北岳(白根御池小屋テント泊)


- GPS
- 27:32
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,770m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
- 山行
- 1:49
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:04
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 8:14
7:47広河原-9:50白根御池
9月27日(土)
3:00白根御池-5:30北岳山頂-5:50同発-6:43八本歯のコル-8:00二俣-8:25白根御池
<休憩とテント撤収・パッキング>
9:50白根御池-11:13広河原
天候 | 9月26日(金):晴れ時々曇り、無風・微風 9月27日(土):晴れ時々曇り、無風・微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・芦安から広河原は往復とも乗合タクシーを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八本歯のコルから大樺沢を下ると途中不明瞭な箇所あり。マーキングがあるので見逃さなければ問題ないが、心配になるかもしれない。 |
写真
感想
9月26日(金)
芦安からの乗り合いタクシーで広河原には7:40頃に到着。予定よりも早めに着いた。今日は白根御池までの予定なので工程に余裕がある。トイレに寄った後7:47に行動開始。テント泊装備なのでザックは重めだが16kg程度なので、特別に重いわけではなかった。吊橋を渡ると本格的な登山道が始まる。広河原から北岳へ登るのはなんと10年ぶり。この間大樺沢のルートは閉鎖になったので利用できなくなった。どのみち今日は白根御池でキャンプなので最初の分岐が来ても大樺沢方面には進まない。分岐を過ぎると急登の始まり。樹林帯で日陰が多いが、蒸し暑くて汗が吹き出す。休み休みじゃないと登れない。休憩適地が現れる度にザックを下ろして水分補給しながら進む。平日金曜日なのでハイカーは比較的少なく自分たちのペースで進める。広河原からおよそ700メートル標高を上げると白根御池に到着。暑くて汗だくになったがここまで2時間強で着いてしまった。割と呆気なかった。これならもう少し色々持ってきても良かったと思うほどだった。到着後テント設営。御池のほとりがロケーション的には良さそうだったが、晴れると暑くてテント内にいられそうにないので樹林の下に設置。涼しくて快適だった。11時頃昼食、16時に持参した食材で鍋を食べ、18時前には早々と就寝。風もなく、静かで穏やかな夜だった。
9月27日(土)
2時起床。夏用のシュラフだったが、気温が高めだったのと、上下ダウンを着て寝たので起きるまで寒さ知らずだった。支度して昨日の鍋にうどんを投入して朝食とする。3時ちょうどに行動開始。周囲は真っ暗。星空がとてもきれい。日の出は5:30過ぎなので2時間以上ヘッドライトの明かりが頼りとなる。稜線で日の出を見られたら良い、くらいのつもりで出発したが、涼しくて快適なためか、二人とも良いペースで進む。特にZさんは諸般の事情で持ち物がポーチのみと超軽装だったのでペースがいい。真っ暗な中急傾斜の斜面を進む。小太郎山との分岐に至ると寒風が吹く。たまらずレインジャケットとレイングローブを身につける。Zさんはテント場を出て時から上下レインを着込んでいた。4:50北岳肩の小屋に到着。小屋前で準備中だったり、日の出を待つ人が見られた。寒いのでレインパンツも履こうかと思うが、なんとかなりそうだったのでそのままで進むことに。ここから先は岩稜帯の登り。まだ暗いので慎重に進む。前後左右登山者の姿があり、皆早起きして山頂を目指しているようだ。5:30ちょうどに北岳山頂に到着。望外の速さで山頂に到着してしまった。山頂は例によって多数の人。寒いが一段下がると風邪を避けらるので、そこに座って日の出を待つ。日の出は途中の稜線と思っていたので、山頂で見られるとは出発時は全く思っていなかった。5:40頃日の出。寒いがきれいな朝日が見られ感動。しばし見惚れたり写真撮ったりする。山頂まで水分のみで2.5時間歩いたので、少し補給する。ずっと止まっていると寒いので、5:50に行動再開。来た道は戻らず、八本歯のコルを目指す。降り始めると前方に間ノ岳へ通じる美しい稜線が目に入る。当然行きたい気持ちになるが、今日は装備的に不足なので諦めて見るだけにする。6:43八本歯のコル到着。風を避けられる地形のためか、山頂付近の寒さが嘘のように暖かくなり、ここで夏装備に換装する。もうジャケットは要らない。ここから先、二俣までが案外難儀だった。コルの上部は北岳バットレスがよく見えテンション高く下って行ったが、途中沢を渡渉するあたりからルートが一部不鮮明になっていた。マーキングはあるものの、どこを下るのかよく分からない箇所が散見された。何度も通ったことのあるルートなので、とにかく下れば良いと分かっていたものの、少し不安になる時間帯だった。コルから1時間以上下ってようやく二俣に8時到着。この時間になると、朝いちで広河原を出たと思われる人とすれ違いが出てきて、ルート的には迷いようがなくなっていた。二俣で水分栄養を補給したら白根御池までトラバース気味のルートを進む。テント場には8:25に到着。北岳山頂までのペースは良かったが、後半の下りは写真撮影等にも時間を取られたためか、ペースはがた落ちだった。でも安全に下れたので問題なし。テント場に戻ると既に多くの人で賑わっていた。我々はこれから撤収とパッキングが待っている。テント場に着いた時間は日射が弱く、テントの乾燥に時間がかかった。それでも時間をかけてなんとか乾かす。朝の残りのうどんを食べて食材も片付ける。残り物がなくなり、帰りは軽くなって下山できる。パッキングも終えてトイレに寄り、9:50に白根御池を後にする。良いテント場だった。また来ようと思う。下りは登りのハイカーとのすれ違い連続。好天予報の土曜日なのである程度は覚悟していたが、やはり登山者は多かった。休み休み進むしかない。登りで大変だった急坂は、下りでもやはり大変だった。転げ落ちないようにして進む。下りだが気温が高くて風がないので、汗を垂らしながら歩いた。分岐を過ぎると傾斜が緩まる。安全圏に至る。吊橋を渡り北岳方向を見るも、ガスで隠れて完全な姿は見えなかった。広河原には11:13に到着。すかさずタクシー運転手に声をかけられる。バスまでしばらく時間が空くので、帰りも乗合タクシー利用で移動することになった。帰りの車内はほぼずっと寝ていた。久々の北岳だったが、2日間とも天気よく楽しめた。バス代が高騰していて頻繁に来るのは躊躇われるが、またそのうち訪問した。
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