記録ID: 8815136
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ハイキング
関東
旧東海道歩き 第1回（1−4日）日本橋小田原
2025年10月09日(木) 〜
2025年10月12日(日)
東京都
神奈川県
yuna
その他1人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
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1日目
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 10:23
距離 30.4km
登り 7m
下り 5m
7:41
36分
スタート地点
18:04
宿泊地
2日目
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 10:48
距離 32.3km
登り 173m
下り 167m
7:29
4分
宿泊地
18:17
3日目
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 7:05
距離 19.2km
登り 6m
下り 13m
4日目
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:09
距離 21.8km
登り 15m
下り 24m
14:58
| 天候 | 曇り、雨、晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
旧東海道はすべて舗装道路。交通量は激しいが、歩道が広いなど概ね歩き易い。 |
写真
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日本橋は神田川に架かってる。東海道は河川の河口付近を横切ることが多いので、横断する川にこだわってみる。今回の思い付き。
京橋あとの江戸歌舞伎発祥之地碑、京都でもそうだけど河原者の系譜？小屋掛けが楽だったのだろうか？ 当初の京橋は開削された水路に架かっていたと。
10/9 8:06
京橋あとの江戸歌舞伎発祥之地碑、京都でもそうだけど河原者の系譜？小屋掛けが楽だったのだろうか？ 当初の京橋は開削された水路に架かっていたと。
芝口御門の京側にあった芝口橋、宝永年間（18Cはじめ）に焼失して橋がかけ替えられた。結果「新橋」となる。旧汐留川だけど、外堀と海をつなぐ開削された運河だとか。
10/9 8:31
芝口御門の京側にあった芝口橋、宝永年間（18Cはじめ）に焼失して橋がかけ替えられた。結果「新橋」となる。旧汐留川だけど、外堀と海をつなぐ開削された運河だとか。
増上寺参道を越え、金杉橋付近に1番目の一里塚があったらしい。古川に架かる。
古川はまだ生きている。上流は渋谷川、江戸時代はここから初めて海が見えたらしい。確かにここを越えると高台の元札ノ辻や高輪大門へ登ってゆく。
10/9 9:03
古川はまだ生きている。上流は渋谷川、江戸時代はここから初めて海が見えたらしい。確かにここを越えると高台の元札ノ辻や高輪大門へ登ってゆく。
元薩摩屋敷（慶応4年隆盛と海舟の会談の場）を過ぎて御田八幡神社の本殿。和銅2年（8C初頭）東国鎮護神として鎮祀、延喜式内社。小丘陵を背に海に向かってる。
10/9 9:46
元薩摩屋敷（慶応4年隆盛と海舟の会談の場）を過ぎて御田八幡神社の本殿。和銅2年（8C初頭）東国鎮護神として鎮祀、延喜式内社。小丘陵を背に海に向かってる。
