平ヶ岳(プリンスルート)


- GPS
- 05:19
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 1,003m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から玉子石分岐まで急登。滑りやすい箇所あり。段差の大きいところ複数あり。 |
写真
一つの岩で真ん中辺りが浸食されてくびれているのか、上に岩が乗っかっているのか。たぶん乗っかっているのでしょうけど何がどうやってこうなったんでしょうか?自然の不思議。
感想
鷹ノ巣登山口からだと、山と高原地図のコースタイムでは11時間20分。往復24Kmとか? かなりのロングコースになるので平ヶ岳に行くなら絶対このプリンスルートにしようと決めていました。今の天皇が皇太子の時に登られた時に整備されたコースだとか。
中ノ岐登山口からのコースだと地図上で往復7時間。日帰りとしてならちょうど程よい感じ。中ノ岐林道は許可車両しか入れない林道なので、麓の銀山平の宿に宿泊して宿のバスで送迎してもらう必要があります。
私は湖山荘という宿に泊まって送迎バスで楽ちん登山を実現出来ました。
普通の旅館なのでそれなりの値段はしますが、部屋、温泉、食事のこと、車で片道1時間半位かかる登山口までの送迎まで考えると価値があると思います。
食事は和食のコース料理でとても美味しかったです。
宿の温泉はもちろん天然温泉で露天風呂もあり。近くの「白銀の湯」も当日無料の券を貰えますので、着いた日にはここでまず入って、食後に宿の温泉と贅沢!
翌日の登山後も、通常900円のところ450円になる券を買うことも出来ますので当然購入して汗を流してから帰りました。
初日は鈍行列車を乗り継いで越後湯沢駅まで行き、近くのレンタカーで車を借りて銀山平へ。奥只見シルバーラインを通れば駅から約2時間程度。早く着きすぎても仕方ないので適度に時間を潰しながら行き、最後は銀山湖湖畔の駐車場で昼寝。
15時になって宿に着いて、白銀の湯へ。
17時半から夕食。食事が終わる頃に宿のご主人からスライドで平ヶ岳登山のコース説明がされました。細かい説明で非常に参考になります。
熊の心配をされている方が質問をされていましたが、平ヶ岳の山域には当然ながら熊は居るとのことですが、この辺は外人が少ないせいかゴミを捨てる人が居ないので熊が人間に近付いて来るなどの事例はなく、熊鈴などで十分避けられる、もし出会っても逃げていくのが普通だとか。今年は開山以来1回登山者が見かけただけで逃げて行ったとのことで安心して歩けるコースのようです。
翌朝は3時に起きて、3:45にはバスが出発。この日の宿泊者で登山客は14人。他に釣り人が2人、昨日行けなかった人が2人と、18人乗っていたかと思います。
林道に入ってからはかなり揺れて、酔う人は酔ってしまうようです。
5時ちょっと過ぎ位に中ノ岐登山口に着き、支度をして5:27出発。
この日は他の宿(奥只見山荘、樹湖里)からも登山客を乗せて私たちの車が着いた後に到着してきました。
人数的には40人位が入山する感じでしょうか。出発して間もなく橋を渡り急登になっていきます。12時には下山するつもりで最終リミットは12:30と言われていたので、コースタイム通りで歩くとリミットの12:30になってしまうため始めから少し急ぎ目で歩いていきます。行きは山頂まで3時間半のうち2時間半が急登と聞いていたところ2時間以内で急登区間を終えることが出来、あとは景色も良くなってきたので写真を撮りながらのんびり進みます。
山頂には8時頃に着き、行き止まりのところまで行ってから引き返して姫ノ池に寄ってそこで大休止。ただ風がありけっこう寒く、30分位で下山を開始することに。
下山してからかなり時間を持て余しそうだったけど、時間が無くて焦るよりマシなので下山してしまうことにしました。
途中、玉子石にも寄って、あとは一気に駆け下りました。
ヒカリゴケも寄ることが出来て、10時半ちょっと過ぎには下山完了。
宿でもらったおにぎり2個は食べてしまっていたので、弁当も食べることに。おにぎり2個とおかず、それに弁当も、って多いなと思っていましたが、ちょうど良いお昼ご飯となり結果的に助かりました。さすが登山者相手にされている宿です。
三つの宿のご主人たちは、この登山者の送迎のために、登山者が登山中は帰りの時間まで待機してくれています。5時半から12時半まで延々7時間も。本当に頭が下がる思いです。片道1時間半も掛かり、悪路の林道を走り、営業の為とは言え大変だろうなと。このような宿の存在で最短コースで歩ける平ヶ岳登山ですが、林道がいつ崩れて通れなくなることになるかも知れませんので、行けるうちに行っておいて良かったです。皇海山の栗原川林道も廃道になってしまったので、あそこも行けるうちに行っとくべきだった、ということを思い出しました。
ともあれ、無事に行けて良かったです。ヒカリゴケという地図に載っていない場所も見れて、急登、玉子石、池塘と、単純に最短コースというだけでなく、変化のあるコースで楽しめました。
コメント
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こんにちは! ここのところ、けっこうな遠出が続いていますね。
今回は平ヶ岳のプリンスコース、中ノ岐林道が通れるうちに・・・確かに大雨の多い昨今、林道コースは行けるうちに行っておくのが賢明ですね。
この奥山に熊は沢山いると思いますが、人馴れする環境がなければ熊鈴で大丈夫なはず。どこでもそうなら、いいんですけどね。kumaoさんが遭遇した立山や上高地では、人馴れが起きてしまったんでしょうね。元の環境に戻せるのでしょうか?
鷹ノ巣コースのことを書かれていたので自分のレコを見返してみましたが、けっこう急いだのに往復約10時間かかっていました。特に下大倉山からは2時間で標高が100mしか上がらない・・・心理的なダメージが大きかったのを思い出しました。
コメントありがとうございます。
いーぐるさんでも10時間でしたか。鷹ノ巣登山口からのコースは、単に長いだけでなく標高が稼げなかったりと精神的にしんどいコースですよね。私もそれが気になっていたので、精神的に楽な方をチョイスしました。昔の百名山のガイド本には山頂近くにテント場が記されていましたが、自然保護の観点から禁止になったようですね。トイレもないしそれでいいと思いますが、日帰りでやるにはハードル高い山ですね。ということもあり、このコースで行きましたが正解でした。
今年の夏山計画は変更しながらも今回で終わりです。今年は予算オーバーで暫くは質素な生活をしたいと思います😁
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