて良かった…。朝食を摂っている間にも、朝に芝沢ゲートから歩いてきた登山者の皆さんが、続々とここから登って行かれました。
この辺りも、かつて森林鉄道が走っていました。トンネルや石積みはその名残ですね。こんな山奥でも、人々の暮らしがあったんだな〜と感慨深いです。
この辺りも、かつて森林鉄道が走っていました。トンネルや石積みはその名残ですね。こんな山奥でも、人々の暮らしがあったんだな〜と感慨深いです。
おっ、ここはかつての森林鉄道の橋台が使われていますね。良い雰囲気の木製の橋です。
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おっ、ここはかつての森林鉄道の橋台が使われていますね。良い雰囲気の木製の橋です。
こちらもかつての森林鉄道の橋台ですが、橋そのものが崩壊して消失していました…。
こちらもかつての森林鉄道の橋台ですが、橋そのものが崩壊して消失していました…。
しばらく歩くと西沢渡に着きました。森林鉄道の軌道跡はここまで。有名なゴンドラがあります! 最初はこれに乗らないと対岸に行けないのかと思っていましたが、すぐ上流に仮設の橋があるのですね〜。せっかくなので、ちょうど向こう側からこっちに乗ってきた下りの方の後に、乗って渡ってみることにしました。
しばらく歩くと西沢渡に着きました。森林鉄道の軌道跡はここまで。有名なゴンドラがあります! 最初はこれに乗らないと対岸に行けないのかと思っていましたが、すぐ上流に仮設の橋があるのですね〜。せっかくなので、ちょうど向こう側からこっちに乗ってきた下りの方の後に、乗って渡ってみることにしました。
えっ、なんか重いんですけど…。このゴンドラ、実はかなりの力が必要だということに乗ってから気付きました。しかし、もう後には戻れないっ! 全力でロープをたぐるものの、特に終盤は激重っ…! 運良く乗り口付近を通りかかった登山者の方が手伝ってくださって、無事に渡り切ることができました〜。ありがとうございました!
えっ、なんか重いんですけど…。このゴンドラ、実はかなりの力が必要だということに乗ってから気付きました。しかし、もう後には戻れないっ! 全力でロープをたぐるものの、特に終盤は激重っ…! 運良く乗り口付近を通りかかった登山者の方が手伝ってくださって、無事に渡り切ることができました〜。ありがとうございました!
すぐ上流にある仮設の橋を渡って、また対岸に戻ってみました。いやー、ゴンドラよりも1000倍ぐらい楽でした! この時はゴンドラで体力を著しく削がれてしまい、「あれは罠だっ…!」と激しく後悔したのですが(笑)、増水時はぜひ安全なゴンドラにお乗りください!
すぐ上流にある仮設の橋を渡って、また対岸に戻ってみました。いやー、ゴンドラよりも1000倍ぐらい楽でした! この時はゴンドラで体力を著しく削がれてしまい、「あれは罠だっ…!」と激しく後悔したのですが(笑)、増水時はぜひ安全なゴンドラにお乗りください!
気を取り直して、もう一度橋を渡って対岸へ。いきなり林業関係のものと思われる廃屋があり、なぜか家の中に入っていくかのような道筋になっています。廃墟マニアではないですが、こういう遺構には歴史を感じますね〜。この廃屋の裏から斜面に取り付き、いよいよ本格的な急登区間が始まります。
気を取り直して、もう一度橋を渡って対岸へ。いきなり林業関係のものと思われる廃屋があり、なぜか家の中に入っていくかのような道筋になっています。廃墟マニアではないですが、こういう遺構には歴史を感じますね〜。この廃屋の裏から斜面に取り付き、いよいよ本格的な急登区間が始まります。
木々の間を縫って、尾根筋をただひたすら、登り続けます。なかなかの傾斜ですな…。
木々の間を縫って、尾根筋をただひたすら、登り続けます。なかなかの傾斜ですな…。
この登山道は赤い石が多かったですね。さすが赤石山脈!
この登山道は赤い石が多かったですね。さすが赤石山脈!
