ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8769202
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

【池平山-剱岳-別山北峰-剱御前】念願の北方稜線と百高山ファイナル

2025年10月02日(木) 〜 2025年10月04日(土)
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
18:58
距離
26.7km
登り
3,621m
下り
2,928m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:31
休憩
1:20
合計
7:51
距離 11.1km 登り 1,425m 下り 1,040m
7:44
4
スタート地点
7:48
22
8:10
45
8:55
8:57
87
10:24
10:39
70
11:49
12:07
65
13:12
13:35
77
14:52
15:06
20
15:26
15:34
1
15:35
宿泊地
2日目
山行
8:05
休憩
2:52
合計
10:57
距離 8.5km 登り 1,813m 下り 1,185m
4:37
79
宿泊地
5:56
6:30
15
6:45
6:56
17
7:13
7:30
50
8:20
8:53
80
10:13
10:14
7
10:21
10:23
10
10:33
10:42
7
10:49
10:50
10
11:00
11:17
16
11:33
11:34
6
11:40
12:01
13
12:14
12:31
10
12:41
12:42
11
12:53
12:54
22
13:16
13:17
48
14:05
14:10
20
14:30
64
3日目
山行
2:33
休憩
1:41
合計
4:14
距離 7.1km 登り 383m 下り 703m
8:40
17
8:57
8:59
4
9:03
9:05
4
9:09
13
9:22
10:30
7
10:46
10:52
8
11:00
11:01
7
11:08
11:29
34
12:03
12:04
50
12:54
室堂
天候 10/2晴れ
10/3晴れのち曇り
10/4雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
◆扇沢市営無料駐車場
第1は満車で第2へ。
コース状況/
危険箇所等
◆黒部ダム~池の平小屋
CTは甘めの設定だと思います。ヤマレコでCT0.7で計画書を作ったら到着が16:40になってしまいましたが、実際はおそらくCT0.8ぐらいで歩いて小屋には15:30に到着でした。
よく整備されており迷うところもありません。
黒部川、内蔵助谷、南股と沢沿いを歩くパートが多く、個人的には好きです。
また人が少ないのも良いです。
破線ルートの北股コースを行くつもりでしたが、伊豆田さんから現在通行困難で直近で2パーティが敗退したと教えられやめました。

◆池平山南峰~北峰
南峰からコルまでの中間部が核心。とても使う気になれない古いフィックスロープがあります。山慣れしてる人ならフリーで行けますが、ロープがあった方が安心確実です。
コルから北峰は最初ピンテ、踏み跡のある西斜面から上がって稜線へ。踏み跡を辿っていくとハイマツに阻まれますので適当なところで藪のない東斜面を斜上していきます。
核心を除いては全体に難易度は高くありません。

◆池平山南峰~小窓
今回の山行で最大の核心がここ。上部は多少のハイマツ漕ぎはありますが濃くないし、ピンテも豊富にありルーファイには苦労しません。傾斜も緩いです。
2505Pから下はかなりの急傾斜になります。核心部には古いフィックスロープがありますが命は預けられません。フリーで行けなくはないですがかなり危険です。
ワタシは30mロープの懸垂2回で突破しました。
ピンテは稜線に近いところを誘導してますが、遠くから俯瞰してみると東から回り込むともっといいラインがありそうな気がします。

◆小窓~剱岳本峰の北方稜線
ワタシの解説よりも伊豆田さんの動画を見た方がよっぽど参考になるので省略。
その他周辺情報 ◆池の平小屋
いい評判はよく聞いてましたけど、ほんとにその通りでした。ホスピタリティが素晴らしいし、何よりおもてなしの精神に頭が下がります。
名物の五右衛門風呂は事前に予約が必要ですが、誰か1人でも予約してると五右衛門風呂は準備されるので予約なくても宿泊者なら入れます。テント泊者は入れません。
ビールは冷えてるし、沢から水を引いてるので無料で汲み放題。
starlink directでWi-Fiが使えます。

◆剱御前小舎
スタッフの方の感じが良かったです。
ワタシは翌朝雨が上がるまで10:30まで停滞してましたが、荷物は置かせてもらえますし、談話室に長居させてもらえました。
ちなみに雨が上がるのを待っていたのはワタシ1人だけ。それでも親切に対応していただきました。
乾燥室はストーブつけないので乾きはイマイチ。
飲料水は有料。2L1000円。
auの電波はバッチリ。

