安達太良山


- GPS
- 08:41
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,627m
- 下り
- 1,220m
コースタイム
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:39
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
SNS記事より
前泊で福島県の安達太良山ハイキングに行ってきました。
安達太良山と言えば、自分の中では2021年のOSJ安達太良山トレラン大会が忘れられません。大会前日の大雨でコースの一部が川と化し、数百メートルに渡って川の中を突き進んだ伝説回です。
今回、自分で作成したコースは、東の端の塩沢登山口駐車場に車を停め、北ルートで鉄山の山頂を経て、西の端の沼尻駐車場まで下山。そこから何故か引き返して、今度は南の安達太良山を経由してくろがね小屋を経由して塩沢駐車場に戻ると言う25kmのルート。簡単に言うと、山を登って、向こう側に降りて、やめときゃいいのにまた山頂まで戻って、来た場所に戻ると言う普通の人には理解できないルート。だけどOSJは5回往復するからね。その発想が全くわからん。
前置きが長くなりましたが最初の登りは、やっぱり川なのよ。前の日に雨降ってたから当然なんだけど、それに加えて延々とたっぷり雨をふくんだ笹薮が続いて、上着の袖がビショビショ。川になっている登山道も最初は水溜りを避けてましたが、そんな事してたら全然進まないので、勇気を持って水の中を突き進むと、ガツーンと頭をぶつける。思い出した。安達太良山は木の枝が低くて、良くぶつけるのよ。
最初の山頂の鉄山は稜線に出ると横殴りの暴風と、下から舞い上がってくる雨。あれは避難小屋が無かったらちょっと危なかったな。てんきとくらすの、登山指数のCの絵図?あのまんまの図柄でした。
最初の下山は岩場の急激な下りから始まります。岩の上は滑りやすいし、急過ぎて全然進みません。そしたら何故か氷川きよしの箱根八里の半次郎のサビが頭の中をグルングルン回っり始めました。やだねったら、やだね〜。本当に滑る岩はイヤだわ。
胎内岩に来ました。その間を通り過ぎれば生まれ変われると言う、狭い胎内岩の間をくぐります。頭はぶつけませんでしたが、お決まりでリュックがつっかかりました。私は今回で3回目の生まれ変わりですが、一向に生活は楽になりません。
下山もいよいよ終わりに近づくと私の大好きな沼尻温泉が現れました。
2-3人が海パン着て川の水で薄まった自然の温泉に入ってました。私も入りたかったし着替えも持ってきていたのですが、その時点で既に時間が押せ押せになっていたので泣く泣くあきらめました。
駐車場に出て、休む間もなく再び頂上を目指します。行くしかありません。なぜなら車が1700mの山の反対側の駐車場に止まっているからです。
しかし、この登りルートは、稜線に出る手前くらいからが最高に景色が良いです。毎回感激します。ここに来て本当に良かった。極楽浄土とはこのような景色なのではないかと思いました。
が、稜線に出て防風効果のある植物が一切無くなってからが、本当の地獄でした。とにかく下から吹き上げてくる突風が強烈過ぎて、うまく立ってられません。しかもここの稜線の片方は垂直の崖。もう片方もほぼ崖。54年間生きてきて、一番の突風でした。
その時、急に守屋浩の僕は泣いちっちのサビがグルングルンと回転して来ました。ぼ〜くは泣いちっち、よ〜こ向いて泣いちっち。ちなみに私は半パンツです。その日半パンツは誰もいませんでした。誰もが奇怪な目を向けてきます。ぼ〜くは泣いちっち、よ〜こ向いて泣いちっち。
いよいよ最後の下山です。ヤマレコが警告を発しました。バッテリーの残量が5%です。って、えええ?モバイルバッテリーをつないでも接触が悪くて充電してくれません。結局スマホのバッテリーが無くなって、今、自分が何処にいるのか全く解らなくなり、超焦りましたが、ガーミン955にはルートをダウンロードしていませんでしたが、現在地の地図機能はあったみたいで、ガーミンの地図で命拾いしました。
8時間で上がるつもりが、結局10時間かかってしまい、壮大な計画が大幅変更となりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する