記録ID: 8718916
全員に公開
ハイキング
大峰山脈
大峯奥駈道−北奥駈道−六田駅から太古の辻−前鬼口バス停まで
2025年09月15日(月) 〜
2025年09月20日(土)
奈良県
dama3
| 天候 | 2日目までは夏日で高温多湿、3日目からは曇天時々青空 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
新横浜駅6時11分発−京都駅8時02分着 のぞみ99号博多行き 京都駅8時40分発−橿原神宮前9時32分着 近鉄京都線特急−近鉄橿原線特急 橿原神宮前9時47分発−六田駅10時17分着 近鉄吉野線特急 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
鎖、ロープもあるが、それらが無いと本当に進めないという場所は無かった。崩落個所も含めて危険だというレベルの場所は無かったと思う。踏み跡やピンクテープが見つけにくい場所がいくつかあったためGPSがあると安全かと思う。 |
| その他周辺情報 | 吉野山周辺は観光地でもあるため、初日は先を急ぎ過ぎずに観光しつつ行くのもいいかも知れない。 |
写真
拍手
土日に必死で準備を行い、月曜日の始発から移動スタート。先ずは高島町駅から新横浜駅へ。
蔵王堂。迫力がある。7世紀後半に建立され、今の建物は天正20年（1592年）に完成だそう。
初日は金峰神社の横にある休憩所でテン泊。西行庵の水場で水を確保した。
二日目スタート。この辺りは特に鹿が多かった。食害も目立つし、適切に狩って頭数を管理する必要があるように思った。
二蔵宿（百丁茶屋）到着。水を確保するため大天井ヶ岳は登らず左側の道を行く。（※金峰神社の注意書きには通行出来ないとありますが、修繕されており、通行可能です。）
9/16 10:36
二蔵宿（百丁茶屋）到着。水を確保するため大天井ヶ岳は登らず左側の道を行く。（※金峰神社の注意書きには通行出来ないとありますが、修繕されており、通行可能です。）
五番関到着。色々意見を持つのは自由ですが、器物損壊は止めましょう。
鍋冠行者堂。大蛇の頭は大峯山本堂まで吹き飛び、尻尾は吉野山まで吹き飛んだそうです。
洞辻茶屋に到着。足が進まない。鈍亀です。本日ここで終了。自分一人だけだった。15時過ぎから雨が降り始め、その後激しい降りになった。先に進まなくて正解だった。
9/16 14:44
洞辻茶屋に到着。足が進まない。鈍亀です。本日ここで終了。自分一人だけだった。15時過ぎから雨が降り始め、その後激しい降りになった。先に進まなくて正解だった。
何組がすれ違った人たちが変わった挨拶をするので何と言っているのか聞いたら「ようお参り。」との事。自分はイントネーションも正確に発音できないしなんか偽物みたいなので「こんにちは。」で返していた。
9/17 7:17
何組がすれ違った人たちが変わった挨拶をするので何と言っているのか聞いたら「ようお参り。」との事。自分はイントネーションも正確に発音できないしなんか偽物みたいなので「こんにちは。」で返していた。
ポカリ400円の文字にふらふらと入る。ドリンクはすべて売り切れだったが、温かいお茶をいただく。ありがたい。ここは休憩所ですから、とのお言葉。
9/17 7:43
ポカリ400円の文字にふらふらと入る。ドリンクはすべて売り切れだったが、温かいお茶をいただく。ありがたい。ここは休憩所ですから、とのお言葉。
ルート的には通らないが、頂上お花畑を見に行く。すぐ上なので数分で行って来られる。開けた景色で気持ちがいい。
小笹の宿到着。水を補給。動物も多いし時期によっては人も多く野外排泄の問題もあるので今回は浄水器を持って行った。
女人禁制区間を通過。色々な考えを持つのは自由ですが器物破損は止めましょう。
行者還避難小屋を目指してひたすら歩く。この日も暑かった。汗が噴き出る。
突然階段が現れる。ありがたいと思ったが、段々の間隔がバラバラなので結構怖かった。
暑くて全身びしょびしょになり、もうあかん。。と思って腰を下ろしたらそこが七曜岳頂上だった。ここまで来れば先が見えたとちょっと元気が出た。
9/17 13:42
暑くて全身びしょびしょになり、もうあかん。。と思って腰を下ろしたらそこが七曜岳頂上だった。ここまで来れば先が見えたとちょっと元気が出た。
行者還。この岩壁を見た役行者様が突破を諦め還ったという。手前の水場は出ていて一安心。