◆葛温泉 仙人閣
700円 JAF割なし。アルカリ性単純泉。内湯2つと露天1つ。
ワタシのお気に入りの温泉施設のひとつです。
宿泊施設ですが19時まで日帰り入浴できます。
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
剣山荘
黒部ダム駅からスタート。人の流れに逆らって改札には向かわず、そのままバス道を直進しここを左に曲がります。事前に調べてないとかなり分かりにくいです。
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黒部ダム駅からスタート。人の流れに逆らって改札には向かわず、そのままバス道を直進しここを左に曲がります。事前に調べてないとかなり分かりにくいです。
楽園への扉。ここで池の平小屋へ向かうテン泊ソロ女性と少し会話。後でお会いしましょうと先に行ってもらいましたが...
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楽園への扉。ここで池の平小屋へ向かうテン泊ソロ女性と少し会話。後でお会いしましょうと先に行ってもらいましたが...
ウェルカムフラワーはノコンギク。道端にたくさん咲いてます。
ウェルカムフラワーはノコンギク。道端にたくさん咲いてます。
かなり高度を落として黒部川を渡ります。
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かなり高度を落として黒部川を渡ります。
橋から見上げる黒部ダム。
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橋から見上げる黒部ダム。
黒部川の左岸を進みますが、スマホを落としたことに気づき捜索に戻り20分のロス。ただでさえ小屋に16時到着は微妙なのに...
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黒部川の左岸を進みますが、スマホを落としたことに気づき捜索に戻り20分のロス。ただでさえ小屋に16時到着は微妙なのに...
花もまだ少し残ってます。コゴメグサ。
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花もまだ少し残ってます。コゴメグサ。
ダイモンジソウ
シナノナデシコ
コオニユリ
ヨツバヒヨドリといえばアサギマダラですがさすがにもう帰ったでしょ。
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ヨツバヒヨドリといえばアサギマダラですがさすがにもう帰ったでしょ。
内蔵助谷。
内蔵助谷を渡渉。正面は真砂岳。
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内蔵助谷を渡渉。正面は真砂岳。
ハシゴ谷乗越。
乗越から赤沢岳、スバリ岳、針ノ木。
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乗越から赤沢岳、スバリ岳、針ノ木。
乗越から降って行くと展望が開けて、正面にこれから向かう仙人峠、左端に明日登る池平山南峰、そのコルに今日お世話になる池の平小屋が見えました。わかっちゃいたけど仙人峠まであんなに登るのか...
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乗越から降って行くと展望が開けて、正面にこれから向かう仙人峠、左端に明日登る池平山南峰、そのコルに今日お世話になる池の平小屋が見えました。わかっちゃいたけど仙人峠まであんなに登るのか...
そして、八峰。
真砂沢の渡渉点でようやくソロの女性に追いつきました。テン泊装備なのにワタシとほぼ同じスピードとは...
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真砂沢の渡渉点でようやくソロの女性に追いつきました。テン泊装備なのにワタシとほぼ同じスピードとは...
レコでおなじみのヘツリポイント。以前は足場は板だったはずですが、今は鉄杭になってました。
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レコでおなじみのヘツリポイント。以前は足場は板だったはずですが、今は鉄杭になってました。
二股で休憩中にソロの女性が追いついてしばしお話させていただく。
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二股で休憩中にソロの女性が追いついてしばしお話させていただく。
北股。当初こちらへ行く予定でしたが、予約時伊豆田さんから現在通行困難と聞き、やめました。
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北股。当初こちらへ行く予定でしたが、予約時伊豆田さんから現在通行困難と聞き、やめました。
背後には鹿島槍。
2
背後には鹿島槍。
仙人峠までは急登ですがときどき絶景が拝めます。八峰ノ頭、チンネ、小窓ノ王、小窓氷河、池平山南峰。
仙人峠までペースが同じだったのでソロの女性となんとなく一緒に登る感じに。
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仙人峠までは急登ですがときどき絶景が拝めます。八峰ノ頭、チンネ、小窓ノ王、小窓氷河、池平山南峰。
仙人峠までペースが同じだったのでソロの女性となんとなく一緒に登る感じに。
急登に喘いでようやく仙人峠。ええかっこしいでちょいオーバーペースだったかも。仙人池ヒュッテが見えました。こちらも気になるルートです。
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急登に喘いでようやく仙人峠。ええかっこしいでちょいオーバーペースだったかも。仙人池ヒュッテが見えました。こちらも気になるルートです。
小屋まであと20分ですが足が休憩を要求してきたので、ソロ女性に先に行ってもらい、ここで一服。いや〜ツヨいわ〜。
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小屋まであと20分ですが足が休憩を要求してきたので、ソロ女性に先に行ってもらい、ここで一服。いや〜ツヨいわ〜。
池の平小屋ロックオン。