古い神社の狛犬はいい。ちょっと新しそうだけど見たことないし陶器みたいでかっこいいと思う。
品川駅を越えて八ツ山（品川）の一里塚、2里目。位置不明、京急の踏切を渡ると品川宿へ。
一気に街道らしくなる。この界隈には昔ながらの魚屋が点在する。名のある茶屋や旅籠の跡もあるが、庶民の店は生きてる。
本陣跡、脇本陣とかたくさんある。大名をはじめ往来が多かったと思う。
橋脇の観光協会で川のお話を聞いたら、担当の方がファルトボート（組み立て式カヤック）で全国を旅したり大会3位の実力者でいらした。ここも川は漕げるそうだが、水門付近と運河は許可がいるとか。
10/9 11:07
橋脇の観光協会で川のお話を聞いたら、担当の方がファルトボート（組み立て式カヤック）で全国を旅したり大会3位の実力者でいらした。ここも川は漕げるそうだが、水門付近と運河は許可がいるとか。
品川寺は9C初頭の開創、真言宗醍醐派、江戸六地蔵の1番。この前を子供たちが駆け抜ける。
またの名を泪橋、鈴ヶ森処刑場の手前で罪人と親族の最後の別れの場だったとか。
処刑場跡の一角に、磔台と火炙り台とされる礎石がある。町はずれの街道沿いで川のそばは集落の墓地であることが多い。大昔からの墓制が続いてる感じ。
10/9 12:46
処刑場跡の一角に、磔台と火炙り台とされる礎石がある。町はずれの街道沿いで川のそばは集落の墓地であることが多い。大昔からの墓制が続いてる感じ。
処刑された罪人などを供養するお寺、これも町はずれを墓地にしてお寺をつけた構造と同じ。
旧道にある内川橋、この先に大森の一里塚跡があるはずだが見つからなかった。
11c源頼義、義家親子が奥州征定の際に源氏の白旗を掲げて軍勢を募ったとかで、頼朝や家康が寄進した。残忍な戦だったらしい。
家康が尊崇すると半端なくなる。家康を持ち上げることで持ち上げた集団組織のランクが上がる（上げる）、「神官システム」。
東京都と神奈川県の都県境、六郷川、多摩川の河口付近。川崎駅も近くタワーマンションが目立つ。川の臭いが川風に乗ってきた。
川崎宿の交流館に江戸期の宿場図から起こした立体模型があった。栄えた宿場（中山道の山の中の宿場と大違い）で、庶民も買い物に来るような小売りや農家も宿内に含まれている。人流、物流が交差するさまが良く見えた。
10/9 15:49
川崎宿の交流館に江戸期の宿場図から起こした立体模型があった。栄えた宿場（中山道の山の中の宿場と大違い）で、庶民も買い物に来るような小売りや農家も宿内に含まれている。人流、物流が交差するさまが良く見えた。
太政官高札慶応4年3月発出で、4月（旧暦）の江戸城開城前。川崎宿まで来ていたのは、少なくとも六郷川右岸側まで新政府勢力になっていたということかと。
10/9 16:02
太政官高札慶応4年3月発出で、4月（旧暦）の江戸城開城前。川崎宿まで来ていたのは、少なくとも六郷川右岸側まで新政府勢力になっていたということかと。
鶴見川を渡るころは夕暮れ、大山や箱根方面は雲のなか。川の上流は町田、地形と距離感が分からずちょっと混乱。町田から保土ヶ谷の東側は武州ということか。
10/9 17:14
鶴見川を渡るころは夕暮れ、大山や箱根方面は雲のなか。川の上流は町田、地形と距離感が分からずちょっと混乱。町田から保土ヶ谷の東側は武州ということか。
推古期創建の鶴見神社、新橋以西、海岸沿いに古代からの神社が並ぶ。
鶴見線国道駅（！）のガード下。レトロで良いけど電車がとおると超うるさい。
お稲荷さん、この辺りで薩摩藩主の行列に騎乗のまま乗り入れた英国人が無礼打ちされて4人負傷、宿舎のある子安方面へ逃げた。生麦事件（1862年）
10/10 7:55
