笠ヶ岳【日本百名山】笠新道で登り小池新道で下る

- GPS
- 14:04
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 2,858m
- 下り
- 2,855m
コースタイム
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 14:04
| 過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
笠ヶ岳って北アに来ると大体どこからでも見られるような気がするけど、笠新道がキツイ!と言う情報があまりにもイメージとして強すぎて敬遠してきたかんじの山
基本日帰りの私としてはなかなかとっつきにくい感じの山でした
駄菓子菓子?!
お天気上々予報で今日しかないぞーーと決心し新穂高へと向かったのでした。
笠新道ピストンはなんとなく気に入らなかったので、帰りは弓折経由で下山する事に!
となったら朝は暗いうちからスタートとなりますわなー
鍋平に深夜12:30ごろに到着しすぐに車中泊
3時間ぐらいぐっすり眠って準備開始!
4:00前に鍋平をスタートしました
新穂高の登山センターに降りてもまだ真っ暗ですが、人はもう沢山いらっしゃいます
みなさん今日はどちらまで歩かれるのかしらー
槍ヶ岳にも奥穂高にも双六にも鷲羽にもそしてもちろん笠ヶ岳にも向かえちゃう登山口だからワクワクしちゃうよね
とりあえず何も食べずに歩き出しちゃったからカロリーメイトを頬張りながら左俣林道を進む
真っ暗だけどパラパラと歩いてる人もいるからそこまで怖くない
と言うかこの道はだいたい暗いうちに歩くからもうこう言うもんだと言う事になってる
少しだけ明るくなり始めた頃に川をわたり右岸の道になりしばらく進んだところで笠新道の登山口が現れる
まだ薄暗いけどコレから登るぞーという同志たちが二、三組水を汲んでる
水場には【テント場の水場が枯れている】旨の札が貼ってある
この水場できちんと補給しとかないとあとは山荘まで水は調達できないので私は2リットルここで確保した(この日は比較的涼しかったからこの後鏡平で補給するまでここの水でイケた)
さていよいよ笠新道を登り始める
確かに急登ではあるけれどジグザグ葛折りに登っていくのではじめのうちは淡々と登ることができる
時折ガレ場岩場が現れるが基本的には整備が行き届いていて白ペンキのマークや案内もしっかりついているので道迷いや危険箇所はなかった
淡々と登るけど、なかなか景色も開けないしだんだん斜度もキツくなる
時折振り返った木々の切れ間から穂高の山並みが間近に見えて少しテンション上がる⤴️
あーしんどいなー
そろそろ杓子平つかへんかなー
と思いつつだいぶ経つけどまだまだ登る
流石に噂の笠新道
やっぱりなかなかの試練
でも急な箇所を過ぎると適度な平坦路が現れ休憩できる感じがあった
心拍を上げ下げしながら進んでいると突如乗越してあちら側の景色が目の前に飛び込んでくる
あれ?乗り越した?って感じ
そこに杓子平の標示板と巻きつけたテープに書いてある文字(中間点)が目に入る
うーむ…まだ中間点かー
笠ヶ岳さんはやっぱりすんなりとは登らせてくれないねー
でも天気いいし、ココからは結構視界も開けて笠ヶ岳の山容も楽しみながら歩けるところも多い
またなかなか近づかない山頂だけど
景色もいいから時折休憩を挟みながら進めば気分良く歩ける
お!なんか道標でてきぞ!