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池の平小屋ロックオン。
途中に小屋が水を引いてる沢がありました。稜線に近いのに水が流れてるとは。この沢のおかげであのステキな小屋が成り立っているのですね。
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途中に小屋が水を引いてる沢がありました。稜線に近いのに水が流れてるとは。この沢のおかげであのステキな小屋が成り立っているのですね。
沢にはカライトソウが残ってました。
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沢にはカライトソウが残ってました。
平ノ池。下まで降りる元気がなかったんですが、やっぱり行っときゃよかった。
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平ノ池。下まで降りる元気がなかったんですが、やっぱり行っときゃよかった。
なんとか16時前に池の平小屋に到着しました。左端の方が小屋番の伊豆田さん。「お疲れ様でした。五右衛門風呂入りますか?」
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なんとか16時前に池の平小屋に到着しました。左端の方が小屋番の伊豆田さん。「お疲れ様でした。五右衛門風呂入りますか?」
もちのろん!この五右衛門風呂に入るのが念願の夢だったので速攻で入浴。
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もちのろん!この五右衛門風呂に入るのが念願の夢だったので速攻で入浴。
五右衛門風呂からの景色。正面に針ノ木、右手に八峰。最高というしかありません。
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五右衛門風呂からの景色。正面に針ノ木、右手に八峰。最高というしかありません。
今まで入った山の風呂の中で文句なしのナンバーワンです。伊豆田さんがつきっきりで火の番をしてくださって、いい湯加減です。入浴中は周囲にロープを張って人が通らないようにした上に見張ってくださるので女性でも安心して入れます。
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今まで入った山の風呂の中で文句なしのナンバーワンです。伊豆田さんがつきっきりで火の番をしてくださって、いい湯加減です。入浴中は周囲にロープを張って人が通らないようにした上に見張ってくださるので女性でも安心して入れます。
山で風呂の後のビール。これ以上の幸せがあるなら教えてほしいものです。
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山で風呂の後のビール。これ以上の幸せがあるなら教えてほしいものです。
五右衛門風呂はこんな感じ。右が更衣室兼洗い場。
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五右衛門風呂はこんな感じ。右が更衣室兼洗い場。
テン場の様子。この日は3張り。
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テン場の様子。この日は3張り。
ウェルカムドリンクのコーヒーとお菓子までついてます。
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ウェルカムドリンクのコーヒーとお菓子までついてます。
ワタシの寝ぐらは2階。2人分のスペースを1人で使わせていただき、快適でした。ザックを部屋に持ち込んいいのもありがたい。
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ワタシの寝ぐらは2階。2人分のスペースを1人で使わせていただき、快適でした。ザックを部屋に持ち込んいいのもありがたい。
夕ご飯はなんと栗ごはん。大変美味しゅうございました。対面に座ったソロ男性は内蔵助谷で気持ちよく追い抜いていったYMPのにしぱさん。明日北方稜線から一気に室堂まで行くとのこと。サブスリーですって。やっぱここに来る人たちは強者が多いですね。
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夕ご飯はなんと栗ごはん。大変美味しゅうございました。対面に座ったソロ男性は内蔵助谷で気持ちよく追い抜いていったYMPのにしぱさん。明日北方稜線から一気に室堂まで行くとのこと。サブスリーですって。やっぱここに来る人たちは強者が多いですね。
4:30に小屋を出発しましたが、早朝にも関わらず、伊豆田さん含め小屋のスタッフ総勢3名で外でお見送りをしてくださいました。振り返ると見えなくなるまでヘッドライトが3つ並んでずっと見送ってくれてました。そのお心遣いに感激して涙腺の緩いおっさんは泣きそうになりました。
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4:30に小屋を出発しましたが、早朝にも関わらず、伊豆田さん含め小屋のスタッフ総勢3名で外でお見送りをしてくださいました。振り返ると見えなくなるまでヘッドライトが3つ並んでずっと見送ってくれてました。そのお心遣いに感激して涙腺の緩いおっさんは泣きそうになりました。
池平山南峰ロックオン。
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池平山南峰ロックオン。
鹿島槍から陽が昇ります。
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鹿島槍から陽が昇ります。
焼ける裏剱。
南峰着。味のある山頂プレート。
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南峰着。味のある山頂プレート。
北峰へのルートをオブザベ。
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北峰へのルートをオブザベ。
その前に朝ごはん。小屋のお弁当はいなり寿司。食べやすいし、美味しい!今までの小屋弁当の中でナンバーワン!腹ごしらえしてヘルメット、ハーネス、チェンスパ装着。いざ、北峰へ。
