大峯奥駈道 北部 (吉野→八経ヶ岳)

- GPS
- 28:15
- 距離
- 51.3km
- 登り
- 3,971m
- 下り
- 3,587m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:02
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 9:16
| 天候 | 11/1(土) 晴れ☀️ 時々 にわか雨☔️、西風強い 稜線は時々ガス🌫️の中 11/2(日) 薄曇り⛅️ 時々日差し。西風強い 11/3(月) あられ/小雪🌨️ 時々止む。西風強い 八経ヶ岳 -2℃ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
🚌夜行バス 新宿21:10→京都駅4:45 (15分早) 🚃近鉄 京都5:36→大和西大寺→橿原神宮前→吉野7:59 (途中、特急も利用) ■帰り 🌟行者還の小屋でご一緒したsampeiさんに、洞川温泉に連れて行っていただき、さらに下市口駅まで送っていただきました。感謝🙇 🚃近鉄 下市口17:24→橿原神宮前→京都19:19 🚌夜行バス 京都駅22:30→BT東京八重洲5:47 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆無人小屋の状況 ○足摺宿 ・祭壇メイン。土間があるだけで、座って休憩できるが、床上スペースはない。(壁沿いの幅狭い着座スペースに横たわるか、土間の上で寝るか) ○二蔵宿小屋 ・9月末~4月末は閉鎖中だった。中にも入れず ○洞辻茶屋 ・建物の両端の入口は扉がなく開放状態。外気が吹き込み寒い。(往来客が建物の中を必ず通過していく造り) ・中は全面土間で床上スペースはない。椅子代わりの卓(縁台)が10個くらいあって、みんなその上で寝てた。寝てる間に頭や足先が卓からはみ出て辛い。 ・土曜は6人組x1+私=計7人泊。 ○小笹ノ宿 ・床は四畳半くらい。2,3人が限界。 ・水はすぐ脇を流れる沢水。水汲みは超楽。 ○行者還避難小屋 ・立派な小屋。十畳位×上下2層、四畳半×1間(吹抜)、と広め。 ・銀マット、毛布がある。おかげで温かく眠れた ・WC 2室。紙無し ・水場は数分北に行った道脇。枯れやすいとの評判だが、この日は水量十分。 ・SB◯ 、ドコモ× ・日曜はソロ4人泊。 |
| その他周辺情報 | ◆洞川温泉ビジターセンター (日帰り温泉) ・昨年リニューアル。杉の香りが漂う大きな建物。 ・800円。大きな内湯1と露天1。 ・泉質は普通(弱アルカリ性単純泉、無色) 露天は塩素臭してたし。 |
写真
感想
・主目標は三百名山・山上ヶ岳でしたが、洞川温泉から日帰りで行くより面白そうなので大峯奥駈道の一区間として吉野から行ってみました。
関西最大の縦走路(多分)。歴史的風格は日本随一。役小角が開いたという修験道の道を、まず最初の区間だけ、三連休で歩きました。
・先日のテン泊の栂海新道と比べると、3日間雨は降らない予報だったし、テントを持たない分身軽だし、標高低いから暖かい?と、平和な山歩きを予想してたのですが、そうはなりませんでした。
・この時期らしいというか、高層雲とは別に、稜線に近い低い高さで雲が流れてて、土日は薄晴れ/薄曇りで時々稜線がガスに巻かれたり。月曜日は晴れ予報だったのに、どんどん予報が差し替えられていき、結局行動中ずっとあられか粒状の雪か雨に見舞われる始末。おまけに3日間ずっと西から強風。寒めな山行でした。
・1泊目、小屋泊でミス(調査不足)。二蔵宿小屋に泊まるつもりが、着いてみたら9月末で閉鎖してました。慌ててその先(4時間先)の小屋へ。今日は行動終了!と思った所から、ナイトハイクの延長戦決定。
予想外の事態に焦る一方、”日没には間に合わないが、ヘッドランプ使って着実に歩けば、遅くなっててちゃんと着く” と考えてましたが、予想外だったのが、暗闇で濃霧の中でヘッドランプ使うと、目の前の空間が乱反射で白く光って、まともに前が見えなくなること。光量を上げても、より光って見えなくなるだけ。消したら当然真っ暗。見えるのは3,4メートル先の地面だけ。周りの地形も分からず、地面の状態だけで踏み跡か否かを判断し慎重に進みました。これが国見岳~七曜岳みたいなクリティカルな区間だとホントにヤバかったですが、幸いこの区間はよく踏まれて道が溝状になっていたり、また急に進路が変わる所もなく、道を読みやすくてなんとかなりました。(ひと息つける広い場所では先が読めず困ったが)
18時過ぎ、洞辻茶屋に到着。まず、建屋の中に入れて、また他にも人がいることにホッとしました。(ここも閉鎖してたら詰んでた) が、ここ、完全外気オープンな建屋。風がそのまま中央の通路を吹き通る構造。そして縁台の上で寝る感じで、たじろぎました。なるほど。だから ”茶屋” なのか。
周りの方々、既に就寝の用意に入ってる雰囲気で、こちとら今から吸水して炊飯やってるような状況ではなく、ポテトチップス1袋とフリーズドライのシチューだけで手早く済ませて寝ました。水にも余裕無し。吉野出発時に水1L所持。道中で250ml消費。行動を優先して二蔵宿小屋での給水を断念し、残り750mlのみ。
寝てる間に縁台から首はみ出したり、いろんなもの落っこちたり、熟睡はできませんでしたが、とりあえずぎりぎり凍えることなく夜を明かしました。
なお、2泊目の行者還避難小屋は、ちゃんと完全密封で(?)、毛布や銀マットもあって、天国のように暖かく寝られました。
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ikerina




















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