どこまで続くんだこの登り…と思いながら、かなりの高さまで来ました。そろそろ視界が開けそうな予感…。
どこまで続くんだこの登り…と思いながら、かなりの高さまで来ました。そろそろ視界が開けそうな予感…。
ようやく薊畑に到着しました! 樹林帯を抜けると、突然絶景が目の前に広がります! 南アルプスの山稜とそこから切れ落ちる峡谷…。ここは強風が吹き抜けるので、ジャケットを着て先を急ぎました。
ようやく薊畑に到着しました! 樹林帯を抜けると、突然絶景が目の前に広がります! 南アルプスの山稜とそこから切れ落ちる峡谷…。ここは強風が吹き抜けるので、ジャケットを着て先を急ぎました。
お花畑の中を歩いて、聖平小屋へ。木道の先には聖岳が! 山頂は雲に隠れてしまってますね〜。
お花畑の中を歩いて、聖平小屋へ。木道の先には聖岳が! 山頂は雲に隠れてしまってますね〜。
聖平小屋に到着しました! 今日はここで一泊し、翌朝、聖岳の山頂を目指します。
聖平小屋に到着しました! 今日はここで一泊し、翌朝、聖岳の山頂を目指します。
テントを張り、食堂でカレーライスとサービスのプリンをいただきました。こんな山の中で温かい食事をいただけるのはありがたいですね! 本当に美味しかったです!
テントを張り、食堂でカレーライスとサービスのプリンをいただきました。こんな山の中で温かい食事をいただけるのはありがたいですね! 本当に美味しかったです!
テントの中でゴロゴロしていたら、ガスが出てきました。明日は大丈夫かしら…? でも、真夜中に起き出してみたら、満天の星空でした! これは期待できそう!
テントの中でゴロゴロしていたら、ガスが出てきました。明日は大丈夫かしら…? でも、真夜中に起き出してみたら、満天の星空でした! これは期待できそう!
3日目。快晴の朝! 暗いうちから皆さん出発なさっていましたが、朝が苦手な僕はついつい遅くなってしまい…。朝食を摂ってから、テントをそのままにして出発しました。昨日は見えなかった山頂も、今日はスッキリと見渡せます!
3日目。快晴の朝! 暗いうちから皆さん出発なさっていましたが、朝が苦手な僕はついつい遅くなってしまい…。朝食を摂ってから、テントをそのままにして出発しました。昨日は見えなかった山頂も、今日はスッキリと見渡せます!
光岳方面を見渡します。雲海が幻想的…!
光岳方面を見渡します。雲海が幻想的…!
山道をずんずんと登ります。荷物が軽いのは助かりますね〜。山頂が近付いてきました。
山道をずんずんと登ります。荷物が軽いのは助かりますね〜。山頂が近付いてきました。
東側に、富士山が見えました! 朝の横雲が掛かってグラデーションになった姿が美しい…!
東側に、富士山が見えました! 朝の横雲が掛かってグラデーションになった姿が美しい…!
まもなく小聖岳に到着。この辺りから森林限界に達して、周囲の風景が一変しました。わくわく感が高まります!
まもなく小聖岳に到着。この辺りから森林限界に達して、周囲の風景が一変しました。わくわく感が高まります!
山頂までもう少し。山頂から下りてくる登山者の方々とすれ違いますが、焦らずにラストスパート!
山頂までもう少し。山頂から下りてくる登山者の方々とすれ違いますが、焦らずにラストスパート!
振り返ると、これまで歩いてきた道のりを俯瞰できました。大分高いところまで来たな〜。
振り返ると、これまで歩いてきた道のりを俯瞰できました。大分高いところまで来たな〜。
道はこんな感じで、傾斜もあります。でも、ゆっくり歩く分には、特に危険なところはなかったですね。気を緩めずに行きましょう!
道はこんな感じで、傾斜もあります。でも、ゆっくり歩く分には、特に危険なところはなかったですね。気を緩めずに行きましょう!
聖岳山頂に到着!! ついに、憧れていたこの場所に立てました! やったー!
聖岳山頂に到着!! ついに、憧れていたこの場所に立てました! やったー!
澄み切った青空の下、目前に聳える赤石岳の雄姿と、その北に連なる山々…。まさに南アルプスという眺望!
澄み切った青空の下、目前に聳える赤石岳の雄姿と、その北に連なる山々…。まさに南アルプスという眺望!
時間的に前聖岳の山頂には自分しかいなかったので、静かな時間を味わうことができました。少し休んでから、荷物を置いて奥聖岳へ移動します。20分ほどで到着!
時間的に前聖岳の山頂には自分しかいなかったので、静かな時間を味わうことができました。少し休んでから、荷物を置いて奥聖岳へ移動します。20分ほどで到着!