笠新道分岐まで来たよ
あとは基本的に稜線歩きだから気持ちいいし景色サイコー
分岐から1時間くらい歩いて来たらテン場の辺りまで差し掛かった
辺りにある岩に白ペンキで書いてある「頑張れ!」「あと少し!」のメッセージが次々出て来て勇気づけられる
そこに見えてる山荘まであと少し
頑張って登るぞーってなる
10:00過ぎに山荘到着
やっとここまで来た、長かったー
さあもう一踏ん張りで山頂だ
水はまだ笠新道の入り口で汲んだのが1リットル以上あるから大丈夫
テン場の水は枯れてると言ってたし山荘ではペットボトル販売だと言っていた
10分くらいかな最後の登りを頑張ったら最高の山頂に到着
笠ヶ岳って北アを歩いてると色んなところから見えて存在感がある山のイメージ
って事はこの山からは多くの名だたる山が見えまくっちゃう
目の前に見える穂高の山々は圧巻
そこから槍までの荒々しい稜線
槍から目線を左に向けたら鷲羽水晶赤牛
そして黒五、薬師
遠くに白山、、、そしてそして御嶽、乗鞍
中央アルプスも南アルプスもその向こうのほうにうっすらと富士山も!
さいこうでーーーす
居合わせた方々とずっとニコニコしながらトークできますね、この景色は
笠ヶ岳は笠新道が心配でずっと敬遠してきた山だったけど、思い切って来て見てよかった
もっともっと人気の山になってもいいのになあ
こんな贅沢な山はなかなか無いでしょー
ここで持って来た大きめのパンを頬張る
最近近所に見つけた隠れ過ぎてるナイスなパン屋
10年やってると言っていたが私はGoogle先生に教えてもらった
もっと早くに教えてくれよ?
天然酵母の素朴なカンパーニュは、山頂でもぐもぐするにはちょうど良い
腹持ちもいいパンなので少しかさばるけれど、山の行動食としてはぴったりだ
たんまりと笠ヶ岳の山頂を楽しんだ後は下山しまーす
まずは笠新道分岐まで戻ろう
登ってくる人が沢山スライドする
みんな笠ヶ岳の厳しい登りに打ち勝った健脚さんたちだね
まだもう少し登らなきゃなら無いけれど、頑張って!!と言う気持ちを込めて挨拶しながら降りる
ちょうど1時間で分岐まで降りて来た
すぐそこに抜戸岳があるから登っとこう
分岐から少し歩くと抜戸岳⬆︎って言う道標があるからそこから山頂を目指す
けど明瞭なルートが途中からなくなってしまって、えらいゴツゴツした岩をよじ登る感じになった
一生懸命ルートを戻そうと周囲をキョロキョロするけどわからへん
でもすぐそこに山頂は見えてるから行けそうなルートを辿って登頂した
抜戸岳は全然予備知識なくて稜線歩いてたらとおりすぎるような山だと思っていたので思いのほかいい景色の山頂は感動した
笠ヶ岳よりも槍ヶ岳がすぐそこにあって大迫力
さあここからが今回の山行の更なるお楽しみ
笠新道降るのはしんどそうだから、
稜線歩いて弓折乗越経由で帰ろう大作戦
大回りになるけど景色の良い尾根歩きと鏡平で何食べようかなーのお楽しみ付き
ワクワクしながら先に進む
予想通り右側にずぅっと槍ヶ岳から穂高の山々を感じながら歩く幸せ時間が続く
そろそろ9時間くらい歩いてるから疲れて来たけど、この景色ならまだ元気でるわー
でも時刻は13:00をまわり次第に空には雲が流れ始め冷たい風も吹き始めた
動いているうちはいいけど稜線上で止まったら少し肌寒い
と思ってたらみるみるうちに雲がわき、槍ヶ岳さん達は隠れてしまいましたー
ああお楽しみがひとつ減ってしまったなぁ
でも少しだけ秋を感じ始める山肌の色づきは期待してなかったからプチご褒美になった
秩父平の下降点だろうか一旦一気に標高を下げていく、笠ヶ岳からはだいぶ歩いて来たが鏡平までもまだまだある
そんな山中で歩いてるお子様と若いご夫婦が上がって来た
聞くと5歳だと言う
おっちゃんびっくりしちゃったよ
この日は鏡平山荘から笠ヶ岳山荘まで行くと言っていたけど、5歳児ってこんなにあるけルートもんなの?!
最初はもじもじしてたお子さんもおっちゃんに石を見せてくれた?