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その前に朝ごはん。小屋のお弁当はいなり寿司。食べやすいし、美味しい!今までの小屋弁当の中でナンバーワン!腹ごしらえしてヘルメット、ハーネス、チェンスパ装着。いざ、北峰へ。
コルまで降ってきました。中央に私が残置した緑色のロープが見えます。
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コルまで降ってきました。中央に私が残置した緑色のロープが見えます。
30分弱で北峰到着。2500m峰142座目。四天王のうち3つ制覇したけど、その中では一番易しいかも。
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30分弱で北峰到着。2500m峰142座目。四天王のうち3つ制覇したけど、その中では一番易しいかも。
奥の毛勝三山から赤谷山、白萩山、赤ハゲ、白ハゲと続く北峰稜線。8年前クマさんとここを歩く計画は台風で流れてしまいましたが、これ見るとやはりまたいつかと思ってしまいます。
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奥の毛勝三山から赤谷山、白萩山、赤ハゲ、白ハゲと続く北峰稜線。8年前クマさんとここを歩く計画は台風で流れてしまいましたが、これ見るとやはりまたいつかと思ってしまいます。
富山湾と能登半島。
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富山湾と能登半島。
では南峰へと戻ります。
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では南峰へと戻ります。
コルから北峰への稜線上はハイマツがうるさいので東斜面をトラバースします。
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コルから北峰への稜線上はハイマツがうるさいので東斜面をトラバースします。
南峰の斜面の核心部にあるとても命を預けられない古いフィックスロープ。
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南峰の斜面の核心部にあるとても命を預けられない古いフィックスロープ。
残置したロープで登り返しシステムを使い登ります。
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残置したロープで登り返しシステムを使い登ります。
南峰に戻ってきました。
さてここからが今回の山行で一番の核心。南峰から小窓まで降ります。ハイマツの藪漕ぎは少々。
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南峰に戻ってきました。
さてここからが今回の山行で一番の核心。南峰から小窓まで降ります。ハイマツの藪漕ぎは少々。
上部は基本歩き易い。
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上部は基本歩き易い。
シラタマノキは今回至る所で見かけました。
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シラタマノキは今回至る所で見かけました。
2505Pからの下りが核心です。
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2505Pからの下りが核心です。
写真では伝わらない垂直に近い急斜面。フリーで降るのはかなりヤバめなので懸垂下降しました。
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写真では伝わらない垂直に近い急斜面。フリーで降るのはかなりヤバめなので懸垂下降しました。
古いフィックスロープもありますが、とても使えるシロモノではありません。
古いフィックスロープもありますが、とても使えるシロモノではありません。
懸垂2発目。
なんとか小窓まで降りてきました。30分と見込んでましたが、50分もかかってしまいました。ここで装備解除。
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なんとか小窓まで降りてきました。30分と見込んでましたが、50分もかかってしまいました。ここで装備解除。
小窓氷河も歩きたかったけど、また今度。
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小窓氷河も歩きたかったけど、また今度。
池平山を振り返って。下部の斜面がヤバい。こうして見ると右側から回り込めばもうちょっと楽に降れたのかも。
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池平山を振り返って。下部の斜面がヤバい。こうして見ると右側から回り込めばもうちょっと楽に降れたのかも。
フェースを登っていきます。
フェースを登っていきます。
ここが有名なポイント。雪渓が残っていると危険な場所ですが、無ければなんてことはありません。
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ここが有名なポイント。雪渓が残っていると危険な場所ですが、無ければなんてことはありません。
小窓ノ王さま、はじめまして。ワタシは小者ノ王です。
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小窓ノ王さま、はじめまして。ワタシは小者ノ王です。
踏替点に着くと池ノ谷ガリーがお出まし。さんざん写真で見てきたけど、実際に見るとここ登れるの?って感じ。
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踏替点に着くと池ノ谷ガリーがお出まし。さんざん写真で見てきたけど、実際に見るとここ登れるの?って感じ。
発射台を振り返って。名付けた人のセンスに拍手。
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発射台を振り返って。名付けた人のセンスに拍手。
