三斗小屋温泉煙草屋旅館🚭歩荷チャレンジ・三倉山

- GPS
- 13:16
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,324m
- 下り
- 2,322m
コースタイム
- 山行
- 11:46
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 13:17
| 天候 | 雨→くもり→晴れ→くもり→雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| その他周辺情報 | 三斗小屋温泉煙草屋旅館 |
写真
感想
無事に缶ビール🍺1ケースを山小屋へ届けられました
◆ 計画
元々北アルプスを考えていましたが西からの雨雲の影響が大きそうなので取りやめて那須の計画を立てました。
主な目的は以前の残雪期に届かなかった三倉山ですが、ふと三斗小屋温泉煙草屋旅館のWebページを見ると今週新しいお知らせが↓
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お知らせ。(10/3)
●歩荷チャレンジやります!
サッポロ黒ラベル350ml 1ケース
レシートを必ず持ってきてください。
※宿泊料1000円引き+1ドリンク
※日帰り場合は、日帰り入浴+1ドリンク
13:00には入浴終了になります。お早目に、、
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名前に反してタバコを売っていないことで有名(?)な煙草屋旅館へ黒ラベル1ケースを背負っていくとトレーニングになってさらに日帰り温泉まで入っていっていいよ!ということです。
山小屋を物資面で支える強力なインフラがヘリ荷揚げと歩荷で、歩荷は専門職の世界と登山者の協力を得るタイプのものがあります。
登山者参加型では丹沢の鍋割山や武甲山の水歩荷が有名だと思います。
中央アルプス将棊頭山、西駒山荘の「西駒(にしこま)んボッカ」のようにイベント化された薪歩荷もあります。
去年山でお会いしたパワフルな方が「僕、歩荷訓練もしてます」と話してくれて気になっていたこともあり、何より面白そうなのでトレーニングを兼ねて歩荷チャレンジをしてみることにしました。
スタート地点はあまり迷いなく沼原を選択。すでに紅葉狙いで那須ロープウェイ側は日々渋滞しているという情報がありますし、沼原は12月に入ると市道の冬期通行止めで入れなくなるので今のうち。この時期なら熊のことさえ考えなければこちらがベストチョイスでしょう。
後述する風の都合もあります
背負っていくお届け物は約10kg、沼原出発だと歩荷終了点まで標高差400m↑200m↓ぐらいなので、スピードは出ないと思いますが落ち着いて歩けば無理な荷重ではなさそうです
天気は雨とくもり時々晴れ想定、細かな予報の精度は期待できないので紅葉の視界が効くかは運次第ですが、数日前からECMWF IFS/MSM/GSM/GFS各予報モデル一貫して弱風予報でした。那須連山を絡める計画では風が最重要ポイントだと思います。
時期でいうと低体温症で4人が亡くなった事故がちょうど2年前の10/5-7、この時期でも風次第では相当シビアな状況になります
4人死亡の山岳遭難 「やめた方がいいのでは」旅館主は声をかけた - 2023年10月14日
https://www.asahi.com/articles/ASRBF6RL4RB9UUHB00H.html
風に加えて850hPaと700hPa気圧面の気温も問題なさそうなので計画を進めます。
重い荷をおろした後はせっかくなので三倉山と隠居倉経由朝日岳まで含める周回計画で、ほどよく早出想定ですがあまり早すぎると前日の雨がおさまってなさそうなのと、途中の小屋立ち寄り時に歩荷した品のお渡しが難しい可能性があります(深夜時間帯や朝食準備ピーク時間帯はさすがに迷惑、、)
天気予報とこれらの条件をまとめ、ざっくり
- 沼原3時出発
- 5-6時に小屋立ち寄り
- 大峠経由で大倉山、時間余裕あれば三倉山まで往復
- 12-13時の日帰り温泉枠を狙って小屋へ戻り♨タイム
- あとは暗くなる前に下山する。時間余裕次第で隠居倉から朝日岳まわり、時間がなければ順次縮小
という計画にしました。なお、行程に三本槍岳を含める大周回コースも魅力的ではありますが、コースタイム17時間超という大変な計画になり煙草屋旅館での日帰り温泉利用(13時まで)に間に合うのがかなり厳しいかつヘッデン下山がほぼ確定するので諦めて三斗小屋温泉←→大峠はピストン構成、1時間分削りました
◆ パッキング
缶ビールを1ケース買って50Lザックにパッキング、登山中は雨の可能性が高いのでケース丸ごとビニール袋で二重化し、50Lザック内の隙間に通常登山用の30Lザックと普段の装備一式を入れて準備完了
◆ 山行
3時前に沼原駐車場に着いた時点ではまだまだ雨。ゆるっと準備して出発。
沼原からのルートは熊の目撃例が多いという話なので117dB爆音ホイッスルを忘れず装備
スタートから日の出平登山口分岐までの登りが粘土質でかなり滑りやすいので、滑って転んで大切な商品を台無しにすることのないよう注意しつつ進みます。
普段より10kgほど重量があると、木の根っこの上でバランスを取ったり表面が濡れた岩に乗ったりとひとつひとつの動作に影響があります
丁寧に笹刈りされた歩きやすい登山道のおかげで5時過ぎに煙草屋旅館へ到着、宿の方とビールを歩荷してきた旨の意思疎通を無事にできました。
あとは紅葉を楽しむ登山です。裏那須の紅葉、そして那須連山も堪能しました
早朝暗闇はクマ遭遇が危ない、霧(ガス)が出てきたらクマ遭遇が危ない、日が傾いてきたらクマ遭遇が危ない。この日の行程は危ない尽くしだったため、クマとの鉢合わせ対策として人気のない背丈超の笹エリアでは自分の耳がキーンとなるぐらい爆音ホイッスルを吹き続けました
今回もau Starlink Directを使ったリアルタイム位置情報共有の検証を兼ねています。三斗小屋温泉付近から大峠まではほとんどの場所が圏外、Starlink衛星経由の位置情報送信(最後の画像の赤いピン)となりました
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