八ツ峰�妻�Cフェース剣稜会ルート、上半縦走
富山県
reno98
体力度について
- GPS
- 27:36
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 3,337m
- 下り
- 3,347m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:38
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 5:08
- 合計
- 14:30
| 天候 | 晴れ→曇り→雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
地鉄富山線：富山駅⇔立山駅 アルペンルート：立山駅⇔室堂平バスターミナル（行のチケットは前々日にWEB予約） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
長次郎谷雪渓が出合から大崩壊。左岸（向かって右岸）から高巻で入っていく。雪渓から左岸へ渡る際、その都度雪の状態確認で行動必須。スノーボラード等ロープで懸垂するほうが無難だと思います。 |
| その他周辺情報 | 千寿荘 https://www.senjusou.jp/ みくりが池温泉 https://www.mikuri.com/ 白えび亭 https://www.shiroebiya.co.jp/guidance/toyama.html |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
水3L分はまだ補給してないけど、すでに重い。防水ショルダー含むと18�堋�度。消耗したショルダーパッドで肩痛い、そろそろ買い替え時。これにあと（水）3�塋�追加しないといけない。今はまだ1Lで充分、残りは剱沢で汲んだ。
トラバース地点を振り返る。写真撮り忘れて小さいが、奥の尖ったリッジが「拷問リッジ（つよっく氏命名）」。ちょっと奥の地形と同化して写真じゃ分かりづらいかな？ 一回目は尖った所にスリスリしたくなく、ハング側を手で移動した。奥に見えるのは熊の岩↑のもう一つ平な地形。
1
コルから池ノ谷の頭を見上げる。ここからは知った道だから安心。反対側に八ツ峰ノ頭で、ここからだと簡単に登れそうだが時間的にパス。
装備
| 個人装備 |
半袖シャツ
半袖インナー
アームカバー
ズボン
靴下
手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
アックス1本
12本爪アイゼン
ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
調理器具
ライター
※バーナー忘れる
地図（トポ）
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
シェラフ
シェラフカバー
ヘルメット
クライミングシューズ
ハーネス
クイックドロー3本
アルヌン4本
スリング
環付きカラビナ
カラビナ
ルベルソ
マイクロトラクション
50m8.1mmダブルロープ
|
|---|---|
| 備考 | バーナー忘れんな |
感想
■9/8前泊
16:00千寿荘前泊
立山駅から徒歩5秒程度の素晴らしい立地！
まずは前日予約した7:00のアルペンルートWEBチケットは早めに発行しておいた。
泊まる「くろゆり」の部屋は、ベッド4床ある。
食堂を見る限り、ほとんど満室っぽかった。
温泉は、アルカリ性でヌルヌルする良い泉質。
料理も美味く、山の幸メインで多すぎず少な過ぎずがまた嬉しい。しかしご飯お代わりとビールで超満腹となった😅
全装で挑む八ツ峰、果たして9/9の長次郎谷雪渓はどれくらいズタボロなのか！？ 明日が楽しみである😊
■熊の岩へ9/9
6:30立山15℃、地上は日中32℃の猛暑らしい。8:20 18℃、9:30 21℃、2:00 18℃、15:30 15℃、19:00ツェルト内18℃
■剱沢
剱沢は長次郎谷出合付近で切れてるが、まだギリギリ雪渓ルート行けそう。でも折角整備してくれてる道あるし、巻道を利用。
■長次郎谷
長次郎谷出合から心折れそうな雪渓崩壊。沢の轟音や歩くの怠そうな風景・・・。真砂沢ロッヂへ行って、ビールやコーラ飲みたい衝動に駆られる・・・
ルーファイ左岸から取り付いた（向かって右岸）、砂と石で進み辛いが暫くして渡渉、左岸側進み雪渓歩き。�機↓兇離襯鵐蕊婉瓩�ら左岸岩場を高巻きする。小さいけどケルンとテープ有り難い。このまま雪渓突き進んでも、戻るしか無いのである。
この岩場へのアクセスが手強い。スノーボラード懸垂（やった事ない）も考えたが、何度か飛びつけそうな場所を見つけ、そこからドロップニー姿勢で右足着地して取り付き、後は雪側を蹴って岩場に移った。ここさえ抜ければ、後は暫く高巻きで進む。
岩場を抜けると、熊の岩までは雪渓繋がっていた。
