祖母山・傾山不完全縦走(敗退)


- GPS
- 20:51
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 3,000m
- 下り
- 3,030m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:54
- 山行
- 10:42
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 11:05
天候 | 1日目 曇・霧 2日目 霧・曇・雨風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
何年も前に雑誌の特集で目にしてからずーーーーっと行ってみたかった祖母・傾山完全縦走。
ようやく機会を得て大分へ向かった。
Day1は6時台のフライトで羽田から大分へ✈️
レンタカーに乗り込んだら最寄りのコンビニで2Lの水3本とその日の行動食を買い込んで豊後大野へ向かう。
コメリハード&グリーン緒形店でガスを調達し、登山口到着は11時半。身支度を整えて正午前に出発した。
直近の水場情報が不十分で、この時期は水場が枯れるとの情報もあった。祖母山九号目小屋下の水場は問題なさそうだったので、そこまでに必要な丸2日の水5.5Lを担ぐことにした。水が重い分テントは諦め、ツェルトを持参。その他軽量化を図った?
登山口には綺麗な水洗トイレとフリーwifiが完備されており、なんとも有難い。
元々計画していた観音滝コースは危険という記載が登山口の掲示板にあった。そもそもDay1は入山時間が遅くできるだけ時間を巻きたかったので、林道コースを選んだ。よく整備された林道だったが、時間に余裕があれば趣のある観音滝コースを歩きたかったところ。
登山道に入ってからはいきなりの急登。体感湿度2000%で汗だくになりながら進む。
道中なにげに腕を見ると、茶色くウネウネした物体がくっついていた。あ、そうそう、丹沢でもよく見るあれねって、えええぇぇっ!ヒルじゃん!!!!😱
よく見ると靴下にも流血があり、すでに被害3箇所。まったくヒル対策できてなかったし。。
3日間の縦走で序盤からこの調子なら3日間でフルボッコ確定だなと覚悟しテンションだだ下がり⤵️⤵️
(その後も幸い三ツ尾までのこの3箇所以外に被害なし)
分岐は水場ルートを選択。このルートはなかなかの魅力と難易度が共存する。ピンテが少なくルーファイ必要&苔むした岩が滑りまくる。屋久島?と思わせるほどしっとりと苔むして鮮やかな緑に囲まれうっとりする。時折木々の間からさす陽の光が神々しい。が、花崗岩のようにフリクションが効く岩ではなく、かつ表面に苔が張り付いているのでとにかくツルンツルン。ルーファイ&滑らない岩選びに苦戦しながらなんとか尾根に復帰。傾山山頂手前にちょっと難儀する梯子&ロープが1箇所あり。あいにく山頂はガスで眺望ゼロで、この時点で17時過ぎ。18時には暗くなるので早いうちに傾山の急な下りは済ませておきたく、足を進めた。とにかく全体的にしっとりして滑りやすいので慎重に。平坦な尾根歩きになったころ陽が完全に沈み、18:40に九折避難小屋に到着。既にくつろぎ中の男性1名がいらっしゃる中、遅い時間に失礼した。
お話を伺うと、私の計画していた完全縦走を逆ルートで縦走中だという。ルート中の危険⚠️箇所など教えて頂き、とても助かりました🙇♀️!
快適な小屋でぐっすり休め、翌日は5時起き6時出発。霧に囲まれ幻想的な尾根歩きを楽しむ。ガスっていてクリアな眺望は望めないまでも大崩山は綺麗に見えた。しばらく続く穏やかな尾根歩きは縦走のご褒美。鼻歌を歌いながら足を進める。古祖母山の手前に少し梯子あり。多分美しい眺望であるはずの山頂で休憩し、障子岳山頂手前で雨が降り始める。
あれ?昨日の午後チェックした時には雨予報じゃなかったよね?と思いながらレインウェアを着込んで縦走を続ける。祖母山まで残り1時間をきったところで雨足も強まり、ガスって風も強まる。
祖母山手前の梯子・岩場があるこの日の核心がこれからなのにどうしよう。雨風のせいで、足を止めると一気に体温が下がる。歩きながら考える、考える。進むべきか、撤退すべきか。撤退ならどのルート?どのタイミングで判断?天候回復を待つ時間の余裕は?歩きながら考えた結果、早々に黒金尾根から下山するのがベストと判断し引き返すことに。
10中89、登れたはず。登頂できたらそこから10分で避難小屋に到着できてしっかり休めたはず。そこから次の動きを考えてもよかったのでは…
後ろ髪を引かれる思いを振り切って、明るいうちの下山を目指す。このルートは距離は短い激降りルート。滑りやすいぬかるみをストックで耐えながら先を急ぐ。このルートの核心は登山口手前の渡渉。水量が多いと渡れないと調べていたので、なにがなんでも明るいうちに下りたかった。結果水量はさほどでもなく登山口に到着できた。
幸運だったのは、登山口近くにある宿泊施設LAMP豊後大野が予約なしの宿泊を受け入れてくださり、登山口でのビバークをせずに済んだことだ。お風呂に入り、洗濯し、地元産の猪カレーと地元クラフトビールでもてなして頂いた。これはまたお礼参りをしなければならない。
翌日はレンタカーを駐車している九折登山口の駐車場まで車道歩きで3時間。ある意味完全縦走はできた訳だが、宿題として残った祖母山とLAMP豊後大野お礼参りはまた来年。
なお、通ったルートの水場のうち、九折越小屋下の水場は枯れていましたが、それ以外は全て少なからず水は確保できる状況でした(要浄水器and/or煮沸、2025/9/20時点情報です)。
コメント
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私も前回途中撤退して同じルートから降りました。豪雨で下山したので、最後の渡渉は腰の辺りまで水位があり、泣きたくなりました
山の天気の予測は難しいですね☀️
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