三ノ窓。ビバーク適地がいくつか。
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三ノ窓。ビバーク適地がいくつか。
三ノ窓氷河は上部がちょこっと見えるだけ。奥には唐松、五竜、鹿島槍、爺。
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三ノ窓氷河は上部がちょこっと見えるだけ。奥には唐松、五竜、鹿島槍、爺。
小窓ノ王、発射台、三ノ窓。
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小窓ノ王、発射台、三ノ窓。
いよいよ池ノ谷ガリーに突入。
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いよいよ池ノ谷ガリーに突入。
最初はロープが付けられてる右岸を登りましたが、足場が悪いので、伊豆田さんの教えに従い左岸へ移動すると、安定してはるかに歩きやすいです。
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最初はロープが付けられてる右岸を登りましたが、足場が悪いので、伊豆田さんの教えに従い左岸へ移動すると、安定してはるかに歩きやすいです。
池ノ谷乗越に到着してガリーを見下ろしたところ。
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池ノ谷乗越に到着してガリーを見下ろしたところ。
これからこの岩壁を登って池ノ谷ノ頭へ。
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これからこの岩壁を登って池ノ谷ノ頭へ。
多分フェースを登って行くのが一般的だと思うんですが、登りやすそうに見えたのでこのルンゼを登ってしまいましたが、ちょい苦戦。持てるクライミングテクニックを駆使してなんとか突破しました。
多分フェースを登って行くのが一般的だと思うんですが、登りやすそうに見えたのでこのルンゼを登ってしまいましたが、ちょい苦戦。持てるクライミングテクニックを駆使してなんとか突破しました。
池ノ谷ノ頭に到着すると長次郎ノ頭の先に本峰が見えてテンション上がります。
池ノ谷ノ頭に到着すると長次郎ノ頭の先に本峰が見えてテンション上がります。
池ノ谷ノ頭でしばらく景色を楽しみます。小窓ノ王、チンネ、八峰ノ頭。
池ノ谷ノ頭でしばらく景色を楽しみます。小窓ノ王、チンネ、八峰ノ頭。
北には僧ヶ岳へと続く北方稜線。
北には僧ヶ岳へと続く北方稜線。
本峰の左には剣沢カールとこれからハントする剱御前と別山北峰。その奥に立山、さらにその左奥に槍穂も。
本峰の左には剣沢カールとこれからハントする剱御前と別山北峰。その奥に立山、さらにその左奥に槍穂も。
ここも有名なポイント。気づかずにうっかり稜線の方に上がってしまいました。見た目ほど怖さはありません。
ここも有名なポイント。気づかずにうっかり稜線の方に上がってしまいました。見た目ほど怖さはありません。
長次郎谷。いつかここも登ってみたい。
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長次郎谷。いつかここも登ってみたい。
これがモアイ像かあ。
これがモアイ像かあ。
長次郎ノ頭も行くつもりでしたが、疲労で日和ってトラバースルートへ。ピンテが導いてくれるので楽チン。
長次郎ノ頭も行くつもりでしたが、疲労で日和ってトラバースルートへ。ピンテが導いてくれるので楽チン。
長次郎のコルに到着。あとは本峰への登りのみ。
長次郎のコルに到着。あとは本峰への登りのみ。
長次郎ノ頭を振り返って。やっぱり登っておけばよかったな〜。
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長次郎ノ頭を振り返って。やっぱり登っておけばよかったな〜。
山頂まであと少し。楽しい岩稜歩きももうおしまいです。
山頂まであと少し。楽しい岩稜歩きももうおしまいです。
このプレートを見ていつかはと思ってからもう14年も経ってしまいました。
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このプレートを見ていつかはと思ってからもう14年も経ってしまいました。
2回目の剱岳。この日百名山を達成されたご夫婦と撮りあいっこ。
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2回目の剱岳。この日百名山を達成されたご夫婦と撮りあいっこ。
北方稜線を振り返り。ここは必ずまた来よう。
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北方稜線を振り返り。ここは必ずまた来よう。
ガスが押し寄せてきました。
ガスが押し寄せてきました。
平日なのでカニのヨコバイも渋滞なくスイスイ。
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平日なのでカニのヨコバイも渋滞なくスイスイ。
予定ではこの後前方の剱御前に登るつもりでしたが、脚がもうダメって言ってるので明日に回すことにしておとなしく剱御前小舎に向かうことにします。
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予定ではこの後前方の剱御前に登るつもりでしたが、脚がもうダメって言ってるので明日に回すことにしておとなしく剱御前小舎に向かうことにします。
一服剱からくろゆりのコルまではあまり歩かれてないのか一般登山道にしては藪っぽい。
一服剱からくろゆりのコルまではあまり歩かれてないのか一般登山道にしては藪っぽい。
紅葉に彩られた登山道。かなりヨレてて楽しむ余裕なし。
紅葉に彩られた登山道。かなりヨレてて楽しむ余裕なし。
振り返ると一瞬だけ剱が顔を出し、励ましてくれました。
振り返ると一瞬だけ剱が顔を出し、励ましてくれました。
剱御前小舎になんとか着きました。
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剱御前小舎になんとか着きました。
とりあえずコレ。
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とりあえずコレ。
夕ごはんは生姜焼き。