奥聖岳の方が、より富士山に近付きます。ここからは本当に美しい富士山を望むことができました! 誰もいない山頂で、しばらくゆっくりと…。
奥聖岳の方が、より富士山に近付きます。ここからは本当に美しい富士山を望むことができました! 誰もいない山頂で、しばらくゆっくりと…。
再び前聖岳に戻り、絶景を堪能したら、そろそろ下山しましょう。今日はこれから、茶臼小屋まで縦走します。眼下に連なる山々を辿っていく訳ですね。
再び前聖岳に戻り、絶景を堪能したら、そろそろ下山しましょう。今日はこれから、茶臼小屋まで縦走します。眼下に連なる山々を辿っていく訳ですね。
下山途中に、もう一度富士山をアップで。うーん、何度見ても美しい…。
下山途中に、もう一度富士山をアップで。うーん、何度見ても美しい…。
振り返ると、少しガスが出てきました。聖岳の山頂は、また神秘のベールに隠されるのかもしれません。
振り返ると、少しガスが出てきました。聖岳の山頂は、また神秘のベールに隠されるのかもしれません。
聖平小屋に戻ってきました。聖岳もまだよく見えていますね。テントを畳み、荷物を持って再び出発します。
聖平小屋に戻ってきました。聖岳もまだよく見えていますね。テントを畳み、荷物を持って再び出発します。
うーん、荷物が重い…。上河内岳まではしばらく上りが続きます。
うーん、荷物が重い…。上河内岳まではしばらく上りが続きます。
樹林帯を抜けると、南アルプスらしい縦走が満喫できます。なんてダイナミックな…!
樹林帯を抜けると、南アルプスらしい縦走が満喫できます。なんてダイナミックな…!
一部ザレているところがあるので、滑落しないように慎重に進みます。
一部ザレているところがあるので、滑落しないように慎重に進みます。
聖岳の山頂、さっきまで雲で隠されていたのですが、再びベールを脱いでくれました。なんて美しい山なんだ…!
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聖岳の山頂、さっきまで雲で隠されていたのですが、再びベールを脱いでくれました。なんて美しい山なんだ…!
その左側に目を移すと、昨日登ってきた尾根筋が見渡せました。この谷底からここを歩いてきたのか〜と考えると、感慨深いですね。はるか向こうには、下栗の集落も見えました。
その左側に目を移すと、昨日登ってきた尾根筋が見渡せました。この谷底からここを歩いてきたのか〜と考えると、感慨深いですね。はるか向こうには、下栗の集落も見えました。
絶景を楽しんでいると、上河内岳の山頂が近付いてきました。
絶景を楽しんでいると、上河内岳の山頂が近付いてきました。
上河内岳の肩に到着。ここに荷物を置いて、上河内岳の山頂へはピストンです。ここから見る分にはかなりの高度差に感じますが、実際に歩いてみると、意外にそうでもありませんでした。
上河内岳の肩に到着。ここに荷物を置いて、上河内岳の山頂へはピストンです。ここから見る分にはかなりの高度差に感じますが、実際に歩いてみると、意外にそうでもありませんでした。
上河内岳の山頂に到着しました! 少しガスが出てきたかな?
上河内岳の山頂に到着しました! 少しガスが出てきたかな?
静岡方面を見下ろします。はるか下界にはダムも見えていますね〜。明日下っていくのは、こちら側になります。
静岡方面を見下ろします。はるか下界にはダムも見えていますね〜。明日下っていくのは、こちら側になります。
上河内岳の肩まで戻り、先を急ぎます。すぐそこに見えている巨石のある辺りが竹内門ですかね。
上河内岳の肩まで戻り、先を急ぎます。すぐそこに見えている巨石のある辺りが竹内門ですかね。
途中、広々とした草原がありましたが、もう少し時期が早いと、お花畑が広がっていたのでしょうね。今は秋を感じました。
途中、広々とした草原がありましたが、もう少し時期が早いと、お花畑が広がっていたのでしょうね。今は秋を感じました。
茶臼岳の山頂が目前に! でも、今回は疲れも溜まっていたので行きませんでした。光岳方面へ縦走する際に、また必ず行きますよ!
茶臼岳の山頂が目前に! でも、今回は疲れも溜まっていたので行きませんでした。光岳方面へ縦走する際に、また必ず行きますよ!
