360度の眺望に恵まれた唐松岳・五竜岳
富山県
長野県
ころちゃん
その他2人 
体力度について
- GPS
- 15:37
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 3,234m
- 下り
- 2,468m
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- 山行
- 3:49
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 5:41
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:00
| 天候 | 9/27、9/28：晴れ、9/29：朝暴風雨→昼晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
9/29（月）アルプス平に下山後、リフト＆ゴンドラでとおみ駅下車 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
唐松頂上山荘から五竜山荘へ向かう牛首、五竜岳山頂直下、白岳から西遠見山間は、岩稜帯と鎖場が連続する登山道で慎重さが必要。ストックをしまい、ヘルメットを着用した。 唐松頂上山荘、五竜山荘ともに飲用水は有料、水は持参する必要あり。 |
| その他周辺情報 | 下山後は、とおみ駅のエスカルプラザ竜神の湯で汗を流した。 |
写真
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図（地形図）
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
熊鈴
ツェルト
ウイスキー
|
|---|---|
| 共同装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図（地形図）
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
熊鈴
|
| 備考 | 水（2.5L）は有用だった。お酒を各自分担で持参すべきだった。 |
感想
今回の登山は、夜行バス＆登山の組み合わせで、これは初めての経験となる。眠れない夜行バスでの移動後にどこまで登山ができるかを知るのに大変よい機会である。山行行程はそういった理由から無理のない内容としている。また、初日の登山は比較的登りやすい八方尾根からの唐松岳登山にした。
バスタ新宿を23:05に出発し、白馬八方に5:44の定刻通りに着いた。想定とは違って、途中の休憩に気づかないほど眠れてしまった。窮屈な4列シートバスであったが、4時間の睡眠は取れたと思う。
ゴンドラの出る八方駅に6時50分に到着したが、既に50人ほどの行列ができていた。運行開始は7時30分である。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、8時過ぎに八方池山荘に着いた。今回は、MI隊長を元に自分を入れて3名の少数登山となった。高年齢のメンバーであり、山小屋は少しでも落ち着く個室を予約している。
標高1,830mの八方池山荘を出発し、白馬三山の見える右側のルートを進んだ。天気は晴天、土曜日で、人気の山だけに多数の登山者がひしめきあっている。最初から大渋滞の登山となった。
1時間ほどで八方池に着き、休憩をとる。そこら中、人でいっぱいである。空は雲が切れ、素晴らしい青空となってきた。まさに登山日和となった。さらに登っていくと、雪渓が残っていたり、少し色づき始めた樹々もちらつくようになった。相変わらずの大渋滞の中、標高を上げていくと丸山ケルンに着いた。白馬岳や不帰剣、五竜岳がよく見える。皆、この景色を見に登山をしているのだと思うと大渋滞もいたしかたないだろう。ただ、進んだり立ち止まったりの連続で自分のペースがつかめず、また夜行バス＆登山の影響も受け、少々身体のしんどさを感じながら登っていた。ハードな登山は避けた方がよいな、という判断をした。
唐松岳頂上山荘の手前では、下りてくる登山者との行き違いも増え、一方通行となる崖部では、さらなる大渋滞を引き起こす。そんな感じで登っていくと山小屋には3時間半ほどで到着し、チェックインと昼食を済ませ、ザックを軽くして唐松岳へ向かった。
唐松岳山頂は、360度の眺望であった。白馬三山から剣岳（個性的な山容の山だなと思い調べてみると剣岳であった。自分の素人さを痛感した）、五竜岳がしっかり見えた。こんでいる山頂ではあったが、しばらくたたずんでから下山した。
3名とも体力的には大丈夫であった。午後からはしっかり山小屋で休息をとった。自分はアルコールを持参したので、皆で飲んでいたら空になってしまった。明日の分をきちんと残しておかなかったのは翌日わかったのだが大誤算であった。
二日目は、ヘルメットを装着して6時20分に出発し、いきなり牛首に入り、ストックをしまう。ここは岩稜帯で鎖場が連続し、少し危険な箇所もある。自分は最後方から歩いたが、少し離れた際に道を間違え、滑りやすい岩場に進んでしまった。踏み跡がなくおかしいことに気づいたので、すぐに正しい道に戻れたのは幸いであった。道迷いに対する慎重さが欠けており、反省の材料となった。
1時間少しで岩稜帯は通り過ぎ、さらに下っていくと、300m降り最鞍部は標高2,330mで、ここからは200mを登り返して五竜山荘に到着した。このルートは危険個所もあり、標準時間の2時間30分かかることとなった。
五竜山荘でデポをして、五竜岳へ向かった。ここも山頂直下は鎖場の連続する岩稜帯であるため、早々にストックを軽装のザックにしまう。けっこうな岩場をよじ登るような箇所はあったが、比較的スムーズに登り、人だかりのあるピークに着いた。が、ここは山頂ではなく、八峰キレットとの分岐点であった。さらに向こうの人だかりのピークに標柱が見え、5分ほど歩いて五竜岳の山頂に到着した。
この日も雲ひとつない晴天で、廻りの山々がしっかり見えた。昨日よりも鹿島槍ヶ岳の双耳峰ががはっきりと目にできた。3名での集合写真は、バックに白馬岳、剣岳、鹿島槍ヶ岳の三山をそれぞれ撮ってみた。あまりにも気持ちがよく、山頂には30分も佇んでいた。
下りは登りよりも慎重に降り、山小屋に戻ってきた。ここで本日は終了である。午後もしばらくは晴天の中、外のベンチで酎ハイを飲みながらぼんやりと過ごしていた。部屋へ戻ったがやることがなくなった。アルコールは昨日飲んでしまい、山小屋にはボトルのアルコール飲料は置いていないかった。ここでようやく大失敗に気づいた。午後は休息をとるのであれば、計画段階で何が必要かを充分に検討し、きちんと装備しておくことが肝要であることを知った。
三日目は暴風雨である。これは天気予報でわかっており、覚悟はしていた。が、想定以上に風が強く、出発を予定より30分遅らせた。五竜山荘は谷合いに立っており、風の通り道で、吹き付ける風がものすごいのである。それに圧倒されてしまった。気持ちの問題と切り換えてヘルメットを装着して出発した。
山小屋からはまず間近にそびえる白岳に登る。この登りで強風と強雨にあおられ、何度も立ち止まりながら何とか進んでいった。10分ほどで山頂を越えると途端に風が和らいだ。山が壁になって風が吹きつけてこなくなり、かなり楽に降りられるようになった。さらに長い鎖場を抜けていく頃には、雨はほとんど止んで、レインウェアが要らなくなるほどまでに天候は回復した。
暴風雨に合ったのは最初だけで、あとは登山道は濡れて滑りやすかったが、まあ順調に降りて行くことができた。延々と続く遠見尾根を3時間半ほどかけてようやくゴンドラの発着するアルプス平に着いたのは11時を過ぎたころとなった。
大名登山を言われようともこのくらいのスケジュールが我々にはふさわしいのかな、三人の一致した見解であった。
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