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夕ごはんは生姜焼き。
夕方外に出ると少しガスが取れて奥大日岳の向こうに富山の街の灯り。
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夕方外に出ると少しガスが取れて奥大日岳の向こうに富山の街の灯り。
電波が入るのでヤマテンをチェックすると...予報が変わって朝から雨!明日行くつもりだった大日岳は中止することに。
電波が入るのでヤマテンをチェックすると...予報が変わって朝から雨!明日行くつもりだった大日岳は中止することに。
3日目。別山南峰です。
午前中に雨が上がる予報だったので小屋で待機してたら、思惑通り止んだので、出撃しましたが、途中からまた降ってきてしまいました。
3日目。別山南峰です。
午前中に雨が上がる予報だったので小屋で待機してたら、思惑通り止んだので、出撃しましたが、途中からまた降ってきてしまいました。
雨の中別山北峰ゲット。百高山99座目。ついにリーチです。
この天気で主稜線から外れたこんなマイナーな山誰もいないと思ってたら、なんと2人組がいました。しかも中国人。しめしめと撮っていただきました。
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雨の中別山北峰ゲット。百高山99座目。ついにリーチです。
この天気で主稜線から外れたこんなマイナーな山誰もいないと思ってたら、なんと2人組がいました。しかも中国人。しめしめと撮っていただきました。
別山北峰から小屋に戻り自ら設定したタイムリミットの10:30まで待機しましたが、雨は上がらず仕方なく出動。前の中しょぼいフィナーレだなと思いつつ歩いていると3羽の雷鳥のパーティに遭遇。この天気が嬉しいのか元気いっぱいに走り回りなかなか撮らせてもらえません。3羽いるのがわかりますか?
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別山北峰から小屋に戻り自ら設定したタイムリミットの10:30まで待機しましたが、雨は上がらず仕方なく出動。前の中しょぼいフィナーレだなと思いつつ歩いていると3羽の雷鳥のパーティに遭遇。この天気が嬉しいのか元気いっぱいに走り回りなかなか撮らせてもらえません。3羽いるのがわかりますか?
追いかけ回してようやくマシなショットがこれ。
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追いかけ回してようやくマシなショットがこれ。
ここは剱御前の最高点2792mP(ヤマレコでは剱御前山)。なぜここを剱御前にしないのか?
ここは剱御前の最高点2792mP(ヤマレコでは剱御前山)。なぜここを剱御前にしないのか?
またしても雷鳥のパーティが。今度は4羽。そして、この後雷鳥が飛びました!飛ぶのは知ってたけど見たのはこれが初めて。もしかして祝福してくれてるのでしょうか?
♪雷鳥が飛んだぁ〜あなたは1人で生きられるのね〜
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またしても雷鳥のパーティが。今度は4羽。そして、この後雷鳥が飛びました!飛ぶのは知ってたけど見たのはこれが初めて。もしかして祝福してくれてるのでしょうか?
♪雷鳥が飛んだぁ〜あなたは1人で生きられるのね〜
雷鳥の祝福を受けてついに剱御前ロックオン。
雷鳥の祝福を受けてついに剱御前ロックオン。
雨の中剱御前に到着。百高山コンプです!このために久々に三脚持ってきました。しかしなんとも地味なフィナーレ。ワタシらしいといえばそうですが...
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雨の中剱御前に到着。百高山コンプです!このために久々に三脚持ってきました。しかしなんとも地味なフィナーレ。ワタシらしいといえばそうですが...
小屋に戻って身支度して小屋を出ると雨は止みました。待てば海路の日和あり。紅葉を愛でながら雷鳥坂を降ります。
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小屋に戻って身支度して小屋を出ると雨は止みました。待てば海路の日和あり。紅葉を愛でながら雷鳥坂を降ります。
紅葉のパッチワーク。
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紅葉のパッチワーク。
きれい。
きれい。
今日行くはずだった大日岳方面を恨めしげに眺めます。
今日行くはずだった大日岳方面を恨めしげに眺めます。
雷鳥沢から立山方面。雄山はガスの中。
雷鳥沢から立山方面。雄山はガスの中。
左に降ってきた雷鳥坂と雷鳥沢キャンプ場。剱御前小舎も見えました。
左に降ってきた雷鳥坂と雷鳥沢キャンプ場。剱御前小舎も見えました。
立山三山も姿を現しました。
立山三山も姿を現しました。
地獄谷の奥に奥大日岳も見えてきました。
地獄谷の奥に奥大日岳も見えてきました。
定番のミクリガ池。
定番のミクリガ池。
室堂にてゴール。
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室堂にてゴール。
下山後行きつけの葛温泉仙人閣へ。土曜なのに誰もいなくて貸切。と思ったらサルが乱入してきました😱
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下山後行きつけの葛温泉仙人閣へ。土曜なのに誰もいなくて貸切。と思ったらサルが乱入してきました😱
すっかり池の平小屋のファンになってしまい、今まで買ったことのない山小屋Tシャツを衝動買い。
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すっかり池の平小屋のファンになってしまい、今まで買ったことのない山小屋Tシャツを衝動買い。
得るものが多かった今回の山行でしたが、失ったものも。初日に折れたトレッキングポール。折れたのが心でなくてよかったことにしよう。
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得るものが多かった今回の山行でしたが、失ったものも。初日に折れたトレッキングポール。折れたのが心でなくてよかったことにしよう。

