記録ID: 8717483
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
【百名山&百高山】聖岳・大沢岳・赤石岳・奥聖岳
2025年09月20日(土) 〜
2025年09月22日(月)



体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 33:38
- 距離
- 51.0km
- 登り
- 5,153m
- 下り
- 5,164m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:59
距離 12.8km
登り 1,767m
下り 216m
2日目
- 山行
- 11:59
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 13:01
距離 16.4km
登り 2,057m
下り 1,840m
16:25
3日目
- 山行
- 12:11
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 13:11
距離 21.8km
登り 1,330m
下り 3,108m
17:17
天候 | 1日目 曇りベース雨降ったり、止んだり。 2日目 3時スタート土砂降り&爆風の6時間後からの晴れ 3日目 風も殆どなく終日晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行き 八王子インター~松川インター 4,110円 芝沢ゲート駐車場3日間 1,000円 帰り 座光寺PA~青梅インター 4,610円 ガソリン2回給油と走行距離計算1回分 21.3L 4,367円 10.52L 1,862円 計算 4,455円 合計 23,024円/3=7,675円 ◎聖平小屋テント泊 2,000円 インスタントコーヒー&スープ 200円 グラスワイン500円 蒟蒻畑ゼリー150ml 100円 ◎百間洞小屋テント泊 2,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
芝沢ゲートから登山口までの林道歩きは30分。折り畳み自転車が一台有り。 登山口の手前に聖光小屋キャンプ場 トイレ有り100円 1日目 当初滑車で渡渉すると他の方から聞いていたが、真新しい木橋が掛かっていて、渡る事が出来た。 登山道は標高1,800m位から2,200m位の辺りの急登が重い荷物がまだ慣れていないのでとてもキツく感じた。足元の段差も大きく一歩ずつ慎重に周りの岩場や、木を使って登る。岩は滑りにくいので、濡れていても特に滑らず。 聖平小屋までゆっくり休憩しながら進んでも7時間で到着。 2日目 ひっそりとした聖平小屋をテント場を3時出発します。雷も無くなり雨の中ブラックスタートします。小屋からシラビソの樹林帯を抜け、木道を歩くとすぐ稜線T字路です。徐々に斜度を上げて易老度への分岐となる薊平へと登ります。このころはまだザックの重さもあまり感じなかったのですが、爆風で体が冷えたようで徐々に足取りも重くなってきます。昨日は水は1リットルも消費しなかったのですが、今日はルートが長いので水を1.5Lとコーラ1.4L持っているので、なんとかなるかな。 薊平から次の2478mのピークまでは100mほど登りますが、まだエンジンがかからない体には堪えます。その先の小聖岳からは緩やかなコブを何度か越え、聖岳の斜面に取り付きます。疲れて足を止め振り返ると、霧と雨で周りの景色は見えず。 いつになくバテバテですが、ガレた斜面を一歩また一歩、黙々と登ります。奥聖岳に足を延ばす予定でしたが、そのような気力は湧いてきません。ようやく聖岳の頂上標識が見え始め、ピークに立つと赤石岳がデ~ンと鎮座しています。この頃に雨も降ったり止んだりで、曇りに変わりました。 その奥には荒川三山の稜線がウィングを広げて、その光景に思わず声が出ます。 聖岳の頂上からは、これから歩く兎岳、中盛丸山、そして大沢岳の右斜面下に「百間洞山の家」が(実際は聖岳から7時間かかったのですが)まさに手に取るように見えます。地図を見ながら縦走の計画を立てているときは、一つ一つの山がこれほどのスケールだとは想像がつかず、「兎」岳とか中盛「丸山」だとかの名前で、簡単な山というイメージでとらえていたのでした。実際に聖岳に立ってその姿を見ると、それぞれが雄々しく自分を主張しています。そうするともう「足が重い」などと言っている場合ではありません。茫洋とした聖岳の南斜面とは様相のまるで違う北西斜面を400mほど急降下します。 今下りてきた斜面を振り返ると、山はこうでなくちゃ、という威風堂々とした姿に魅入ってしまいます。いつもは「山には花が付きもの」という歩き方をしていますが、ここはそのような思い入れも捨て去ってしまうほどの景色です。爆風と雨で体感温度1度かもそんな感じから太陽が出て気温は急に15度まで上がった感じがしました。それでもまだ爆風なので、風を遮れる所でこまめに休憩を取ります。 聖岳から400m下がって次は兎岳と思っていたら、地図では把握していなかった大きなピークがあります。振り返ってみるとなだらかに見えますが、どうしてどうしてまるで1839峰の前衛峰のようです。しかし、体調は戻ってきていて推進力はなかなかです。遠くに見える兎岳避難小屋をめざしガレが連続する兎岳に取り付きます。 兎岳避難小屋は、遠くからは屋根が立派に見えたのですが、実際は小屋は斜面を切られてまるで埋まっているように建てられています。