お稲荷さん、この辺りで薩摩藩主の行列に騎乗のまま乗り入れた英国人が無礼打ちされて4人負傷、宿舎のある子安方面へ逃げた。生麦事件（1862年）
落馬した英人がここで止めを刺されたと。薩英戦争が引き起こされた。英国に負けた薩摩が同じ目を見た長州と同盟を組み倒幕へと突き進むきっかけとなった。
10/10 8:14
落馬した英人がここで止めを刺されたと。薩英戦争が引き起こされた。英国に負けた薩摩が同じ目を見た長州と同盟を組み倒幕へと突き進むきっかけとなった。
子安の一里塚跡は見つからない。道路沿いはマンション建設が盛ん。
近くに西洋領事館が進出したためだろうと思うが、西洋野菜とケチャップ発祥の地碑
神奈川宿（江戸から3番目）の概略、横浜開港当時は各国領事館が各お寺に割り当てられた。
アメリカ宣教師ヘボンの住まい、成仏寺。お寺で聖書読んでたわけだ。
街道沿い、旧神奈川湊の擁壁崖には小学校のお魚壁画。素晴らしい！
JR中央本線もそうだが、東海道線も旧東海道をなぞって良い地形をつないでる。
金毘羅神社脇に神奈川の一里塚（7番目）、一里塚に金毘羅さんを祀ってたのだろうと思うけど。
開国後、番所を設けて外国人街を保護した。攘夷が主流だったろうし、開国を判断した幕府は合理的だけど思想戦で負けた。
旧道を辿ってると急に賑やかな商店街。松原商店街？突然出てくるのでびっくりだけど、別の街道との交差点なのだろうか。
帷子川に架かる（新）帷子橋、上流は上川井、鎌倉街道の東側の丘陵東
実は、武相国境。ここが武蔵國と相模國の境で、境の杭があって境木と言われた。
由来の説明。確かに、江戸湾に流れ込む武蔵の川と、相模湾にそそぐ相模の川で、流域界を国境とするのも合理的。
往時は吉田大橋、柏尾川を渡る。下流で境川に合流し片瀬江ノ島で海に注ぐ。相模湾ね。境川に沿って町田から南下し、藤沢で柏尾川を横断して鎌倉に入るのが鎌倉街道上ツ道。
10/10 15:00
往時は吉田大橋、柏尾川を渡る。下流で境川に合流し片瀬江ノ島で海に注ぐ。相模湾ね。境川に沿って町田から南下し、藤沢で柏尾川を横断して鎌倉に入るのが鎌倉街道上ツ道。
キャットウォークを犬が進む。転回できるのか、梯子を下るのか？いずれにせよ先を読まない犬だが、他人事とも思えない。
青面金剛4体、17C末のものあり。宿際で、この先「大坂」で登り勾配が続く。
この先から来て横断歩道を渡ったはず。鎌倉街道上ツ道。下の1号線が車で埋まってた覚えがある。
昼間お参りしたかった遊行寺。時宗総本山、熊野街道の随所に小栗判官、照手姫とともに登場する。
伊勢山橋で本日終わり。小田急藤沢本町駅で藤沢駅近くの宿へ。結構くたびれた。
運慶作木造薬師如来像がある養命寺、伊豆、湘南、鎌倉、金沢に点在する運慶仏、鎌倉初期の傑作揃い。
おしゃれ地蔵、京都鳥羽で初めて見たお化粧したお地蔵様。結構あるのかもしれない。
阿夫利神社一の鳥居（奥）、正面が大山道で複数ある大山道のうち「田村どおり」として重要視された。
大山道道標、西へ辿ると大山へ、大山参りは、頼朝が大山へ天下泰平武運長久を祈願して佩刀を奉納したのに習い、江戸期に庶民が納太刀を奉納しに大山へ参った。大流行りした。
10/11 8:23
大山道道標、西へ辿ると大山へ、大山参りは、頼朝が大山へ天下泰平武運長久を祈願して佩刀を奉納したのに習い、江戸期に庶民が納太刀を奉納しに大山へ参った。大流行りした。
牡丹餅立場、東海道は頻繁に立場が出てくる。今のコンビニみたいか、交通量が多かった証拠だろう。
茅ケ崎の一里塚、江戸から14里目、南塚は昔のまま。結構大きいが、茅ヶ崎駅近くでよく残ったと思う。
寛永寺の石灯篭、江戸期に寛永寺に奉納されたものが、戊辰の役や関東大震災の際、寛永寺に復興寄付したお礼に送られたと。