撤退も考慮していたが、なるほど9月にこのルート来る人のレポ少ないのも納得という塩梅。7月にはただひたすら雪渓でアクセスできました。
■熊の岩
自分だけで独占！ 幕営適地は20程あり。いやもっとあるかも？
ガスやクッカー、ライターあるのに、バーナー忘れる痛恨のミス、軽量コンパクト化考慮してていつものセットじゃなく用意したのだが、肝心のバーナー入れ忘れてたとはアホすぎる😇 しかし、夕食は水60分でカレーメシ作ってみたら意外とイケて驚いた。
熊の岩、目の前に八ツ峰上半、後ろには源次郎尾根、なんという贅沢！ 貸切で最高の夜だった！
■9/10登攀日
4:00 14℃、ツェルト内15℃、風速0〜3ms夜は快適に寝られたが、22:30から何度か覚醒する。曇空と�縞�から上部はガス。水で尾西のチキンライスを作って60分後少し食べた。
■�妻�Cフェース剣稜会ルート
今回はここをしゃぶり尽くすのが今回一番の目的。
しかし、最初の取付きがトポを見てもイマイチ分かり辛い。
1P開始点に何も無いので、大きな石にスリングでロープ固定、最初のフェースを登り始める。中間支点なかったからおかしいな？ と思ったら、登り返し時に左に残置ハーケンあるの気付く。
2P凹角からハイマツ登りテラスへ。
3P硬いフェースを左上する、一見無いように見えるが、ホールドスタンス快適に登れる。
4Pのナイフリッジ「拷問リッジ」（つよっく氏命名）がハイライトで、最初手だけでぶら下がり移動した。登り返しでは馬乗りになって進んだが、その方が楽だった（決して股スリスリしたかった訳じゃ有りません）。その先トラバースしてリッジ寄りを登った。
5Pフリーでリッジ登って終了。
�卦蘢�度の登攀だが、古い本（アルパインクライミング遠藤晴行編）には��-ありと記してあったが、そこまでの難易度じゃなかった気がする。最後のピッチ以外全部ロープ使用。全装での登り返しがなかなかキツイ。ルーファイ中々楽しく、間違ってRCCルートへ行ってしまわないよう気をつけた。アルヌン3、クイックドロー3使用でランニング分ギリギリ（シングルロープで）足りた。カムは使わず、余計な荷物だった。ユマールは小型軽量重視でマイクロトラクション使用、それだと実質登り返しする感じになった。終了点にアンカー残置スリングあり。高度感抜群のロケーションが堪らない！ 後半、時折指が攣るのが厄介だった・・・水分不足だったかも？
12:00 16℃、時間かかりすぎたけど、無事登頂！ 一人アレこれ考えながらの登攀が楽しかった。
■上半縦走
登山靴に履き替えて、その後は上半縦走。�妻�〜�縞�岩場�仰�度で下半より少し難易度高い。登りや一部下りはフリーで進んだ。中々楽しい。三ノ窓側巻道で、クレオパトラニードル行く道に迷い込まないようにした。
池ノ谷乗越へ到着すると、以前北方稜線に来ているので、かなりの安堵感。
今日の八ツ峰は誰も来ず貸切でした😄
雪渓は厄介な状態ながら、岩場は快適なのでひっそりと登りたい自分には最適でした。
16:30 13℃、風と雨がキツくなってきた。
前剱までは平気だったが、そこからの暗闇の別山尾根下山は何だか無限に感じられて結構キツイ。さながらゾンビのようになりながら、無心に歩いていた。
剱沢キャンプ場に着いたら20:00過ぎになった。
すかさずツェルトを張る。
キャンプ場のほとんどが沢のようになっていて、張った場所が水の流れ道だったようで、後からツェルト内に水溜まりも出来て最悪。設置場所ミスった😭 暗くてよく分からなかったが、他のテン泊者見当たらなかった。
■9/11下山日
気温12〜15℃、風速1〜15msくらい全く眠れない・・・
シュラフ、ダウンジャケットまで浸水・・・寒くは無いが、下手に動くと更に浸水・・・
6:00 ツェルト内12℃、多分外も？ 暴風雨まだ止まない。待ってても晴れそうに無いので、気合を入れて動き出す。ささっと片付けて、テント受付で昨日払えなかったテント泊代金1000円支払った。水分含みまくったシェラフやダウンジャケットが、更に重くなって気が滅入る・・・
今回の旅で一番辛かったのは、間違いなくこの幕営だったのでした。
■雷鳥沢付近で熊現る。
ブルーベリーを貪ってる？ 大日岳ルートで下山しなくて良かった。
みくりが池温泉で9時から日帰りやってる温泉、1100円とハーフピザビアセット1300円。冷えた体に染み渡る、温めの白濁硫黄泉気持ち良すぎて長湯してしまった。そして生ビールが犯罪的に美味しい！ これで完全に生き返った！
雨に晒されたせいか？ 何故かfaceIDのトラブルで1時間以上iPhone使えない😅
その後充電も止まる。雨の日は機器トラブルもあってストレス🤢
室堂バスターミナルで電源落として、そこでヤマレコ終了点に出来て良かったが・・・
立山駅で蕎麦600円と生ビール700円、また生き返った。
14:20富山駅、白えび亭で白えび天丼1680円
今回、深く思い出に残る山行でした！
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