この地点で南アルプスの山稜を下ります。今回は、距離はそう長くなかったですが、天気にも恵まれて、すばらしい南アルプスの縦走を堪能することができました。
この地点で南アルプスの山稜を下ります。今回は、距離はそう長くなかったですが、天気にも恵まれて、すばらしい南アルプスの縦走を堪能することができました。
まもなく茶臼小屋が見えてきました。本来は16時までに着くつもりだったので、20分ほど予定を過ぎてしまいましたが…。見晴らしの良い高台にテントを張り、夕食を摂って眠りにつきました。
まもなく茶臼小屋が見えてきました。本来は16時までに着くつもりだったので、20分ほど予定を過ぎてしまいましたが…。見晴らしの良い高台にテントを張り、夕食を摂って眠りにつきました。
4日目。夜中に起きたら満天の星空。そして、明け方に気が付くと、もう空が白み始めていました。朝焼けの中、浮かび上がる富士山のシルエットが美しい…!
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4日目。夜中に起きたら満天の星空。そして、明け方に気が付くと、もう空が白み始めていました。朝焼けの中、浮かび上がる富士山のシルエットが美しい…!
ちょうど太陽が昇ってきました…! 輝きを増していく太陽に照らされて、富士山は雄大に裾を広げていました。
ちょうど太陽が昇ってきました…! 輝きを増していく太陽に照らされて、富士山は雄大に裾を広げていました。
茶臼小屋、絶景が目の前に広がるすばらしい山小屋でした。またぜひ訪れたいです!
茶臼小屋、絶景が目の前に広がるすばらしい山小屋でした。またぜひ訪れたいです!
下山開始。針葉樹の林の中、結構な急傾斜をひたすら下っていきます。木漏れ日が気持ちいい〜。
下山開始。針葉樹の林の中、結構な急傾斜をひたすら下っていきます。木漏れ日が気持ちいい〜。
途中、お地蔵様がありました。無事にここまで来られたことに感謝…! ちょうど紅葉の葉っぱが一枚落ちていたので、「紅葉の錦神のまにまに〜」とか言いながらお供えしてみました。(笑)
途中、お地蔵様がありました。無事にここまで来られたことに感謝…! ちょうど紅葉の葉っぱが一枚落ちていたので、「紅葉の錦神のまにまに〜」とか言いながらお供えしてみました。(笑)
沢音が近付いてくると、横窪沢小屋に到着。中を覗いてみましたが、いざという時には宿泊できそうでした。冷たい湧き水もあります!
沢音が近付いてくると、横窪沢小屋に到着。中を覗いてみましたが、いざという時には宿泊できそうでした。冷たい湧き水もあります!
横窪沢から登り返しがあり、その後はまたひたすら下ります。今回は下りでしたが、途中の「ガンバレー」と書かれている看板に励まされました。
横窪沢から登り返しがあり、その後はまたひたすら下ります。今回は下りでしたが、途中の「ガンバレー」と書かれている看板に励まされました。
急な長い階段が現れました。これは下から見たところですが、一部崩壊していたので、ちょっと怖かったです。
急な長い階段が現れました。これは下から見たところですが、一部崩壊していたので、ちょっと怖かったです。
ウソッコ沢小屋に到着。大分下ってきました。
ウソッコ沢小屋に到着。大分下ってきました。
吊橋がありました。「四号橋」と書いてある通り、四つありましたが、四号・二号の二つが古い吊橋でスリリングです。上にはただ板が置いてあるだけ!
吊橋がありました。「四号橋」と書いてある通り、四つありましたが、四号・二号の二つが古い吊橋でスリリングです。上にはただ板が置いてあるだけ!
途中、河原を歩くところもありました。この辺りは道筋が少しわかりにくく、ピンクテープを辿っていく感じでした。
途中、河原を歩くところもありました。この辺りは道筋が少しわかりにくく、ピンクテープを辿っていく感じでした。
二号橋。さっきより板の幅が狭いような…。
二号橋。さっきより板の幅が狭いような…。
一号橋を渡ったら、ヤレヤレ峠への上りが始まりました。なんかすごいザレてるんですけど…。ここからピンクテープもほとんどなく、道が合っているのか少し不安になりました。
一号橋を渡ったら、ヤレヤレ峠への上りが始まりました。なんかすごいザレてるんですけど…。ここからピンクテープもほとんどなく、道が合っているのか少し不安になりました。
ヤレヤレ峠に到着しました〜。いやー、ヤレヤレ…っていう感想になりますね、これは。峠の後半も相変わらずザレザレ区間があり、結局茶臼小屋から最後まで気を抜けない下りでした。
ヤレヤレ峠に到着しました〜。いやー、ヤレヤレ…っていう感想になりますね、これは。峠の後半も相変わらずザレザレ区間があり、結局茶臼小屋から最後まで気を抜けない下りでした。
そして、ついに畑薙大吊橋にやって来ました! うーん、これは噂通りに長いわ…。さっきの吊橋がかわいらしく見えます。さあ、渡りましょう!