翌朝は風が強く、霧が深かった。雨は降っていなかったが霧の中全身が湿った感じ。
時間が経つにつれ天候は回復して来た。丈の低い笹薮を歩くと靴がびしょ濡れになった。今回トレランシューズで歩いたが、防水については対策が甘かった。反省。
9/18 7:38
時間が経つにつれ天候は回復して来た。丈の低い笹薮を歩くと靴がびしょ濡れになった。今回トレランシューズで歩いたが、防水については対策が甘かった。反省。
”たわ”という字はあまり馴染みがなかった。西日本では多く使われているらしい。関東では”とうげ”が多いと思う。
奥駈出会。2021年の6月に行者還トンネル西口から八経ヶ岳まで日帰り登山をした。4年ぶりに戻ってきた。少なくともここまでは歩くと決めて歩いていたのでちょっと安堵した。
9/18 8:07
奥駈出会。2021年の6月に行者還トンネル西口から八経ヶ岳まで日帰り登山をした。4年ぶりに戻ってきた。少なくともここまでは歩くと決めて歩いていたのでちょっと安堵した。
2021年にはこの道についての知識も無かったからこの像の意味も分かっていなかった。
天気は曇天。時々雨もパラついたが本降りにならなかったので助かった。
小屋の人が居なかったので弥山小屋で45分くらい休憩。カロリーのある飲み物が買いたかったので。
前回に引き続き景色ゼロ。3度目があったら晴れてくれるでしょうか。
鎖や梯子もあるが特段危ないという所は無かった。補助として安心という感じ。油断は禁物ですが。
新宮山彦グループの文字が。八経ヶ岳でもう下山しようかとか心の迷いがあったがこの文字を見てまだ行こうという気持ちになる。
八経ヶ岳から先は踏み跡もぼんやりして来て、歩く人が少なくなるのだろうと思った。
この辺りで六田駅から大体42キロくらい。フルマラソン分は歩いた。どうにも遅いので熊野までは諦める。太古の辻までは行く。
今回は太古の辻まで、南奥駈道は次の機会とする。前鬼集落にも興味が湧いたので今回はそうする。
本日ここまで。初日からずっと小屋には誰もいない。何人かは居るかと思っていたがこの時期に歩く人は少ないようだ。暑すぎるしね。
素晴らしい。水場も近くで便利。トイレは無い。正面の窪地を使っているっぽい。小屋の反対側は水場があるので排泄厳禁。
孔雀岳に寄ってみる。景観はほぼ無い。道も分かり難い。あまり人が歩いていないと思われる。
釈迦ヶ岳が見えた。この山は見えてからが遠かった。かなりじらされる。
ようやく釈迦ヶ岳到着。頂上見えたらパーっと太陽が出てくれた。ありがたい。以前鬼雅の記事をどこかで読んでここには来たかった。
前鬼に下りるし水は十分あるので左を行く。南奥駈道へ進む人は右へ下ると水場があるそうです。深仙ノ宿手前で道は合流します。
どうやってあそこに行ったのかさっぱり分からない。ここで修行をしていた人たちの狂気的な精神状態を感じる。
ずっと誰もいない。ここまで来たらもう先を急ぐ必要もないのでホッとした気分になる。
大日岳行場との分岐はこんな感じです。玉置神社の文字が出て来た。また次に。
顔を上げると今回のゴール地点が。ようやった。亀だったが自分としてはよくやった。楽しかった。
大峯縦走線歩道とのこと。なので木道の整備が行き届いているのか。
前鬼までの森が素晴らしいというか凄かった。自分も日本中結構歩いたがあれだけの古い森が保存されている場所は紀伊半島が日本随一だと思う。
9/19 13:34
前鬼までの森が素晴らしいというか凄かった。自分も日本中結構歩いたがあれだけの古い森が保存されている場所は紀伊半島が日本随一だと思う。
風情を感じる。前鬼集落手前の栃ノ木がすごかった。ゴンゴン上から実が落ちてくる。実がなる栃の木は年月かかかり珍しいので見つけたらそこの村人が大事に守ったと聞いている。ここの森はすごかった。飯豊の祓川山荘周辺もすごかったが、ここはその10倍すごかった。
9/19 15:05
風情を感じる。前鬼集落手前の栃ノ木がすごかった。ゴンゴン上から実が落ちてくる。実がなる栃の木は年月かかかり珍しいので見つけたらそこの村人が大事に守ったと聞いている。ここの森はすごかった。飯豊の祓川山荘周辺もすごかったが、ここはその10倍すごかった。
素晴らしい。素泊まり3,000円でした。全部掃き掃除しました。ありがとうございました。
大峯山の歴史を感じられるし、前鬼には行った方がいいと思います。この場所が残されているのは貴重なんだなぁと感じました。