縦走路の尾根から少し外れています。近くに行き、当初はココに泊まる予定でしたが、扉や壁が壊れていて風を凌ぐにも床を四つん這いで入らないと入れず。入れて2人位です。ビバークテント場は前に有りました。なお、頂上に登ってコルまで下りると緊急時に使用が容認されている広いテント場があり、確認はしませんでしたが水場もすぐとのことで、いざと言うときには重要な場所です。 兎岳から小兎岳へ向かいます。兎岳からの下りはなだらかです。小兎岳は小さなピークを越えた先のなだらかなところで、あまり印象に残るところではありません。淡々と歩いて中盛丸山に向かいます。 中盛丸山は、聖岳方向から見るとなかなか風格のあるいい山です。ちょうどガスも取れてきて美しい姿を現しています。ハイマツの中に一筋の踏み跡が見えるので、大沢岳へはこの踏み跡を行き、そして下降したところに百間洞山の家への分岐があるはずですが、GPSを取り出して現在位置を確認しておきます。 百間洞山の家への「新道」を通る分岐(以前は大沢岳のピークを踏んで山の家に下りたらしい)は、大沢岳に少し登りかけたところにあり、標識もあって分かりやすくなっています。 大沢岳下部の分岐から大斜面をトラバース気味に下降し沢にぶつかります。濡れたテントを設営し、後から来る友達に小屋での受付を頼み。赤石岳へ向かう準備を早々にします。 百間洞テント場から赤石岳へ向かい歩き出しはドキドキですが、ドンと聳え立つ赤石岳が目の前に有り、疲れていた体や足も力がまた漲り出します。 尾根をひと登りすると百間平です。のんびりとした稜線歩きを楽しみます。百間洞テント場では、最近熊が出たということですが、百間平にもツキノワグマ出没注意の看板もありますので、気に留めておく必要はあります。 百間平から馬ノ背を経て大斜面のガレ場を延々と登ります。遠くから見ると不安定なようですがしっかりした道が付いています。淡々と歩くことができて、予定より早く赤石避難小屋前に到着しました。 赤石岳避難小屋からみた景色は絶景でした。小屋番さんから話しかけて貰いましたが、来るのが遅いと言われて急いで戻る事に。百間洞テント場から赤石岳までは4時間で行って来れたので、着替えを済ませて夕飯を食べたらアッという間に寝てました。夜中友人は星空写真を撮りに行ったみたいですが、しっかり寝て疲労回復の為再度爆睡。 3日目 3時起床、4時スタート。 最終日は晴れていて、ガスもない晴天。 昨日来た道を戻り、聖岳、前聖岳、奥聖岳を目指して芝沢ゲートを目指します。 気温も10度位で、ウィンドの上にカッパを着用してゆっくり進みます。 段々藍色の空に紅い朝焼が見えて、写真を撮りながらゆっくり登って行きます。 2日目の聖岳とは全く違う景色を眺めて、写真を撮りながら3人で本当に感動💕 聖岳の行きは爆風土砂降りの中登ったザレた道で辛かったですが、帰りは下から登って来る登山者に落石をしないようにゆっくり降っていきます。 分岐で西沢渡に向かう所、間違えて下の木道迄降りてしまい20分ロスしましたが、再度分岐に戻って、易老渡迄戻って来ました。 行きに光岳迄行くと言っていた2人組の方とバッタリ会えて。お互い讃え会いました。(風嶺ジャイロイト)※ザック背面に取付のアイテムをクラファンされているそう。 芝沢ゲート駐車場に帰ると駐車場は満車。手前の10台位停めれる駐車場にも7台停まっていました。 百名山踏破&百高山をしている山友さん2人が一緒に行ってくれたので、本当に感謝しています。無事登頂&下山出来て良かったです。 2025.9.20-22 #山が好きな人と繋がりたい #百名山&百高山 #南アルプス初のテント泊縦走 #聖平小屋でのコーヒー時間が癒し⏳ #ザック背面の背負い心地⤴️クラファン #風嶺ジャイロイト #ulザックの腰ベルトの重要性 |
その他周辺情報 | 登山口の手前に聖光小屋キャンプ場 トイレ有り100円 小屋で1,000円買い物&食事かテント泊者はシャワー無料💕 ◎かぐらの湯♨️ 10/5~リニューアルオープン 上島トンネルから浜松方面へ車で5分 |
写真
装備
個人装備 |
シングルウォールテント、
ストック2本
寝袋、
寝袋カバー、
サーマルマット、
100均銀マット、
エマージェンシート、
ランタン、
50Lゴミ袋(衣類用・テント用の防水袋)、
傘、
【着用衣類】
山と道 長袖メリノフーディ
山と道 5ポケットDWパンツ
メリノ薄手手袋
手縫い
ハット
ノースフェイス カッパ上下
メリノ靴下中厚
モンベルトレランシューズ
【予備衣類】
長袖メリノシャツ1枚
半袖シャツ2枚
ファイントラック下着上下1セット
靴下1足
フリースR1、キャプリーン
マイクロナノパフフーディ
ウィンドジャケット
メリノ手袋
手縫い2本
バフ
【飲み物】
コーラ700ML×2本
水 ハイドレ1.5L
アミノバイタルジェル
蒟蒻畑150ml
【行動食と食料】
醤油ラーメン 1個
フリーズドライ トマトリゾット
フリーズドライ カルボナーラ(残し)
パン 小3個、チーズパン、アップルパン、チョコキャラメルパン
ミニ豆大福4個、ミニ草餅きな粉大福5個
塩ソルトエナジーバー3個
トレイルエナジーバー1本
柿の種 350mlボトル詰替1本
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共同装備 |
ガス、バーナー
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