そして、ついに畑薙大吊橋にやって来ました! うーん、これは噂通りに長いわ…。さっきの吊橋がかわいらしく見えます。さあ、渡りましょう!
うおおー、高い、揺れる、長い! 向こうから誰も来ないことを願いつつ、歩を進めます。周囲には絶景が広がっているんですが、足元に注意しないといけないし、早く渡りたいしで、気が休まりませんでした。一人で渡っても怖いのに、定員いっぱいの15人とか乗ったらどうなるんだろう…。(笑)
うおおー、高い、揺れる、長い! 向こうから誰も来ないことを願いつつ、歩を進めます。周囲には絶景が広がっているんですが、足元に注意しないといけないし、早く渡りたいしで、気が休まりませんでした。一人で渡っても怖いのに、定員いっぱいの15人とか乗ったらどうなるんだろう…。(笑)
無事に大吊橋を渡り切り、畑薙湖のほとりの舗装された車道をひたすら歩きます。一般車両通行禁止区間ですが、電力関係や工事用の車など、交通量は意外に多かったです。沼平ゲートで下山届を提出しました。
無事に大吊橋を渡り切り、畑薙湖のほとりの舗装された車道をひたすら歩きます。一般車両通行禁止区間ですが、電力関係や工事用の車など、交通量は意外に多かったです。沼平ゲートで下山届を提出しました。
畑薙第一ダムが見えてきました。黒部ダムほどではないにしろ、多少は観光地化されてる?とか期待していたら、一切そんなことはありませんでした…。
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畑薙第一ダムが見えてきました。黒部ダムほどではないにしろ、多少は観光地化されてる?とか期待していたら、一切そんなことはありませんでした…。
静かな湖畔で少し休憩。ゴールの白樺荘までもうすぐ…! ダムの堰堤からは、上河内岳と茶臼岳も見えました! 上河内岳の山頂からもダムが見えたので、納得です。朝まであの辺りにいたんだな〜と思うと、かなり下ってきたことが分かります。
静かな湖畔で少し休憩。ゴールの白樺荘までもうすぐ…! ダムの堰堤からは、上河内岳と茶臼岳も見えました! 上河内岳の山頂からもダムが見えたので、納得です。朝まであの辺りにいたんだな〜と思うと、かなり下ってきたことが分かります。
途中、臨時駐車場には車と登山者がたくさん。それを横目にひたすら歩き続け、ついに到着しました! 畑薙荘…、じゃなくて、白樺荘!! この看板を見た時に、「えっ、畑薙荘? 白樺荘はどこ!?」と一瞬思ったのは私ですが(笑)、これは「ゆるキャン」コラボの一環なんですね〜。南アルプスの山並みを眺めながらゆったりと入る温泉は、最高に気持ち良かったです! ご飯も美味しいし、ぜひまた泊まりたいところです。本日はここに一泊し、翌日は井川地区自主運行バスで井川駅へ行き、そこから大井川鐵道に乗って帰りました。行きも帰りもアクセスがかなり大変なのが南アルプスならではですが、それだけの価値が十分にある深遠な大自然を体感できた、最高の4日間でした!(`・ω・´)
途中、臨時駐車場には車と登山者がたくさん。それを横目にひたすら歩き続け、ついに到着しました! 畑薙荘…、じゃなくて、白樺荘!! この看板を見た時に、「えっ、畑薙荘? 白樺荘はどこ!?」と一瞬思ったのは私ですが(笑)、これは「ゆるキャン」コラボの一環なんですね〜。南アルプスの山並みを眺めながらゆったりと入る温泉は、最高に気持ち良かったです! ご飯も美味しいし、ぜひまた泊まりたいところです。本日はここに一泊し、翌日は井川地区自主運行バスで井川駅へ行き、そこから大井川鐵道に乗って帰りました。行きも帰りもアクセスがかなり大変なのが南アルプスならではですが、それだけの価値が十分にある深遠な大自然を体感できた、最高の4日間でした!(`・ω・´)
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