江戸から明治へという時代は正に激動だったのだという事を最近ようやく理解してきた。その後日本は世界とともに狂ったがようやく最近その終わりが見え始めたように思っている。戊辰戦争から大東亜戦争。
9/20 9:40
江戸から明治へという時代は正に激動だったのだという事を最近ようやく理解してきた。その後日本は世界とともに狂ったがようやく最近その終わりが見え始めたように思っている。戊辰戦争から大東亜戦争。
前鬼川は水量も多く透明度が高い。木曽の阿寺渓谷のような色。規模からすると阿寺よりはるかに広範囲。
この辺りの原始性を残した自然は素晴らしかった。最近の異常気象（多分大雨での土砂崩れ）で荒れた場所も見られたのが心配。
休んだら終わりと頑張って歩く。バス停到着。この道なりに温泉施設もあるようだが徒歩1時間はかかるようなのでこのベンチでバスを待つこととする。
9/20 15:18
休んだら終わりと頑張って歩く。バス停到着。この道なりに温泉施設もあるようだが徒歩1時間はかかるようなのでこのベンチでバスを待つこととする。
バスの車窓から。2021年に来た時にここに寄った。ちょっと懐かしい。今回で頭の地図がつながった。
大和上市駅到着。ここから行きと逆ルートで家に帰った。楽しかった。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
|
|---|
感想
今年の夏休みはどこ行こうかと考えた時、アルプスとかは自分の中では飽きているところがあって、学びもあってチャレンジもある場所を探していた。それで大峯奥駈道が気になり今回歩くことにした。結果的に良かった。楽しかった。まだ後半戦が残っているので次回の楽しみも出来た。歩きながら一番強く感じたのは「今まで自分が生きてきた日本って何なんだろう？」という思いだった。たかだか百数十年しか経っていないのに、この隔絶感というのは何なのかと考えた。江戸から明治という時代の流れは当時の多くの庶民にとっては劇薬だったように思うし、地方の武士からしたら立場の一発逆転を狙う好機に見た人も多かったように思う。森鴎外や夏目漱石に見られる絶望感のようなものの理由も勝手に分かるように思うし、芥川龍之介も書生として漱石に接触しなければ自殺しなかったのかも知れないとか勝手に思う。三島由紀夫は生きてる時代を間違えた、とか勝手に思う。2025年になってようやくこの150年の振り返りと次へのスタートが切れるのかなぁとか考える。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：3人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録で登った山／行った場所
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
関連する山／近くの山
大峰山の最新記録
大峰山(八経ヶ岳)
2025年10月07日 [B]
大峰山（八経ヶ岳）行者還トンネル西口から
2025年10月04日 (日帰り) [B]
八経ヶ岳（大峰山）奈良
2025年10月03日 (日帰り) [B]
八経ヶ岳
2025年09月30日 (日帰り) [B]
弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳
2025年09月30日 (日帰り) [C]
釈迦ヶ岳の最新記録
釈迦ヶ岳〜秋の気配〜
2025年10月09日 (日帰り) [B]
釈迦ヶ岳
2025年10月02日 (日帰り) [C]
waishiさんと行く、釈迦ケ岳 太尾からピストン
2025年09月27日 (日帰り) [C]
釈迦ヶ岳
2025年09月27日 (日帰り) [C]
釈迦ヶ岳・大日岳
2025年09月22日 (日帰り) [C]
山上ヶ岳の最新記録
2025-10-11大峯：大普賢岳（#91）山上ヶ岳（#65）和佐又から
2025年10月11日 (日帰り) [C]
2025-09-28大峯：山上ヶ岳（#64）観音峯から
2025年09月28日 (日帰り) [C]
洞川〜レンゲ辻〜山上ヶ岳〜近鉄吉野駅
2025年09月28日 (日帰り) [C]
山上ヶ岳（大峰山） 戸閉式前にお参りを
2025年09月21日 (日帰り) [B]
稲村ケ岳・山上ヶ岳（稲村小屋テント泊）
2025年09月21日 [B]
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する