十間坂、晴れていれば富士、大山、箱根、江の島、鎌倉、六浦、金沢など見えると。十景坂とも。すごく残念。
左富士碑の向かい、鶴嶺八幡宮大鳥居。茅ケ崎の総社で源氏から敬われた。
馬入橋、馬入川（相模川河口付近）、河原は工事中だった。傘をさしていて、風があって大相模川をちゃんと撮らなかった。
馬入渡川会所跡碑、江戸期は橋を架けず人足渡し。そういえば、河川のどちら側に川奉行があったのだろうか。ここは碑があるくらいだから平塚側だろうか。
10/11 12:15
馬入渡川会所跡碑、江戸期は橋を架けず人足渡し。そういえば、河川のどちら側に川奉行があったのだろうか。ここは碑があるくらいだから平塚側だろうか。
高札場、本陣を中心に、東西問屋場や脇本陣、旅籠など整然と並んでいただろう。
奥に高麗山、広重の平塚縄手道の図郭、さらに花水橋や水路、遠くに富士山が見えたはず。
現代の花水橋、下は花水川。大山の南麓や秦野から下ってくる。雨で川が濁り放線菌の臭いが強い。あと結構な雨
寺内の川よりに横穴式古墳がある。大磯から平塚にかけて古代から人が住んでいて横穴墓が点在するとか。
高来神社、古代より高麗、大磯の鎮守、17C東照大権現が勧請され、
江戸期は下馬標があって大名がここで高来神社を拝した。権現様だし
雨の坂を上ってゆく。この化粧坂の高麗山側に横穴式石室が点在する。
秋葉神社入り口、この辺りは魚屋があったりして磯の臭いがある。坂を下った奥に大磯港がある。
太平洋岸自転車道の案内、そういえば銚子から整備されている。やりたいことは山ほど。
伊藤博文邸など、明治の政治家たちの別邸が並んでいる。この向こうは海だろうし、絶好のローケーション。
左手の旧吉田邸、明治の元勲屋敷からは一定程度離れている。お庭は見たいが、開場前。
六所神社＝相模の総社神社の鳥居。寒川、河勾、比々多、前鳥神社、平塚八幡宮の六社。相模国府に近いわけだ。
名残り松、街道に残った松なのか、斜めで松らしい。東海道には松並木がよく似合う。富士山が見えるとベストだけど。
塩海橋、昔海水からの製塩が行われていた。ここから一段上がって右手の山に神社がある。
吾妻神社入り口、奥の山にある。弟橘姫の袖と櫛が祀られている。日本武尊伝説、碓氷峠の吾妻と。
大磯宿と小田原宿の中間で、梅澤立場があった。相模湾が一望できる景勝地だった。
川勾神社（相模二ノ宮）入り口に薬師堂がある。地形的には西側（京方面）が坂で下っている。眺望は良かったろう。
松枯れの下、男女双代道祖神、宝暦年間（18c中）、東海道は男女双代道祖神が多い気がする。
旧道を下って現一号線に合流、いつも混んでる。富士山はちょっと右奥に見えるらしいが、海も良く見えず残念。
浅間神社、宝永の噴火（18C 初）の際の火山岩が奉納されている。
こちらは文字のみの道祖神、ここも丸石が目に付くが甲州の丸石信仰とかかわりがあるのだろうか。
日蓮宗宝船寺、聖人が、酒匂川の川止めで川ほとりの本寺に一泊した。
二ノ宮金次郎表彰の地、江戸時代、酒匂川は夏は徒歩渡し、冬は仮橋だった。
新田義貞の首塚、宝篋印塔がある。なかなか入れず南側からが正解。
上杉神社内に、上杉龍若丸墓、平井城主上杉憲政の嫡男、北条氏康に降伏の使者として小田原に来たが斬首された。
なりわい交流館で話の出てたかまぼこ屋さん、日曜だけど店閉めてる。
感想
東海道を歩き始めました。目的地は大坂城下の高麗橋、57次を辿る予定です。Iさんと弥次喜多道中が楽しみですが、場合により単独も。中山道、甲州街道は昔の人の倍かかってるので、今回も同様で楽しい時間が長そうです。
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