👶「おっちゃんみてみてー!この石ピカピカしてるから宝石だよー!」
🥸「どれどれ?うわ!ホントだ?それは大事に持って帰らないと!」
👶「😊」
🥸「こっちの石もピカピカしてるよ!これも持って帰ってお友達に自慢してやりな!」
👶「やったー!🙌」
お母さんは重くなるから捨てろと言ってたけど…
お子さんから元気をもらってまた歩き始める
心なしか足取りも軽くなった
5歳児くんThankyou
少し歩いたら上の方から
「おっちゃんバイバーーーイ👋」
っておっきい声かけてくれた?
「バイバーーーイ👋」
おっちゃんも精一杯応えたよ
まだ2時間くらい歩かないと鏡平につきそうに無いなー
大ノマ岳は知らないうちに通過したみたいだけど弓折岳はまだまだ近くならないみたいだ
ガスの中で先もよくわからないまま黙々と細かいアップダウンを超えていく
14:20突如見たことある風景に出くわした
やっと着いたよ弓折岳
双六方面からは弓折乗越からすぐだから、ここまでは来たことがあった
やっと繋がる笠ヶ岳からの赤線🙌
ここまで来ればもう知ってる道だから安心だ!
弓折岳に立ち寄り弓折乗越まで行き、30分くらい降って鏡平山荘へ
本当はここでかき氷を食べる予定だったけど、思ったよりも肌寒いのでやめた
持って来たもう一つのパンはライ麦パン
今日のザックの中身で1番嵩張っていたのが、二つのハードなパン。カンパーニュとライ麦パン
結局クリームソーダを頼んで、鏡平のベンチでパンをむしゃむしゃ
クリームソーダのアイスが少し溶けて来たところでパンに乗っけて食べて見たらこりゃ絶品
もう満腹だ
このパンは本当に腹持ち良くて助かる
こっから下山のエネルギーフル充電完了✅
ここからはペースアップして日が残るうちに鍋平まで戻りたい
鏡池からの景色は雲に阻まれ残念😢
小池新道は歩きやすいからペースアップできる
それでも新穂まで4時間はかかるかなー
どんどん降りようー!
鏡池を出たのは15:10
ここいらをこの時間帯に歩くのは初めてだけど
意外にもまだまだ登ってくる方が沢山いる
テン泊装備担いでるから双六まで行くのよね?
人のこと言えないけれど、絶対真っ暗になっちゃうやんね、頑張って下さい‼️
そんな気持ちでスライドしながら
シシウドが原15:30
チボ岩16:00
小池新道入り口16:40
順調に降りて来たーー
後は走れる道だから、もしかしたら暗くなる前に帰れるかもよー🍲鍋平
まずはちょっと早歩きして様子見
実はさっきの秩父沢あたりの降りて足首をグキってした
私は足のつき方が良くないのか捻挫ぐせがあって大体いつもグキってやっちゃう
最悪は痛み止めを飲みながら歩く
だから山行にはタイレノールが欠かせない
エイドキットにはいつも多めに入れてある
速足しても痛みは出ない
パンでフル充電したおかげか、足取りも軽い
行けそうだー
ここからの道は基本的にずっとなだらかに降っているから一回走り出したらあとはフリーフォールしていく感じで走れるよ
わさび平小屋16:50
登山口ゲート17:15
新穂高センター17:30
やったー後は鍋平まで登り返すだけー!
トイレ借りて少し一息ついてから…
行くぞー!最後の試練の登り返し!
ヘッデン出した方が良さそうな感じだけど、もう行っちゃえー
日は落ちちゃったけどさらに残る薄明かりのなかたどり着いた鍋平園地の駐車場18:00
なんとかかんとか無事に戻れました!
🚙💨車でひがくの湯♨️さんまで少し移動して、温泉&下山メシ
今日も一日、遊ばせていただきましたー
おがぶりこ

















いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する