感想

今回の山行の目的は

①念願の北方稜線を歩く 
②池の平小屋の五右衛門風呂に入る
③剱御前、別山北峰を登って百高山を達成する
④加えて池平山北峰、大日岳の2500m峰計4座をハントする

北方稜線は14年越し。これまで何度も計画しては天候などでことごとく中止。今年も2回計画してましたが工事と雨天で中止してました。しかし、ついに念願かないました。これまでの蓄積で情報過多となり面白さは半減してたと思いますが、それでも誰にも会わない絶景岩稜歩きは楽しくて仕方ありませんでした。

池の平小屋は泊まってみたかった山小屋の一つ。今回テン泊にするか迷いましたが、安全とスピード重視に加え、五右衛門風呂に入りたかったので小屋泊にしました。
評判通り素晴らしい山小屋でした。
ロケーションも素晴らしいし、佇まいも味わい深いし、何よりも伊豆田さんはじめスタッフのおもてなし力がハンパないです。
奇跡の山小屋だと思います。
少しでも応援したくてモンロー会に入会しました。

2日目に剱御前、3日目に別山北峰を登って百高山達成のつもりが2日目の行程が思ったよりもハードだったので、剱御前は3日目にスライド。
ところが予報が悪化して朝から雨。
ヤマテンを信じ雨が上がるまで小屋で停滞してました。
すると思惑通り9時前に雨が止んで別山北峰へ向かいますが南峰手前で雨が降り出してしまいました。北峰登頂後再び小屋で待機。しかし設定したタイムリミットの10:30になっても雨は止まず、仕方なく出動し、雨中の百高山達成となってしまいました。盛り上がりに欠けるファイナルでしたが、無事に年内に達成できて感無量です。

大日岳を雨で中止したのは心残りですが、この界隈の残す2500m峰の鷲山、国見岳とまとめて片付けようかな。
2500m峰は残りあと7座となりました。

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